公開日:2022/04/19 / 最終更新日: 2022/04/25

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40代の社内SEの転職事情と転職成功のポイント

企業のDX推進が叫ばれるなか、その要となるITエンジニアとして、社内SEに対する人材需要はますます高まっています。しかし40代のマネジメント職となれば、特有の難しさがあり、しっかりと視線を定めないと転職が成功しない可能性があります。
そこで今回は、40代社内SEに特に焦点を当て、転職の最新事情と成功のためのポイントについて、社内SEの転職事情に精通しているJAC Recruitment(以下、JAC)のコンサルタントが解説します。


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40代の社内SEの転職が難しい理由


40代の社内SEが転職に難しい理由には、次のようなものがあります。

1.企業ごとに大きな差が出てくる年収設定

20代、30代の方と比較して40代の方の現年収は高い傾向にあり、採用する企業側から見ればそれだけ人件費がかかるということになります。これは言い替えると、それだけ高いレベルの業務遂行力が求められているということになります。

40代で転職に成功する方は現職においても高評価で年収の高い方が多いため、転職先企業でも同様のポジションに対して同等の年収で契約できるかどうかがポイントになります。また、社内SEから別企業の社内SEへ転職する場合は年収が上がるケースが多いのですが、SIerやコンサルティングファームから事業会社の社内SEに転職する場合には逆に年収が下がってしまう場合の方が多くなります。しかし、ワークライフバランスや自己実現など、金銭的な価値以外の物を求めることで転職に成功している例もあります。

2.即戦力でなければならない

40代以降の中途採用で求められるのは、より採用条件にマッチし、即戦力として現状の課題を解決してくれる人材かどうかという判断がなされます。
また、40代ともなると、ある程度役職が付いていることが前提となります。従って、募集要件に合致していることは当然として、何らかのプラスαの付加価値がなければ、転職を成功させることは難しいでしょう。また若手の場合と異なり、ポテンシャル採用ということもないため、よりシビアに即戦力性が求められることになります。

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40代の社内SEの転職事情


40代社内SEの採用要件として特に求められるのが、マネジメント力とシステム上流工程の経験、そして経営層などとの折衝力の3点です。

マネジメント力ではプロジェクトなどの業務マネジメントと、部下の評価などを含めた組織マネジメントの両面の経験が求められます。また、システム導入検討時のシステム企画や要件定義などの上流工程の経験があれば有利に働きます。
企業規模によって求められる傾向に差があり、中小規模の企業の場合はオールマイティ型のエバンジェリスト的な方が求められる場合が多く、企業規模が大きくなるとスペシャリストが求められる傾向にあります。さらに、社内SEのマネジメント職では経営陣と折衝しながら予算取りをしなければならないケースも多いので、そのような動きができる方は特にニーズが高くなります。

その他、SIerやコンサルティングファームと異なり、短期的な成果よりも中長期的な視点で会社の競争力を強化させることが求められます。従って「しっかり腰を据えて働いてもらえるか」が採用基準として重視されることがあります。また、昨今の新型コロナの影響でIT系エンジニアに求められるスキルにも変化が見られますが、40代以上になると一番重要視される経験は組織マネジメントや折衝力などであり、その上で個別の技術トレンドにも精通している方はより企業ニーズが高まります。

40代社内SEの求人例

大手企業の例では、ERPやクラウド系のインフラエンジニア、またはクラウド関連の企画やプロジェクトマネージャークラスなどのポジションの求人が出ています。募集分野などでの一定以上の経験が求められます。年収帯は概ね800~1500万円のハイクラスが中心です。

その他、製造業系商社での社内アプリケーションの国内外への展開をリードするプロジェクトマネジャーの求人などもありました。最近増えてきているのが海外駐在経験や英語力が求められる海外駐在のポジションです。

中小企業やベンチャー企業では、アプリケーションからインフラまで幅広くカバーでき、しかもプロジェクトのリードと組織マネジメントの双方の経験やスキルを持つゼネラリスト的なマネージャーが求められるケースが大多数です。年収は少し下がって800万円程度までになります。

40代社内SEの転職成功事例

実際に、JACでの転職成功事例を2件ご紹介します。
1件目は、IPOを果たした少人数の企業でIT戦略の統括責任者だった40代後半の方の事例です。IPOを目指す従業員80名程度の会社の情報システム部長に転職し、年収も前職の670万円から750万円と80万円アップしました。
この方が転職を成功させたポイントとしては、企業の規模感が近かったことや、IPOを控えたJ-SOX対応など転職先でも引き続き必要な経験をお持ちだったことなど、ご本人がお持ちの経験/スキルと転職先要件との親和性が高かったことが挙げられます。JACでは、転職ご希望者様のお話を伺い、企業が求めている人材であると感じたため、前職との親和性の高さやスキルの親和性を面接の際にはアピールできるよう、アドバイスさせていただきました。

もう1件は、大手コンサルティングファームの方が、大手クラウドサービス企業の情報システム部長に転職した例です。年収は前職の2100万円から1550万円程度にダウンしましたが、JACのコンサルタントと面談を重ねていく中で、ご自身が本当に望まれているキャリアプランについて、棚卸を行いました。その結果、故郷の北海道にUターン勤務できること、事業会社で自社サービスに直接かかわることができること、さらには再雇用制度など年齢を重ねても長く働ける環境が整っていることなどが、転職者様ご自身にとって重要なことだとの気づきがあり、年収以外のメリットを採られて転職されました。


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40代の社内SEに求められるスキル


40代社内SEには主に次の3つのスキルが求められます。

1.SEの専門知識・実務経験

マネジメント経験に加えて、アプリケーション領域とインフラ領域でそれぞれどのような経験をお持ちなのかがポイントになります。その他基幹システムのリプレイスなどさまざまな経験をお持ちの場合はより有利に働くでしょう。

2.コミュニケーション能力

一口にコミュニケーション能力といっても、実は深い意味があります。まずオープンマインドで壁を作らずに業務を推進していくことができる人物であることが必要です。さらに、下記が明確に必要となってきます。

・経営層など上層部との折衝力
・自部門のマネジメント時に取るコミュニケーションに必要な能力
・ITリテラシーが高くない方にも分かりやすく伝える説明能力
・事業部門に対してITの導入効果やメリットなど納得感をもって伝えることができる説明能力

3.環境順応性

新しい環境への順応性も採用時に評価される要素です。その意味では、ある程度転職経験のある方のほうが、新しい環境に適応できる人材だと判断される場合もあります。

一方で面接時に、「転職時に発生した前職とのギャップに、どう対応したのか?」などの過去の対応経験をアピールすることで、環境順応性を企業から評価される場合もあります。

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40代の社内SE転職を成功させるためのポイント


40代社内SEで転職を成功させるためには、次のようなポイントを押さえると良いでしょう。

転職先で求められるスキル・経験を持っているか

最も重要なのはやはり経験です。前述のとおりマネジメント経験や上流工程の経験をどの程度お持ちなのかが大きなポイントになります。加えてビジネスレベルの英語力も基本的なスキルと考えて良いでしょう。

これまでのキャリアと親和性の高い企業を選ぶ

現職企業の規模や業界、社風などと親和性のある企業を転職先に選択することで成功の確率が上がります。例えば、社員100人以下の中小企業で長らく社内SEを務めていた方が、40代で1000人規模の大企業に転職するのは現実的には難しい面があります。

反対に大手から中小規模へのポジションチェンジも同様です。仮に内定を得たとしても入社後のギャップに苦しむケースもあるためです。

40代の転職に強いエージェントを利用する

最後に、40代の転職に強いエージェントを利用することも重要です。JACでは40代の転職支援を得意としており、実際の支援実績が多数あります。また、さまざまな企業とのパイプラインも豊富で、求人数も他社と比較して圧倒的に多い点が特徴です。

企業と転職ご希望者を1人のコンサルタントが担当する「両面型」のコンサルティング方式を採用しているため、ご経験に即したポジションをピンポイントでご紹介できます。さらにJACの場合、コンサルタント自身が紹介企業の社風や内情を知った上でご紹介するので、転職後のギャップも少なくなります。
両面型を採用していないエージェントの場合は、職種や待遇などのキーワードや条件のみで候補がリストアップされて求人案件が送られてくる場合が多く、さまざま求人を知り、選べる楽しみはありますが、そこから本当に自身に適した企業を選択するには手間と時間が必要になります。また、相手先企業の情報が少ないので、どの企業が自分にマッチするのかといった判断が難しくなるので注意が必要です。

40代で、社内SEとしての転職について悩まれている方は、ぜひ一度JACにご相談ください。


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