世界的にソフトウェアエンジニアの需要は高く、生成AIやSaaS、クラウド再編などの技術革新を背景に、エンジニア不足は今後も続くと予測されています。専門性を活かし、海外転職を含むグローバル市場での活躍の機会が広がっています。
本記事では、エンジニアが海外転職を実現するための方法や必要となる経験・スキルについて、JAC Recruitment(以下、JAC)が詳しく解説します。
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目次/Index
エンジニアが海外転職する方法
エンジニアが海外でキャリアを築く方法には、大きく分けると下記4つの選択肢があります。
- 日系現地法人の現地採用で海外移住し働く
- 外資系企業(海外現地企業)の現地採用で海外移住し働く
- 日系企業で海外駐在する(海外支社への出向)
- 日本から越境フルリモートで働く
それぞれ特徴や条件が異なるため、自分の志向やキャリアプランに応じて、最適な選択肢を見極めることが重要です。
本章では、4つの選択肢それぞれのキャリアプランについて解説します。
日系現地法人の現地採用で海外移住し働く
まず1つ目のキャリアパスは、日系企業が海外に設立している法人に、現地採用として入社するルートです。
現地スタッフと協働するため、国際的な経験を積むことができる一方で、日本語や日本的な働き方が求められる場面も多くあります。そのため、海外勤務が初めての方でも、働き方も日常生活も比較的なじみやすい点がメリットです。現地に根を下ろして、長期的に生活基盤を築けるようになります。
ただし、給与は現地相場に準拠するため、日本勤務時と比べて下がるケースもあります。住宅手当や医療保険などの福利厚生が、限定的な場合もあるため、事前に生活コストを十分に調べておくことが必要です。

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外資系企業(海外現地企業)の現地採用で海外移住し働く
2つ目のキャリアパスは、外資系企業の現地本社に直接応募して、採用されるルートです。
給与や評価は現地基準に基づくため、技術力と語学力に自信があれば、高待遇を得られる可能性があります。また、プロジェクトの規模やスピード感、成果主義の環境で実力が試されるため、世界で通用するエンジニアを目指す方にとって、魅力的なキャリアパスといえます。
一方で、採用時点から、即戦力として働けるスキルを、証明することが必須になります。成果を出せなければ、契約更新は難しい場合もあり、常に結果を出し続けなければならないプレッシャーがともないます。さらに、文化やマネジメントスタイルが、日本と大きく異なる場合もあるため、異文化に対する理解度や適応力も問われます。

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日系企業で海外駐在する(海外支社への出向)
3つ目のキャリアパスは、現在従事している日系企業から海外拠点へ、駐在員として派遣されるルートです。この場合、給与や福利厚生は、日本本社の基準が維持されることが多く、住宅や教育費の補助が、手厚い点が大きな魅力です。さらに、海外駐在経験は、海外で組織をマネジメントできる方として、評価されやすく、帰国後の昇進につながる可能性があります。
ただし、海外駐在は本人の希望だけで実現できるものではありません。多くの場合、会社の経営戦略や人事方針に左右されます。任期も数年単位で区切られるのが一般的で、自身のキャリアデザインと完全に一致しないリスクもあります。さらに、現地での業務は、日本本社の意向を反映する役割が中心となることが多く、現地企業のダイナミックなプロジェクトに、直接関わりたい方には物足りなさを感じることもあるでしょう。

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日本から越境フルリモートで働く
近年増えているのが、日本に住みながら海外企業の仕事を担う「越境フルリモート」という働き方です。
移住の必要がなく、日本での生活基盤を維持したまま、グローバル案件に参加できる点が、大きな特徴です。特に、スタートアップやIT関連の外資系企業では、フルリモート前提での採用も増えており、働き方の自由度は、かつてないほど広がっています。
一方で、リモート特有の課題もあります。時差の関係で、深夜や早朝に会議が集中することがあります。また、主なコミュニケーションが画面越しやテキストベースとなるので、信頼関係を築くのに時間がかかることも多くなります。加えて、雇用形態は業務委託や契約ベースが多く、社会保険や福利厚生が、限定される場合も少なくありません。そのため、安定性より柔軟性を重視し、グローバルな経験を積みながら、日本での生活を維持したい方に適した働き方といえます。
エンジニアが海外転職する際に求められる経験・スキル
海外でエンジニアとしてキャリアを築くためには、国内での技術力や実務経験だけでは、十分とはいえません。
海外企業が重視するのは、海外拠点で即戦力として成果を出せるかという点です。成果を出すために必要なスキルセットや姿勢が、広範囲に渡って求められます。ここでは、特に重要となる3つの要素を、それぞれ解説していきます。
- ●技術的概念の説明や開発部署以外とも議論ができる高い英語力
- ●チーム開発を率いた経験
- ●アジャイル開発経験
技術的概念の説明や開発部署以外とも議論ができる高い英語力
海外で働くエンジニアに求められる英語力は、単に仕様書を読む・チャットでやり取りする程度にとどまりません。プロジェクトの進行過程で、経営層や営業担当者、顧客など相手に、技術的な内容について、説明したり議論できる水準の英語力が不可欠です。例えば「なぜこのクラウド基盤を採用するのか」「AIモデルを導入する際のリスクは何か」といった説明を、専門知識をもたない相手にもわかりやすく伝えられなければなりません。
また、英語力が不足していると、技術的な誤解が生じやすく、それがプロジェクトの遅延や追加コストに直結します。逆に、議論を円滑にリードできるレベルの英語力があれば、チーム内外での信頼も得やすく、キャリアの幅は大きく広がります。
実際に、TOEICやIELTSのスコアを、採用要件に掲げる企業も存在します。しかし、最終的に重視されるのは、「実務の場で相手を納得させられる説明力」です。
チーム開発を率いた経験
海外の開発現場において、個人のスキルはもちろん重要ですが、それに加え、「チームとして成果を出せるか」も重視されます。特に、欧米の企業は役割分担が明確で、リーダーはチームの生産性を最大化することが期待されます。そのため、単にメンバーとして参加した経験だけでは、不十分なのです。「5〜10名規模のスクラムチームをまとめた」「拠点を跨いだメンバーを調整した」といった、具体的なマネジメント経験が、高く評価されます。
この背景には、グローバル企業では、拠点間の時差や文化的違いが、プロジェクト進行の障害になりやすいという事情があります。リーダーとして、多様な背景があるメンバーをまとめ、期日までに目標を達成した実績は、それ自体が「国際環境で通用する力」を示す証拠となります。面接でも、どのように合意形成を図ったか、チームの生産性をどう高めたかを、具体的に説明することができれば、高い評価を得られます。
アジャイル開発経験
アジャイル開発は、今や海外ソフトウェア業界の標準的な開発手法です。
短いスプリントで成果を出し、レビューや顧客フィードバックを受けて改善を重ねるサイクルは、スピード感と柔軟性を求められる海外市場に適しています。そのため、アジャイルの現場で、実際に役割を果たした経験は、ほぼ必須に近い評価項目です。
特に重視されるのは、アジャイルの理念を理解して行動できるかどうかです。単に手法として、スクラムやカンバンを使った経験があるだけでは不十分で、ユーザーストーリーをもとに優先順位を決め、顧客と合意を取りながら改善していった経験が問われます。さらに、スプリントレビューで成果を説明し、顧客を巻き込みながらプロジェクトを進めた実績は、説得力のあるアピール材料になります。
アジャイル開発の経験がない場合でも、国内で短期プロジェクトを小さな単位に分けて進めた経験があれば、「アジャイル的アプローチ」として整理し、応募書類や面接で効果的にアピールすることが重要です。
エンジニアが海外転職を成功させるためのポイント
海外転職は、チャンスが広がる一方で、国内転職に比べて情報格差や環境変化のリスクも大きくなります。そのため、戦略的に準備をした人ほど、スムーズに成果を上げやすい傾向です。
ここでは、下記に示した、特に意識しておきたい3つのポイントについて、それぞれ解説していきます。
- ●LinkedInなど現地ボードと海外転職に強い転職エージェントを併用する
- ●Resumeとポートフォリオ(GitHubなど)を両方充実させる
- ●年収だけでなく税率や生活コスト・ビザ取得難易度を加味して国を選ぶ
LinkedInなど現地ボードと海外転職に強い転職エージェントを併用する
海外転職を目指すうえで、求人情報の収集は、最初の関門となります。現地の求人ボードやLinkedInは、公開されているポジションや現地企業の採用動向を把握するのに有効です。一方で、公開求人だけではカバーできない、「非公開ポジション」や「現地企業との交渉」までを、個人で進めるのは難しいケースが多いといえます。
そこで活用したいのが、海外転職に強い転職エージェントです。エージェントを通じて活動することで、現地の労働市場や給与相場の実態、面接で重視されるポイントを踏まえたサポートが受けられます。また、応募書類を現地仕様へ修正したり、企業との条件交渉を代行したりなど、情報格差を補うことができます。
求人サイトとエージェントの双方を併用することで、公開情報と非公開情報の両方を押さえ、効率的かつ現実的に転職活動を進められます。
Resumeとポートフォリオ(GitHubなど)を両方充実させる
海外企業に応募する際には、日本で一般的な「職務経歴書」ではなく、英語のResumeが必須です。Resumeは1〜2ページに簡潔にまとめるのが原則で、要点を端的に示す形式が好まれます。また、具体的な役割や成果を「数値」で表現し、「プロジェクトの規模」「使用技術」「達成した成果」を明示することが重要です。
同時に、エンジニアにとっては、実際のコードやプロジェクト成果を示すポートフォリオも欠かせません。具体的には、GitHubや個人サイトを活用し、公開可能なプロジェクトを整理しておくことが大切です。特に、アジャイル開発やチームでのコントリビューションが分かる内容は、評価につながりやすいといえます。
Resumeとポートフォリオは、セットで評価されることが多く、どちらか一方が弱いと、説得力を欠いてしまいます。採用側に即戦力と判断されるよう、実績を形式と内容の両面で整えることが重要です。

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年収だけでなく税率や生活コスト・ビザ取得難易度を加味して国を選ぶ
海外転職を検討する際、多くの人がまず注目するのは提示される年収です。しかし、実際の生活水準を決めるのは、年収額そのものではなく、税率、生活コスト、ビザの取得難易度の3つの要素になります。
例えば、北欧諸国は、年収が高い一方で税率も高く、手取り額が想定より少なくなる傾向があります。逆に東南アジアでは、税率は低いものの、医療費や教育費が大きな負担になる傾向です。
さらに、ビザの取得要件や更新の難易度も、現実的に検討すべきポイントです。特に、家族帯同を希望する場合や長期滞在を前提とする場合、就労ビザの種類や永住する場合の移行のしやすさは、キャリア設計に大きな影響を与えます。
そのため、提示された年収だけで判断するのではなく、手取り額、生活コスト、ビザ制度の三要素を掛け合わせたうえで、比較検討することが重要です。短期的な収入だけでなく、中長期的に安心してキャリアを築ける環境を見極めることが、海外転職の成功を左右します。
エンジニアが海外転職した場合のビザ要件
海外でエンジニアとしてキャリアを築くためには、まず現地で就労するためのビザ取得が不可欠です。アメリカ、イギリス、ドイツ、カナダといった主要国では、エンジニア向けに、特有のビザ制度が設けられています。それぞれの国で必要となる学歴や職務経験、スポンサー企業の有無、給与基準、滞在後のキャリアパスが異なるため、事前に正しく理解し準備を整えることが大切です。
本章では、以下に示した代表的な4カ国のビザ要件について解説します。
- ●アメリカ
- ●イギリス
- ●ドイツ
- ●カナダ
エンジニアがアメリカに転職した場合のビザ要件(H-1B)
アメリカでエンジニアが働く際、最も多く利用されるビザが「H-1Bビザ」です。これは高度専門職に対して発給されるもので、大学の学士号以上の学位、またはそれと同等の専門知識・実務経験が必要とされます。申請には、必ず現地の雇用主によるスポンサーシップが必須で、企業がビザ申請を代行することになります。
H-1Bビザは、毎年発給数に上限が定められており、抽選制で選ばれるため、必ずしも希望者全員が取得できるわけではありません。そのため、申請時期や手続きのスケジュール管理が非常に重要です。また、有効期限は最長6年ほどですが、転職を希望する場合には、新しい雇用主が再度スポンサー申請を行う必要があります。近年は審査が厳格化しており、書類に不備があったり要件を満たしていない場合は、申請が受理されないケースも少なくありません。そのため、早めに専門家や弁護士のサポートを受けつつ、準備を進めることが推奨されます。

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アメリカ(USA)の現地生活・就労許可証(ビザ)情報
募集要項 (給与・語彙力・税金) 現地生活・ 就労許可証情報 現地採用求人情報 アメリカで暮らす アメリカでは地域や都市によって、生活環境や文化、価値観が異なることがあるが、一般的なアメリカの生活情報の概要は以下の通り。… 続きを読む アメリカ(USA)の現地生活・就労許可証(ビザ)情報
エンジニアがイギリスに転職した場合のビザ要件(Skilled Worker)
イギリスでエンジニアが働く際、主に利用されるのが、「Skilled Workerビザ」です。これは政府が認定したスポンサー企業からの正式なジョブオファーを前提としており、さらに一定の給与水準を満たす必要があります。職種や経験年数によって必要な年収基準が異なり、特にITエンジニアの多くは「Shortage Occupation List(人材不足職種リスト)」に含まれているため、通常よりも低い給与基準で申請が認められることもあります。
また、英語力の証明も必須で、IELTSなどの試験スコアを提出する必要があります。ビザの有効期限は最長5年で、延長や永住権への移行も可能です。注意すべきは、給与条件が最重視されるため、スタートアップ企業や小規模企業では、基準を満たさない場合がある点です。オファー段階で、給与・条件がビザ要件を満たしているかを、必ず確認する必要があります。

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英国(イギリス)/欧州の現地生活・就労許可証(ビザ)情報
募集要項 (給与・語彙力・税金) 現地生活・ 就労許可証情報 現地採用求人情報 駐在員求人情報 イギリスで働く イギリスでの就労には、就労可能なビザの保有(結婚など)、もしくは、就労ビザを企業にサポートしてもらうことが必… 続きを読む 英国(イギリス)/欧州の現地生活・就労許可証(ビザ)情報
エンジニアがドイツに転職した場合のビザ要件(EUブルーカード)
ドイツでエンジニアが就労する場合は、「EUブルーカード」が広く利用されています。これは高度人材向けの在留資格で、大学卒業資格やそれと同等の専門的な職務経験があり、かつ一定以上の年収基準を満たすことが条件です。しかし、IT分野では働き手の不足が深刻なため、他職種に比べて年収要件が緩和されており、比較的取得しやすい傾向にあります。
EUブルーカードの利点は、取得後33カ月以上の就労で、永住権の申請が可能となり、さらにドイツ語能力が一定以上あれば、21カ月での永住申請も認められる点です。また、EU域内での就労・転居がしやすく、キャリアの幅が大きく広がることも魅力です。ただし、オファーされた契約内容が、基準年収を下回っている場合には申請できないため、企業との条件交渉時点で、しっかり確認しておく必要があります。
エンジニアがカナダに転職した場合のビザ要件(Global Talent Stream)
カナダでエンジニアが働く場合は、「Global Talent Stream(グローバルタレントストリーム)」が活用されています。これは、カナダ政府が世界中から、優秀なIT人材を迅速に受け入れるために設けた、特別な就労ビザプログラムです。ソフトウェアエンジニアやITアナリストなど、特定の職種リストに含まれる方が対象です。
この制度は、雇用主が「労働市場影響評価(LMIA)」という手続きを通じて申請しますが、通常の就労ビザ申請よりも処理が早く、最短2週間で就労許可が下りるケースもあります。転職希望者自身が直接申請できるものではなく、スポンサー企業が申請の主体となります。注意点としては、企業側が要件を満たしていない場合は申請できないため、応募段階でその企業がGlobal Talent Streamに対応しているかを確認することが重要です。
エンジニアが海外転職した場合の年収相場
一般的に、エンジニアが海外転職をした場合の年収相場は、700万~1,000万円前後が目安とされています。30代前半では600万~700万円台が中心ですが、40代以降は900万円を超える例も多く、経験やスキルの積み重ねとともに、水準が上昇する傾向があります。特に、インフラやクラウド分野のエンジニアは需要が高く、相場を大きく上回るオファーを得ることも珍しくありません。
また、役職別の年収に関しては、必ずしも管理職が高収入になるわけではない点が特徴です。海外では、マネジメント力よりも実務スキルや専門性そのものが高く評価されるため、実務を担当するポジションはより報酬水準が高いケースも見られます。
企業区分別には、一般的に外資系企業は日系企業よりも高水準の傾向があります。特に、グローバルに展開する外資系IT・プラント関連企業では、語学力を備えていたり国際プロジェクトを経験したりしている方が、高く評価され年収も高水準になりやすいといえます。一方で、日系企業は年収水準こそ外資系に比べて控え目な傾向がありますが、福利厚生や安定性が魅力であり、長期的なキャリアを見据える人にとって、安心感のある選択肢といえるでしょう。
エンジニアが海外転職した事例
ここでは、JACが提供する転職支援サービスを利用して、エンジニアが海外転職を成功させた事例を紹介します。
インフラエンジニアから外資系IT企業のシステム統括マネージャーへ転職した事例
Dさん(40代後半/男性)
| 業種 | 職種 | 年収 | |
| 転職前 | ITコンサルティング・システムインテグレーション業 | プロジェクトマネージャー | 1,100万円 |
| 転職後 | ITサービス・コンサルティング業 | IT系プロジェクトマネージャー | 1,900万円 |
Dさんは、国内の大手IT企業で長年インフラエンジニアとして勤務し、クラウド環境の構築や大規模ネットワークの運用を担当してきました。これまでに培った専門知識とマネジメント経験を、さらに国際的な舞台で発揮したいと考え、海外での転職を決意しました。
JACのコンサルタントは、Dさんの強みを「最新のクラウドソリューションを活用した設計・運用力」と「多国籍チームをまとめ上げるリーダーシップ」と評価。特にグローバル案件で求められる語学力や即戦力性に着目し、外資系IT企業のインフラエンジニア職を提案しました。
転職後のDさんは海外本社と緊密に連携し、現地法人のシステムインフラ全般を統括しています。クラウド導入プロジェクトの推進やセキュリティ基盤の強化、エンジニアチームの育成にも積極的に取り組み、高い成果を上げています。今回の転職は、想定年収1,800万円超という高水準のオファーを獲得し、技術力とグローバル対応力が国際市場で高く評価された好例といえます。
※事実をもとにしておりますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないよう一部内容を変更しています。
エンジニアが海外転職するなら、JAC Recruitment
海外でエンジニアとしてキャリアを築くには、ビザ取得の要件や現地での就労環境、企業ごとの採用事情など、多くの情報を正しく把握する必要があります。しかし、個人で収集できる情報には限界があり、求人の多くは非公開で進んでいるのが実情です。
その点JACは、グローバルに展開する企業や外資系企業への転職支援に強みをもち、各国の採用事情やビザ取得に関する最新の知見を有しています。さらに、国内外の求人ネットワークを活用し、転職希望者のスキルや志向に合わせた最適なポジションを提案することが可能です。
また、応募書類の作成支援や面接対策に加え、現地での働き方や生活に関するアドバイスも提供しており、単なる求人紹介にとどまらない包括的なサポートを行っています。海外転職に挑戦するエンジニアにとって、JACの活用は情報の不足や手続き上の不安を解消し、理想的なキャリア形成に直結する大きな一歩となるでしょう。
エンジニアとして海外転職をお考えの方は、ぜひJACにご相談ください。

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海外転職ならJAC Recruitment
JAC Recruitmentは、世界11ヵ国、33拠点に広がるネットワークを活用した海外転職サポートには多数の実績があります。 海外転職/海外勤務の求人一覧 海外勤務の求人情報を探す 年収1000万円以上の海外勤務… 続きを読む 海外転職ならJAC Recruitment



