映像業界は、インターネット配信やSNSの普及により、市場が急速に拡大しています。動画プロデューサーやCGデザイナーなど、ビジネスを推進できる人材や高度な技術を持つ人材のニーズが高まっており、未経験者でも異業種での経験を活かして転職できる可能性があります。
年収は企業規模や役職によって大きく異なりますが、JACの支援事例では平均年収が約772万円で、管理職では1,000万円を超えるケースも見られます。転職後のキャリアパスは、制作職での昇進やスペシャリストとしての独立、広報・商品企画、さらにはゲーム・教育分野への転身など多岐にわたります。
本記事では、映像業界の転職市場動向や主要企業、職種別の仕事内容、年収相場や転職事例などについて、JAC Recruitment(以下、JAC)が解説いたします。
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目次/Index
映像業界の転職市場動向
本章では、映像業界の転職市場動向を2つの観点から解説します。
- ●他分野と連携しながら市場が拡大している映像業界
- ●映像を活用してビジネスを推進できる方や、高度な映像技術を持つ方の採用ニーズが高い
他分野と連携しながら市場が拡大している映像業界
映像業界は従来のテレビ放送を中心としたモデルから大きく変化し、インターネット配信やSNSを軸に拡大傾向です。スマートフォンや車内ディスプレイなど生活のあらゆる場面で映像が消費されるようになり、広告・PR・教育など幅広い領域で活用が進んでいます。
企業の公式YouTubeやSNS発信も一般化し、それを支える動画マーケティング会社や社内専任チームの需要も拡大しつつあります。今後は5GやVR/ARの普及にともない、より高品質な映像コンテンツの需要が高まっていくでしょう。
映像を活用してビジネスを推進できる方や、高度な映像技術を持つ方の採用ニーズが高い
映像業界では、「映像を活用してビジネスを動かせる方」と「高い映像技術をもつ方」の双方に強いニーズがあります。
前者では、動画プロデューサーやディレクター、プロダクションマネージャーなどが代表例です。マーケティングの目的を理解し成果へ結びつけられる企画力・推進力が重視されます。
後者では、編集者・CGデザイナー・VFXアーティストといった技術職の人手不足が深刻です。専門スキルをもつ人は即戦力として高い需要があります。
また、企業のYouTube・SNS内製化にともない、社内映像クリエイターや動画マーケターの採用も増加傾向です。従来の放送・制作会社だけでなく事業会社でも映像技術をもった方が求められており、業界経験者に限らず異業種からの参入も広がっています。
映像業界の主要企業と特徴
本章では、映像業界の主要な4つの企業群について、特徴と主要企業を紹介します。
- ●テレビ局・配信プラットフォーム
- ●動画配信プラットフォーム(ストリーミングサービス)
- ●映画制作・配給
- ●広告映像制作会社
テレビ局・配信プラットフォーム
地上波テレビ局は依然として強力な制作力とブランド力をもち、報道・ドラマ・バラエティなど幅広い番組を提供しています。近年は自社番組をインターネット配信する動きが加速し、放送とネットの融合が進んでいます。
これらの企業は、従来の放送枠にとらわれない柔軟なコンテンツ展開を進めており、デジタル領域での競争力強化が急務です。
動画配信プラットフォーム(ストリーミングサービス)
サブスクリプション型配信サービスの台頭により、映像業界の中心の一角を担うようになりました。独自制作のオリジナルコンテンツを武器に利用者を拡大し、テレビや映画に匹敵する影響力をもっています。
ユーザーの視聴データを活用したパーソナライズ戦略や、グローバル展開による収益モデルの多様化が、競争優位性の鍵となるでしょう。
映画制作・配給
映画業界では、国内外の劇場映画や配信映画を手がける制作・配給会社が重要な役割を果たしています。グローバルな展開が進んでおり、自社製作だけでなく海外作品の配給や共同制作にも積極的です。
近年は劇場公開と同時に配信を行うハイブリッド型の展開が増加しており、収益構造や制作体制にも変革が求められています。
広告映像制作会社
企業PRや商品広告、SNS用動画などを専門に制作する会社の需要がを拡大しています。特に近年はデジタル広告やSNS動画へのニーズが高く、短尺・高クオリティの映像を効率的に制作できる体制が重要です。
クリエイティブとマーケティングの融合が進み、データドリブンな映像制作や、ブランド戦略に直結する企画力が求められます。
映像業界の主な職種・仕事内容と求められる経験・スキル
本章では、映像業界の下記4つの職種について、仕事内容と求められる経験・スキルについて解説します。
- ●映像制作統括(プロデューサー)の仕事内容と求められる経験・スキル
- ●映像演出(ディレクター)・ADの仕事内容と求められる経験・スキル
- ●技術・クリエイティブ職(撮影・編集者・音声・照明など)の仕事内容と求められる経験・スキル
- ●CGデザイナー・VFXアーティストの仕事内容と求められる経験・スキル
映像制作統括(プロデューサー)の仕事内容と求められる経験・スキル
プロデューサーは映像制作全体を統括し、企画立案から予算管理、スタッフのアサイン、スケジュール調整まで幅広い役割を担います。
スポンサーやクライアントとの交渉力も重要です。ビジネス的な視点で映像を成果に結びつける能力が求められます。映像制作や広告代理店での企画・進行管理経験、プロジェクトマネジメント力、コミュニケーション力も必要です。
映像演出(ディレクター)・ADの仕事内容と求められる経験・スキル
ディレクターは現場での演出を指揮し、脚本・コンテに基づいて撮影から編集までをコントロールします。
AD(アシスタントディレクター)はその補佐として、資料準備やスケジュール調整、現場進行を支える職種です。ディレクターには高い構成力・演出力、現場統率力が必要とされ、ADには柔軟な対応力や体力・忍耐力が求められます。
技術・クリエイティブ職(撮影・編集者・音声・照明など)の仕事内容と求められる経験・スキル
撮影スタッフはカメラワークを担当し、音声スタッフは収録や音響調整、照明スタッフは演出意図に沿ったライティングを行う職種です。編集者は収録素材を組み合わせて、映像全体の流れを作り上げます。
これらの職種では、専門的な機材の操作スキルや、Adobe PremiereやFinal Cut Proなどの編集ソフトの操作スキルが必須です。また、細部へのこだわりやチームでの協力姿勢も重要です。経験豊富な方は即戦力として高く評価されます。
CGデザイナー・VFXアーティストの仕事内容と求められる経験・スキル
CGデザイナーやVFXアーティストは、映像作品に3DCGや特殊効果加え、より迫力やリアリティのある表現を実現する職種です。映画・アニメ・CMなど幅広い分野で活躍でき、近年はゲームやVR/ARコンテンツでも需要が高まっています。
求められるスキルとしては、Maya・After Effects・Nukeなどのソフトウェア操作、デザインセンス、物理表現の理解が挙げられます。実務経験やポートフォリオの充実度が評価の大きなポイントです。
映像業界の最新転職・求人情報
以下に、JACが扱う映像業界の公開求人例を一部ご紹介します。
●カバー株式会社:◆映像クリエイター/音楽ライブ/バラエティー番組の映像素材の作成◆
●UUUM株式会社:動画編集ディレクター/クリエイティブ部門における映像編集・生配信を対応
●カバー株式会社:◆映像ディレクター/世界最大規模のVtuber企業◆
●株式会社U-NEXT:◆フルリモート可◆シニアデータアナリスト / Senior Data Analyst
上記は公開求人の一例であり、実際には非公開求人も多数存在します。JACでは企業戦略上公にできない非公開求人を豊富に取り扱っています。より多くの選択肢を知りたい方は、転職コンサルタントに相談されることをお勧めします。
※求人の募集が終了している場合もございます。ご了承ください。(2025年8月最新)
未経験から映像業界に転職できるのか
映像業界は動画需要の拡大にともない案件数が増加し、人手不足に悩む企業も少なくありません。そのため、未経験者を育成前提で採用するケースや、異業種で培った経験を即戦力として評価するケースが広がっています。
たとえば、プロジェクトマネジメントやクライアント対応経験は制作進行管理やプロデューサー職にそのまま役立ちます。
広告代理店出身者は、マーケティング視点や企画提案力が強みとなるでしょう。イベントや舞台制作経験者なら現場運営スキルが助監督業務などに直結します。
また、グラフィックデザインや写真撮影のスキルがあれば、編集やCG制作などの業務に活用できるため、採用の際に評価されやすいでしょう。
近年では、企業が広報・宣伝活動の一環として自社動画を制作するケースが増え、広報担当やマーケティング職から企業内映像クリエイターへ転身する事例も多く見られます。
動画マーケティング専門会社では、従来の映像経験がなくてもビジネス理解と企画力を武器に採用されるケースもあります。もちろん撮影技術や編集ソフトの習熟度、映像の文法理解といった専門スキルは未経験者に不足していますが、入社後の研修やOJT、独学によって補える余地が大きい点も特徴です。
むしろ異業種で培った発想力や幅広い知見が映像制作に新たな価値をもたらす場合もあり、企業によっては「異色の経歴」を歓迎する傾向も見られます。結果として、未経験からでも自身の経験を適切にアピールすれば映像業界への転職の可能性は十分に開かれているといえるでしょう。
映像業界への転職で求められる人物像
本章では、映像業界で求められる下記3つの人物像について、解説します。
- ●映像が好きという情熱・携わった作品を世に出したいという価値観
- ●粘り強さ・体力があり、臨機応変に対応ができる
- ●チームワーク志向
映像が好きという情熱・携わった作品を世に出したいという価値観
映像業界では、作品づくりに情熱をもち、自分が関わった映像を多くの人に届けたいという価値観が重視されます。制作現場は長時間労働や緊張感のある進行も多く、単なる仕事以上に「映像が好き」という気持ちがモチベーションの源泉となるためです。
クリエイティブな発想や新しい表現への探求心も、企画や演出の現場で高く評価されます。
粘り強さ・体力があり、臨機応変に対応ができる
映像制作は撮影スケジュールが深夜や早朝に及ぶこともあり、突発的なトラブルや変更にも柔軟に対応する必要があります。そのため、一定の体力や精神的な粘り強さは欠かせません。
また、予算や時間の制約の中で最善の成果を出すために、状況に応じた判断力と対応力を発揮できる方が重宝されます。現場での対応力は、ディレクターや助監督などの進行管理職においても重要です。
チームワーク志向
映像制作は多くのスタッフが関わる共同作業です。監督・フォトグラファー・編集者・照明スタッフなどの協働があって初めて作品が完成します。
したがって、自分の専門スキルを発揮しつつ他のスタッフと円滑にコミュニケーションをとれる方が評価されます。個人の能力よりも「チームで成果を出す意識」をもつことが重要です。周囲との信頼関係を築ける人は長期的に活躍しやすい傾向があります。
映像業界へ転職した場合の年収相場
2022年1月~2025年6月にJACが支援した映像業界関連職の転職事例によると、平均年収は約772万円です。
年齢別にみると、20代の平均年収は約611万円、30代は約764万円、40代は約866万円、50代は約1,325万円となっています。ボリュームゾーンは約620万円から約880万円です。50代以上の管理職クラスでは1,000万円超のオファーが提示されることもあり、1,500万円前後に達するケースもみられます。
※当社実績(2022年1月~2025年6月、想定年収)より
一般的に映像業界の年収は「企業規模」「職種」「役職」によって大きな幅があるのが特徴です。テレビ局や大手映画会社、外資系配信サービスなどは高水準を維持しており、30代で1,000万円近い待遇に到達するケースも珍しくありません。その一方で、地方局や中小規模の制作会社では400万~600万円程度にとどまることもあり、所属先やポジションによる差が顕著です。
近年は動画配信プラットフォームやデジタル広告分野の拡大により、デジタル戦略担当や動画マーケティング専門職などの新しいポジションの採用が増えています。これらの分野では、1,000万円を超える年収が提示されることも珍しくありません。キャリアの初期段階では年収が抑えめになる場合もありますが、実績やスキルを積み重ねることで大幅な年収アップが期待できる業界です。
映像業界の転職事例
JACが提供する転職支援サービスを利用し、転職を成功させたマスコミ業界の転職事例を紹介します。
大手商社から精密機器メーカーの映像事業企画へ転職した事例
Fさん(30代後半/女性)
| 業種 | 職種 | 年収 | |
| 転職前 | 大手商社 | マーケティング | 600万円 |
| 転職後 | 大手精密機器メーカー | 事業企画・開発(映像関連) | 850万円 |
Fさんは映像制作や配給・販売に携わり、企画立案からプロジェクトマネジメントまで幅広い経験を積んできました。その後は外資系メーカーでマーケティングを担当し、展示会やプロモーションの企画運営を推進してきました。直近では商社において新規事業の提案やDX関連のプロジェクトをリードし、コロナ禍におけるオンライン展示会システムの導入など、業績向上につながる施策を主導してきました。異業種でも成果を重ねた一方で、現職ではキャリアアップ制度の整備不足や、専門性を十分に活かせない環境に課題を感じていました。
転職活動では、映像関連で培った知識と異業界での経験を融合できる場を模索しました。JACのコンサルタントは、Fさんの映像分野での実務経験、マルチタスク遂行力、さらに高い英語力に注目し、大手精密機器メーカーが新たに立ち上げた映像事業企画ポジションを提案しました。このポジションでは、スポーツやメタバース領域を含む新規事業の立ち上げに参画し、市場分析やビジネス戦略立案をリードすることが期待されています。
結果としてFさんは、新規事業の推進役としてこれまでのキャリアを最大限に発揮できる環境を得るとともに、年収面でも大幅な向上を実現しました。今後は、映像を活用した新しいサービスを世の中に広めていく役割を担い、自身のキャリアをさらに発展させることが期待されています。
※事実をもとにしておりますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないように内容を一部変更しています。
映像プロダクションからエンターテインメント企業へ転職した事例
Hさん(40代後半/男性)
| 業種 | 職種 | 年収 | |
| 転職前 | 大手映像制作プロダクション | ビデオエンジニア/放送技術 | 800万円 |
| 転職後 | IT系エンターテインメント企業 | 放送技術・音響 | 800万円 |
Hさんは映像技術職としてキャリアをスタートし、撮影や編集の現場で専門性を高めた後、テクニカルディレクターとして多数のスタッフを統括してきました。大型イベントでは100名を超える技術陣をまとめ、現場全体の進行管理を担ってきました。その後は大手放送局の関連会社に出向し、制作現場だけでなく社内インフラや放送システム整備にも関わるなど、幅広い経験を重ねてきました。礼儀正しく協調性のある人物として評価され、技術分野のスペシャリストでありながらマネジメント力も発揮できる点が強みです。
一方で、長年務めた環境では正社員と同程度の業務を担いながら待遇面で差を感じる状況が続いており、キャリアの先行きに不安を抱くようになりました。Hさんは「将来的な収入面の伸びとキャリア展望を考えると、転職するなら早い方が良い」と考え、映像業界の新しいフィールドへ挑戦することを決意しました。
JACのコンサルタントは、Hさんの現場力と組織統率力を高く評価し、ITエンターテインメント企業の映像配信・イベント関連ポジションを提案しました。ここではVTuberやデジタルライブイベントといった新興領域での技術統括を担い、従来の放送技術とは異なる形で経験を活かすことが可能です。結果として、Hさんは給与水準を維持しながらも、新しい分野で専門性を発揮できる環境に移行。今後はデジタル技術の進化に合わせた映像表現やイベント制作をリードし、映像業界の新しい形を切り拓いていくことが期待されています。
※事実をもとにしておりますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないように内容を一部変更しています。
メーカーから自動車メーカーの映像制作・管理へ転職した事例
Aさん(30代前半/女性)
| 業種 | 職種 | 年収 | |
| 転職前 | 大手機械メーカー | 技術教育・管理 | 550万円 |
| 転職後 | 自動車メーカー | 映像制作・管理 | 650万円 |
Aさんは大学院修了後、大手機械メーカーに入社し、技術営業や技術教育に従事してきました。主に製品導入時の技術支援やソリューション提案、社内外での勉強会開催、業務改善ツールの開発などを担当していました。製造業における幅広い知見と顧客へのわかりやすい技術説明力を強みとし、営業部門の予算達成や新規事業推進にも大きく貢献してきました。また、英語力にも優れ、海外案件における技術対応にも柔軟に対応してきました。
しかし、現職では年功序列の風土や抽象的な評価制度によりキャリアパスが不透明であること、また担当顧客層が限定されキャリアの広がりを感じにくいことから、将来性に課題を感じるようになりました。Aさんは、自身のプレゼンテーション力や顧客対応力をさらに活かせる環境で挑戦するために転職を決意しました。
JACのコンサルタントは、Aさんの高い技術理解力とコミュニケーション力に注目し、自動車メーカーのブランドエクスペリエンス部門を提案しました。このポジションでは、技術展示物やデジタル映像を通じて自社の先端技術を分かりやすく発信する役割を担います。具体的には、VRシミュレーターや3D映像什器の制作・管理を手掛け、国内外のイベントで技術説明を行うなど、映像と技術を融合させた新たなコミュニケーション戦略に関わることができます。
結果としてAさんは、自らの技術的バックグラウンドを映像制作や展示物管理に活かしながら、顧客との直接的なコミュニケーションに携わる新たなキャリアを獲得。年収も向上し、これまでの専門性を土台に映像分野へ活躍の場を広げています。今後は、デジタルコンテンツや体験型展示を通じたブランド価値向上の中核を担っていくことが期待されています。
※事実をもとにしておりますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないように内容を一部変更しています。
映像業界へ転職後のキャリアパス
本章では、映像業界へ転職後のキャリアパスについて、下記4つの観点から解説します。
- ●映像制作職では、現場経験を積み昇進・媒体を跨いでキャリアを横展開
- ●映像技術職では、スペシャリストとして深化・フリーランスとして独立
- ●広報・PR担当や商品企画担当への転職
- ●ゲーム・テーマパーク業界や教育・研修分野への転職
映像制作職では、現場経験を積み昇進・媒体を跨いでキャリアを横展開
映像制作職はADや進行管理といった補助業務からスタートし、経験を積むことでディレクター、さらにはプロデューサーへと昇進していきます。キャリア初期は体力勝負の部分も大きいですが、現場で培う調整力や企画力は、その後のステップアップに不可欠です。
近年はテレビ・映画だけでなく、YouTubeや配信サービス、SNS広告など媒体の幅が広がっており、経験を活かして横展開するチャンスが豊富にあります。特定媒体で培ったノウハウを他分野に応用し、マルチメディア領域でキャリアを広げる人も少なくありません。
映像技術職では、スペシャリストとして深化・フリーランスとして独立
撮影、編集、音響、照明といった映像技術職は、専門性を磨けば磨くほど市場価値が高まり、第一線で長期的に活躍できるポジションです。CGやVFX、モーショングラフィックスなどは特に需要が高く、広告・映画・配信業界で引く手数多です。
また、実力を武器にフリーランスとして独立する人も多く、自分の裁量で案件を選び、スケジュールを組む自由な働き方を実現するケースもあります。映像配信やイベント技術の領域は海外案件も多く、グローバルに活動の場を広げられる点も魅力です。専門職として深化するか、独立して幅を広げるか、複数の選択肢が用意されています。
広報・PR担当や商品企画担当への転職
映像制作の経験は、事業会社の広報・PRや商品企画分野へのキャリアチェンジにも直結します。企業が消費者に自社のブランドや製品を訴求する際、映像コンテンツの比重はますます高まっており、映像を効果的に用いたコミュニケーション戦略が成功の鍵です。
映像業界で培った「わかりやすく伝える力」「視覚的に訴える企画力」は、広報資料やキャンペーン動画制作などで活かせるでしょう。特に大手メーカーや外資系企業では、社内に映像専任チームを設ける動きも進んでおり、制作スキルをもった方の需要が高まっています。

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ゲーム・テーマパーク業界や教育・研修分野への転職
映像技術の活用範囲はエンターテインメントの枠を超え、ゲームやテーマパーク、教育・研修分野へと拡大傾向です。ゲーム業界ではリアルタイムレンダリングや3Dモデリング技術、テーマパークではプロジェクションマッピングやAR/VRを駆使した体験型アトラクションの開発に映像技術をもった方が求められています。
さらに、教育や企業研修の分野ではEラーニング動画やシミュレーション映像の制作ニーズが高まっており、映像業界出身者がもつ「わかりやすい表現力」が評価される場面が増えています。今後はメタバースやデジタルツインといった新領域との融合も期待され、キャリアの広がりはいっそう加速していくでしょう。

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映像業界という変化の速い分野で転職を成功させるためには、業界動向に精通したコンサルタントのサポートが不可欠です。
JACは、テレビ・映画・広告・配信・エンターテインメントなど、幅広い映像領域に知見をもつ専任コンサルタントを擁し、映像関連ポジションに強みをもっています。
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