長期的なパートナー関係を築き、持続的な営業成果や顧客満足度の向上を目指す営業手法として、アカウントセールスを導入する企業が増えています。では、従来の営業スタイルの経験者でもアカウントセールスへの転職は可能なのでしょうか。
本記事では、JAC Recruitment(以下、JAC)が、アカウントセールスに求められるスキルや資格などについて分かりやすく説明します。
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アカウントセールスの転職動向
アカウントセールスとは、サービスや製品を単に販売するだけでなく、顧客のニーズや課題を深く理解し、その解決に向けた提案を行う、戦略的なパートナーとしての役割を担う営業職です。
このアカウントセールスの転職動向について、JACが取り扱ってきた求人や転職サポート事例をもとに解説します。
顧客の戦略パートナーを目指しアカウントセールスを導入する企業が増加
アカウントセールスは、自社の売り上げアップを目指すだけでなく、特定の企業と長期的な関係を築き、戦略パートナーとして継続的な価値を顧客に提供する営業スタイルであることをお伝えしました。アカウントセールスは、固い信頼関係の構築によってアップセル・クロスセルによる収益の拡大を目指し、顧客生涯価値を高めることを目標とします。
従来の営業スタイルに比べ、安定的な売上基盤の形成と長期的、または包括的な契約が期待できるため、アカウントセールスを導入する企業は増加傾向にあります。
多様な業界での広がりが顕著
これまでアカウントセールス職の設置は、外資系企業やIT系企業などが主流でした。しかし、昨今では製造業や小売業、ライフサイエンス業界、自動車業界、エネルギー業界など、多様な業種でアカウントセールスを導入する動きが顕著です。
アカウントセールスを導入する業界の多様化により、アカウントセールスの求人は増加中です。
新規事業のスタートに基づく求人が多数
募集背景を見ると、新規事業の開始にともない、従業員を増員するケースが目立っています。新規事業の立ち上げにおいては、初期段階から売上基盤をしっかり確保することが、事業の成長に大きく影響します。そのため、アカウントセールスを導入して、新規サービスや製品を幅広い顧客に展開し、事業を早期に安定させたいと考える企業が多い傾向にあります。特に、長期契約や高単価案件を主に扱う企業で、新規事業の拡大に向けた増員のための募集が増えています。

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新規事業立ち上げの転職で、成功させている人の共通点とは?
これまで培ってきた知見を生かし、新規事業立ち上げに挑戦したい・携わりたいと相談を受けることがあります。立ち上げ前の新規事業の場合、競合他社に自社の戦略を知られないように、求人を非公開にして採用活動を行う企業が多いため、ご… 続きを読む 新規事業立ち上げの転職で、成功させている人の共通点とは?
エンタープライズ企業や官公庁のIT投資を見据えた増員が活発化
従業員が数千人を超えるエンタープライズ企業や官公庁など、巨大な組織がDX化の推進に向け、積極的にIT投資を進めています。購買規模が大きいこれらの組織に対し、戦略パートナーとして長期的な関係を構築できれば、継続的な売り上げの拡大が期待されます。DX化推進の流れを掴みビジネスチャンスを拡大するために、IT企業ではアカウントセールスとして活躍できる即戦力を積極的に採用する動きが目立っているのです。
アカウントセールスに求められるスキル・経験・マインド
アカウントセールスへの転職を希望する場合、次のようなスキルや経験、マインドを有する方が評価を得やすい傾向です。
アカウントセールスやソリューション営業の経験
アカウントセールスの経験だけでなく、大手企業など大口顧客を対象とした営業経験も即戦力として高く評価されます。アカウントセールスでは顧客と長期的な信頼関係を築くことが重要です。そのため、アカウントセールスの経験がなくても、顧客の課題解決に取り組むソリューション営業やコンサルティング営業、既存顧客との関係を深める深耕営業などの経験も評価されます。
顧客のDX化推進を実現するITリテラシー
先にも述べましたが、エンタープライズ企業や官公庁のDX化促進の動きに合わせて、IT企業におけるアカウントセールスの採用活動が活発化しています。その中でも、ERPやCRM、クラウドシステムなどの提案営業の経験があり、クラウドプラットフォームやネットワーク、データベースといった分野の知識を有する方は、企業から特に歓迎される傾向にあります。
さらに、エンジニアとしてシステム開発やサーバーの構築などに携わった経験、ITプロジェクトマネージャーの経験がある方を優遇する企業も多く見られます。

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DX推進で求められる人材と企業の課題
「DX(デジタルトランスフォーメーション)」を経営課題に掲げる企業が、年を追うごとに増加しています。日本では2018年頃から大企業を中心にDXへの対応が始まりました。環境変化も相まって、さまざまな業界でDXを活用したビジ… 続きを読む DX推進で求められる人材と企業の課題
顧客の課題解決を叶える戦略立案能力とプレゼン力
従来の営業スタイルでは、主に製品やサービスの売上拡大を通じて自社の成長を目指すのが一般的です。一方、アカウントセールスは、顧客の成長を支援しながら自社の利益向上も目指す営業スタイルです。そのため、自社製品やサービスを通じて顧客の課題をどのように解決し、どのように顧客価値を向上させ成長戦略に貢献できるかを提案することが求められています。
それを実践するには、顧客のビジネスモデルや経営戦略、業界動向などを把握し、長期的かつ俯瞰的な視点で顧客中心の戦略を立案する力が必要です。さらに、目標達成のシナリオについて分かりやすく説明するプレゼンテーション能力も必要になるでしょう。
アカウントセールスの想定平均年収は916.7万円
JACの2023年1月から2025年9月の実績では、アカウントセールスの平均年収は916.7万円です。年収のボリュームゾーンは700万円~900万円程度となっています。年代別の平均年収からわかるとおり、アカウントセールスでは年齢が上がると年収も上がる傾向にあります。ただし、30代で1,000万円を超える年収を得ている方も多く、実績が評価される職種といえます。
また、日系企業と外資系企業を比較すると、アカウントセールスの平均年収は外資系企業の方が300万円程高くなっています。

| 役職 | 平均年収 |
| メンバークラス | 870.4万円 |
| 管理職 | 1162.9万円 |
| 平均年収 | |
| 日系企業 | 758.5万円 |
| 外資系企業 | 1059.3万円 |
※当社実績(2023年1月~2025年9月、想定年収)より
アカウントセールスの最新求人情報
JACが取り扱う多数のアカウントセールス求人の中から、一部を厳選してご紹介します。
●株式会社ネットスターズ:アカウントセールス(リーダー候補)
●外資スタートアップ業務改革SaaSベンダー:アカウントエグゼクティブ(セールス)
●デスクレスワーカー向けSaaS企業:アカウントセールス部長
※掲載されている求人の中には、募集が終了している場合がございます。あらかじめご了承ください。(2026年1月現在)
上記以外にも多数のアカウントセールスの求人を取り扱っています。ただし、当社が扱う求人の約7割は、求人企業の意向により一般には詳細を公表しない非公開求人です。非公開求人は、当社にご登録いただいた方だけにご案内しています。
アカウントセールスへの転職をご検討の際は、JACまでご相談ください。
アカウントセールスへの転職で有利となる資格
アカウントセールスは資格が必要な職種ではありません。しかし、以下の資格はスキルの裏付けとして転職時に高評価へつながる可能性があります。
PMP®資格
PMP®資格は、アメリカに本部を置くPMIが認定する国際的な資格です。プロジェクトマネジメントスキルを証明する国際的な資格として、広く認知されています。
IT業界をはじめ、幅広い業界においてプロジェクトマネジメントに必要な体系的な知識を有している証明となります。ただし、PMP®資格の受験には、一定のプロジェクトマネジメント経験やトレーニングの受講などが必要です。
参照:PMP®資格

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米国のPMI(Project Management Institute)が認定するプロジェクトマネジメントに関する国際資格であるPMP(Project Management Professional)。 本記事では、PM… 続きを読む PMPは転職で有利に働く?PMPが生かせる最新求人も紹介
ITパスポート
AIやビッグデータ、IoTなどの先端技術やアジャイルなどの開発手法、セキュリティやネットワークなど、幅広いIT知識を有する証明となる資格です。そのほか、経営戦略やシステム戦略など、ストラテジー系の分野も試験範囲に含まれます。IT分野のアカウントセールスに挑戦したい方は、取得しておくことでITの基礎知識を有していることを示すことができるでしょう。
参照:ITパスポート試験
TOEIC
外資系企業やグローバル展開を進める企業を担当する際には、英語でのプレゼンテーションや交渉が不可欠です。アカウントセールスは大企業を対象とすることが多く、特に海外との取引がある企業では、英語による高いコミュニケーション能力が求められます。そのため、ビジネスレベルの英語力は転職時の大きな武器となります。業務で英語を使用した経験がない場合などは、TOEICのスコアの保有が英語力の証明になるでしょう。一般的に、730点以上がビジネスレベルの英語力として捉えられる傾向にあります。
参照:TOEIC

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TOEICのスコアを生かして転職を有利に進めたいと考えている方もいるのではないでしょうか。 本記事では、転職で有利になるTOEICのスコアやTOEICスコアが求められる最新求人・転職情報をJAC Recruitment(… 続きを読む TOEICが転職で有利になるのはスコア何点から?TOEICスコアが求められる最新求人も紹介
アカウントセールスのキャリアパス
アカウントセールスのキャリアパスには、さまざまな方向性が考えられます。主なキャリアパスをご紹介します。
セールスマネージャーや営業部長を目指す
アカウントセールスとして実績・経験を積んだ後、チームとしての戦略を立案し、推進するチームリーダーやセールスマネージャーなどを目指すことができます。マネジメントの経験を積めば、営業部門の責任者として、採用や育成を含め、部門全体のマネジメントポジションを目指すこともできるでしょう。
キーアカウントマネージャーや営業スペシャリストを目指す
顧客との信頼関係の構築に大きなやりがいを感じる方は、より大規模な案件や企業を担当するアカウントセールスのスペシャリストを目指すのもよいでしょう。顧客に寄り添うコミュニケーション能力やデータ分析力を生かして、最重要顧客を担当するキーアカウントマネージャーを目指すことも可能です。
事業開発や経営企画へのキャリアチェンジ
市場を分析し、顧客課題に向き合うことで、今ある製品やサービスでは解決できない課題や、今後ニーズが高まる可能性のある機能など、新たなビジネスチャンスが見えてきます。アカウントセールスで培った顧客視点を生かして、新規事業の開発や経営企画などへキャリアチェンジすることも可能です。

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アカウントセールスの転職を成功させる3つのポイント
アカウントセールスへの転職を目指す場合、次の3つのポイントが成功への鍵となります。
大手顧客の対応経験と営業成果の提示
アカウントセールスでは、主にエンタープライズ企業や官公庁などの大規模組織を対象にセールス活動を行います。法人担当として大手顧客の営業に従事した経験は、転職時の大きな強みとなります。担当した業界や取引金額、売上実績などを、できるだけ具体的に提示しましょう。
深耕営業によるクロスセル・アップセル実績のアピール
大手顧客を対象とした営業経験がない場合でも、顧客とのリレーション強化に努め、継続的に成果を上げた実績もアカウントセールスで生かせる経験です。クロスセルやアップセルの実績、LTVを向上させた具体的な取り組み、成果を、数字とともに説明できるよう準備しておきましょう。
プロジェクトマネジメント経験や社内外との調整経験の強調
大規模なプロジェクトを推進するには、多くの場合、社内外のさまざまな部門との折衝や調整が求められます。こうした部門間調整をともなうプロジェクトマネジメントの経験は、ぜひ積極的にアピールしましょう。
一営業担当としての仕事とは異なり、アカウントセールスには周囲を巻き込む力が求められます。特に大規模案件を担当した経験については、マネジメント上の工夫や具体的な成果をわかりやすく説明しましょう。
アカウントセールスの転職事例
JACでは、アカウントセールス職を希望される多くの方をサポートしてきた実績があります。ここでは、その中から転職を成功させた方の事例を2件ご紹介します。
エンタープライズセールスからアカウントマネージャーへの転職
Wさん(男性/30代前半)
| 業種 | 職種 | 年収 | |
| 転職前 | 情報・通信業 | エンタープライズセールス | 1,950万円 |
| 転職後 | ネットワーク・セキュリティ業 | アカウントマネージャー | 2,200万円 |
Wさんは、金融機関向けシステムのセールスや顧客マネジメントを経験されたのち、外資系の情報通信会社へ転職。エンタープライズセールスを担当され、大手のリテール企業や航空会社などに対して、Webパフォーマンスやネットワークセキュリティの強化に関するソリューションを提案し、トップセールスとして活躍した実績があります。
数年で高い営業成績を達成したことから、新たな環境で、よりキャリアアップを目指したいと考え、JACに相談。JACのコンサルタントは、Wさんの経験やスキルを存分に生かせる、インフラセキュリティ環境の実現を目指すIT企業のアカウントマネージャーの求人をご紹介しました。
前職でもネットワークセキュリティに関する提案営業に従事されており、面接では顧客と良好な関係性を構築できる誠実な人柄、数値目標達成のための戦略的思考が高く評価されました。結果、2,000万円を超える年収で転職成功されました。
法人向け保険ソリューション営業からアカウントセールスへの転職
Yさん(男性/30代後半)
| 業種 | 職種 | 年収 | |
| 転職前 | 金融テクノロジー | 法人向け保険ソリューション営業 | 900万円 |
| 転職後 | 情報通信業 | アカウントセールス | 1,700万円 |
Yさんは、大手保険会社で損害保険や生命保険の営業、法人向けのリスクコンサルティング、代理店営業などに携わった後、それまでの経験を生かし、金融業界向けのITツールの営業に従事してきました。価格競争の激化により将来性に不安を感じたことから、転職を考え始めました。
JACのコンサルタントは、新たな環境へのチャレンジ意欲が高いYさんの意向から、外資系情報通信会社のアカウントセールス職をご紹介。前職ではクラウド関連のサービスを扱っており、大手クライアントを中心にソリューション営業を行っていた経験があることと、Yさんのロジカルな思考力がアカウントセールスで生かせると判断したためです。
大手企業を対象に、SIのソリューション営業に携わってきたYさんの経験と明瞭で分かりやすい説明、ビジネスレベルの英語力は、応募先企業から高い評価を受けました。
面接後、大幅な年収アップの提示を受け、すぐに採用が決まりました。
アカウントセールスへの転職なら、JAC Recruitment
アカウントセールスは、単に製品やサービスを販売する営業ではありません。顧客との強固な信頼関係を構築し、自社製品やサービスによって顧客の成長を後押しする戦略パートナーとしての役割が求められます。質の高い営業活動を追求する企業が増える中、アカウントセールスのニーズはますます加速すると推測されます。
JACには、各業界専任のコンサルタントが在籍しており、あらゆる業界のアカウントセールスの求人を有しています。アカウントセールスへの転職をご検討の際には、JACにご相談ください。

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