プロダクトマーケティングマネージャー(PMM)の転職動向や最新求人、未経験からの転職難易度も解説

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公開日:2026/01/27 / 最終更新日: 2026/01/27

プロダクトマーケティングマネージャー(PMM)は、SaaS企業の成長加速や外資ITの日本戦略強化、事業会社のDX推進により需要が急拡大しています。

本記事では、PMMの転職市場動向、主な転職先、最新求人の傾向、年収相場、求められるスキル、未経験からの転職可否、キャリアパスまでを、JAC Recruitment(以下、JAC)が解説します。

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プロダクトマーケティングマネージャー(PMM)の転職市場動向

かつてはプロダクトマネージャー(PdM)が兼務するケースが多かったものの、市場環境の複雑化や競争の激化を背景に、専門性をもつPMMを独立した職種として配置する企業が増えています。特に、SaaS企業やマルチプロダクト戦略を取る企業では、PMMの有無が成長速度に直結するため、採用ニーズは継続的に発生しています。

転職市場の需要を俯瞰すると、BtoB領域のSaaSを中心に、クラウド、FinTech、IoT、AI関連といった技術分野でPMMの採用意欲が突出しています。これらの領域では、複雑な技術的価値を顧客視点の便益に転換し、適切なポジショニングやメッセージを市場に届けられる方が求められている傾向にあります。

また企業が特に重視するのは、プロダクトに紐づくマーケティング経験です。市場構造と顧客行動を深く理解し、データを活用しながら戦略を立案し、収益に結び付けた確かな実績を持つ方は高く評価される傾向にあります。需要が高いキャリア背景としては、SaaS企業でのPMM経験、PdMからマーケティング領域へ幅を広げた経験、またはコンサルティングでGo-to-Market戦略を担った経験が挙げられます。

さらにPMMの役割が重要性を増す背景には、ビジネスの重点がプロダクト開発そのものから「市場浸透と収益化の実現」へと移っているという構造的な変化があります。優れたプロダクトを開発するだけでは成長を維持できず、顧客理解と市場への適切な浸透を戦略的に設計する必要があるためです。こうした変化により、PMMは事業戦略の中核に位置付けられるようになりました。

今後の市場予測としては、AI・クラウド・データ活用を軸にしたプロダクト開発がさらに加速することで、PMMの専門性は一段と価値を高めると見られています。複雑性の高い技術を“顧客が理解できる価値”へ翻訳し、最適な市場戦略へ落とし込める方は、国内外問わずキャリアの選択肢が広がるでしょう。

さらに、高年収層として評価されるためには、施策実行にとどまらず、売上や利益といったビジネスインパクトを定量的に示す実績が鍵となります。戦略と収益の両方を担える方こそが、今後のPMM市場で長く価値を発揮するはずです。

プロダクトマーケティングマネージャー(PMM)が求められる主な転職先候補

プロダクトマーケティングマネージャー(PMM)は、事業成長を市場起点で設計し、プロダクト価値を収益へつなげる役割として、多様な業界で採用が進む職種です。以下では主要な転職先ごとに具体的な業務内容と、PMMを必要とする企業の特徴を整理します。

  • ●BtoBのSaaS系企業
  • ●外資系IT企業
  • ●事業会社のDX推進室・新規事業開発部門

BtoBのSaaS系企業

BtoBのSaaS企業においてPMMは、Go-to-Market戦略の中心を担う存在として扱われています。サブスクリプション型ビジネスでは、顧客獲得から継続利用までの最適化が必須であり、PMMは市場投入計画、価格設計、収益モデル構築まで一貫して担います。セールス資料や提案ストーリーの構築もPMMが担うため、プロダクトの価値を言語化し競合との差別化を明確に打ち出す力が求められます。

この領域でPMMを求める企業は、高成長フェーズにありARRの拡大を優先課題とするケースが多くみられます。特にマルチプロダクト戦略を採用する企業や、エンタープライズ領域の開拓を本格化する企業は、機能単位の訴求から事業全体の価値提案へ軸足を移す必要があるため、専門性をもつPMMの採用を急いでいます。

国内外のSaaS企業でPMMとPdMの役割分離が進むのもこの領域の特徴で、市場浸透を担う職能としてPMMが明確にポジション化されつつあります。こうした組織にフィットするのは、マーケティング経験だけではなく、データ分析に基づいた戦略構築や、収益モデルの設計に関与した経験をもつ方です。市場成長と企業のスケールを支える役割として、PMMはBtoB SaaS領域で不可欠な存在となっています。

外資系IT企業

外資系IT企業では、PMM職がグローバルのキャリア体系として確立されています。市場ごとに明確な役割が定義されており、日本のPMMは本社のプロダクト戦略を理解したうえで、国内市場に適した形にローカライズする役割を担います。具体的には、日本の顧客課題に合わせたメッセージングやユースケースの開発、エグゼクティブ向けの提案資料作成などが挙げられます。また、エンタープライズ領域を対象としたソリューション設計にも関与し、ROIモデルや導入効果を可視化することで、大規模案件の商談を後押しします。

こうした外資企業でPMMを求めるのは、日本市場の拡大フェーズにある企業が中心です。GAFAMレベルの大手だけでなく、クラウド、データプラットフォーム、サイバーセキュリティなど高付加価値領域の外資IT企業では、各プロダクトに専任のPMMを置く体制が一般的です。

キャリアラダーが明確に設計されているため、体系的にPMMとしてのスキルを磨ける点も特徴です。一定のマーケティング経験に加えて、グローバル組織でのコミュニケーション力や、日本市場特有の課題を構造化して伝える力をもつ方は高評価を得やすいポジションといえます。ハイクラス層の採用比率が比較的高く、年収1,000万円を超える役割も珍しくありません。外資系IT企業は国際基準でPMMとしての専門性を高めたい方にとって有力な選択肢になります。

事業会社のDX推進室・新規事業開発部門

事業会社のDX推進室や新規事業開発部門では、内製プロダクトの事業化を実現する役割としてPMMの需要が高まっています。多くの企業が業務効率化のためにデジタルツールを内製していますが、その一部は市場ニーズに応じて外販化へ進むケースが増えています。こうした取り組みでは、プロダクト価値を市場視点で捉え直し、ターゲットセグメントや収益モデルを再定義できるPMMが不可欠です。社内利用を前提としたプロダクトは外部の顧客にとっての価値構造が異なるため、市場導入のストーリー設計からあらためて着手する必要があります。このプロセス全体を統括できる点がPMMの強みです。

新規事業開発領域においては、プロダクトマーケットフィットの検証を推進する役割も担います。最小実用製品(MVP)の投入からアーリーアダプター獲得までの仮説検証を繰り返し、PMFに至るまでの検証サイクルを組織的に回します。また既存事業とのシナジー創出もPMMの重要な領域で、クロスセル戦略やブランド整合性の確保など、事業全体の最適化を視野に入れた取り組みが求められます。

この領域でPMMを必要とする企業は、大手企業のDX子会社や事業会社の新規事業部門が中心です。既存事業の資産を生かしつつ新しい収益源を構築することが求められ、プロダクトの0→1フェーズに携わった経験や、事業開発の構造化に強みをもつ方は高い評価を受けやすい特徴があります。

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プロダクトマーケティングマネージャー(PMM)の最新転職・求人情報

プロダクトマーケティングマネージャー(PMM)の求人は、SaaS企業や先端技術領域を中心に拡大が続いています。企業の多くがプロダクト起点の成長モデルから、市場浸透と収益化を重視する戦略へ移行しており、Go-to-Market戦略の専門性をもつPMMを積極的に採用する動きが顕在化しています。

求人内容を整理すると、市場調査や顧客インタビューによる課題発見、プロダクト戦略やポジショニング設計、GTM計画の策定などが共通のコア業務として含まれます。また収益モデルの検討や価格戦略、セールス資料の作成、効果測定までを一貫して担当する求人も多く、部門横断での推進力が求められる傾向にあります。一部の企業ではPMMチームの組成や育成を担う役割も提示されており、マネジメント経験を生かせる求人も増えています。

ここからはPMMに関する最新求人・転職情報を紹介します。なお、本記事で紹介している求人はJACが取り扱う求人の一部です。取り扱い求人の多くは非公開となります。非公開求人も含めてPMMの求人紹介を希望される方は、ぜひJACにご相談ください。

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株式会社ラクス:【東京】管理職候補 PMM(プロダクトマーケティングマネージャー)【国内SaaS時価総額ランキングNO,1 プロダクトをマーケットインで考える管理職ポジション】

非公開:PMM(Product Marketing Manager)【国内ではブルーオーシャンvs海外ユニコーン企業の急成長企業】※SO付与

株式会社Preferred Robotics:プロダクトマーケティングマネージャー(PMM)

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株式会社ラクス:【プロダクト企画/事業企画】※未経験可:プロダクト成長に直接寄与できるポジション※(国内SaaS 時価総額NO,1!ホリゾンタルSaaS領域自社運営企業)

株式会社LegalOn Technologies:Product Marketing Manager

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未経験からプロダクトマーケティングマネージャー(PMM)への転職は難しいのか

プロダクトマーケティングマネージャー(PMM)への転職は、完全未経験の場合は難易度が極めて高いです。PMMはマーケティング、プロダクト・営業・技術を横断し、市場起点で事業成長を設計する職種です。各部門の知見を統合しながらGo-to-Market戦略を実行するため、企業は即戦力性を重視する傾向が強く、未経験者を育成前提で採用するケースは限定的です。

職務の特性上、プロダクトの理解だけでは不十分で、顧客インサイトの構造化や競合環境の分析、収益モデルの検討など、多領域の経験を前提とした業務が中心となるためです。

ただしPMMとの親和性が高い職種であれば、段階的なキャリアチェンジは現実的です。特にBtoB領域でのマーケティング職、プロダクトマネージャー(PdM)、事業企画、経営企画、ITコンサルタントの経験は、高い評価を受けやすい傾向があります。

これらの職種では、市場調査や顧客課題の整理、施策の企画と実行、部門横断のプロジェクト推進など、PMMに必要な要素を部分的に経験できます。企業側もこれらの領域からの転向者を想定した求人を展開しており、実務との接続が明確な場合は応募対象に含まれることが一般的です。

未経験からPMMを目指す方に必要なのは、現職でPMMに近い経験を意図的に積み上げることです。例えば新機能のローンチプロジェクトをリードした経験、競合調査レポートを作成した経験、セールス向け資料の制作や提案ストーリーの設計に携わった経験は、PMM職への接続が強い実績となります。市場理解と戦略実行の両方を示す具体的なアウトプットを蓄積することで、企業に対して即戦力としての期待値を高められます。

総じて、完全未経験からの転職は難易度が高いものの、関連職種での経験を基盤に必要なスキルを段階的に積み重ねることで、PMMへのキャリアパスは十分に開くことができます。

プロダクトマーケティングマネージャー(PMM)への転職で求められる経験・スキル・マインド・資格

プロダクトマーケティングマネージャー(PMM)への転職では、現場感覚と経営視点の両方の資質が問われます。以下では、特に重要となる経験・スキル・マインド・資格について整理します。

  • ●GTM(Go-to-Market)戦略の策定・実行経験
  • ●異なるステークホルダーを論理と情熱の両面で巻き込む力
  • ●市場と顧客への飽くなき探究心
  • ●必須資格はないが、MBAやマーケティング関連資格が有効

GTM(Go-to-Market)戦略の策定・実行経験

GTM戦略の策定と実行経験はPMMへの転職で最も重視される要素の一つです。PMMは新プロダクトや新機能を市場にどう届けるかを設計し事業成長につなげる責任を負います。そのため、ターゲット市場や顧客セグメントを定義し、バリュープロポジションを整理した上で、どのチャネルを使い、どの順番で打ち出すかを組み立てた経験が重要になります。

具体的には、新機能ローンチのプロジェクトで戦略立案から実行までをリードした経験や、競合との差別化ポイントを整理してメッセージや価格戦略を設計した経験などが挙げられます。またセールスプレイブックやトークスクリプトを整備し、営業現場に展開した経験もGTMの一部として評価されます。GTMを「企画したことがある」だけでなく、「事業インパクトを生んだ」と説明できることが重要です。

異なるステークホルダーを論理と情熱の両面で巻き込む力

PMMには、多様なステークホルダーを動かすリーダーシップが不可欠です。セールス、マーケティング、開発、カスタマーサクセス、経営陣など、PMMが関わる相手は多岐にわたりますが、PMM自身は直接の権限を持たないことも少なくありません。そのなかで戦略の方向性を示し、組織全体の足並みをそろえるためには、論理と情熱の両面で納得感を生み出すことが不可欠です。

論理の側面では、市場データや顧客インサイトに基づいて戦略の根拠を示し、優先順位付けや投資判断の妥当性を説明する力が必要です。ROIや売り上げインパクトを定量的に示し、なぜこの施策にリソースを振り向けるべきかを明確にできれば、経営層や関連部門の合意形成が進みやすくなります。

一方で情熱の側面では、プロダクトビジョンや顧客価値への強い思いを言語化し、メンバーの感情に訴えかける力が重要です。PMM自身がプロダクトと顧客の両方に深くコミットしている姿勢を示すことで、困難な局面でもチームを前向きに巻き込めます。

これらは「調整力」という一言では収まりません。対立する利害関係を整理し、双方が納得できる着地点を設計した経験、反対意見があるなかで丁寧な説明を重ね、最終的に組織としての意思決定を前に進めた経験などが具体的な評価材料になります。PMMとしての適性は、こうした場面でどれだけ粘り強く周囲を巻き込んできたかに表れます。

市場と顧客への飽くなき探究心

市場と顧客への飽くなき探究心はPMMの根幹を支えるマインドです。プロダクトの成功は、どれだけ優れた機能を備えているかではなく、顧客が抱える課題をどれだけ深く理解しそれに沿った価値を提供できるかで決まります。表面的なニーズや要望だけでなく背後にある業務プロセスや組織構造まで踏み込んで理解しようとする姿勢は、他転職希望者との差別化要素になります。

この探究心は日々の行動に現れます。例えば顧客インタビューの機会を自ら創り出し、セールス同行やCSとの同席を通じて、顧客の生の声に触れ続ける方はPMMとしてのポテンシャルが高いといえます。また、利用ログや契約データなどの定量情報と、顧客の発言やサポート履歴などの定性情報を組み合わせ、仮説を立てて検証する習慣も重要です。

こうした積み重ねにより、「なぜ今この戦略なのか」「なぜこのセグメントを狙うのか」を自信を持って説明できるようになります。探究心は資格や肩書きでは測れませんが、日々の行動とアウトプットに明確に反映される資質です。

必須資格はないが、MBAやマーケティング関連資格が有効

PMMへの転職にあたって必須となる資格はありません。企業が最も重視するのは、GTM戦略やプロダクトマーケティングの経験と、その結果としてどの程度のビジネスインパクトを生んだかという実績です。そのため、資格だけでPMMのポジションに近づくことは難しく、あくまで経験や成果を補完する「加点要素」と捉えるのが現実的です。

一方で、MBAやマーケティング関連資格は、体系的な知識や経営視点を持っていることを示す手段として有効です。MBAであれば、マーケティング戦略や財務、組織マネジメントなどを横断的に学ぶことで、PMMに求められる戦略思考を整理しやすくなります。経営層や海外拠点とのコミュニケーションにおいて、共通言語を持てる点もメリットです。また、マーケティングビジネス実務検定やウェブ解析系の資格、プロジェクトマネジメント関連の資格などは、特定分野の知識やスキルを客観的に証明する材料になります。

ただし、資格取得そのものが評価されるのではなく、学んだ内容をどのように仕事に生かしてきたかが問われます。資格取得後に担当したプロジェクトで、どう戦略の精度が上がったのか、どのようにデータ分析やフレームワークを用いたのかを具体的に語れると、PMM候補としての説得力が増します。PMMを目指す方にとって資格はゴールではなく、実務の質を高めるための手段と捉えることが重要です。

プロダクトマーケティングマネージャー(PMM)へ転職した場合の年収相場は約1,150万円前後

PMMは市場戦略と事業成長を担う専門職であり、その重要性は年収水準にも反映されています。JACが取り扱うPMM関連求人のデータによると、全体の平均年収は1,150.9万円となっています。

役職平均年収
メンバークラス862.2万円
管理職1,279.1万円

役職別にみると、メンバークラスの想定平均年収は862.2万円であり、実務遂行力と市場理解を備えた方であれば早期から高水準の報酬が期待できます。一方、プロダクトライン全体やGTM戦略の統括を担う管理職クラスでは1,279.1万円と責任範囲の拡大に応じて報酬も大きく上昇しています。PMMが担う事業インパクトの大きさが、そのまま待遇にも結びついているといえます。

平均年収
日系企業1,109.1万円
外資系企業1,177.0万円

企業属性別にみると、日系企業の想定平均年収が1,109.1万円であるのに対し、外資系企業では1,177.0万円と、外資系の方がやや高めの傾向があります。外資系企業ではグローバル基準のGTM戦略や多拠点連携が求められるため、市場戦略と組織横断の調整力を高いレベルで発揮できる方への期待が報酬に反映されていると考えられます。

総じて、PMMは専門性と事業貢献度の高さからハイクラスの報酬水準が期待できる職種です。JACが保有する求人においても、戦略推進力と顧客理解を兼ね備えた方へのニーズは継続しており市場価値向上を目指す方にとって有望なキャリア領域といえるでしょう。

※当社実績(2024年1月~2025年10月、想定年収)

プロダクトマーケティングマネージャー(PMM)の転職事例

ここでは、JACが提供する転職支援サービスを利用して、PMMが転職を成功させた事例を紹介します。

新規事業の成長戦略を担うPMMへ転身した事例

Sさん(40代前半/女性)

業種職種年収
転職前情報通信業マーケティング事業責任者1,250万円
転職後化学工業プロダクトマーケティングマネージャー1,600万円

Sさんは、キャリア初期から一貫してデジタル領域の事業成長に携わってきました。営業企画・マーケティングに従事した後、コンテンツプラットフォーム企業に入社。PMとしてジョイン後、人気アプリのマーケティングリーダー、事業部長、さらに執行役員として事業全体を牽引し成長を主導してきた方です。社内外から信頼を集める高いコミュニケーション力と、明快で論理的な説明力も際立っていました。

順調なキャリアの中でも、Sさんが転職を決意した背景には「まったく異なる業界での挑戦」と「0→1を再び手掛けたい」という強い意欲がありました。現職への不満はなく、むしろやりがいある環境でしたが、長年同じ領域で成果を出し続ける中で視座を広げる機会を求めるようになっていました。

JACのコンサルタントは、Sさんの実績を「グロース戦略の設計〜組織実装までを一気通貫で担える点」に見出し、単なるマーケティングのスペシャリストではなく事業成長を設計できるPMMとして評価。そこで提案したのが、グロースマネジメント領域のディレクタークラス(PMMポジション)でした。同社は新規事業群を立ち上げたばかりでプロダクト開発を推進するフェーズ。Sさんの経験が最も生きる環境だと確信しました。

選考ではSさんが示した市場解釈の深さと、ファネル改善を論理的に説明できる力が評価され、最終的に1,250万円 → 1,600万円へ年収もアップ。転職後は、新規プロダクトの成長戦略立案から組織づくり、クリエイティブ設計まで幅広く主導し、同社の新規事業を牽引する重要ポジションを担っています。

※事実をもとにしていますが、プライバシー保護のため内容は適切に編集しています。

大手メーカーで全社マーケティングを統合するPMMポジションへ転身した事例

Fさん(40代前半/女性)

業種職種年収
転職前情報・通信業/電気機器製造業グローバルマーケティングマネージャー1,250万円
転職後建材・設備機器製造業プロダクトマーケティングマネージャー1,300万円

Fさんは、BtoC・BtoB双方の領域でブランド戦略からプロモーション、デマンド生成まで幅広く手掛けてきたマーケティングのプロフェッショナルです。国内生活用品メーカーでキャリアを開始し、ブランドガバナンスやデザイン統括を担当した後、大手ICT企業ではグローバル市場を対象としたABMやデジタルマーケティングをリード。広告代理店との折衝、イベント企画、SNSによるコミュニティ形成まで、多様なマーケティング手法を実践してきました。明快で論理的な説明力に加え、初見のテーマでも素早く本質を捉える思考力が高く評価されていた方です。

長らくマーケティングの中核を担ってきた一方で、Fさんが転職を考えた理由は「より能動的に挑戦できる環境を求めたこと」にありました。組織全体で間接部門のリソース縮小が続くなか、これ以上ダイナミックな経験を積むことが難しいと判断し、新たなフィールドでキャリアの幅を広げたいという意向を明確にされていました。

JACのコンサルタントは、Fさんの強みを「ブランド統合と戦略実行を一気通貫で推進できる方」と捉えました。そこで提案したのが、マーケティングコミュニケーションリーダー(PMMポジション)です。同社は複数事業が個別最適で進めてきたマーケティング活動を統合し、ブランド価値向上を図る変革の途上にあり、領域横断の戦略設計ができる方を必要としていました。FさんのBtoC経験とグローバル視点、そしてブランドマネジメントの実務知見が、まさに求める人物像と一致していました。

選考では、Fさんが提示した統合マーケティング施策の設計力と消費者理解を起点とした戦略思考が高く評価され、年収1,250万円 → 1,300万円でのオファーに至りました。転職後は全社横断のブランド戦略から顧客体験設計、統合キャンペーンの推進まで幅広い領域をリードし、企業全体のマーケティング高度化に寄与しています。

※事実をもとにしていますが、プライバシー保護のため内容は適切に編集しています。

専門性を生かし、領域特化型PMMポジションへ転身した事例

Aさん(30代後半/男性)

業種職種年収
転職前医薬品製造業エリアマーケティング1,500万円
転職後医薬品製造業プロダクトマーケティングマネージャー1,500万円

Aさんは、製薬メーカーでMRとしてキャリアを築いた後、エリアマーケティングへとステップアップしてきた方です。大学病院やキーパーソンとなる医師をカバーしながら、広域エリアでのリソース配分や複数名のマネジメントも経験してきました。

現職でも評価は高く、営業推進ポジションへの打診も受けていましたが、Aさんの関心は一貫して「エリアマーケティングなど、より高い次元で戦略と実行を担うこと」にありました。社内での異動も一つの選択肢としつつ、外部の機会も含めて比較したいという意向から、JACに相談されました。

JACのコンサルタントは、Aさんの経験が「トップアカウント攻略」「KOLマネジメント」「CFTリード」という観点で非常に強いと捉え、領域専任制で専門性を深められる外資系大手製薬のスペシャリストグループ(PMM相当)をご提案しました。同ポジションは、戦略プランの立案と実行、全国レベルの企画立案、KOLマネジメントを通じて製品の市場浸透を高める役割が求められており、Aさんのキャリアと高い親和性がありました。

選考では、Aさんがこれまでに手掛けてきた施設攻略の事例や、広域エリアでの戦略立案とCFTリードの経験が高く評価されました。Aさん自身も、領域特化で専門性をさらに磨ける点と、将来的なキャリア展開の柔軟性を重視し、最終的に年収1,500万円 → 1,500万円という水準を維持しながらポジションチェンジを実現しました。

※事実をもとにしていますが、プライバシー保護のため内容は適切に編集しています。

プロダクトマーケティングマネージャー(PMM)へ転職後のキャリアパス

プロダクトマーケティングマネージャー(PMM)は、転職後のキャリアパスが多様なポジションへ開かれている職種です。ここでは、代表的な3つのキャリアパスについて整理します。

  • ●より広範囲のプロダクトを統括するなど、社内で上位ポジションに昇進
  • ●CPOやCMO、事業責任者へとキャリアを拡張
  • ●市場分析力や戦略立案力を生かし、コンサルティングファームへ転職

より広範囲のプロダクトを統括するなど、社内で上位ポジションに昇進

PMMとして成果を出した方は、同じ企業内でスコープを広げる形でキャリアを進めるケースが多く見られます。最初は単一プロダクトや特定機能の担当からスタートし、その後は複数プロダクトラインや主要プロダクト群を統括するシニアPMM、プロダクトマーケティング組織を率いるリードやヘッドへと役割が広がっていきます。プロダクトの範囲だけでなく、対象とする市場も中小企業領域からエンタープライズ領域へ、国内から海外市場へと拡大する傾向があります。

このキャリアパスでは、プロダクト戦略とGTM戦略を構造的に捉え直し、ポートフォリオ全体の優先度や投資配分を設計する視点が求められます。また、個人としての実務遂行力に加えて、PMMメンバーの採用や育成、チームとしての戦略と役割を定義するマネジメント力も重要になります。経営層へ直接レポートしながら、中長期の市場戦略と短期の売り上げ目標を両立させる役割に近づくため、事業の中核を担うポジションへステップアップしたい方にとって有力な選択肢となります。

CPOやCMO、事業責任者へとキャリアを拡張

PMM経験は、将来的にCPO(Chief Product Officer)やCMO(Chief Marketing Officer)、事業責任者といった経営に近いポジションへ進むうえで有効なステップになります。プロダクトの価値を市場に届ける役割を担うPMMは、自然と「事業としてどのように成長させるか」という視点をもつようになるためです。プロダクトマネージャー(PdM)と連携しながらプロダクト戦略に踏み込み、その延長線上でPdMへキャリアを広げ、最終的にCPOとしてプロダクト全体を統括するケースもあります。

一方で、マーケティング組織全体を率いる方向に進むパスもあります。PMMとしてGTM戦略や需要創出に深く関わった経験は、ブランド戦略やリードジェネレーションを含む広義のマーケティングを統括するCMOポジションとも親和性が高い領域です。また、特定プロダクトや事業ユニットの売り上げと利益の責任をもつ事業責任者としてのキャリアも現実的な選択肢です。この場合、P/L管理や組織マネジメントが職務に加わり、PMMとして培った市場視点と収益志向をより直接的に生かすことになります。

いずれのパスでも共通する強みは、市場と顧客への深い理解、部門横断での調整力、戦略立案と実行を一体で考える姿勢です。PMMとしてこうした力を磨くことで、経営に近いポジションへの道が見えてきます。

市場分析力や戦略立案力を生かし、コンサルティングファームへ転職

PMMで培った市場分析力や戦略立案力は、コンサルティングファームでも高く評価されます。特に、SaaSやデジタルプロダクト領域での経験をもつPMMは、クライアント企業のプロダクト戦略やGTM戦略の支援において即戦力として見なされるケースが増えています。市場調査や競合分析を行い、仮説を立てて検証しながら戦略を磨いてきた経験は、コンサルティングで求められるアプローチと親和性が高い領域です。

転職先としては、マーケティングコンサルティングファーム、戦略コンサルティングファーム、DX・IT戦略に強みをもつファームなどが候補になります。マーケティングコンサルでは、ポジショニングやブランド戦略、GTM戦略の策定支援などが主なテーマとなり、PMMとしての経験をそのままクライアントワークに展開しやすい環境です。戦略コンサルでは、新規事業戦略や市場参入戦略、プロダクトポートフォリオ戦略の立案など、より上流のテーマに関わる機会が増えます。DXやIT戦略系のファームでは、SaaS導入やデジタルプロダクトの事業化支援などで、事業会社での実践経験が大きな説得力をもちます。

PMM出身者の強みは、机上の戦略だけでなく「実際に自ら実行した経験」を持っている点にあります。これにより、クライアントに対して現実的な打ち手を提案し実行フェーズまで伴走できるコンサルタントとして評価されやすくなります。市場とプロダクトの両方を理解しているPMMは、コンサルティングファームでも希少性の高い専門家といえるでしょう。

  • コンサルティングファームの転職情報

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プロダクトマーケティングマネージャー(PMM)への転職なら、JAC Recruitment

プロダクトマーケティングマネージャー(PMM)は、プロダクトと市場をつなぎ事業成長を牽引する高度な専門職です。そのため、採用要件は企業ごとに大きく異なり、求められるスキルセットや役割の範囲も幅広いのが特徴です。SaaS、外資系IT、事業会社のDX推進室など、PMMを必要とする環境は多様化しており、最適な転職先を選ぶには、個別企業の戦略や組織構造を深く理解した支援が欠かせません。

JACには、SaaS領域の成長企業からグローバルIT企業、大手事業会社の新規事業部門まで、PMMに関連する非公開求人を多数保有しています。各企業が求めるGTM戦略経験や顧客理解の深さ、ステークホルダーマネジメント力といった要件を踏まえ、あなたの実績をどのポジションに結び付けられるかを丁寧に評価します。また、PMMとPdM、マーケティング、事業企画など隣接職種の違いも踏まえたうえで、長期的なキャリアプランを一緒に描くことも可能です。

PMMとして次のステージを目指したい方は、ぜひJACにご相談ください。

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この記事の筆者

株式会社JAC Recruitment

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当サイトを運営する、JACの編集部です。 日々、採用企業とコミュニケーションを取っているJACのコンサルタントや、最新の転職市場を分析しているJACのアナリストなどにインタビューし、皆様がキャリアを描く際に、また転職の際に役立つ情報をお届けしています。