ベンチャーから転職したい方へ|主な転職先や評価されやすい経験を解説

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公開日:2025/10/09 / 最終更新日: 2025/10/09

ベンチャー企業を経験し、新たな環境へ転職を考える方もいらっしゃるでしょう。では、ベンチャー出身者は、ベンチャー企業経験後にどのような業界や職種に転職するケースが多いのでしょうか。

本記事では、ベンチャーから転職をしたい方向けに、ベンチャー出身者の主な転職先や評価されやすい経験などについてJAC Recruitment(以下、JAC)が解説します。

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ベンチャー出身者の主な転職先


ベンチャー出身者の主な転職先を5つご紹介します。

  • ・EMC業界
  • ・メディカル・バイオ
  • ・商社
  • ・IT業界
  • ・経営企画・事業企画職

EMC業界

ベンチャー企業と一口にいっても、どのような技術やアイデアを生かし、事業を展開していたのかによって転職先は変わってきます。しかし、EMC業界は現在、積極的に人材採用を進めており、JACのサポート事例をみてもEMC業界へ転職されるケースが多く見られます。

EMC業界では、ベンチャーで培った技術力が評価され、特に技術職への転職が多く見られます。

メディカル・バイオ業界

バイオベンチャーというカテゴリーが登場するほど、バイオテクノロジーを用いて、医薬品や診断薬、再生医療などの事業を行う企業が増えています。そのため、メディカル・バイオ業界は、バイオベンチャー出身が経験を生かして転職をしやすい業界です。JACのサポート事例を見ても、メディカル・バイオ業界への転職事例は多く、特に、診断薬やライフサイエンス分野に関わる企業への転職が目立ちます。

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商社

商社もベンチャー出身者が転職しやすい業種の一つです。商社の中には、社内ベンチャー制度などを導入している企業などもあり、新たな事業へチャレンジする起業家精神を歓迎する風土があります。また、ベンチャー企業の技術力に注目し、ベンチャー企業をサポートしている商社も存在します。商社は、ベンチャーで培った事業企画の経験や独自の技術などを生かしやすい業種だといえます。

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IT業界

ベンチャー企業には、IT技術を活用して、これまでにはなかった画期的なサービスを提供する企業が多くあります。そのため、IT系のビジネスを展開していたベンチャー企業の出身者は、IT業界との親和性が高くなります。IT業界への転職事例を見ると、プロジェクトマネージャーやITコンサルタント、IT営業、技術職などへの転職が多くなっています。

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経営企画・事業企画

ベンチャーでは、新たなビジネスチャンスの創出を目指し、革新的なアイデアをもとに経営や事業の企画を進めます。また、従業員数が少ない分、一人が担う業務の幅は広く、さまざまな知識を身につけられるほか、状況に応じた柔軟な対応力も養われます。

経営企画や事業企画に携わった経験はどの業界においても生かせるものであり、ベンチャー出身者の企画力は高く評価される傾向にあります。

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ベンチャーからの転職で評価される経験・スキル     


JACが取り扱っている求人情報を見ると、ベンチャー出身者が転職をする場合、次のような経験やスキルが評価される傾向にあります。

  • ・AIなどの先端技術に関する知識・実務経験
  • ・新規事業の立ち上げや事業戦略の策定・実行経験
  • ・医薬品やメディカル分野に関連する知識と実務の経験

AIなどの先端技術に関する知識・実務経験

ベンチャー企業の中には、AIなどの先端技術を活用し、新たな価値を想像する企業があります。現在、品質管理や不正検知、データ分析、画像診断、自動運転など、さまざまな分野にAIは活用されています。従って、ベンチャー企業においてAIなどの先端技術を活用した事業に関わった経験は、多分野で役立てることができ、転職時に有利に働く可能性が高いでしょう。

新規事業の立ち上げや事業戦略の策定・実行の経験

ベンチャー企業で新規事業の立ち上げに関わり、具体的な事業戦略の策定・実行に携わった経験は、転職時に高い評価につながる可能性があります。大手企業の場合、分業が進むため、担当する業務の幅は限定されます。一方、ベンチャー企業は規模が小さいため、一人が事業の企画から戦略の立案、実行まで一貫して担当をします。これらの経験はベンチャー出身者だからこそ習得できるものでもあり、ベンチャー出身者の強みです。

医薬品やメディカル分野に関連する知識と実務の経験

先述のように、バイオベンチャーでの経験は製薬業界やメディカル分野で生かすことが可能です。創薬や診断薬などの開発に関わった経験はもちろん、薬事申請や品質管理に携わった経験、遺伝子工学、タンパク質などに関する研究経験も高い評価につながります。

【年代別】ベンチャーからの転職事情  


JACのサポート事例を参考に、ベンチャーからの転職事情を年代別に分けてご説明します。

20代|ベンチャーで鍛えた“即戦力”が武器に

大手企業では、20代はまだ育成フェーズ。先輩の指導のもとで基礎を学ぶ期間とされがちです。一方、ベンチャーでは、少人数体制ゆえに20代でも事業の根幹に関わる業務を任されることが多く、営業から企画、プロダクト開発まで幅広く経験するケースも珍しくありません。

その中で培った「自走力」「課題解決力」「スピード感ある意思決定」は、転職市場でも高く評価されます。JACの事例でも、20代ベンチャー出身者は業界を問わず、柔軟にキャリアを広げている傾向が見られます。

30代|“裁量”と“挑戦”を武器に、企画・マネジメント領域へ

ベンチャーでは年齢に関係なく裁量が与えられ、経営に近い視点で意思決定を求められる環境が整っています。30代ともなれば、事業責任者やチームリーダーとして、スピード感ある判断と実行力を磨いてきた人も多いでしょう。

JACの事例では、30代ベンチャー出身者がIT・技術職だけでなく、営業や経営企画など上流ポジションへの転職を果たすケースが多く見られます。ベンチャーで培った“挑戦する姿勢”が、次のフィールドでも歓迎されているのです。

40代|“専門性”と“マネジメント力”で組織を牽引

40代になると、ポテンシャルよりも実績が重視される傾向が強まります。ベンチャーで培った専門スキルや、少人数組織でのマルチタスク経験は、即戦力として評価されやすく、特定領域での転職成功率も高まります。

JACの事例では、IT・技術部門に加え、経営企画・事業企画、さらには経理・財務・法務・人事などの管理部門への転職も増加傾向。ベンチャーで“ひとり管理部門”を担っていたような経験が、幅広い知識と対応力として高く評価される場面が多く見られます。

50代|“経験”と“専門性”を武器に、限定領域での活躍へ

年齢が上がるにつれ、転職のハードルは高くなります。ベンチャー出身者も例外ではなく、50代の転職には厳しい条件が伴うこともあります。

しかし、マネジメント経験や特定分野での専門性がある場合は、50代でも十分に活躍の場はあります。面接では、ベンチャーで培った経験をどう生かすか、具体的な提案が鍵となります。JACの事例でも、専門性を生かしたポジションでの転職成功例が報告されています。

ベンチャーからの転職を成功させるためのポイント


ベンチャーからの転職を成功させるために抑えておきたい3つのポイントを解説します。

  • ・事業企画や商品企画、プロジェクトマネジメント経験のアピール
  • ・ビジネスレベルの英語力とグローバルビジネスの経験のアピール
  • ・ベンチャー出身者の転職支援実績が豊富なエージェントの活用

事業企画や商品企画、プロジェクトマネジメント経験のアピール

ベンチャー企業では、一人が事業企画や商品企画の企画立案から戦略の策定、プロジェクトのマネジメントに一貫して携わるケースが少なくありません。企画からプロジェクトの完遂までに携わり、プロジェクトを成功させた経験は、発想力からマネジメント力まで、業務遂行に求められるあらゆる能力を保有していることの証明となります。

転職時には具体的なプロジェクトの内容と成果を積極的にアピールすることが大切です。

ビジネスレベルの英語力とグローバルビジネスの経験のアピール

経済のグローバル化にともない、多くの企業が海外への進出や海外企業との協業などを進めています。ベンチャー企業でも、国内だけではなく、よりマーケットの広い海外への進出を進めている企業があります。ベンチャー企業として、高い技術力やアイデアを武器に海外進出を果たした経験や英語での交渉経験などは、転職時の高評価につながります。面接時には、担当業務の内容や進出エリア、進出プロジェクトの成果などについて具体的にアピールすることが大切です。

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ベンチャー出身者の転職サポート実績を豊富にもつエージェントの活用

ベンチャー出身者の高い技術力や失敗を恐れないチャレンジ精神、幅広い業務に携わったマルチタスク能力は、あらゆる業界において活用できるものです。少数精鋭のベンチャー企業では、時間的な制約も多く、仕事をしながらの転職活動は簡単ではないでしょう。効率よく転職活動を進めるためには、ベンチャー出身者の支援実績が豊富な転職エージェントの活用が効果的です。

ベンチャーからの転職事例


実際にJACが転職をサポートし、ベンチャーからの転職を成功された方の事例を3つご紹介します。

ベンチャーから食品メーカーへの転職事例

Mさん(男性/40代前半)

 業種職種年収
転職前エネルギー系ベンチャー人事1,050万円
転職後食品メーカー人事900万円

Mさんは大手物流会社で人事に携わった後、エネルギー関連のベンチャー企業に転職し、人事部門のマネージャーとして人事施策の立案や部門の管理に従事していました。

今回、社員がさらに活躍できる環境づくりをサポートできる職場への転職を希望され、当社にご相談をいただきました。当社からご紹介したのは大手食品メーカーの人事部長候補としての求人です。人事制度の設計やサクセッションプランの策定経験をもつMさんの経験はまさに応募先企業が求めていた要件であり、すぐに採用が決定しました。

ベンチャーから電気機器メーカーへの転職事例

Nさん(男性/30代後半)

 業種職種年収
転職前医療ベンチャー事業開発1,100万円
転職後電気機器メーカー事業開発1,050万円

Nさんは、医療ベンチャーにおいて、治験や医療データに関する事業開発、サービスの立案、営業と幅広い事業に携わってこられた方です。AIを活用した医療システムのグローバル治験に携わるなど、豊富な経験のある方です。

キャリアアップができる環境への転職を希望されていたNさんに当社からご紹介したのは、大手電気機器メーカーの事業開発職です。最新技術を応用したヘルスケア事業における募集であり、Nさんの臨床開発に関する豊富な経験が評価につながり、見事、採用が決定しました。

ベンチャーから電子機器メーカーへの転職事例

Sさん(男性/30代前半)

 業種職種年収
転職前金融系ベンチャー事業企画1,250万円
転職後電子機器メーカー経営・事業企画1,200万円

Sさんは、金融関係のベンチャー企業において、決済・ペイメント領域の事業企画や実行支援に携わっていました。経験を生かし、よりキャリアアップを目指したいとの意向から、転職を決意。

当社からは、大手電子機器メーカーの新規事業である、モバイル搭載Walletアプリ開発におけるマネージャー業務をご紹介しました。決済に関する知識や開発プロジェクトのマネジメント経験をもつSさんの経験と誠実なお人柄は、応募先企業の担当者に高く評価され、見事、採用が決定しました。

実際、ベンチャー出身者はどのような業種/職種に転職している?


JACの転職サポートにより、転職を成功させたベンチャー出身者は、どのような業種や職種に転職しているのでしょうか。ベンチャー出身者の転職先の業種と職種のトップ10を以下の表にまとめました。

【ベンチャー出身者が転職先として選んだ業種トップ10】

ベンチャー出身者の転職先として最も多い業種は、EMC業界です。また、メディカル・バイオ業界へ転職された方も多く見られます。そのほか、商社、IT・通信業界への転職事例も多くなっています。

順位業種割合(%)
1EMC28.4
2メディカル・バイオ18.5
3商社16.9
4IT・通信11.9
5WEB5.4
6コンサルティング・シンクタンク・事務所4.3
7サービス3.7
8消費財3.6
9建設・不動産2.2
10金融1.8

【ベンチャー出身者が転職先として選んだ職種トップ10】

ベンチャー出身者が転職した職種を見ると、経営・事業企画、技術系、営業と続きます。このことからも、ベンチャーで経営企画や事業企画に携わった経験は、転職時に高く評価されることが分かります。

順位職種割合(%)
1経営・事業企画13.8
1技術系13.8
3営業13.6
4経理・財務12.5
5IT10.3
6メディカル・バイオ7.9
7人事・労務5.2
8購買・物流・生産管理4.6
9総務・広報3.0
10マーケティング・商品開発2.9

ベンチャーからの転職なら、JAC Recruitmentへ


近年、日本のベンチャー企業は、独創的な発想力と高い技術力を武器に、海外進出を果たす企業も増えています。こうした環境で培われた柔軟な思考力や課題解決力、臨機応変な対応力は、どの業界でも求められる重要なスキルです。

JAC では、これまで数多くのベンチャー出身者の転職をサポートしてきました。当社には、各分野・各職種に精通したコンサルタントが多数在籍しており、転職希望者の経験やスキルを最大限に活かせる環境をご提案することが可能です。

ベンチャー出身者の転職支援においては、スキルや経験が評価されやすい業界や企業を熟知していることが強みです。理想のキャリアを実現するための求人紹介はもちろん、応募書類の作成や面接対策など、転職活動全体を丁寧にサポートいたします。

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この記事の筆者

株式会社JAC Recruitment

 編集部 


当サイトを運営する、JACの編集部です。 日々、採用企業とコミュニケーションを取っているJACのコンサルタントや、最新の転職市場を分析しているJACのアナリストなどにインタビューし、皆様がキャリアを描く際に、また転職の際に役立つ情報をお届けしています。