53歳の転職は厳しい?転職動向や成功事例を解説

  1. 50代

公開日:2026/01/05 / 最終更新日: 2026/01/05

53歳での転職は遅すぎるのではないか、厳しいのではないかと考えている方もいるのではないでしょうか。
本記事では独自データをもとに、53歳での転職の実情についてJAC Recruitment(以下、JAC)が解説します。

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本章では、53歳の転職について、JACのデータを中心に次の2つの観点から解説します。

• 53歳でも転職する方は一定数存在する
• 16.1%が53歳で初転職

53歳でも転職する方は少なくありません。

厚生労働省が公表している「令和6年雇用動向調査結果の概況」によると、50〜54歳における転職入職率は女性8.2%、男性5.1%でした。さらにJAC実績では、50代全体の15.7%、そのうち53歳は12.7%を占めています。

出典:「令和6年雇用動向調査結果の概況」(厚生労働省)

【JAC実績における50代の割合】

年齢割合
50歳13.9%
51歳14.5%
52歳13.2%
53歳12.7%
54歳10.5%
55歳9.3%
56歳8.2%
57歳5.6%
58歳6.1%
59歳5.9%

※当社実績(2023年1月~2025年10月分データ)より

JACの実績における53歳の男女比率は次のとおりです。全年代の男女比率(男性:79.0%、女性:20.7%)と比較すると、53歳のハイクラス転職市場では男性の割合が高いことがうかがえます。

JAC実績における53歳の男女比率】

性別割合
男性87.9%
女性12.1%

※当社実績(2023年1月~2025年10月分データ)より

53歳で初めて転職する方は16.1%。一方、複数回経験者が大半で、キャリアアップや報酬改善を目的とした転職が一般化していることが背景です。

JAC実績における53歳の転職回数別割合】

転職回数割合
0回目16.1%
1回目15.9%
2回目19.5%
3回目13.5%
4回目11.7%
5回目8.0%
6回目5.5%
7回目3.1%
8回目1.6%
9回目0.6%
10回目0.4%
11回目0.3%
12回目0.0%
13回目0.1%
14回目0.0%
15回目0.1%
不明3.6%

※当社実績(2023年1月~2025年10月分データ)より

53歳になると、初めて転職する方は少なく、複数回の転職経験をもつ方がほとんどです。これは、キャリアアップや報酬改善を目的とした転職が一般化しているためであり、50代後半でもより良い環境を求めて転職する動きが、依然として活発であることを示しています。


本章では、53歳における次の3つの転職活動実態を、JACの独自データ(※1)を用いて紹介します。

• 53歳の転職後平均年収
• 53歳の転職で年収アップした方の割合
• 53歳で管理職以上に転職した方の割合
(※1)当社実績(2023年1月~2025年10月分データ)より

JACの実績を見ると、53歳で転職した方の転職後平均年収は1,000万円前後です。
また、転職後の年収帯別の割合は、次のとおりです。

【53歳転職後の年収帯別割合】

年収割合
600万円未満7.8%
600~699万円10.8%
700~799万円14.7%
800~899万円13.9%
900~999万円10.4%
1,000~1,099万円10.0%
1,100~1,199万円8.1%
1,200~1,299万円6.1%
1,300~1,399万円5.8%
1,400~1,499万円3.3%
1,500万円以上9.1%

※当社実績(2023年1月~2025年10月分データ)より

53歳で転職した方の年収分布を見ると、1,000万円以上が4割以上を占めています。さらに、800~999万円の層も24.3%を占めており、全体の66.7%が年収800万円以上という高水準に集中しています。このことから、企業はこの年代に即戦力となる経営層や高度な専門性を求めており、53歳での転職ではハイクラス向けのポジションが大半を占めているといえます。

JACの実績を見ると、53歳で転職した方のうち、年収アップした方の割合は48.2%でした。また、年収アップした方の平均増加額は110万円程度です。

なお、転職後の年収アップ帯別の割合は、次のとおりです。

【53歳転職後の年収アップ帯別割合】

年収割合
50万円未満34.8%
50~99万円26.8%
100~149万円17.4%
150~199万円7.4%
200~249万円4.4%
250~299万円3.5%
300~349万円0.9%
350~399万円0.9%
400~449万円0.6%
450~499万円0.6%
500万円以上2.7%

※当社実績(2023年1月~2025年10月分データ)より

転職で年収アップした方のうち、約4割の方が100万円以上の年収アップを実現していることがわかります。また、500万円以上年収アップした方は2.7%おり、専門性の高さや経営層への登用などがハイレベルなポジションへの転職成功の一因と考えられます。

全体として、53歳での転職は大きな年収増よりも、安定したキャリア継続や適正な報酬への調整を目的とする傾向が強いといえるでしょう。

JACの実績を見ると、53歳で転職した方のうち、管理職以上のポジションに就任した方の割合は67.6%でした。内訳は、次のとおりです。

【53歳転職後の役職別割合】

役職割合
本部長以上5.1%
部長以上21.2%
課長以上41.3%
課長未満32.4%

※当社実績(2023年1月~2025年10月分データ)より

53歳で転職する方の多くは管理職クラスであり、課長以上が全体の67.6%を占めています。特に、部長以上の割合は26.3%であり、企業が即戦力となるマネジメント層を積極的に採用していることがうかがえます。

一方で、課長未満も32.4%存在しており、専門性を活かしたポジションへの転職も一定数見られます。さらに、本部長以上の経営層も5.1%存在しており、よりハイレベルなポジションへのキャリアシフトが可能であることを示しています。


50代での転職は「難しい」と思われがちですが、実際には豊富な経験と専門性を活かし、キャリアアップを果たしている方が多数います。

ここでは、JACが提供する転職支援サービスを利用し、53歳で転職を成功させた事例を紹介します。

Tさん(53歳/男性)

業種職種年収
転職前総合住宅メーカー支店長850万円
転職後地域密着型建設会社取締役 営業本部長1,200万円

Tさんは不動産業界で30年以上のキャリアをもち、マンション販売からリフォームまで幅広い経験を積んできた方です。営業戦略の立案や課題物件の完売実績など、現場とマネジメントの両面で成果を上げてきました。

JACのコンサルタントは、Tさんの「営業戦略構築力」と「マネジメント経験」に着目し、経営に近いポジションをご提案。面接では、過去の販売実績やチーム牽引力を具体的にアピールできるよう準備をサポートしました。

結果、転職が成功し、年収は850万円から1,200万円へアップ。長年培った不動産知識を活かし、経営層として新たな挑戦を実現した好例です。

※事実をもとにしておりますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないように内容を一部変更しています。

Nさん(53歳/女性)

業種職種年収
転職前ベンチャーキャピタル投資部門 副部長950万円
転職後投資ファンド会社運用部ディレクター1,200万円

Nさんは投資銀行でのリサーチ業務を経て、ベンチャーキャピタルでファンド組成やライフサイエンス分野の投資戦略策定に従事。100億円規模のファンド立ち上げやポートフォリオ管理など、専門性の高い業務を担ってきました。

JACのコンサルタントは、Nさんの「投資戦略策定力」と「ファンド運営経験」を強みとして、運用部門のディレクター職をご提案。面接対策では、投資戦略の立案力やファンド運営の実績を効果的に伝えられるよう準備を行いました。

結果、転職が成功し、年収は950万円から1,200万円へアップ。金融業界で培った知見を活かし、成長領域でキャリアを広げた事例です。

※事実をもとにしておりますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないように内容を一部変更しています。

Eさん(53歳/男性)

業種職種年収
転職前電子部品メーカー貿易管理室 室長1,100万円
転職後NC装置メーカー輸出管理責任者1,700万円

Eさんは機械工学をバックグラウンドに、製品設計やソフトウェア開発を経験後、貿易管理室の責任者として国内外の輸出管理業務を統括。法令対応や社内ルール策定など、コンプライアンス領域で高い専門性を発揮してきました。

JACのコンサルタントは、Eさんの「安全保障貿易管理の知識」と「グローバル対応力」に着目し、世界トップシェアを誇るメーカーの管理ポジションをご提案。面接では、法令対応力やリスク管理の実績を具体的に示す準備を支援しました。

結果、転職が成功し、年収は1,100万円から1,700万円へアップ。専門性を武器に、製造業の中核領域でキャリアを深化させた事例です。

※事実をもとにしておりますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないように内容を一部変更しています。

今回の事例から見える成功のポイントは、まず専門性と実績を明確に打ち出すことです。長年培ってきたスキルや経験は、企業にとって即戦力となる価値があります。営業戦略、投資運用、安全保障貿易管理など、それぞれの分野で積み重ねた成果が評価され、転職成功につながりました。

次に重要なのは柔軟性と挑戦意欲です。新しい業界や役割への適応力を示すことで、年齢によるハードルを乗り越え、キャリアの幅を広げることができます。変化を恐れず、学び続ける姿勢が企業から高く評価されました。

そして、戦略的な活動とプロの支援が成功率を大きく高めます。JACのコンサルタントは転職希望者の強みを再定義し、企業ニーズに合わせた提案や面接対策を実施しました。これにより、転職希望者は自信をもって面接に臨み、採用側に強い印象を残すことができました。

53歳でも、キャリアの集大成として新たな挑戦を実現することは十分可能です。経験と専門性を武器に、柔軟な姿勢で次のステージへ進むことが、成功への鍵となります。


50代は、長年培ってきた専門性や豊富なマネジメント経験を強みとして発揮できる一方で、企業からはスペシャリストとして高い成果が求められる年代です。役職定年やキャリアの先を見据え、次のステージをどう築くかが重要な分岐点となります。

その点、JACには、各業界の求人動向や企業の採用ニーズを深く理解したコンサルタントが在籍しており、「目先の転職」だけでなく「その先のキャリア形成」までを見据えたアドバイスを提供しております。さらに、専門性とマネジメントスキルのバランス、企業文化との適合性、ワークライフバランスと成長機会の両立など、53歳の転職で直面する課題に対しても、個々の状況に合わせた最適解を提案し、満足度の高い転職へと導くことができます。

また、非公開求人や独占求人も多数取り扱っているため、より自身の目指すキャリアに適したハイクラス案件に出会える可能性も期待できるでしょう。
53歳というキャリアの節目を機にハイクラス転職を検討している方は、ぜひJACをご利用ください。

この記事の筆者

株式会社JAC Recruitment

 編集部 


当サイトを運営する、JACの編集部です。 日々、採用企業とコミュニケーションを取っているJACのコンサルタントや、最新の転職市場を分析しているJACのアナリストなどにインタビューし、皆様がキャリアを描く際に、また転職の際に役立つ情報をお届けしています。