QCエンジニアの役割が重要性を増しています。なぜなら、IoTやDXの推進などにより製品が複雑化する中、不具合の発生リスクが上昇しているからです。QCエンジニアとして、より飛躍を目指すのであれば、採用活動が活発な領域や求められるスキルなどを把握しなければなりません。
そこで本記事では、JAC Recruitment(以下、JAC)が、QCエンジニアの求人動向や求められるスキルなど、昨今の転職事情について詳しく説明します。
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QCエンジニアの転職動向
QCエンジニアは、単に品質検査や管理を行うだけでなく、製造工程全体を見直し、根本から改善や設計を行うことで、製品の品質向上を目指す職種です。JACの求人やサポート事例から、QCエンジニアの転職市場動向を紹介します。
EMC業界や建設・不動産業界での募集の増加
EMC業界の中でも、特に半導体分野ではQCエンジニアの需要が顕著に高まっています。半導体チップは非常に小さく繊細なため、製造工程における品質管理が特に重要です。
また、建設・不動産業界では、施工品質の管理や検証を通じて建築物の安全性や性能を確保するQCエンジニアが求められています。建設・不動産業界でもDX化は進められており、QCエンジニアがデータの解析やシステム導入に関わる事例も見られるようになっています。

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SPCによる品質管理の実務経験者のニーズが増加
現在、多くの企業でSPC(統計的工程管理)を活用し、製造工程の監視や改善に取り組んでいます。SPCは、製造工程においてさまざまなデータを取得し統計学的に処理することで、製造工程を管理し不良率を低減させて品質向上を図る手法です。
そのため、SPCを活用し、データに基づいて工程の安定性をチェックしたり、不良品の削減やトラブルの予兆管理ができるQCエンジニアの需要が高まっています。
材料品質の評価や管理に関わるQCエンジニア需要の高まり
QCエンジニアの中でも、原料や化学薬品の粘度や粒径、電気特性などを測定し、材料が規格に適合しているか評価できる専門知識をもつ方を求める企業も増えています。
化学メーカーはもちろん、原材料の品質が性能に大きく関わる半導体や電子部品のメーカー、自動車関連業界などでニーズが高まっています。
新規事業立ち上げやグローバル展開の推進にともなう増員募集が中心
QCエンジニアの募集背景を見ると、新規事業の立ち上げやグローバル展開の推進による増員募集が中心です。新規事業の立ち上げでは、最適な工程設計や品質リスクの最小化が重視されます。また、グローバル企業では海外拠点との連携強化や、国際標準規格への対応も求められます。そのため、即戦力として国際規格への対応経験をもつQCエンジニアを求める求人が多く見られます。
QCエンジニアに求められるスキル・経験・マインド
JACが取り扱う求人を見ると、QCエンジニアへの転職を希望する場合、次のようなスキル・経験・マインドが求められる傾向にあります。
品質検査や不良解析、統計分析などの実務経験
JACが取り扱うQCエンジニアの求人では、品質検査や不良解析、製造、開発などの実務経験を求めるものがほとんどです。特に、SPCを用いて工程を管理した経験や、Cpk(工程能力指数)を用いて製品の安定性を評価した経験は、高く評価されます。特に「Cpk 1.33以上」の維持・改善に向けた具体的なアクション経験は、即戦力としての強力なアピール材料となります。
そのほか、装置の操作や管理ができる同業界や関連業界での品質管理経験も、転職時に歓迎されています。
物理学や材料工学の知識
製造工程で異常を発見しても、物理学の知識がなければ原因を特定して工程改善に結び付けることができません。例えば、半導体や電子部品業界では熱膨張や電気的特性、自動車業界では金属や樹脂の摩耗・応力集中などが品質に大きく関わります。さらに、製品の品質は材料の性質によって大きく異なるため、材料工学の知識が、材料選定や製造工程改善にも役立ちます。
そのため、製造工程における不具合の発生メカニズムや原因を解明できるような物理学や材料工学に精通する人は、転職時の評価も高くなるでしょう。
英語力や海外拠点との連携経験
グローバル化が進んでいることで、QCエンジニアの募集も増えています。それにともない、海外拠点や海外サプライヤーとのやり取りが必要となる場面も増加する傾向です。転職先が国内製品を扱う企業か、海外展開を視野に入れた企業かによって必要な英語力は異なります。しかし、いずれにしても英語力は大きな強みになります。
国内向け製品の製造であっても、技術文書が英語で書かれているケースは多く、そういった意味でも英語の読解能力が必要です。また、グローバル企業や海外進出を進めている企業では、英文表記での国際規格を理解しなければなりません。
求人ではTOEIC600点程度を目安としている企業が多く、業務において英語の使用経験がある方を歓迎する傾向が強くなっています。

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探求心と課題解決力、強い責任感
製品の不良や品質のばらつきが発生した場合、QCエンジニアはその根本的な要因を探るのに必要な探究心や課題解決力が求められます。また技術者として、科学的な視点で現象を捉える姿勢も重要です。そして、これらに責任感をもって自ら取り組み自社製品の品質を守ろうとする姿勢は、QCエンジニアに不可欠な資質です。
QCエンジニアの想定平均年収は807.6万円
JACの2023年1月から2025年9月の実績では、QCエンジニア職の平均年収は807.6万円です。役職によって年収に大きな差があり、メンバー職の平均年収は671.1万円ですが、管理職の平均年収は1285.7万円と、その差は2倍近くになります。そのため、年収アップを目指すのであれば、管理職への転職が大きなポイントとなります。
| 役職 | 平均年収 |
| メンバークラス | 671.1万円 |
| 管理職 | 1285.7万円 |
| 平均年収 | |
| 日系企業 | 851.3万円 |
| 外資系企業 | 655.0万円 |
※当社実績(2023年1月~2025年9月、想定年収)より
QCエンジニアの最新求人情報
JACが取り扱う多くのQCエンジニア職の求人の中から、一部を抜粋してご紹介します。
●インターステラテクノロジズ株式会社:品質管理エンジニア【開発部】
●東証プライム上場・プラント機械製造メーカー:品質管理・検査エンジニア
●半導体パッケージメーカー:プロセスエンジニア・品質管理・品質保証
●東芝デバイス&ストレージ株式会社:半導体製品の品質・信頼性エンジニア
●東芝デバイス&ストレージ株式会社:半導体製品の品質・信頼性エンジニア
※掲載されている求人の中には、募集が終了している場合がございます。あらかじめご了承ください。(2026年1月現在)
上記以外にも、JACではQCエンジニア職の求人を多数扱っています。なお、当社で取り扱う求人のおよそ7割は、JACにご登録いただいた方のみにご紹介できる非公開求人となっています。さまざまな事情により、求人を非公開とする企業も多くあります。非公開求人も含めた幅広い案件の中から、よりご自身の希望に合った企業、キャリアを生かせる職への転職を希望される場合には、JACにご登録ください。
QCエンジニアへの転職で有利となる資格
QCエンジニアは、必須資格がある職種ではありません。しかし、以下の資格をもっている場合、ご自身のスキルや知識の証明として役立つ可能性があります。
品質管理検定(QC検定)
品質管理検定は、日本規格協会グループが実施する品質管理に関する資格試験です。試験は1級、2級、3級、4級に分かれており、受験資格に制限はありません。
実務レベルの場合、2級以上が評価の対象となります。2級は、品質管理部門の管理職やスタッフに求められる知識を有する証明になります。品質管理部門のリーダーを目指す場合は、1級取得が推奨レベルです。試験は、各級で年に2回行われます。
参照:品質管理検定(QC検定)
統計検定
統計検定とは、一般財団法人統計品質保証推進協会が実施する、統計に関する知識や活用力を評価する試験です。検定は6つのレベルに分類されており、実務で生かす場合は一般的に2級以上が必要とされています。QCエンジニアの場合も同様で、2級以上を有していると、SPCなど、統計的手法を用いた工程管理手法を理解していると評価されます。
参照:統計検定
TOEIC
TOEICは資格ではなく、品質管理に直接関係するものでもありません。しかし、英語力を求める求人が多い中、高いTOEICスコアを取ることができれば、ほかの転職希望者と差をつけやすくなります。QCエンジニア職の場合、TOEIC600点以上を目安とする企業が多くなっています。
参照:TOEIC

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QCエンジニアのキャリアパス
QCエンジニアのキャリアパスには、さまざまな選択肢があります。一般的に、技術を極める道とマネジメントを目指す道に分かれます。
エンジニアとして専門性を極める
高度な品質管理手法を習得することで、より迅速な不良原因の解析と工程改善ができるスペシャリストを目指せます。技術部門をリードするシニアQCエンジニアや品質保証・材料評価のスペシャリストを目指すこともできます。もしくは、品質管理経験を生かし、材料開発などの研究・開発部門へのキャリアチェンジを目指すことも可能です。

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マネジメントポジションを目指す
QCエンジニアとして経験を積んだ後、現場の責任者としてチームをまとめたり、工程改善プロジェクトを統括するなど、マネジメントのポジションを目指すこともできます。さらには、工程改善などによって事業そのものの成長に大きく貢献できれば、チームだけでなく、品質管理部門全体を統括するポジションを目指すことも可能です。

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QCエンジニアの転職を成功させる3つのポイント
QCエンジニアへの転職を成功させるための3つのポイントについて解説します。
業界における専門スキルや知識の具体的なアピール
JACが取り扱う求人を見ると、関連業界における品質管理や品質保証、開発などの実務経験者が優遇されている傾向です。特に、半導体業界や電子部品メーカーなどでは、同業界における経験を重視する傾向が強く表れています。
このことから、面接時には同業界での経験や専門スキルなどを具体的に示すことが重要です。さらに、品質管理業務の経験がある場合には、SPCやCpkなどの統計的手法の活用経験や品質規格の運用経験なども積極的にアピールしましょう。
工程改善によって得た成果を数字で示す
QCエンジニアに必要なのは、単に製品の品質を管理するだけでなく工程を改善し、より高い品質に向上させる力です。QCエンジニアとして早期に異常を検知し不良率を低減させた経験は、高い評価につながります。
成果を数値で示すことで、QCエンジニアとしての実績をアピールできるだけでなく、QCエンジニアに不可欠なデータドリブンな思考を強調することもできます。
プロジェクトマネジメント経験や国際規格対応経験のアピール
QCエンジニアは、製造現場やサプライヤーなど、周囲と連携しながら品質改善を進めるケースがほとんどです。そのため、QCエンジニアの業務に直結するプロジェクト立ち上げや多方面と交渉・調整しながら品質向上を担うなどの経験は、積極的にアピールすべきです。特に、管理職への転職を目指す場合には、プロジェクト管理で培ったリーダーシップのアピールが評価につながるでしょう。
また、グローバル企業では国際規格対応への経験が高く評価される傾向です。国際規格対応の経験者についても積極的にアピールしましょう。
QCエンジニアの転職事例
JACの転職サポートを経てQCエンジニア職に転職された方の事例を紹介します。
建材メーカーの品質・工程管理からプラントメーカーのQCエンジニアへの転職
Aさん(男性/40代前半)
| 業種 | 職種 | 年収 | |
| 転職前 | 建材メーカー | 品質管理・工程管理 | 600万円 |
| 転職後 | プラントメーカー | QCエンジニア | 700万円 |
Aさんは、専門商社や建材メーカーで品質や工程の管理業務に長く携わってきた方です。マネジメント経験も豊富で、品質管理業務にやりがいを感じていました。しかし、長期出張が多くワークライフバランスを見直したいと転職を検討。年収の維持が目下の課題でした。
JACのコンサルタントがAさんにご紹介したのは、プラントメーカーのQCエンジニア職です。Aさんはプラントでの非破壊検査を中心とした品質管理や工程管理の経験が豊富でした。年収の維持にとどまらず年収をアップするための戦略として、この強みを生かせる環境への転職が鍵だと判断したのです。
面接の結果、Aさんの経験は高く評価され、労働環境の改善と年収の100万円アップを実現。現在Aさんは、ご自身の力をより発揮しやすい環境で活躍されています。
QCエンジニアへの転職なら、JAC Recruitment
技術革新により、製品はますます複雑化しています。それにともない品質保証の重要性は増す一方で、QCエンジニアは今後も高いニーズが続くと推測されます。JACは、半導体や電子部品メーカーに限らず、IT業界や建設・不動産業界など、多様な業界におけるQCエンジニアの求人を取り扱っています。応募先企業の情報に精通したコンサルタントが、職務経歴書の書き方から面接対策まで、企業ごとの特徴を踏まえて的確にサポートします。
QCエンジニアへの転職をお考えの際は、JACまでご相談ください。

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メーカー転職情報
メーカーの転職市場においても、JAC Recruitmentは多くの方々の転職を成功させてきました。JACは業界専任制のコンサルティングを行っているため、高い専門性や業界の知識を豊富に蓄積しており、また市場動向についても… 続きを読む メーカー転職情報



