自動車部品業界の転職事情|年収相場や求められるスキル経験を解説

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公開日:2025/10/02 / 最終更新日: 2025/10/02

電気自動車の登場や自動運転技術の開発などにより、自動車部品業界も大きな変革期を迎えています。こうした状況の中で、自動車部品業界への転職を検討されている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、自動車部品業界の転職に求められるスキルや経験、年収相場、最新の求人情報などについてJAC Recruitment(以下、JAC)がご説明します。

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  • 経験を活かして異業界への転職を検討している
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自動車部品業界の転職動向

 一般社団法人日本自動車部品工業会が発表している「2025 日本の自動車部品産業」によると、自動車部品業界は全製造業の製品出荷額の約1割を占めており、日本を代表する産業となっています。また、自動車部品の出荷額は、コロナ禍に低迷したものの2023年度にはコロナ前を上回るほど出荷額を伸ばしており、順調に推移しています。自動車部品の出荷額の伸びにともない、多くの自動車部品メーカーが中途採用を行っており、転職市場も活況にあるといえるでしょう。

かつては自動車部品業界といえば、エンジンやボディに関連した部品の製造がメインでした。しかし、電気自動車の開発推進や自動運転技術の開発、安全機能の向上に向け、バッテリーやモーター、IT関連の知識や技術をもつ人材を求める企業が増えています。

自動車部品業界で求められるスキル・経験・マインド


自動車部品業界では次のようなスキル・経験・マインドをもつ方が求められる傾向にあります。

自動車部品などの製造・品質保証に携わった経験

自動車部品業界では技術系職種の採用ニーズが高く、特に製造現場での実務経験がある方に対する求人が増えています。自動車部品のほか、電子材料などの組立製造分野で品質管理・品質保証業務に携わった経験をもつ方の募集も増えています。

品質管理や品質保証業務では、ISO9001やIATF16949などの品質規格に関する知識を保有している方は特に歓迎される傾向にあります。

製造業における営業経験と原価見積りに関する知識

JACの取り扱い求人を見ると、営業経験者を募集する求人も増加中です。自動車部品メーカーの営業職は、基本的に法人営業となり、販売価格を決定する際に原価見積りを行います。そのため、自動車部品メーカーでの営業経験はもちろん、製造業での営業経験があり、原価見積りの業務経験がある方を求める求人が多くなっています。

ビジネスレベルの英語力

自動車部品業界では、海外の開発部門や工場などと連携を取るケース、海外の販売代理店と折衝を行うケースも多く、ビジネスレベルの英語力を求める求人が多く見られます。

また、設計などの技術職においても英語の能力を求める求人が少なくありません。専門的なスキルに加えて、ビジネスレベルの英語力があれば、転職活動をよりスムーズに進められる可能性があります。

自動車部品業界の想定平均年収は748.1万円


2023年1月~2025年7月までにJACが転職をサポートした事例を見ると、自動車部品業界の平均年収は748.1万円となっています。また、ボリュームゾーンは600万円~700万円です。

30代前半で1,000万円超の年収提示で転職された方や40代で2,000万円超の年収を得ている方もいらっしゃり、実力が高く評価される業界であることが分かります。また、技術職の方は比較的50代以上の転職事例も多く見られ、年齢を重ねても、専門性の高い知識や豊富な実務経験が評価されやすい業界であるといえます。

役職平均年収
メンバークラス679.4万円
管理職938.0万円
平均年収
日系企業712.8万円
外資系企業865.5万円

※当社実績(2023年1月~2025年7月、想定年収)より

一般的な自動車部品業界の平均年収は500万~600万円程度といわれています。自動車部品の製造企業には、大手から中小までさまざまな規模の企業があり、規模が大きいほど、平均年収は高くなる傾向にあります。

自動車部品業界の最新求人情報


JACでは、多数の自動車部品業界の求人を扱っています。当社が取り扱う自動車部品業界の求人の中から一部をご紹介します。

自動車部品 メーカー商社:購買職

自動車部品メーカー:自動車部品営業

自動車部品メーカー:購買/調達

老舗自動車部品メーカー:自動車部品の➀品質管理・品質保証②開発設計③生産技術

自動車部品メーカー:生産管理

自動車部品メーカー:品質課長候補

世界的自動車部品メーカーの日本法人:QA Super Visor(Senior Engineer)

日系大手自動車部品メーカー:生産技術スタッフ

※求人の募集が終了している場合もございます。ご了承ください。(2025年8月最新)

JACでは、上記のほかにも多数の自動車部品メーカーの求人を取り扱っています。しかしながら、JACが取り扱う求人の約7割は、非公開求人であり、Web上で社名を含めた詳細な求人情報をご紹介することができません。

当社には自動車部品業界に詳しいコンサルタントが在籍しており、転職を希望される方の経歴や今後のビジョンをお伺いし、非公開求人も含めた多数の求人から、最適な求人をご案内しています。

自動車部品業界への転職をお考えの際には、ぜひJACにご登録ください。

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自動車部品業界への転職で有利となる資格



自動車部品業界への転職を検討する場合、特別な資格が必須というわけではありません。しかしながら、次のような資格がある場合、スキルの証明となるため、転職時に役立つ可能性があります。

機械設計技術者

機械設計技術者試験は、機械設計技術に関する技術力を証明する資格です。一般社団法人日本機械設計工業会が主催する試験で1級から3級までの3つのレベルに分かれています。3級は基礎的な知識、2級は機械設計分野に加え、力学や熱・流、メカトロニクス、材料・加工、環境・安全分野などに関する幅広い知識が求められます。最もレベルの高い1級は、機械装置の基本仕様を決定できる能力を保有していることの証明となります。

3級は誰でも受験できますが、1級・2級には厳しい受験資格要件が定められています。

一般社団法人日本機械設計工業会:機械設計技術者

CAD利用技術者試験

自動車部品の設計ではCADを使用するケースがほとんどです。CAD利用技術者試験は、CADを活用した設計に関する知識と技術を証明できる資格となります。CAD利用技術者試験には、3次元CAD利用技術者試験、2次元CAD利用技術者試験の2種類があり、3次元CAD利用技術者試験は1級・準1級・2級、2次元CAD利用技術者試験は1級・2級・基礎の3つのレベルに分かれています。

2級、基礎については受験資格の要件はないものの、1級、準1級については2級合格が受験要件となっています。

一般社団法人コンピュータ教育振興協会:CAD利用技術者試験

TOEIC

自動車部品業界では、海外工場とのやりとりや海外の販売代理店とのやりとりが発生することなどから、英語力を求める求人が多くなっています。業務で英語を使用した経験がない場合でも、TOEICのスコアを取得していると、英語力の証明になります。企業によって求める基準は異なるものの、一般的には730点がビジネスレベルの英語の目安となるスコアだとされています。

一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会:TOEIC

自動車部品業界のキャリアパス


自動車部品業界関連企業では、次のようなキャリアパスを目指すケースが一般的です。

スペシャリストを目指す

技術者の場合などは、スペシャリストを目指す選択肢があります。専門分野の技術を追求し、その分野における高い技術力を身につけることで、技術者として開発チームをリードすることが可能です。

また、営業職は経験を積めば、ノウハウも蓄積され、高い営業成績を残せる可能性があります。特に自動車部品メーカーでは、自動車メーカーや関連する部品メーカーとの交渉も多く、信頼関係の構築が営業成果につながるケースが少なくありません。そのため、営業のスペシャリストを目指す選択肢もあるでしょう。

そのほか、管理部門などにおいても担当業務の専門性を深め、各分野のスペシャリストを目指すことが可能です。

マネジメントのポジションを目指す

スペシャリストのように専門性を追求するのではなく、組織のマネジメントを行うポジションを目指す選択肢もあります。技術職においても、営業職や管理系の職種においても、目標達成のために組織全体をマネジメントするポジションは必要不可欠です。メンバーのやる気を引き出し、組織のパフォーマンスを最大化させる業務は責任も重いものですが、やりがいも大きい仕事です。組織運営に関心がある方や組織の成長に携わりたいという意欲が強い方は、マネジメントのポジションが適しています。

自動車部品業界への転職を成功させる3つのポイント


JACの取り扱い求人をもとに、自動車部品業界への転職を成功させるために意識すべきポイントを3つご紹介します。

組込みソフトウェアに関する知識や技術をアピールする

自動運転技術の開発や安全性向上に関わる技術の開発に関連し、電子制御ユニットを組み込むケースが増加しています。そのため、電子制御ユニットに搭載する組込みソフトウェアに関する知識や実務経験をもつ方を求める求人が増えています。

自動車組込みソフトウェアの需要は今後も高まると予想され、自動車部品業界においてもその経験は高く評価されるものです。組込みソフトウェアに関連する実務経験がある場合は、積極的にアピールすると転職を有利に進められる可能性があります。

電気自動車関連の部品開発や製造に関わった経験のアピール

電気自動車の開発促進を受け、自動車部品メーカーではエンジン関連部品のニーズは徐々に減少しています。時代の変化に従い、自動車部品業界においても、モーターやバッテリーなどの開発や製造に関わった経験をもつ方が求められています。これらの分野の知識や技術をもつ方はまだ多くないため、多くの自動車部品メーカーにおいて歓迎される経験となります。

どのような業務を担当し、応募先企業の業務において、どのように貢献ができるのか、保有している技術や知識を具体的に説明するようにしましょう。

自動車部品業界に造詣の深い転職エージェントを活用する

自動車部品業界に造詣の深い転職エージェントの活用も、転職を成功させるうえでは重要です。一人での転職活動の場合、求人の検索から応募、面接のスケジュール調整まで、すべて一人で行わなければなりません。また、求人サイトを見ても、求人募集の背景や企業風土、求める人物像などを正確に把握することは難しいのが現状です。

自動車部品業界に詳しい転職エージェントを活用すると、自動車部品メーカーの実情を把握しているため、求人票だけではわからない詳細な情報まで入手することができます。応募の前段階から自分の希望に合っているかどうかを判断しやすく、効率的な転職活動が可能になります。

自動車部品業界の転職事例


JACが転職をサポートし、自動車部品業界へ入社された方の事例をご紹介します。

Mさん(男性/40代後半)

 業種職種年収
転職前自動車メーカー生産技術900万円
転職後電機メーカー自動車部品部門の生産技術エンジニア1,100万円

Mさんは自動車メーカーにおいて生産技術に携わってこられました。溶接や機械加工、組み立てに関わる生産準備や工法の開発、生産ラインの立ち上げのほか、海外での工場立ち上げ業務も経験されるなど、幅広い経験がある方です。

転職にあたり、当社からは大手電機メーカーの自動車部品部門の生産技術エンジニアの求人をご紹介しました。ロボティクス関連技術を活用した製造ラインの構築に関連するプロジェクトのマネージャー職であり、生産ラインの立ち上げ経験を豊富にもつMさんの経験を存分に生かせるのではと考えたからです。

Mさんの転職理由は長期に安定した環境を希望するものであり、ロボティクスは今後、ますます需要の伸長が期待される分野です。そのため、先端分野の知識を得られる業務であり、新たな環境にもぜひチャレンジしたいというご希望を受け、面接を設定しました。面接ではMさんの自動車メーカーにおける豊富な経験と海外プロジェクトの立ち上げ経験が高く評価され、見事、採用が決定しています。

自動車部品業界の転職なら、JAC Recruitmentへ


電気自動車や水素自動車などの開発推進や自動運転技術の開発などにより、自動車部品業界は大きな変化の中にあります。モーターに関する知識やIoT技術に関する知識など、自動車部品業界の技術者に求められる技術は変わりつつありますが、従来の製造工程の管理や品質管理、営業などの経験者を求める求人も多数あります。

JACには、自動車部品業界に詳しいコンサルタントが在籍しており、転職希望者のご希望を丁寧にヒアリングしながら、理想のキャリアの実現につながる最適な求人をご紹介しています。当社では、一人のコンサルタントが求人企業側と転職希望者側の両方をサポートしているため、求人の募集背景や企業風土など、詳細な情報をご提供することが可能です。また、自動車部品業界への転職サポート事例も豊富にあるため、面接のアドバイスも含めたトータルなサポートをご提供できます。

自動車部品業界への転職をご検討の際は、ぜひJACにご相談ください。

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この記事の筆者

株式会社JAC Recruitment

 編集部 


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