【2024年】名古屋・東海エリアの企業におけるSDGs/ESGの取組みと転職市場動向

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公開日:2023/05/29 / 最終更新日: 2024/05/02

「SDGs(持続可能な開発目標)」「ESG(環境・社会・企業統治)」「サステナビリティー(持続可能性)」。

ニュースやメディア等で目にする機会が増えているこれらのキーワードは、転職市場でも注目されています。

転職活動中の方からはSDGs関連の業務に興味があると、JAC Recruitment(以下、JAC)にご相談いただくことが増えています。

JACにはSDGs関連のポジションに特化したチームがあり、転職をサポート。業界の垣根を超えた多様なキャリアをご提案可能です。

今回は名古屋・東海エリアの企業におけるSDGsへの取組みと採用動向について、JAC名古屋支店の転職コンサルタントが解説します。

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  • 名古屋・東海エリアで働きたい
  • 経験を生かしSDGsを推進したい
  • サステナビリティに興味がある

上記のようなご希望がございましたら、私たちJACへ相談してみませんか?

SDGs関連の仕事に興味はあるが、具体的に何ができるか分からないという方はぜひ一度JACのコンサルタントにご相談ください。

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名古屋・東海エリアにおけるSDGsの取組みと転職動向


製造業が多い名古屋・東海エリアの企業においては、SDGsの目標のうち下記2つが主なテーマとして取組まれています。

  • 7番:エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 13番:気候変動に具体的な対策を

キーワードは「クリーンエネルギー」「カーボンニュートラル」です。

現段階では大手企業を中心に取組まれていますが、今後は中堅企業へも波及していくことが予想されます。

クリーンエネルギーへの取組み動向

火力発電から再生可能エネルギーへのシフトが進み、エネルギー企業では、専門部署も立ち上がっています。水力発電のほか、日本でのポテンシャルが高いと期待される「洋上風力発電」においては、大手商社とのコンソーシアムによって案件を獲得していく動きが見られます。

大手メーカーでも、洋上風力発電施設を建設し、再生可能エネルギーで工場を稼働させる取組みが進められています。

カーボンニュートラルへの取組み動向

大手メーカーでは、カーボンニュートラルの実現に向けて専門部署を新設。社内公募を含めた異動や採用により、組織体制の整備が進んでいます。専門部署の新設だけでなく、既存の部署でもそれぞれテーマを持って取り組んでいる状況です。そのため、多様な部署で多様な採用ニーズが生まれています。

Uターン・Iターン転職

名古屋・東海エリアには、Uターン・Iターン転職をして活躍している方々もいらっしゃいます。

このエリアの魅力の一つに、国内でも最先端のSDGs関連業務を行う日本を代表する各種メーカーやエネルギー企業があり、サプライヤーを含むそのパートナー企業でSDGs関連の業務に携われることが挙げられます。


SDGs関連の仕事に興味はあるが、具体的に何ができるか分からないという方はぜひ一度JACのコンサルタントにご相談ください。



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名古屋・東海エリアの企業におけるSDGsの取組みで増えている求人傾向


SDGsに関する取組みは新しい領域のため、各部署で試行錯誤を繰り返し、模索している段階ではありますが、大きく分けて2つの傾向が見られます。

事業開発・事業企画

現在は、「何を目標として定めるか」「何から着手するか」が漠然としている企業・部署も多数。課題・目的の定義や戦略策定ができる社員が不足しており、そうした企画および推進を担うポジションで採用が行われています。

このポジションでは、企画だけにとどまらず、自ら実行に移し成果を挙げた方が求められます。

新規事業は個社だけでは成立しないため、パートナー企業とのアライアンス交渉含め、さまざまな人を巻き込んでいく力が必要です。

「裁量権を持ってプロジェクトを動かしていきたい」という志向を持つ方にとっては、面白いフェーズといえるでしょう。

再生可能エネルギー関連のエンジニア

水素、バイオマス、風力発電など、再生可能エネルギー関連の技術知見を持つエンジニアのニーズが高いです。

ただし、経験者がまだ少ない領域であるため、この領域に転用できる基礎技術を持つ方が、幅広く選考対象となっています。

たとえば洋上風力発電であれば、海洋土木、タービン、電気設備、プラントエンジニアリングの経験など。こういった経験に加えて、かつ、英語力に長けた方や海外ビジネス経験者も、歓迎されます。

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名古屋・東海エリアの企業におけるSDGsの取組みで求められるスキル・経験・マインド


先述したとおり、名古屋・東海エリアの企業の施策はまだまだ試行錯誤の段階です。

形を作っていくフェーズであるため、「新しいこと、誰もやったことがないことに挑戦したい」という思いと、さまざまな障害が生まれてくるなかでも「やり切る」という覚悟が求められています。

自身の希望のキャリアを築くだけでなく、大きな視点で「ビジネスで社会に貢献したい」という意思を持った方が迎えられています。

また、外部パートナーと協業する機会も多いため、多様なステークホルダーと関係を構築できる、いわば「仲間を作る/増やす」スタンスとスキルが求められています。

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名古屋・東海エリアの企業におけるSDGs関連の転職の成功事例


JACでは複数の転職成功事例がありますが、ここでは、重工メーカーからエネルギー会社に転職されたエンジニアの方の例を紹介します。

Fさん(40代前半/男性)は大手重工メーカーに新卒入社し、20年以上にわたりエンジニアとして従事。エネルギー会社や海外メーカーなどとの協業を経験するなかで外の世界に興味が湧き、「自身のスキルを別の場所で生かしてみたい」という思いが強くなったそうです。

所属企業に愛着は持っていたものの、担当する領域についてすでに「極めた」という感があり、将来に向けて自身のスキルの幅を広げたいと考え、転職を検討されました。

JACのコンサルタントからは、電機メーカー、プラントエンジニアリング会社、建設コンサルタント、電力・ガス・石油などエネルギー会社の求人を紹介。Fさんは興味を持った複数の企業に応募されました。

転職活動を開始した当初はどのような領域を目指すのか定まっておらず、漠然と「可能性を探る」状態で転職活動をされていましたが、面接の場で企業と対話するなかで、自身がやりたいことや今後の目標が明確に。

最終的に、大手エネルギー会社A社の機械系エンジニアとして、再生可能エネルギーの発電に携わるポジションへ転職されました。

A社では、機器の設計や施工への指示ができる社員はいたものの、現場で指示に対応できる人がいないという課題を抱えていました。そこにFさんの経験・スキルがぴったりマッチしたのです。

ご入社後しばらくしてから連絡をしたところ、「前職での仕事の仕方を生かしながら、今後成長が期待できる業界で裁量権を持って業務ができている」「スペシャリストとして自身の価値を発揮できている」とポジティブなお話をいただけました。

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名古屋・東海エリアの企業におけるSDGs関連の転職ならJACへ


JAC名古屋支店には、専門の業界・職種を担当するコンサルタントが複数在籍し、採用企業の事業部長クラスの方々とのコミュニケーションを通じて最新情報を収集。転職を検討している方に、各社の新部門・新プロジェクト立ち上げといった取組み状況や採用ニーズをお伝えしています。

「SDGs」「カーボンニュートラル」に関連する転職サポートにも力を入れており、これまでの採用事例も踏まえ、情報提供・アドバイスいたします。

現在、「SDGs」「カーボンニュートラル」といったテーマについては、興味はあるものの、転職の方向性については漠然としていて、明確なイメージを描けていない方が多い状況です。

私たちJACのコンサルタントは、転職ご希望者の経験・スキル・志向とマーケットのニーズをすり合わせ、どのような選択肢があるかをご提案します。

勤務地を問わず、やりたい仕事を探して求人情報を収集した結果、名古屋・東海エリアの企業と出合い、マッチングが成立している事例も多数あります。Uターン・Iターン転職についても、疑問や不安に思う点をお気軽にご相談ください。

この記事を監修した転職コンサルタント

中川

中川

名古屋支店 エンタープライズチーム リーダーー

【得意分野】

業種 :東海エリア全般

職種 :カーボンニュートラルに関わる新規事業開発、エンジニアリングポジション                   

企業タイプ :大手企業

入社後は一貫して東海圏における転職サポートに従事し、リーダークラスから部長クラスまで幅広く採用サポート実績がございます。特に直近はカーボンニュートラルに関わる事業開発ポジション、エンジニアリングポジションにおいて、モビリティ業界のみならず、エネルギー業界においてもトップクラスの実績がございます。