製造業業界の年収ガイド|平均年収・年代別・役職別・成功事例を解説

  1. メーカー(電気/機械)×転職マーケット

公開日:2025/12/09 / 最終更新日: 2025/12/09

脱炭素・再エネ・半導体・AIなど、社会課題と技術革新が進む中、製造業界は年収面でも注目されています。特に「品質保証」「プロセス開発」「事業企画」「ITプロジェクトマネジメント」などの専門職では、平均年収1,000万円超の事例もあります。

本記事では、JAC Recruitment(以下、JAC)の実績をもとに、製造業業界の平均年収や年代別・役職別の傾向、年収アップに直結するスキルや経験を詳しく解説します。

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製造業業界の平均年収は797.4万円、年代別年収なども解説

JACの成約データによると、製造業業界の平均年収は797.4万円。年収のボリュームゾーンは600万〜800万円で、特に40代〜50代では1,100万円を超える水準が一般的です。

製造業界ならではの特徴としては、技術系職種を中心に年収水準が安定しており、特に「半導体」「エネルギー」「技術サービス」の分野では高年収が見込まれます。
年齢が上がるにつれて年収も上昇し、50代以上では平均938万円に達します。一方で、専門スキルやグローバル対応力を持つ方は、年齢に関係なく高収入を得るケースもあります。

AI、Python、CAD、PLCなど高度なスキルをもつ技術者や、ITや事業企画といった“技術とビジネス”の両方を担うポジションでは、30代でも年収800万円以上が一定の水準になっており、さらに英語力やグローバル対応力がある場合、報酬水準がより高くなる傾向があります。

年代別年収

年代平均年収
20代後半590.4万円
30代前半689.3万円
30代後半782.0万円
40代前半851.1万円
40代後半922.1万円
50代以上938.3万円

役職別年収

役職区分平均年収
メンバー(課長未満)711.4万円
管理職(課長以上・部長以上)1022.7万円

領域別年収(日系/外資)

企業タイプ平均年収
日系787.3万円
外資856.0万円

業種領域別年収(抜粋)

業種小分類平均年収
エネルギー・プラント845.0万円
コンピューターハード・周辺機器804.4万円
その他技術サービス(技術者派遣・認証機関・研究機関)938.3万円
化学787.0万円
機械・装置763.5万円
金属・素材798.4万円
自動車・部品798.7万円
電気・電機802.3万円
半導体853.7万円

職種別年収(抜粋)

職種小分類平均年収
IT821.6万円
WEB・アプリ・ゲーム773.2万円
クリエイティブ(広告・デザイン・放送関連)654.3万円
コンサルティング・アドバイザリー1076.3万円
マーケティング・商品開発823.3万円
営業764.2万円
技術系768.5万円
金融1032.5万円
経営・事業企画951.7万円
経理・財務823.9万円
購買・物流・生産管理745.2万円
人事・労務787.7万円
土木系864.1万円

製造業界の最新求人情報

JAC Recruitmentでは、多数の製造業界の求人をお預かりしております。ここではその一部をご紹介します。

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● 外資系大手コンサルファーム:製造業コンサルタント

●製造業:生産技術(管理職)

●製造業(成長産業):物流企画

●製造業:開発マネジメント(燃焼関連)

※求人の募集が終了している場合もございます。ご了承ください。(2025年12月最新)

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製造業業界で年収アップを目指すには

製造業で年収を上げるためには、専門性だけでなく、マネジメント力やグローバル対応力、DX推進などの横断的なスキルが求められます。JACの実績を基に、年収向上につながる経験やスキルについて、5つの観点から具体的に解説します。

グローバル対応力を“実務経験”で示す

海外拠点の立ち上げや国際プロジェクトへの参画経験は、年収アップに直結する重要な要素です。単なる語学力だけでなく、現地での折衝や調整、マネジメント経験を具体的に記載することで、外資系だけでなく日系企業からも高評価を得られます。また、英語力と実務経験をあわせてアピールすることが重要です。

技術とマネジメントの融合力

品質保証、生産技術、商品開発などの技術系職種において、部門横断的な調整力やプロジェクト推進力を発揮できる方は、管理職ポジションへの登用が進み、年収レンジも上昇します。技術力だけでなく、チームをまとめる力や、組織をリードする力を職務経歴書で明確に示すことが大切です。

DXや環境対応スキルの活用

IoT、AI、データ活用による生産性向上や、カーボンニュートラルへの対応実績は、スマートファクトリー化を進める企業で高く評価されています。。特に、製造業の変革を担うDX推進の経験は、年収1,000万円超のポジションで評価される傾向があり、今後も需要が続く分野です。

プロジェクトマネジメント経験の重要性

「プロジェクト」や「マネジメント」といった経験が記載されている方は、平均年収が880〜890万円と高水準で、最大2,500万円を超える事例もあります。DXだけでなく、社内外での調整力やリーダーシップを発揮できる方は、年齢を問わず高収入につながる傾向が見られます。

英語による“業務遂行力”の可視化

英語力を「上級」と抽象的に示すのではなく、業務での活用実績を具体的に記載することが重要です。TOEICスコアだけでなく、海外拠点との折衝、英文資料の作成、国際プロジェクトでの調整経験などを明示することで、単なる語学力ではなく“ビジネス遂行力”として評価されます。外資系はもちろん、グローバル展開を進める日系企業でも報酬交渉において強みとなります。

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製造業業界の年収アップ転職成功事例

これまでの経験を活かし、年収は大幅アップ

Cさん(男性/30代前半)

業種職種年収
転職前IT企業(サービス業)バックエンドエンジニア900万円
転職後製造業スタートアップ(次世代電池開発)フルスタックエンジニア1,600万円


Cさんは、国内IT企業で広告配信システムや動画配信サービスの開発に従事し、バックエンドからフロントエンド、データ基盤まで幅広く経験を積みました。広告事業の新会社立ち上げ時には開発リーダーも務め、特にAWS環境へのインフラ移行やIaCを活用したジョブ構築など、技術的に高度なプロジェクトを推進した実績があります。

転職のきっかけは、「これまでの経験を活かして新しい分野に挑戦したい」という思いからでした。JACとの面談では、プロジェクトマネジメント力やフルスタック開発経験、TOEIC915点の英語力などを丁寧に棚卸しし、製造業スタートアップのフルスタックエンジニア職をご提案しました。

選考では、製造管理システムの構築やデータ可視化・解析に関するスキルが高く評価され、年収は900万円から1,600万円へと大幅にアップ。今後は、製造現場のDX推進やアジャイル開発のリーダーとして、技術面と事業面の双方での活躍が期待されています。

化学メーカーから自動車メーカーへ|次世代電池開発で専門性を発揮

Mさん(男性/40代前半)

業種職種年収
転職前化学メーカー生産技術エンジニア1,000万円
転職後自動車メーカー(次世代電池領域)生産技術エンジニア1,500万円

Mさんは、化学・医療機器・素材メーカーなど複数社で生産技術・品質管理・プロセス開発に従事。PETフィルムや太陽電池、血液検査装置、リチウムイオン電池用セパレータなど、多様な製品分野で量産技術の立ち上げや改善に携わってきました。装置設計から工程設計、トレーサビリティシステムの構築に至るまで、現場と開発の両方に精通した実務力が強みです。

転職の背景には、現職の風土への課題感がありました。合理的な改善提案が受け入れられにくく、キャリア採用者としての限界を感じていたMさんは、よりオープンな環境で専門性を発揮したいと考え、JACに相談。コンサルタントとの面談では、加工・組立領域におけるプロセス開発力や次世代自動化に対する意欲を丁寧に整理し、電池開発を手がける自動車メーカーのプロセス開発ポジションをご提案しました。

選考では、量産化技術の実績と主体的な改善提案力が高く評価され、年収は1,000万円から1,500万円へと大幅にアップ。今後は、全固体電池など次世代電池分野で、製品開発と生産技術の融合を担う中心メンバーとして活躍が期待されています。

再エネ企業から総合エネルギー企業へ|グローバルプロジェクトで年収2,000万円を達成

Bさん(男性/40代後半)

業種職種年収
転職前化電力・エネルギー業界(再生可能エネルギー)再エネ開発エンジニア1,000万円
転職後石油・エネルギー業界(海外電力事業)電力プロジェクトマネージャー2,000万円


Bさんは、電力会社での火力発電現場経験を皮切りに、海外駐在でのマネジメント、再エネ企業での太陽光・風力・バイオマス発電の開発など、電力分野で幅広い実績を積み重ねてきました。技術力に加え、国際契約交渉力やプロジェクト推進力、さらに複数の国家資格を有する専門性が強みです。

転職の背景には、現職での海外事業縮小への懸念があり、「再エネ×海外事業×新規ビジネス」の軸でキャリアを再構築したいという思いがありました。JACとの面談では、海外駐在経験や電力系統連携の知見、契約交渉力、語学力(TOEIC860点)などを丁寧に整理し、海外での電力プロジェクトを担うポジションをご提案しました。

選考では、太陽光発電を含む新規電力供給プロジェクトにおいて、契約・技術両面での即戦力として高く評価され、年収は1,000万円から2,000万円へと大幅にアップ。今後は、脱炭素・電動化を支える国際プロジェクトの中核方として、グローバルな活躍が期待されています。

製造業業界の転職ならJAC Recruitment

JACでは、製造業に精通した専任コンサルタントが、技術職・管理職・事業企画などのハイクラスポジションに特化した支援を行っています。

非公開求人を含む豊富な選択肢の中から、専門性・志向性・市場価値を丁寧に言語化し、最適なポジションをご提案。年収交渉や選考対策も含め、短期的な条件だけでなく、中長期的なキャリア形成まで見据えた支援を提供しています。

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この記事の筆者

株式会社JAC Recruitment

 編集部 


当サイトを運営する、JACの編集部です。 日々、採用企業とコミュニケーションを取っているJACのコンサルタントや、最新の転職市場を分析しているJACのアナリストなどにインタビューし、皆様がキャリアを描く際に、また転職の際に役立つ情報をお届けしています。