CAMオペレーターの転職事情|年収相場や求められるスキル経験を解説

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公開日:2026/01/18 / 最終更新日: 2026/01/18

設計データをもとに加工経路やNCプログラムの設計を行うCAMオペレーターは、製造分野において重要な役割を担っています。DX化が進む製造業において、CAMオペレーターのニーズは高まりを見せており、積極的に募集する企業が増加中です。

本記事では、JAC Recruitment(以下、JAC)が、年収相場や求められるスキルなど、CAMオペレーターの転職事情についてご説明します。

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CAMオペレーターの転職動向

JACが取り扱うCAMオペレーターの求人は、前年比で1.4倍に増えています。CAMオペレーターをめぐる中途採用市場の動きの特徴を解説します。

機械・装置の製造や土木分野でのニーズの増加

製造業界ではDX化の推進にともない、3D設計の導入を目指す企業が増えています。3D設計の導入により、作業効率が向上し、情報伝達ミスによる手戻りも減少します。労働力不足が深刻化する中、精密な加工だけでなく、生産性向上を目的に3D設計を担うCAMオペレーターのニーズが高まっているのです。

さらに、昨今は、土木分野におけるCAMオペレーターのニーズが上昇しています。土木・建設分野においても、ICT建機の導入が進められており、ICT建機の製造に欠かせないCAMオペレーターを求める企業は増加傾向です。

高度な知識を有するCAMオペレーターニーズの高まり

AI技術の進化により、AIとCAMシステムを統合する動きが加速しています。AIによる製造プロセスの自動化によって、精度や生産効率が大幅に向上した事例も多く見られる状況です。一方で、単純な作業はAIが代替できるケースも増えており、AIでは代替がきかない高度な知識や、複雑な処理に対応できる高い技術力を有するCAMオペレーターの採用が活発になっています。

CAD/CAMオペレーターを求める企業も

CAM専任のオペレーターではなく、CADによる設計とCADデータを基にNCデータのプログラミングを行う、CADとCAM両方の対応ができる方を募集する求人も多く見られます。設計から加工までを一気通貫で行える、CAD機能とCAM機能が統合されたシステムを導入する企業では、CAD/CAMソフトの使用経験者を歓迎する傾向です。

CAMオペレーターに求められるスキル・経験・マインド

CAMオペレーターを募集する求人を見ると、以下のようなスキルや経験、マインドを有する方を歓迎する傾向が見られます。

ツールパスやNCプログラムの作成経験

ツールパスとは、ツール(工具)がどのような経路で動くかをコード化したもので、パソコン上で製品の加工方法を検証する際に活用します。CADで作成した設計図をもとに、CAM上でツールパスを生成し、さらにNC工作機を作動させるためにツールパスをNCデータに変換させるといったスキルと経験は、CAMオペレーターにとって必須ともいえます。

図面読解力と材料、加工法に関する知識

CAMオペレーターは、設計者の意図を正しく汲み取り、加工条件の正しい設定、適切な加工手順を考案するため、CADによる設計図面を正確に理解する必要があります。幾何公差などの理解はもちろん、加工方法や使用する工具、材料などに関する知識も求められます。

コミュニケーション能力と論理的思考力

CAMオペレーターは設計者や現場担当者など、さまざまな部門との連携が必要です。相手の意図を正しく理解し、自身の意見も明確に伝えられる高いコミュニケーション能力は、CAMオペレーターにとって欠かせないものです。

また、より効率よく、精度の高い加工を実現する加工手順の設計などにおいては、現場の知見も取り入れながら、最適な方法を考える論理的思考力が必要といえるでしょう。

集中力と探求心

細かい作業を正確に実行することが求められるCAMオペレーターには、納期までに正確な作業を完了させる高い集中力も必要です。また、より高い加工精度や生産効率の向上を目指す探求心、加えて新たな技術や機能を積極的に学ぼうとする姿勢も求められます。

CAMオペレーターの平均年収は400万円~500万円

CAMオペレーターの一般的な平均年収は、年齢やスキルによって差があるものの、400万円~500万円前後になるといわれています。ただし、特殊な業務において先進技術に対応できる場合や責任者として業務にあたるような場合、年収は高額になります。

JACが取り扱う求人の中には、マネジメントのポジションに就く方やBIMモデルの作成・運用まで担当できる方に対し、700万円~800万円と高額の年収が提示されるケースもあります。

CAMオペレーターの最新求人情報

JACが取り扱う多数のCAMオペレーター求人の中から一部をピックアップしてご紹介します。

半導体装置加工部品メーカー:CAD/CAMエンジニア

株式会社フィル・コンストラクション:CADオペレーター兼BIM導入/設計DX推進担当

渡辺パイプ株式会社:CADオペレーター

金型成型メーカー:金型設計【射出成型金型】

非公開:生産技術職

※掲載中の求人は、募集が終了している場合もありますので、あらかじめご了承ください。(2026年1月最新)

JACでは、上記のほかにも多数のCAMオペレーターの求人を取り扱っていますが、当社が取り扱う求人の7割超は非公開求人です。非公開求人は、求人企業の要望により一般には公開されていません。転職活動を成功させるためには、できるだけ多くの選択肢をもち、自分に合った求人を見つけることが重要です。CAMオペレーターへの転職を検討の際は、JACにご登録ください。非公開求人も含めて、希望に合った最適な求人を紹介します。

>>非公開求人について詳しく知りたい方はこちら

CAMオペレーターへの転職が有利になる資格

 CAMオペレーターには必須の資格はありません。ただし、以下のような資格を備えていれば、自身のスキルを証明でき、転職時に有利になることがあります。

機械加工技能士

国家検定制度である技能検定の「機械加工職種」に分類される機械加工技能士は、機械加工の技術を証明する資格となります。初心者向けの3級から、管理・監督者向けの特級まで、4段階のレベルがあります。それぞれ、学科試験と実技試験があり、数値制御旋盤作業、マシニングセンタ作業など工作機械ごとの試験に分けられています。

参照:厚生労働省「技能検定職及び試験基準

CAD利用技術者試験

CAMオペレーターはCADで設計した図面を理解する必要があるため、CADに関する知識を有していることは転職時のアピールにつながる可能性があります。また、CAD/CAMオペレーターを目指す場合もCAD利用技術者試験の資格が役立つでしょう。

CAD利用技術者試験には、3次元CAD利用者試験と2次元CAD利用技術者試験の2種類があり、それぞれレベルごとに3つの級に分けられています。CAMオペレーターを目指す場合は、実務で活用しやすい3次元CAD利用技術者試験の取得が推奨されます。

参照:CAD利用技術者試験

CAMオペレーターのキャリアパス

CAMオペレーターの主なキャリアパスには、次のような方向性が考えられます。

特定分野のスペシャリストを目指す

高度なCAMのスキルを生かし、特定の加工分野におけるスペシャリストを目指すことが可能です。特に5軸加工や金型加工の分野などでは、高い専門性が歓迎される傾向にあります。また、NCプログラムコードを作成するNCプログラマーなど、ほかの専門職エンジニアを目指す道もあります。

CADオペレーターなどの設計分野を目指す

CAMの知識を生かし、製造性を考慮した設計の実現を目指してCADオペレーターへのキャリアチェンジも目指せます。設計者の視点で図面の意図を理解する能力は、CADオペレーターや設計職でも生かすことができます。新たな知識やスキルの習得が求められるものの、より良いモノづくりに携わっていきたいという意欲が高い方に向いているでしょう。

マネージャーを目指す

CADオペレーターや製造部門と密接に関わることが多いCAMオペレーターは、製造現場の現状を把握できるケースが多く、生産計画の立案や工程の進捗管理、品質管理などを担当する事例も見られます。また、CAMオペレーターチームの指導者として、経験から得た実践的な知見を生かし、若手の指導や育成に関わることもできるでしょう。

さらに、将来的には、製造部門をマネジメントするポジションを目指すこともできます。

CAMオペレーターの転職を成功させる3つのポイント

CAMオペレーターが転職を成功させるうえでは、次の3つのポイントを意識することが大切です。

複数ソフトの対応経験と特定分野における専門性のアピール

転職時には、使用経験があるソフトの種類を具体的に示すことが重要です。特に複数ソフトの対応経験がある方は、高い評価を得やすい傾向が見られます。さらに、加工対象分野における製造プロセスや業界特有の知識は、即戦力としての強力なアピールとなります。応募先企業で、前職の経験をどのように応用できるのか、具体例を交えながら説明できるように準備を進めましょう。

3次元CAMや5軸加工対応CAMの実務経験のアピール

現在は、2次元ではなく、3次元のCADデータからNCデータを作成する事例も多く、3次元CAMの実務経験者を募集する求人が増加中です。

さらに自動車関連業界や航空宇宙産業、医療機器産業、半導体産業などにおいて複雑な製品の加工に利用できる5軸加工機のニーズが高まっています。その流れにより、CAMオペレーターにも5軸加工に対応しているCAMソフトの使用経験が求められる傾向が見られます。3次元CAMや5軸加工対応の経験者は、具体例を挙げながら積極的にアピールするようにしましょう。

高い図面理解力のアピールと具体的な改善提案経験を示す

CAMオペレーターには、設計者の意図を読み取り、立体的な形状を正確にイメージし、寸法や製造難易度を理解する能力が求められます。さらに、製造現場からの声などを反映させながら、加工効率や加工精度の向上につながる改善提案をした経験は大きなアピールポイントとなります。面接時には、具体的な提案内容や提案による改善効果などを具体的に説明することをおすすめします。

CAMオペレーターの転職事例

JACでは、CAMオペレーターへの転職をサポートした実績があります。ここでは、サポートによって、CAMオペレーターの指導担当者への転職を成功させたCさんの事例を紹介します。

CAD/CAMスペシャリストからCAMオペレーター指導担当への転職

Cさん(男性/60代後半)

 業種職種年収
転職前金属製品製造業CAD/CAMスペシャリスト600万円
転職後宝飾品製造業CAMオペレーター指導担当600万円

Cさんは、金属製品の製造会社において、金型製作のCAD/CAMスペシャリストとして勤務してこられた方です。3DモデルやNCデータの作成、CAD/CAMシステムのカスタマイズによる自動化など、幅広い業務に取り組んでこられました。また、マネージャーとして数多くのメンバー育成とマネジメントの経験者でもあります。

長年培ってきたCAD/CAMの知識を生かし、若手の育成に携わりたいとの思いが強くなり、転職を決意されました。

JACは、ジュエリーメーカーにおけるCAMオペレーターの育成担当としての求人を紹介。この求人が、CさんのCAD/CAMに関する豊富な経験と高い専門性を生かせる業務であり、若手を育成したいという強い思いを実現できる求人ではないかと判断したためです。

ジュエリー業界での経験はないものの、CさんのCAMオペレーターとしての豊富な経験と育成も含めたマネジメント経験、実直な人柄が高く評価され、面接後すぐに採用が決定しています。

CAMオペレーターへの転職なら、JAC Recruitmentへ

製造現場のさまざまな分野で、CAMオペレーターは必要不可欠な存在です。AIとCAMシステムの統合も進む中、より複雑で高度な加工を実現できる高い技術力を備えたCAMオペレーターへのニーズは、今後さらに高まると考えられます。

JACでは、これまでにも多くのCAMオペレーターへの転職をサポートしてきました。現在、製造業におけるCAMオペレーターが不足しており、異分野への転職のチャンスも広がっています。JACには各業界に詳しいコンサルタントが多数在籍しています。これまでの経歴や今後の希望を詳しく伺ったうえで、幅広い求人の中から、理想のキャリアを実現する最適な求人を紹介します。CAMオペレーターへの転職を検討の際には、JACにご相談ください。

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この記事の筆者

株式会社JAC Recruitment

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当サイトを運営する、JACの編集部です。 日々、採用企業とコミュニケーションを取っているJACのコンサルタントや、最新の転職市場を分析しているJACのアナリストなどにインタビューし、皆様がキャリアを描く際に、また転職の際に役立つ情報をお届けしています。