Webアナリストの転職事情|年収相場や求められるスキル経験を解説

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公開日:2025/12/28 / 最終更新日: 2025/12/28

データドリブンな意思決定が重視される近年、Webアナリストは企業のデジタル戦略を支える中核的職種として注目されています。

アクセス解析やユーザー行動データを基に、サイト改善やマーケティング効果の最大化を支援する役割を担う専門家であり、分析ツールとビジネス理解を兼ね備えたスペシャリストは、多様な業界で需要が拡大しています。

本記事では、JAC Recruitment(以下、JAC)のコンサルタントがWebアナリストの年収相場や求められるスキル・経験を解説します。

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Webアナリストの転職動向

Webアナリストの転職市場は、デジタル化とデータ活用の重要性が高まる中、マーケティング戦略やEC、メディア運営など幅広い領域で需要が急拡大しています。当社実績では、前年同期比で求人が1.3倍に増加しており、ネイティブアプリやデジタルマーケティング、エネルギー・プラント領域での伸びが特に顕著です。

また求められる役割は、従来のアクセス解析や効果測定にとどまらず、ビジネス課題に対する仮説立案から実行・検証までを担う、事業成長を牽引するポジションへと進化。それゆえ意思決定に直結する戦略的な視点が不可欠です。

さらに技術面では、BIツールやデータ分析基盤の活用に加え、AI・機械学習など新領域への対応力が求められる傾向に。
採用企業は、DX推進や新規事業の創出、海外展開を視野に入れ、スタートアップから大手まで幅広く、スペシャリストの確保に積極的です。こうした背景から、Webアナリストは企業の成長戦略を支える中核的人物として、今後も高いニーズが続く見通しです。

Webアナリストで求められるスキル・経験・マインド

Webアナリストの転職市場では、以下のようなスキル・経験・マインドが求められます。

・データ分析スキル(SQL、GA、Tableauなど)

・BIツール・分析基盤の活用経験

・システム開発やデータエンジニアリング知識

・プロジェクトマネジメント経験

・マーケティング戦略やKPI設計の実績

ここから、それぞれ解説します。

データ分析スキル(SQL、GA、Tableauなど)

Webアナリストには、SQLなどのデータベース言語を用いた集計・分析や、Google AnalyticsやTableauといった分析ツールの活用経験が必須です。Webサイトのアクセスデータから行動傾向を的確に抽出し、KPI設計や改善策を立案するためです。また、ビッグデータ環境下でのBigQueryやLookerなど、最新プラットフォームの運用経験があると、デジタルマーケティングの高度化にも貢献できます。​​

BIツール・分析基盤の活用経験

TableauやPower BI、Looker StudioといったBIツールを使ったデータ可視化・ダッシュボード開発の経験が重視されます。
経営層や現場の意思決定を迅速に支えるため、多角的な分析結果をわかりやすく可視化する力が求められているためです。
一方、BigQueryやDWHなどの分析基盤を用いた多様なデータの統合運用経験も強みとなり、全社的なデータ活用推進に役立てられます。

システム開発やデータエンジニアリング知識

データ抽出や前処理、データ基盤の設計・運用ノウハウなど、エンジニアリングの観点からの知識も歓迎される傾向があります。ETLツールやクラウドサービス(AWS・GCP・Azure)、PythonやRなどのプログラミングを用いたデータ処理の経験があれば、効率的な運用体制を構築でき、ビジネス課題への対応力を高められます。

プロジェクトマネジメント経験

広告運用やサイト改善、システム刷新など多様なプロジェクト推進を担うため、社内外のステークホルダーを調整しながらゴール達成に導くプロジェクトマネジメントの実務経験が不可欠です。

具体的には、計画立案から進行管理、品質管理まで担当した経験が活かせるため、複数部門と連携した案件遂行でも即戦力として評価されます。​​

マーケティング戦略やKPI設計の実績

Webマーケティングやデジタル広告施策の立案・実行・効果分析まで一貫して携わった経験も重要です。またKPI設計やPDCAサイクルの運用により、ビジネス成果に直結した改善提案を行えることが期待されます。

特に、事業規模問わず多面的な指標管理やレポーティング実績が豊富であれば、あらゆる業界で活躍できるでしょう。​

Webアナリストの想定平均年収は600万円

一般的な転職市場におけるWebアナリストの平均年収は、600万円前後です。日系企業のWebアナリストの場合、経験3年未満では約400万円台からスタートし、5年以上の経験をもつ中堅~シニア層では600万円~800万円台がボリュームゾーンとなっています。ただし、職位や企業種別によって差がみられます。例えばマネージャークラスでは、年収800万円〜1,000万円前後が一般的な水準です。​

Webアナリスト最新求人情報

本章では、Webアナリストの最新転職・求人情報を紹介します。

非公開:【Rakuten Development(CCBD)】Data Engineer

株式会社マネーフォワード:事業企画(オープンポジション)

石油元売大手企業:ビジネスアナリスト(データ分析担当)

株式会社朝日広告社:データアナリスト※データ活用戦略・戦術の立案~実行

Bytedance株式会社:Quality Assurance Analyst

非公開:デジタルマーケティングの戦略企画・策定・実行ポジション

JACでは取り扱う求人の約7割が非公開求人であり、本章で紹介している求人は、JACが取り扱う求人の一部です。非公開求人も含め自身の適性やキャリアビジョンに合う求人の紹介を受けたい方は、ぜひJACにご登録ください。転職支援のプロであるコンサルタントが、丁寧なヒアリングを通じて適性やご希望に沿う求人をご紹介いたします。

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Webアナリストへの転職で有利となる資格

Webアナリストの転職市場では、以下の資格を取得しておくと有利です。

・ウェブ解析士

・Webアナリスト検定

・Googleアナリティクス認定資格(GAIQ/GA4)

・統計検定(3級・2級)

・Tableau Desktop Specialist

ここから、各資格について解説します。

ウェブ解析士

ウェブ解析士は、企業のWebサイトやサービスのデータ分析から改善提案までにかんする基礎知識を体系的に学べる民間資格です。アクセス解析や施策立案のプロセスを実践形式で学べるため、転職時に「一定水準の知識・分析力がある」ことを証明できます。

初級は合格率も高く、未経験から1カ月程度の勉強(30~40時間)が目安です。全体的に難易度は比較的低い部類ですが、ポートフォリオ作成や実務経験の裏付けにも活用しやすいのが強みです

参照:WACA「ウェブ解析士」

Webアナリスト検定

Webアナリスト検定は、Web分析の基本理論から実践的な解析手法、最新の市場動向までを学べる資格検定です。Googleアナリティクスなど具体的なツール利用例も出題範囲となっており、資格取得を通じて全体像を短期間で習得可能です。

Webアナリスト検定は、Web分析の基本理論から実践的な解析手法、最新の市場動向までを学べる資格検定です。転職市場で実務基礎力の証明として一定の評価を得ています。

参照:日本Web協会「Webアナリスト検定」

Googleアナリティクス認定資格(GAIQ/GA4)

Googleが提供するアクセス解析ツール「Googleアナリティクス」にかんする公式認定資格(GAIQ/GA4)は、現場での分析実務において重要な資格です。多くの企業がGoogleアナリティクスを利用しているため、資格保有者は即戦力として歓迎される傾向がみられます。

試験は無料でいつでも受験可能で、Web上の無料教材も豊富です。一般的に数日〜1週間(15~20時間程度)の自習で合格レベルに到達でき、基礎知識と応用力を客観的に示せます。

参照:Google「[GA4] スキルショップでアナリティクス アカデミーのコースを受講する

統計検定(3級・2級)

統計検定は、データ分析の基礎理論から応用までを体系的に証明できる資格です。3級は高校から大学基礎レベル、2級はより実務に特化した内容で、分析職として説得力のあるスキル証明となります。特にWebアクセス解析やマーケティングデータ分析に直結するため、転職市場で高評価です。

独学で2~3カ月(30~80時間)が合格の目安となり、難易度も、十分な学習を積めばクリア可能な水準です。

参照:JSSC「統計検定」

Tableau Desktop Specialist

Tableau Desktop Specialistは、BIツール「Tableau」の公式資格で、ダッシュボード作成やデータ可視化の実践力を証明できます。利用企業が急増しており、分析結果を現場で迅速に活用できるスキルをもつWebアナリストの需要も高い傾向にあります。

基礎的な資格であり、1週間〜1カ月(20〜40時間程度)の学習で取得可能です。データ分析ツールの実務経験があれば、より効率的に合格を目指せます。

参照:Tableau 「Tableau 認定資格を取得」

Webアナリストのキャリアパス

データ分析力・マーケティング理解といった強みを活かせるWebアナリストは、複数の職種や分野で活躍の場を広げています。分析実務を極めたい方からコンサルやマネジメント志向まで、それぞれ個性に合った成長ルートが描けるのが特徴です。ここでは、5つのキャリアパスをご紹介します。

データアナリスト

データを多角的に分析し、事業戦略へと落とし込む役割を担うデータアナリストは、数値に基づく意思決定を得意とする方に適しています。Webアナリストとしてアクセス解析やKPI設計の実務を経験した後、ビッグデータ・統計学・SQLといった分析スキルを磨き、専門性を高めることでデータアナリストへの道が開けます。

Webマーケター

Webマーケターは、集客や売上向上に直結する施策を企画・運用するポジションです。積極的に情報収集を行い、仮説と検証を繰り返す志向の方に向いています。Webアナリストとして分析設計や改善提案の経験を積みつつ、広告運用・SEO・SNSなど幅広い施策の実務経験を重ねることでWebマーケターへのステップアップが可能です。

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ITコンサルタント

企業のDX推進や業務改善を支援するITコンサルタントは、課題解決志向が強く、対人折衝力や論理的思考力を重視する方に適した職種です。Webアナリストとして案件管理や提案型業務に携わり、システム開発やデータ基盤構築の知見も深めていくことで、コンサルタントポジションへのキャリアチェンジが期待できます。

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Webプロデューサー

Webプロデューサーはサイト制作・運営全体の進行管理や予算・スタッフ調整を担う職種です。企画力やプロジェクトマネジメント志向が強い方に適しています。Webアナリストとして数値分析と改善提案のほか、ディレクションやチーム統括など上流工程での経験を段階的に積むことで、Webプロデューサーへのステップアップがみえてくるでしょう。

フリーランス・独立

フリーランスは複数企業の案件を担当したい方、独立志向がある方に適しています。Webアナリストとして実務経験やポートフォリオを積み重ねることで、専門スキルの市場価値を高めながら独立に挑戦できます。自ら営業・提案・分析までを一貫して担い、柔軟な働き方も実現できるのが特徴です。

Webアナリストの転職を成功させる5つのポイント

Webアナリストの転職成功率を上げるためには、以下のポイントを押さえることが重要です。

・数値改善ストーリーの提示

・実務ツールの習熟度をアピール

・部門横断の課題解経験の訴求

・事業成果へのコミットメント

・転職エージェントの活用

ここから、各ポイントについて解説します。

数値改善ストーリーの提示

Webアナリストの転職では、単なる報告だけではなく、「どの数値を、なぜ、どのような施策で改善したのか」まで一貫して語れることが重要です。例えば「離脱率の高いLPに動画を設置しCVRを20%から25%に向上させ、月50万円の売上増を達成した」といった施策推進力と成果のセットが、選考で即戦力として高く評価されます。​

実務ツールの習熟度をアピール

Webアナリストの転職においては、現場で頻繁に活用されるGoogle Analytics、BIツール、ヒートマップなどへの習熟度を、資格を取得しただけで終わらせず、業務でどのように活用していたかまで具体的に説明しましょう。例えば「BigQueryを活用し、複数サービスのデータ統合レポートを開発」「Tableauで経営陣向けダッシュボードを設計」など、運用への深い理解と応用力が差別化につながります。​

部門横断の課題解経験の訴求

Webアナリストが主導して、マーケ・営業・開発など多部門を巻き込んだ課題抽出や改善活動に取り組んだ経験があれば、それを具体的なプロジェクト例として語ることが大切です。「マーケ部門と連携して広告クリエイティブの改善提案を行い、新規獲得率を30%アップさせた」など、横断的な調整力とデータドリブンなコミュニケーションがポイントです。​

事業成果へのコミットメント

Webアナリストは経営・事業側との距離が近い職種です。単なる数値分析で終わるのではなく、自身の分析がどのように事業成果やKGIの改善に貢献したか(前年比成長率、ROIやLTV最大化施策など)を、経営視点で語れることが重要です。業界・事業フェーズに合わせた成果を明確にアピールしましょう。​

転職エージェントの活用

転職エージェントは、業界特有の職務経歴書対策や面接指導から、最新の求人相場情報までを体系的にサポートします。ビジネス側との橋渡しや年収・条件交渉も含めて、Web業界特化型エージェントを活用することで自分のバックグラウンドを最大限に活かして転職活動を進めることが可能です。

Webアナリストの転職事例

ここからは、JACを活用してWebアナリストへ転職した事例をご紹介します。

Fさん(30代後半/男性)

業種職種年収
転職前情報・通信業データエンジニア720万円
転職後IT・ソフトウェア開発業Webアナリスト850万円

Fさんは博士号取得後、広告運用やECサイトのログ分析、ビッグデータ基盤構築、機械学習の高度化など、データを軸に多様なプロジェクトを牽引してきました。直近では大手IT企業にて、膨大なログを分析・整備するデータウェアハウスの構築に従事し、サービス改善に大きく貢献しています。

今回の転職の背景には、「関西で腰を据えて働きたい」「自社プロダクトの成長に直接関わりたい」という明確な志向がありました。JACのコンサルタントは、この希望を踏まえ、事業戦略に直結する分析を担うWebアナリストポジションをご提案。高額商品のECマーケティングという未踏領域に挑戦し、データ取得設計から分析・改善提言までを一気通貫で担う環境です。

結果として、Fさんは年収アップと専門性の深化を実現。データ分析の枠を超え、事業成長を牽引する役割への進化は、Fさんにとって新たなキャリアのステージとなっています。

Webアナリストへの転職なら、JAC Recruitmentへ

JACはWeb業界に精通した専任コンサルタントが多数在籍し、Webアナリストやデジタル領域の転職支援実績が豊富です。企業の事業戦略や現場の課題、最新ツールの活用事例までを熟知しているため、単なる求人紹介にとどまらず、個々のキャリアパスや強みを引き出す専門的なサポートを提供しています。

特にWeb解析、マーケティング、データ基盤構築といった専門性の高い分野にも強みをもち、業界動向や最新技術トレンドを踏まえた個別アドバイスを受けることができます。転職活動の初期段階から面接対策、入社後のフォローまで一貫支援する体制が高く評価されています。Webアナリストとして培った分析力や成果創出経験を次のステージで活かしたい方には、JACのきめ細かなコンサルティングが大きな力となるでしょう。

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この記事の筆者

株式会社JAC Recruitment

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当サイトを運営する、JACの編集部です。 日々、採用企業とコミュニケーションを取っているJACのコンサルタントや、最新の転職市場を分析しているJACのアナリストなどにインタビューし、皆様がキャリアを描く際に、また転職の際に役立つ情報をお届けしています。