証券外務員資格は転職で有利？年収相場・キャリアパス・最新求人を徹底解説

証券外務員資格は、株式・債券・投資信託などの金融商品の販売や提案を行うために必要な国家資格であり、金融に関する専門的な知識を証明します。

金融の最前線で培った経験を生かして、より顧客本位の高度なコンサルティングに挑戦したい方や、FinTechなどの新しい分野で自身の可能性を広げたい方には、多様なキャリアの可能性が広がっています。

本記事では、証券外務員資格が転職市場でどのように評価されるのか、資格が生かせる転職先候補や最新の求人動向などを、JAC Recruitment（以下、JAC）が解説します。

証券外務員は転職で有利に働くのか

証券外務員とは、金融機関で株式や債券、投資信託などの有価証券や金融商品を顧客に勧誘・販売する業務を行う際に必須となる資格です。日本証券業協会が実施する試験に合格し、金融商品取引業者を通じて金融庁に登録されることで、外務員として正式に業務を行うことが可能になります。

本資格の保有は、金融商品取引法に基づき顧客に対して適正かつ合法的に勧誘や取引の説明を行う知識・倫理観・法的理解を備えていることの証左となり、金融業界では即戦力として評価されます。特に、一種外務員資格を保有している場合、信用取引やデリバティブなど高リスク・高専門性の商品を扱えるため、採用選考で優遇されることもあります。

また、「貯蓄から投資へ」という社会全体の大きな潮流の変化を受け、個人の資産形成や法人の投資戦略支援を目的としたファイナンシャル・アドバイザリー業務が重要視されるようになりました。特に、富裕層や中小企業オーナーに対して長期的な資産運用を支援するプライベートバンキングやIFA（独立系ファイナンシャルアドバイザー）事業では、証券外務員資格を有し、幅広い金融商品の知識をもつビジネスパーソンへの需要が高まっています。

加えて、デジタル化とグローバル化が進むなか、証券外務員の活躍の場は従来の枠を超えて広がっています。AIを活用したポートフォリオ分析ツールやオンライン投資プラットフォーム、さらには海外投資案件に携わる場面でも、法令遵守と専門的知見を兼ね備えた外務員資格保有者が求められています。特に、外資系証券会社や海外投資ファンドなどでは、英語でのレポーティングやグローバルな商品運用に対応できることが採用の前提となることもあり、語学力と資格の掛け合わせが高く評価されます。

このような金融業界全体の構造変化は、JACが取り扱う求人の動向からも読み取れます。従来の証券営業職に加え、FinTech領域や不動産金融など周辺領域への広がりが目立ちます。企業の募集背景には、IFA事業の立ち上げ・拡大や富裕層向け資産運用サービスの強化、さらにはグローバル展開やFinTech連携といった明確な戦略意図があり、証券外務員資格と経験をもつ専門家が、こうした変革の中核を担う存在として期待されていることが分かります。

今後も個人投資家の増加やFinTech市場の拡大にともない、資格保有者へのニーズはいっそう高まるでしょう。金融業界でのキャリアを深化させたい方や、IFA・資産運用コンサルタントなど新たな領域へのステップアップを検討している方にとって、証券外務員は転職を有利に進める際のアドバンテージとなり得る資格といえます。

参考：日本証券業協会「証券外務員」

証券外務員が生かせる転職先候補

ここでは、証券外務員資格を生かせる、次の3つの転職先候補について解説します。

独立系・外資系証券会社のリテール/ホールセール部門

独立系および外資系証券会社のリテール部門やホールセール部門は、証券外務員資格を直接生かせる代表的な転職先です。リテール部門では、個人投資家や富裕層を対象に、株式・債券・投資信託などの金融商品を提案し、資産形成を支援します。一方、ホールセール部門では、機関投資家や事業法人向けに大口の金融取引を行い、資金調達や投資戦略の立案に関与します。いずれも金融商品取引法に基づく業務を行うため、証券外務員資格が必須となります。

特に、外資系企業では、グローバル市場の知見や英語でのレポーティング能力が求められることもあり、国際的な金融取引に携わりたい方にとって魅力的な環境といえます。金融商品や市場知識を生かして、より専門性の高い営業やコンサルティングに挑戦したい方にとって、志向に合致する選択肢といえます。

大手銀行・信託銀行のウェルスマネジメント部門

大手銀行や信託銀行のウェルスマネジメント部門も、証券外務員資格が強みとなる転職先です。ウェルスマネジメントとは、富裕層や法人オーナーに対して、預金・投資信託・保険・不動産・相続対策など、資産に関するさまざまなニーズを包括的に管理・支援するサービスを指します。

特に、銀行業務では法令遵守が厳格に求められるため、金融コンプライアンスへの理解が深い外務員資格保有者は、採用選考の際に高く評価されるでしょう。また、信託銀行では不動産運用や遺言信託、企業年金など、長期視点の資産形成を支援する領域が多く、投資と法律・税務の知識を併せもつ専門家が求められています。

銀行は証券業界出身者の転職先として人気が高く、特に一種外務員資格を保有していれば、投資関連商品の取り扱い範囲が広がり、即戦力としての期待も高まります。安定性と専門性を両立しながらキャリアを深めたい方にとって、ウェルスマネジメント領域は有望な転職先候補の一つです。

アセットマネジメントの営業・コンプライアンス部門

アセットマネジメント会社の営業やコンプライアンス部門も、証券外務員資格の知識を生かせる代表的な転職先です。営業部門では、投資信託や年金基金の運用商品を金融機関、証券会社、機関投資家に提案する業務を担い、証券外務員試験で学ぶ商品知識や法的知見への理解が役立ちます。一方、コンプライアンス部門では、金融商品取引法や内部統制に基づくリスク管理体制の構築・監査を担いますが、証券外務員資格の取得過程で学ぶ法令遵守意識や取引ルールへの理解が欠かせません。

アセットマネジメントは、単に金融商品を販売するのではなく、顧客の中長期的な資産成長を支援する領域であり、外務員として培った金融リテラシーに加え、顧客志向の提案姿勢や市場分析力を発揮できる点が魅力です。専門性と安定性を両立したキャリアを築きたい方や、顧客に寄り添うサポートを提供したい方にとって適した転職先といえるでしょう。

証券外務員が生かせる最新求人・転職情報

近年、証券外務員資格を有するビジネスパーソンを対象とした求人は、金融業界の枠を超え、多様な領域に広がりを見せています。

従来は証券会社や銀行などの営業部門が中心でしたが、近年は富裕層や法人オーナー向けの資産運用サービス、IFA事業、さらにはデジタル証券やFinTech領域にまで需要が拡大しています。特に、外国人富裕層や海外投資家をターゲットとしたグローバル対応の求人が増加しており、外資系証券会社や国際的なアセットマネジメント企業では、英語力を生かせる海外顧客担当やアドバイザリー職の募集が目立ちます。また、金融機関のオペレーションやバックオフィス、開発部門など、営業職以外でも証券外務員資格保有者の採用が進んでいます。今後も「貯蓄から投資へ」という政策方針を背景に、証券外務員資格保有者のキャリア機会はさらに広がることが予想されます。

ここからは、証券外務員の資格が生かせる最新求人・転職情報を紹介します。

●三菱UFJ信託銀行株式会社：受託財産/資産管理業務に係るコンサルティング・クライアントサービスの支援業務

●日本マスタートラスト信託銀行株式会社：オペレーション・事務企画業務－国内証券管理（投資信託）

●国内最大の地銀グループ：証券営業のスペシャリスト

●株式会社NTTドコモ：金融サービス推進室・投資サービス・投資サービス担当

●三井住友カード株式会社：資産運用ビジネス領域における新規事業企画・開発担当

●日本マスタートラスト信託銀行株式会社：オペレーション・事務企画業務－外国証券管理

●SCSK株式会社：証券システムプラットフォーム事業開発

●非公開企業：ファイナンシャルアドバイザー

※求人の募集が終了している場合もございます。ご了承ください。（2025年10月最新）

なお、本記事で紹介している求人は、JACが取り扱う求人の一部です。JACが取り扱う求人は、大半が非公開となっています。そのため、非公開求人も含め証券外務員の資格が生かせる求人のご紹介を希望される方は、ぜひJACにご登録ください。
転職支援のプロであるコンサルタントが、丁寧なヒアリングを通じて適性や希望に沿う求人を紹介いたします。

>>非公開求人について詳しく知りたい方はこちら

証券外務員と合わせて求められることの多い経験・スキル

ここでは、証券外務員の資格と合わせて求められることの多い、次の経験・スキルについて解説します。

高度なファイナンシャルプランニング能力

証券外務員の資格は金融商品販売に必要な基礎知識を備えていることの証明となります。しかし、転職時には資格の保有にとどまらず、証券外務員の資格を生かすためのファイナンシャルプランニング能力も評価の対象になります。ファイナンシャルプランニング能力とは、顧客の収支・保険・税制・相続といった広範な領域を統合的に捉え、顧客の資産状況やライフステージに応じた最適な資産形成プランを構築できる力を指します。

特に、富裕層や中小企業オーナーを対象とするウェルスマネジメント領域では、長期的な資産保全と承継を見据えた包括的な助言が求められるため、単一商品の販売経験だけでは対応が難しいケースもあります。また、近年は「貯蓄から投資へ」という政策的な潮流のなかで、リスク許容度に応じた資産配分や、ESG・外貨建て商品などを取り入れたポートフォリオ提案の重要性が高まっています。こうした環境下では、金融商品の仕組みを理解するだけでなく、税務・不動産・保険を横断的に扱えるプランニング力が成果に直結します。

顧客・法人経営層との対話能力・信頼関係構築力

証券外務員の資格を取得する過程で培った専門知識を生かすには、顧客の目的や課題を掘り起こす対話力が必要です。特に富裕層や企業オーナーを担当する場合、顧客の長期的な信頼を得られるかどうかが成果を左右します。そのため、誠実な姿勢と倫理観をもち、言葉選びや対応スピードに配慮し、信頼関係を築くことが重要です。

単に金融知識を深めるだけではなく、証券外務員としての経験を通じて、顧客との関係構築力を磨くことが中長期的に活躍し続ける土台となります。

複雑な金融リスクに対応するデリバティブ・リスク管理の知識

金融市場のグローバル化やテクノロジーの進展にともない、投資家が利用できる金融商品は、多様化・複雑化しています。このような環境下でより顧客の志向に合ったソリューションを提供するには、株式や債券といった伝統的な資産クラスに加え、デリバティブなどの商品知識やそれらが内包するリスクを正確に理解・管理する能力が不可欠になりつつあります。また、金融庁の規制強化やサステナブルファイナンスの普及により、ESG関連リスクやコンプライアンスリスクへの理解も重視されるようになっています。

このように新しい商品が次々と登場する金融業界では、変化に素早く対応できる柔軟性や、新たな商品知識を積極的に学ぶ姿勢も重要です。

証券外務員を生かした転職後の年収目安

JACが取り扱う証券外務員の資格を生かせる求人全体の平均年収は948.7万円となっており、金融業界のなかでも高水準に位置しています。年代別に見ると、20代後半で700.0万円、30代前半で794.9万円、30代後半では926.7万円と着実に上昇し、40代前半で969.0万円、40代後半では1201.8万円にまで達します。50代以降も1085.3万円と高い水準を維持しており、長期的に安定した収入が期待できます。

年代	平均年収
20代後半	700.0万円
30代前半	794.9万円
30代後半	926.7万円
40代前半	969.0万円
40代後半	1201.8万円
50代以上	1085.3万円

役職別で見ると、メンバークラスで830.6万円、管理職クラスでは1,142.4万円となっており、役職に応じて報酬に大きな差があります。

一方、日系企業と外資系企業との比較では、日系企業が950.3万円、外資系企業が933.2万円と大差は見られませんでした。

役職	平均年収
メンバークラス	830.6万円
管理職	1,142.4万円

	平均年収
日系企業	950.3万円
外資系企業	933.2万円

※当社実績（2023年1月～2025年9月、想定年収）

【年代別】証券外務員を生かして転職を成功させるポイント

ここでは、年代別に証券外務員の資格を生かして転職を成功させるポイントを解説します。

20代で証券外務員を生かして転職を成功させるポイント

20代での転職では、証券外務員資格の保有が「金融領域における専門知識を習得している」というアピールポイントになります。20代の場合、実務経験よりも今後の伸びしろが重視されるため、資格を通じて得た知識をどのように応用したいのかを示すことが大切です。例えば、証券会社でのリテール営業やコール業務などの経験がある場合、顧客との信頼構築力や金融商品の提案スキルを中心に自己PRを構築すると効果的です。

また、ポテンシャルが評価の対象となる20代は、金融機関以外の領域でも新たなキャリアを形成できます。例えば、FinTech企業の投資サービス運営、金融マーケティング、保険・不動産のアドバイザリー職などの選択肢が挙げられます。さらに証券外務員資格の知識に加え、デジタルリテラシーやデータ分析スキルを磨くことで、企業のDX推進や顧客分析部門への転身も視野に入ります。応募先企業を選ぶ際は、目先の転職成功にとらわれず、中長期的な視点で自身のキャリアの可能性を広げられる領域を選択することが大切です。

30代で証券外務員を生かして転職を成功させるポイント

30代は、即戦力となり得る経験と専門性が評価の対象となります。そのため、転職活動では、自身の専門性を発揮できる領域を選択することがポイントです。特に、富裕層営業やIFA、法人向けコンサルティングなどの実績をもつ方は、アセットマネジメント会社やプライベートバンキング部門への転職で強みを発揮します。加えて、投資信託・債券・保険・不動産を組み合わせた総合提案スキルは、今後も安定した需要が見込まれます。また、証券外務員資格を軸に、FP・証券アナリスト・宅建などの関連資格を組み合わせて専門領域を拡張するのも有効です。

さらに30代になると、管理職候補やプレイングマネージャーとしてのポジションも視野に入ります。営業成績だけでなく、後進育成やチームマネジメントの経験を整理し、組織の成果にどう貢献してきたかを伝えることを意識しましょう。

40代で証券外務員を生かして転職を成功させるポイント

40代は、マネジメント能力と事業を創造する能力が重視される年代です。証券外務員資格の保有は前提とされ、そのうえで「どのように部門や顧客に貢献してきたか」「どのような成果・実績を残したか」が問われます。特に近年は、金融リテール部門や法人営業の再構築、IFA事業の拡大などでマネジメント経験をもつビジネスパーソンへの需要が高まっています。

JACが取り扱う求人データでも、40代の平均年収は1,200万円超に達しており、専門性に加えてリーダーシップを発揮できるかどうかが昇給の分岐点になります。40代の転職では、単に営業職から営業職へというよりも、組織開発や新規事業立ち上げなど、経営に近い立場へのステップアップを意識することが成功のポイントです。

50代で証券外務員を生かして転職を成功させるポイント

50代での転職では、経験と信頼性が最も重視されます。証券外務員資格と長年の顧客対応・市場分析の経験は、企業にとって高く評価されます。

上記を踏まえ、50代の転職で意識すべき点は、過去の実績を語るだけでなく、今後どのように企業価値向上に寄与できるかを具体的に提示することです。営業組織の立て直し、新規チャネル開拓、若手育成など、過去のマネジメント経験を、具体的な事例を用いて再現性のあるスキルとして訴求することを意識しましょう。

また、50代の転職となると、支社長や部門の執行役員、経営顧問など極めて経営に近い上級管理職のポジションが候補となります。市場に公開されない求人が大半となるため、転職エージェントなど、求人にアクセスできる機会を設けておくことも大切です。

証券外務員保有者の転職事例

ここでは、JACが提供する転職支援サービスを利用して転職を成功させた、証券外務員保有者の事例を紹介します。

証券外務員の知識を生かし、資産運用会社のプロダクトマネージャーに転職した事例

Sさん（50代前半/男性）

	業種	職種	年収
転職前	独立系ファイナンシャルアドバイザー	ミドルバックオフィス業務	900万円
転職後	資産運用会社	プロダクトマネージャー	2,000万円

Sさんは、キャリアの初期から外資系証券会社にてシステムアナリストとしてトレーディングシステム開発や財務分析モデル開発に携わってきました。その後、別の外資系証券会社を経て、資産運用会社にて機関投資家向けポートフォリオマネージャーとして長年にわたり活躍。日本株のクオンツ運用、スマートベータの運用、アルファモデルの開発などの運用フロントの実務に加え、プロダクトマネジメント業務も担当するなど、多様な実績を積み重ねてきました。これまでの経験を経て、Sさんは、運用現場に近い立ち位置で顧客と向き合い、投資方針やパフォーマンスを自ら語る役割に回帰したい意向が高まり、転職を決意しました。

JACのコンサルタントは、Sさんの長期にわたる機関投資家向け運用業務とプロダクトマネジメントの実績、そして上場サポートというバックオフィスの経験を高く評価し、資産運用会社のプロダクトマネージャー職を提案しました。転職後のSさんは、プライベート・アセットを含む多様なアセットクラスを担当し、資料作成や既存顧客へのパフォーマンス説明、RFP作成など重要な業務を担っています。

今回の転職は、クオンツ運用のプロフェッショナルとしての確固たる専門性が運用と営業の橋渡し役として高く評価され、大幅な年収アップとアセットマネジメント業界のフロントラインへの復帰を実現した好例といえます。

※事実をもとにしておりますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないように内容を一部変更しています。

証券外務員の知見を生かし、金融機関のIT・デジタルインフラ企画へ転職

Lさん（30代前半/男性）

	業種	職種	年収
転職前	地方銀行	商品企画・開発（マーケティング）	600万円
転職後	金融機関	IT・デジタルインフラ企画・管理業務	1,250万円

Lさんは、大学卒業後、地方銀行に入行し、法人営業としてキャリアをスタートし、資金調達や事業承継、事業再⽣⽀援といった多岐にわたる営業活動に従事し、高い顧客対応能力を培いました。その後、本部デジタル部門へ異動し、決済・DX分野における新規企画業務を担当。クレジットカードやQRコード決済商品の推進、銀行口座を活用したEC向け決済⼿段の提供など、デジタル戦略の最前線で多様な実績を残しました。

Lさんは、これまでの経験を生かし、自身の専門性をより規模の大きな組織で発揮し、キャリアアップを実現したいという思いが芽生え、転職活動を開始しました。

JACのコンサルタントは、Lさんの法人営業で培った提案力と決済DX企画という時流に合ったスキルセットを評価し、全国規模で店舗・アプリ・API連携を横断するIT企画ポジションを提案しました。転職後のLさんは、既存の業務経験を生かしたシステム運営・開発・企画への参画に加え、チャネル戦略の立案や非対面チャネル強化策の立案、データ利活用高度化など、組織の中核的なポジションで活躍しています。

今回の転職でLさんは、大幅な年収アップを実現し、金融機関のデジタル戦略をリードする領域へと活躍の場を広げることができました。

※事実をもとにしておりますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないように内容を一部変更しています。

証券外務員資格の知見を生かせる事業企画・開発担当への転職

Rさん（40代前半/男性）

	業種	職種	年収
転職前	メガバンク	経営企画	1,500万円
転職後	クレジットカード業界	事業企画・開発担当	1,500万円

新卒でメガバンクに入行したRさんは、地場大企業への融資業務や海外進出支援でキャリアを積んだ後、海外支店にてLBO/MBOファイナンス案件組成やLP投資業務に従事するなど、高度な金融知識とグローバルな経験を培ってきました。帰国後も、新規ビジネス立ち上げやグループ全体の企業理念・パーパス浸透に資する企画業務など、経営企画の最前線で活躍し、周囲からも高い評価を得てきました。これまでの経験を経てRさんは、さらなるキャリアアップを目指して転職活動を開始しました。

JACのコンサルタントは、RさんのLBO/MBOファイナンスをはじめとする高度な業務経験、新規事業立ち上げを完遂した企画力を評価し、クレジットカード会社の資産運用ビジネス領域における新規事業企画・開発担当ポジションを提案しました。

転職後のRさんは、証券顧客への保険販売などのクロスセルスキームの検討、グループの金融資産拡大に向けた施策検討、デジタルを起点とした富裕層向け資産運用サービスの企画など、成長領域での事業拡大に貢献しています。今回の転職は、メガバンクの経営企画で培った高度な金融知見と証券外務員の知識が成長分野であるキャッシュレスと資産運用ビジネスを掛け合わせた最前線で評価され、キャリアアップを実現した好例といえます。

※事実をもとにしておりますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないように内容を一部変更しています。

証券外務員を生かした転職なら、JAC Recruitment

転職活動で証券外務員資格を生かすには、金融業界の動向をよく理解し、自分の経験をどのように市場価値へつなげるかを考えることが大切です。特に、富裕層営業や法人向けコンサルティング、プライベートバンキング、IFAなどの職種では、企業ごとに必要とされるスキルや成果の基準が異なります。そのため、企業がどのような人物像や背景を求めているか、事前によく調べておくことが重要です。

その点、JACには、金融やコンサルティング、経営領域に精通したコンサルタントが在籍しており、単なる求人紹介ではなく、各企業の採用戦略や組織課題を深く理解したうえで、最適なポジションを提案いたします。また、JACでは、証券会社や銀行、資産運用会社などの金融機関はもちろん、FinTech企業や事業会社の財務・IR部門など、新たなキャリア領域まで幅広くカバーしています。これにより、営業・運用・コンサルティング・リスク管理といった専門スキルを、業界横断的に生かせるキャリアパスを描くことも可能です。

さらに、JACでは、海外富裕層対応を担うグローバルバンキング部門や独立系IFA事業の立ち上げ責任者、資産承継を専門とするアドバイザリーポジションなど、一般的な転職サイトでは出会えない非公開求人も多数取り扱っているため、新たなキャリアの可能性を広げるチャンスをご提供します。

証券外務員の資格を生かし、転職したいと考えている方は、ぜひJACにご相談ください。