金融商品開発の年収は?年収アップのポイントや成功事例を解説

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公開日:2025/11/23 / 最終更新日: 2025/11/23

金融業界の中でも、専門性と企画力が求められる金融商品開発は、年収水準が高く、キャリアアップの可能性が広がる注目の職種です。特に、FintechやESG投資など新しい領域が拡大する中で、商品開発の重要性はますます高まっています。

本記事では、JAC Recruitment(以下、JAC)が、これから金融商品開発としてのキャリアを築いていきたい方、さらなる年収アップを目指して転職を検討している方にとって、参考になる情報をお届けします。

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金融商品開発の平均年収は933.4万円年代別年収も解説


JACの転職支援実績によると、金融商品開発職の平均年収は933.4万円です。年収のボリュームゾーンは800万円〜1,300万円で、企業規模や担当領域、これまでの経験によっては、20代でも年収1,000万円を超えるケースや、30代・40代で年収1,500万円以上の事例もあります。

年代別に見ると、以下のような傾向が見られます。

年代平均年収
20代687.6万円
30代869.5万円
40代1111.7万円
50代1237.0万円

年齢が上がるにつれて年収も上昇する傾向があります。特に30代後半以降は、マネジメント経験や専門領域での実績が評価され、年収が大きく伸びる傾向があります。40代以降では、年収1,500万円を超える事例も複数見られ、ハイクラス層にとって魅力的なキャリアパスを描ける職種です。

役職平均年収
メンバークラス839.8万円
管理職1088.2万円

役職によっても年収に大きな差が見られます。管理職層では、戦略立案や部門マネジメントを担うため、年収水準が大きく上昇します。特に部長クラス以上では、年収1,500万円を超える事例もあり、企業の中核を担うポジションとして高い報酬が設定されています。

平均年収
日系企業948.4万円
外資系企業847.2万円

JACの成約データによると、日系企業の方が平均年収は高い傾向にあります。これは、日系大手企業が商品開発部門を経営戦略の中核と位置づけ、報酬水準を高く設定していること、また年功序列的な給与体系により高齢層の平均年収を押し上げていることが要因として考えられます。

一方、外資系企業では成果主義が強く、ポジションや業績によって年収が大きくなります。特定のプロジェクトや専門領域で高い成果を上げた場合には、年収が1,000万円を超える場合も多数あります。

※当社実績(2021年1月~2025年8月、想定年収)より

金融商品開発の求人情報

JACでは、金融商品開発の求人を多数ご紹介しています。以下のリンクから最新の求人情報をご確認いただけます。

非公開企業:機関投資家向けの商品開発ポスト

三菱UFJ信託銀行:受託財産/国内投資家向けオルタナティブ運用商品販売、商品企画

三井住友海上あいおい生命保険:生命保険商品の開発

auフィナンシャルサービス:サービス企画・商品開発

※求人の募集が終了している場合もございます。ご了承ください。(2025年11月最新)

JACで取り扱う求人の約7割は非公開求人です。非公開求人も含め、ご自身の適性やキャリアビジョンに合った求人をご紹介しています。転職支援のプロであるコンサルタントが、丁寧なヒアリングを通じて適性やご希望に沿う求人をご紹介いたしますので、ぜひJACにご登録ください。

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金融商品開発が年収アップを目指すには


金融商品開発として年収アップを目指すには、以下の3つの視点でご自身の経験を整理し、企業にどのような価値を提供できるかを明確にすることが重要です。 

企業規模や担当領域の選定

JACの成約データによると、年収1,200万円以上を達成している方の多くは、従業員数1,000名以上の大手企業に所属しており、組織の中でも商品開発部門が戦略的な役割を担っているケースが目立ちます。

また、所属企業の属性としては、日系の大手金融機関や、急成長中のFintech企業が多く、特にESG投資やデジタル証券、AIを活用した金融商品など、革新的な領域に携わっている方が高い報酬を得ている傾向があります。

専門スキルの深化と汎用性

金融商品開発では、以下のようなスキル・経験が高く評価されます。

  • ●金融工学やデータ分析の知識
  • ●英語力(TOEIC800点以上が目安)
  • ●CFAや証券アナリストなどの資格
  • ●新規事業立ち上げ経験
  • ●マネジメント経験
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募集背景の理解と戦略的アプローチ

企業がどのような背景で募集しているかを理解することで、求められるスキルや経験を把握しやすくなります。事業拡大や新規プロジェクトの立ち上げなど、成長フェーズにある企業では、年収アップのチャンスが広がります。

  • ●新規事業の立ち上げ
  • ●既存商品のリニューアル
  • ●海外展開に伴う体制強化
  • ●社内DX推進による商品開発の再構築

こうした背景をもつ企業では、即戦力としての採用が期待されるため、年収水準も高めに設定されることが多いです。

金融商品開発職で年収アップを目指すには、専門性の強化・企業選びはもちろん、求人の背景やタイミングの見極めが鍵となります。

JACでは、これらの要素を熟知したコンサルタントが伴走し、あなたの専門性を最も高評価する企業への最適なポジション提案を実現します。

金融商品開発 年収アップ転職成功事例


金融商品開発として年収アップに成功した事例を紹介します。

豊富な実績が評価され、年収300万円アップに

Lさん男性/20代後半

企業職種年収
転職前証券系資産運用会社金融商品開発500万円
転職後保険系資産運用会社金融商品開発800万円

Lさんは、証券系の資産運用会社で商品企画部門に従事。主力公募ファンドの立ち上げから運用までを一貫して担当し、大きく成長させた実績が社内で高く評価されていました。また、証券アナリスト資格を取得し、後輩育成にも積極的に関与するなど、若手ながら高い専門性とリーダーシップを発揮してきました。

専門性をさらに深化させたいと転職を決意したLさんは、JACのコンサルタントを通じて、現職での公募ファンド立ち上げ実績を定量的に示し、専門性とリーダーシップをアピール。JACが企業側にその稀有な市場価値を強く推薦し、結果として、保険系資産運用会社の金融商品開発ポジションに内定し、年収も300万円アップする形で転職を成功させました。

メガバンクから損保の金融商品開発へ

Jさん(男性/30代後半)

企業職種年収
転職前メガバンク戦略立案1,200万円
転職後損害保険会社金融商品開発1,300万円

Jさんは、メガバンクにおいて中堅・中小企業向けの法人営業や再生支援業務に従事し、その後は電力・石油セクターの融資スキーム構成や海外プロジェクトファイナンス支援など、専門性の高い業務を担当してきました。戦略立案や後進育成にも関与するなど、誠実な人柄と高いコミュニケーション能力、バランス感覚に優れたキャリアを築いてきました。

Jさんはこれまでの多様な経験を活かし、より専門性の高い領域でキャリアアップしたいと転職を決意。JACのコンサルタントは、Jさんの持つメガバンクでの戦略立案経験や専門性の高い融資スキーム構成能力を、金融商品開発の企画力として再定義。その強みを活かし、銀行向け新商品開発やマーケティングを牽引するポジションにて内定を獲得し、年収も100万円アップする形で専門性と報酬の両面で納得のいく転職となりました。

金融商品開発の転職ならJAC


金融商品開発としてキャリアをさらに高めたい、年収アップを目指したいと考える方には、JACへご相談ください。専門性を理解したコンサルタントが、あなたの経験や希望に合わせて最適なポジションをご提案。あなたの経験とスキルを最大限に活かせるポジションをご提案し、長期的なキャリア形成もサポートいたします。

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この記事の筆者

株式会社JAC Recruitment

 編集部 


当サイトを運営する、JACの編集部です。 日々、採用企業とコミュニケーションを取っているJACのコンサルタントや、最新の転職市場を分析しているJACのアナリストなどにインタビューし、皆様がキャリアを描く際に、また転職の際に役立つ情報をお届けしています。