データベースエンジニアの転職動向や最新求人、未経験からの転職難易度も解説

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公開日:2025/12/07 / 最終更新日: 2025/12/07

データベースエンジニアは、高度な技術力と正確なデータ運用スキルを活かし、企業のデジタル基盤を支える中核的な役割を担います。クラウド技術の浸透やデータドリブン経営の加速により、その重要性は以前にも増して高まっており、事業会社や外資系ベンダーなど、活躍の場は多岐にわたります。

本記事では、データベースエンジニアの転職市場動向や最新求人情報に加え、未経験からの転職難易度も併わせて、JAC Recruitment(以下、JAC)が詳しく解説します。

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データベースエンジニアの転職市場動向

データベースエンジニアの転職市場は、DX推進とデータ活用の高度化を背景に明確な拡大傾向にあります。企業が保有するデータ量が増大する中、意思決定や事業運営の基盤として、データの品質と可用性が重視されるようになっています。その結果、データベースの設計・構築・運用を担う専門家の重要性が、一段と高まっています。特にデータベースを、「業務を支えるシステム」から「経営を支える資産」として扱う意識の変化が、市場全体の需要を押し上げています。

データベースエンジニアを採用する企業は、年々増加しています。特に需要が高いのは、製造、金融、通信、ITサービス、コンサルティングなどの大手企業です。基幹システムの刷新や業務データの統合、クラウド移行といった大規模プロジェクトを背景に、クラウド環境(AWS、Azure、GCPなど)での設計・運用経験者へのニーズが、特に高まっています。また、パフォーマンスチューニングやセキュリティ強化など、クラウドネイティブ環境に最適化されたスキルセットを有する方は、年収レンジの上昇傾向も見られます。

さらに、SIer依存から脱却し、データ基盤の内製化を進める事業会社が増えていることも、市場を後押ししています。こうした企業では、ビジネス部門と密に連携し、事業戦略と整合するデータ基盤を自ら構築・改善できるエンジニアが求められています。事業理解とコミュニケーション力を兼ね備え、データを活用した価値創出をリードできる方が評価される傾向です。

今後、AIや機械学習の活用が一般化することで、最適なデータ基盤を整備できるデータベースエンジニアの役割は、より戦略的な位置づけへと変化していくと予想されます。構造化・非構造化データを横断的に扱う、スキルやデータガバナンスを意識した基盤設計力をもつ方は、さらに市場価値が高まるでしょう。データベースエンジニアは、企業のDX推進を支える中心的なポジションとして、今後も安定した需要が見込まれる職種です。

データベースエンジニアが求められる主な転職先候補

データベースエンジニアは、企業のデータ活用を根底から支える専門職として、多様な業界で採用ニーズが拡大しています。転職市場においては、従来のシステム構築を担うIT企業に限らず、製造・金融などの事業会社や、SaaS・クラウド領域を中心とした先進的なテック企業でも、欠かせない役割を担う職種です。ここでは、4つの主要な転職先候補ごとに、求められる役割やスキルの特徴を整理します。

  • ●メーカー・金融業界などの事業会社
  • ●SaaS・Webサービス企業
  • ●ITコンサルティングファーム・SIer
  • ●外資系ITベンダー/クラウドプロバイダー

メーカー・金融業界などの事業会社

事業会社におけるデータベースエンジニアは、経営・生産・販売といった全社的なデータ基盤を整備する中心的な存在です。製造業では、生産設備やサプライチェーンから得られる大量のデータを統合・解析し、歩留まり改善や需給最適化などの業務改革に直結する基盤を構築します。特にIoT化の進展により、リアルタイムデータを処理する高性能なデータベース設計や、クラウド上での分析環境整備に精通した方への需要が高まっています。

一方金融業界では、トランザクションデータや顧客属性データを、安全かつ高速に処理する基盤づくりが重要です。勘定系システムやリスク管理システムの刷新、レギュレーション対応を目的としたデータ統合など、ミッションクリティカルな領域を支える役割を担います。さらに、個人情報保護やアクセス制御といったセキュリティ要件が厳しいため、可用性と信頼性の両立が求められる設計力が必要となります。

このように事業会社のデータベースエンジニアには、システムの安定稼働だけでなく、経営課題の解決に直結するデータ基盤の構築に向けて、「事業理解と技術力を兼ね備えること」が期待されています。

  • メーカー転職情報

    メーカーの転職市場においても、JAC Recruitmentは多くの方々の転職を成功させてきました。JACは業界専任制のコンサルティングを行っているため、高い専門性や業界の知識を豊富に蓄積しており、また市場動向についても… 続きを読む メーカー転職情報

SaaS・Webサービス企業

SaaSやWebサービスを提供する企業では、サービス自体がデータ基盤の上に成り立っているため、データベースエンジニアは「プロダクトの品質に大きく関与する職種」として位置づけられています。アプリケーションのトランザクション量が膨大な環境では、スケーラビリティやレスポンス速度の最適化が重要課題となり、パフォーマンスチューニングやスキーマ設計の精度が、直接的にユーザー体験に影響します。

マイクロサービス化が進む開発現場では、複数のサービス間で分散されたデータを適切に管理する設計力や、リアルタイム分析を可能にするストリーミング処理技術が求められています。加えて、ユーザー行動の分析やプロダクト改善を支えるデータパイプラインの構築に関する知見を有する技術者は、データエンジニアリングチームやプロダクト開発部門において、中核的な役割を担うケースが増加しています。

この領域の特徴として、俊敏な開発サイクルのなかで技術的な意思決定を主導できる裁量が大きく、スピード感をもって最新技術を取り入れる力が評価されます。特に、クラウドネイティブ環境や分散データベース、NoSQLの実務経験者は、即戦力として高いニーズがあります。

  • Webサービス/ゲーム業界の転職ならJAC Recruitment

    JAC Recruitmentでは、ゲームディレクター、プロデューサー、エンジニアといった幅広い職種への実績もあります。当社のコンサルティングは、1人のコンサルタントがご登録者と企業の両方と直接取引する「コンサルタント型… 続きを読む Webサービス/ゲーム業界の転職ならJAC Recruitment

ITコンサルティングファーム・SIer

ITコンサルティングファームやSIerでは、クライアント企業の基幹システム刷新やクラウド移行を支援するプロジェクトで、データベースエンジニアが重要な役割を担います。要件定義から設計・構築・移行・運用設計までを一貫してリードできる方は、プロジェクトの成功を左右する存在です。

特に近年は、データレイクやデータウェアハウスを活用した統合基盤の構築支援案件が増加しており、従来のRDBMSだけでなく、BigQueryやSnowflakeといったクラウドデータプラットフォームの導入経験が重視されています。また、顧客の経営課題を理解し、最適なデータモデルやガバナンス設計を提案できる、「上流工程に強いエンジニア」が評価される傾向です。

一方、SIerでは技術的な深掘りが求められるプロジェクトも多く、性能設計、障害対応、運用自動化など、安定稼働を支える高度な知識と実務力が不可欠です。また、大規模案件を通じて幅広いシステム知識を身につけられる環境が整っており、プロジェクトマネジメントへのキャリアアップを目指す技術者にとっても、成長の機会が豊富に存在します。

  • SIerの転職事情|年収相場や求められるスキル・経験を解説

    クライアント企業の業務を分析し、課題解決に適したシステムの設計や開発、運用、保守を一貫して担う企業をSIerといいます。最近では、クラウドサービスの普及にともない、プラットフォームによるインフラ構築サービスの提供が開始さ… 続きを読む SIerの転職事情|年収相場や求められるスキル・経験を解説

外資系ITベンダー/クラウドプロバイダー

外資系ITベンダーやクラウドプロバイダーにおいては、グローバル標準のデータベース製品やクラウドサービスを導入・活用する企業を技術面から支援する役割として、データベースエンジニアの専門性が生かされます。具体的には、エンタープライズ向けのアーキテクチャ設計支援、PoC(概念実証)、性能最適化、セキュリティ設計などを通じて、顧客企業の技術課題に対するソリューションを提供する、技術顧問的なポジションを担います。

また、最新の技術トレンドをいち早く把握し、それを顧客環境に応用する提案力も求められます。多様な業界の顧客を相手にするため、汎用的な知識だけでなく、各業界固有のデータ要件に対応できる柔軟性も必要です。さらに、グローバルプロジェクトでは、海外エンジニアとの協働も多く、英語でのドキュメント作成やテクニカルディスカッションの能力が求められる点も特徴的です。

この分野では、テクノロジーの最前線に立ち、製品の進化や市場動向を、直接的に体感できる点が大きな魅力といえます。特に、クラウドアーキテクトやソリューションエンジニアとしてのキャリアの拡張を志す方にとって、専門性をグローバルレベルで高める貴重な機会となるでしょう。

データベースエンジニアの最新転職・求人情報

データベースエンジニアの採用活動は、引き続き活発な状況が続いています。具体的には、企業のクラウド移行やデータ活用の高度化が進むなか、AWS・Azure・GCPといったクラウド環境での設計・運用経験者へのニーズが拡大しています。特に、オンプレミス環境からクラウドへの移行プロジェクトを主導できる方は、事業会社・ITベンダー問わず、多くの企業で採用されています。

現在確認できる求人内容を見ると、「データレイク」「DWH構築」「ETL」などのキーワードが多く見られ、企業がデータを事業戦略や意思決定の基盤として扱う流れが、いっそう強くなっています。製造・金融・小売などでは、部門を横断したデータの統合や分析環境の整備が進んでおり、それを支えるデータベースエンジニアの役割が拡大しているのです。

加えて、個人情報保護法やGDPRへの対応、ランサムウェア対策などを背景に、セキュリティ要件を重視する求人も増加傾向がみられます。そのため、信頼性と可用性を両立ができる設計力を有する方は、国内外を問わず高く評価される傾向です。また、職種の細分化も進み、「DBA(データベースアドミニストレーター)」「アーキテクト」「コンサルタント」など、技術領域や責任範囲に応じたポジションが増えています。クラウド対応・セキュリティ・データ統合の3領域を軸に、データベースエンジニアの採用は、今後も堅調に推移すると考えられます。

ここからは、データベースエンジニアの最新求人・転職情報を紹介します。

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未経験からデータベースエンジニアへの転職は難しいのか

データベースエンジニアは、企業の重要資産であるデータを扱い、システムの安定性と安全性を支える専門職です。そのため、実務未経験者にとっては転職の難易度が高い職種となります。採用企業の多くは、データベースの設計・運用に関する実務経験を重視しており、即戦力としてのスキルを備えているかどうかが、採用可否を大きく左右します。特に、商用サービスや基幹システムを運用する環境では、トラブルシューティング能力やパフォーマンス最適化の知識が求められるため、未経験者が直接そのポジションに就くケースは限定的です。

ただし、インフラやアプリケーション開発など、隣接領域からのキャリアチェンジであっても、十分に転職が成功する可能性があります。特に、インフラエンジニアやサーバーエンジニアとして、OS・ネットワーク・ストレージなどの基盤技術に習熟している場合、データベース構築に必要なシステム全体の理解力があると評価されやすく、選考において優位に働く傾向があります。また、アプリケーション開発エンジニアであれば、SQLを日常的に使用し、テーブル設計やクエリのパフォーマンスチューニングを経験している方は、データベースエンジニアとしての基礎を、すでに備えていると見なされる場合もあります。

特に、大規模なWebサービスや業務システムのバックエンド開発に携わり、データ量や負荷を考慮した設計・実装の経験者は、即戦力として評価されやすいといえます。このように、関連分野での技術的な蓄積を踏まえて、データ管理の専門性を高めていくことで、未経験からでも十分にキャリアチェンジが可能です。重要なのは、単なる技術理解にとどまらず、「データを安全かつ効率的に活用できる仕組みを設計する視点」を身につけることです。

データベースエンジニアへの転職で求められる経験・スキル・マインド・資格

データベースエンジニアは、近年のクラウド環境の普及やデータドリブン経営の浸透により、担当領域が拡大・高度化しています。ここでは、転職時に評価される主要な経験・スキル・マインド・資格について整理します。

  • ●大規模かつミッションクリティカルな環境でのDB設計・構築・運用経験
  • ●RDBMSとNoSQL双方への理解、主要クラウドプラットフォームの知見と実践スキル
  • ●企業全体のデータを預かる強い責任感と障害発生時の冷静さ
  • ●各ベンダー資格やOSS-DB技術者認定試験、データベーススペシャリスト資格など

大規模かつミッションクリティカルな環境でのDB設計・構築・運用経験

企業が求めるデータベースエンジニアの第一条件は、安定稼働が絶対条件となる大規模環境での実務経験です。特に金融、通信、ECなどの分野では、24時間365日止まらないシステムを維持するための設計・構築・運用ノウハウが重視されます。データ量の増加やトランザクションの集中を見越したパーティショニング、リプリケーション、バックアップ戦略の設計経験は、高く評価されます。

また、障害発生時の原因分析やリカバリ対応を通じて、可用性・信頼性・セキュリティを最適化してきた経験も重要です。単にシステムを動かすだけでなく、業務への影響を最小限に抑えながら復旧を進められる実践力が求められます。このような実務の経験者は、どの業界でも即戦力として評価されやすく、プロジェクトマネジメントやアーキテクト職へのステップアップも視野に入ります。

RDBMSとNoSQL双方への理解、主要クラウドプラットフォームの知見と実践スキル

現在のデータベース設計では、RDBMS(Oracle、MySQL、PostgreSQLなど)とNoSQL(MongoDB、Cassandra、Redisなど)を適材適所で使い分ける力が不可欠です。トランザクション整合性を重視する業務系システムでは、RDBMSが主流です。また、ログ分析やリアルタイム配信などスケーラビリティを重視する領域ではNoSQLが選択されることも多くなります。双方の特性を理解して設計できる方が、重宝されています。

さらにAWS、Azure、GCPといった主要クラウドプラットフォームを活用したデータベース運用スキルは、ほぼ必須といえるレベルにまで拡大しています。特に、Aurora、Cloud SQL、Cosmos DBなど、クラウドネイティブなDBサービスの実装・最適化の経験者は、高度なスケーラビリティ設計やコスト最適化の提案を行える点で、強みとなります。今後もクラウド化が進む中で、オンプレ・クラウド双方を理解したハイブリッド構成の設計力が、市場で高く評価されるでしょう。

企業全体のデータを預かる強い責任感と障害発生時の冷静さ

データベースエンジニアは、バックアップやアクセス権限の管理など、日常業務における正確性はもちろん、障害やデータ破損といった緊急時に冷静な判断で対応できるマインドセットが不可欠です。

この職種では、技術力以上に「安定稼働を守り抜く姿勢」が評価の基準となります。深夜・休日対応やシステム障害の初動判断など、想定外の状況下でも落ち着いて最善策を選択できる冷静さが、信頼を生みます。また、単に指示を待つのではなく、潜在的なリスクを事前に察知し、改善提案を行える主体性も重視されます。こうしたマインドを備えた方は、運用担当から設計・監視基盤構築へとキャリアの幅を広げやすく、組織の中で長期的に評価される傾向にあります。

各ベンダー資格やデータベーススペシャリスト資格OSS-DB技術者認定試験など

資格は専門知識を客観的に証明するものであり、転職時の信頼性を高める手段となります。特に「データベーススペシャリスト試験(情報処理技術者試験)」は、設計・チューニング・セキュリティなど、幅広い知識を体系的に証明できる資格として高く評価されています。また「OSS-DB技術者認定試験」は、PostgreSQLを中心としたオープンソースDBのスキルを測る資格として、企業からの信頼を得やすい傾向です。

加えて、Oracle認定資格(OCP/OCA)やMicrosoft認定資格(Azure Database Administrator Associate)など、主要ベンダーの公式資格も評価対象です。クラウド利用が進むなか、AWS Certified Database – Specialty のようなクラウド特化型資格を取得することで、即戦力性を明確に示すことができます。資格自体が採用の決定要素になるわけではありませんが、実務経験と組み合わせて提示できる場合、専門職としての信頼性を大きく高める効果があります。

参照:データベーススペシャリスト試験

参照:OSS-DB技術者認定試験

データベースエンジニアの転職成功事例

自社データ活用の中核を担うデータベースエンジニアへ転職成功
Fさん(40代前半/男性)

業種職種年収
転職前ITコンサルティング業エンジニア管理職600万円
転職後大手エンタメ企業データベースエンジニア750万円

エンジニアとして長くキャリアを築いてきたFさんは、携帯システムやスマートフォンアプリ開発、バックエンドサーバー構築など幅広い開発経験を積み、直近ではBIツールを活用したデータ分析環境の整備を担当していました。現職では、マネジメント業務を担う立場にありながら、より実務に近い形で技術を磨き、自身のスキルを事業成長に直結させたいという思いから転職を決意されました。

JACのコンサルタントは、Fさんがもつクラウド環境下でのデータ整備力や、Pythonを用いた自動化スクリプト開発経験、BIダッシュボード構築スキルを詳細に整理。そのうえでデータ活用を経営戦略の中心に据え、組織的なDX推進を掲げる大手エンタメ企業をご紹介しました。特に、「同社初のデータベースエンジニア」という立ち上げポジションであったことが、Fさんの技術的好奇心とリーダーシップの双方を発揮できる環境として強く響きました。

入社後は、膨大な会員・予約・売上データを扱いながら、既存DWHのテーブル構成調査やBIツールの最適化を主導。ビジネスサイドとの要件整理を通じ、データを活用した意思決定プロセスの高速化を実現しました。現在は、データベース領域の立ち上げを担う技術者としてチーム設計にも携わっており、将来的にはデータ戦略全体をリードするポジションを目指しています。

今回の転職は、Fさんの技術的専門性に加え、事業理解と自律的に動ける姿勢が高く評価された好例といえます。JACのコンサルタントは、スキルの適合だけでなく、組織の成長フェーズやカルチャーとの親和性までを見極め、キャリアの新たなステージへの架け橋となりました。

※事実をもとにしておりますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないように内容を一部変更しています。

データベースエンジニアへ転職後のキャリアパス

データベースエンジニアとしての経験は、データ活用の中核を担う専門職として、幅広いキャリア展開につながります。技術を深めていく道に加え、経営や分析などの上流領域へステップアップする道もあり、いずれも高い専門性と責任をともなうポジションです。ここでは、主なキャリアパスとして想定される3つの方向性について解説します。

  • ●データベースアーキテクトやデータベースコンサルタントへの転身
  • ●インフラ部門責任者/CTO候補への昇進
  • ●データエンジニアやデータサイエンティストへの転職

データベースアーキテクトやデータベースコンサルタントへの転身

データベースアーキテクトは、企業全体のデータ戦略を支える基盤設計を担う上位職です。単一システムの最適化にとどまらず、システム間でのデータ連携、可用性・セキュリティ・パフォーマンスの全体設計を主導します。クラウドやハイブリッド環境を前提とした設計力、最新のDBaaS(Database as a Service)やコンテナ技術への理解が求められ、組織横断的な視点が不可欠です。

一方データベースコンサルタントは、顧客企業の課題解決を目的に、データ基盤の改善や移行戦略を提案する職種です。単なる技術支援ではなく、ビジネス要件を踏まえて最適なデータ構造や運用方針を策定するため、要件定義やプロジェクトマネジメントのスキルも重視されます。データベースエンジニアとしての実務経験を生かしながら、顧客折衝力と提案力を磨くことで、より上流の戦略的ポジションに進むことができます。

インフラ部門責任者/CTO候補への昇進

データベースエンジニアは、企業インフラの中核を担う領域を専門とし、その設計思想や運用方針は全社的なIT戦略に直結します。そのため、インフラ部門全体を統括するマネジメント職への昇進も有力なキャリアパスの一つです。ネットワーク、サーバー、セキュリティなどの周辺領域を含めて理解し、システム全体を最適化する指揮力が求められます。

特にクラウド化・内製化が進む企業では、データ基盤を中心とした技術選定やコストマネジメント、リスクコントロールを担う責任者が、より重要な役割を果たすようになっています。経営層に対して技術的な意思決定を提言できる力や、事業部門と協働しながら技術を戦略に転換する視座を備えることで、CTOやCIOといった経営レベルのポジションへの道も開かれます。技術に加え、組織運営・マネジメントスキルを磨くことが、このキャリアを実現する鍵になります。

データエンジニアやデータサイエンティストへの転職

データベースエンジニアとして培ったスキルは、データ分析・活用の領域にも直結します。データエンジニアは、分析基盤の設計やデータパイプラインの構築を担う専門職であり、ETL処理やデータ品質管理などの領域では、データベース運用で培った知識がそのまま生かせます。SQLやスキーマ設計の理解を土台に、PythonやSparkなどの分析基盤向け技術を習得することで、より上流のデータ活用プロジェクトに参画することが可能です。

さらに統計解析や機械学習を組み合わせて、データからビジネス示唆を導くデータサイエンティスト職への発展も現実的な選択肢です。データベースエンジニアは、「データを正確に蓄積・構造化する力」に長けており、分析結果の信頼性を支える役割としても高く評価されます。データ活用が経営判断の中心となる現代において、こうしたキャリアへの展開は、今後ますます広がっていくでしょう。

  • データサイエンティストの転職事情|難易度や成功のポイントとは

    ビッグデータやデータドリブンマーケティングなど、ビジネス変革におけるデータ利活用の重要性が増しています。そのような背景を受け、今注目されている職種がデータサイエンティストです。データサイエンティストの業務内容やリアルな転… 続きを読む データサイエンティストの転職事情|難易度や成功のポイントとは

データベースエンジニアへの転職なら、JAC Recruitment

データベースエンジニアはクラウド化やデータ活用の進展にともない、業界を問わず採用需要が拡大している専門職です。しかし、技術要件が高度化し、企業によって求められるスキルセットも大きく異なるため、単に求人を比較するだけでは、最適な選択肢を見極めにくい職種でもあります。

JACには、IT領域を専門とするコンサルタントが多数在籍し、企業が求める技術スタックや組織フェーズを踏まえた上で、転職希望者一人ひとりに適したポジションを提案しています。クラウドDB、DWH、データレイク、セキュリティ強化といった各分野に精通したコンサルタントが、転職希望者の経験・志向を的確に分析し、事業会社・コンサルティングファーム・外資系ベンダーなど、幅広い選択肢から最適なキャリアパスを描くサポートを行います。

JACでは、一般には公開されていない非公開求人や、上流工程・アーキテクト職などの戦略ポジションも豊富に取り扱っています。これらは、JACの大きな強みの一つとなっています。技術者としての専門性を次のステージへ高めたい方、また経営に近い立場でデータ基盤をリードしたい方にとって、JACは転職活動を支援する有力な選択肢となります。

  • IT業界の転職ならJAC Recruitment

    JAC Recruitmentはロンドン発祥の転職エージェントでイギリスとドイツ、アメリカ、アジアなど11カ国、34拠点に広がる独自のグローバルネットワークを背景として、IT系企業への転職支援でも豊富な実績を重ねてきまし… 続きを読む IT業界の転職ならJAC Recruitment

この記事の筆者

株式会社JAC Recruitment

 編集部 


当サイトを運営する、JACの編集部です。 日々、採用企業とコミュニケーションを取っているJACのコンサルタントや、最新の転職市場を分析しているJACのアナリストなどにインタビューし、皆様がキャリアを描く際に、また転職の際に役立つ情報をお届けしています。