デジタルエンジニアの転職事情|年収相場や求められるスキル経験を解説

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公開日:2025/12/28 / 最終更新日: 2025/12/28

デジタルエンジニアは、AI・IoT・クラウドなどの先端技術を駆使し、製品開発や業務プロセスの高度化を推進する未来志向の専門職です。製造業から金融、ITサービスまで、幅広い業界で需要が急拡大しており、DXやデジタルツイン導入の現場では変革の中心的役割を果たしています。

技術革新が加速する中、プログラミング力やデータ解析力に卓越したスキルをもつスペシャリストは、今後さらに市場価値を高め、キャリアの可能性を大きく広げる存在として注目されています。

本記事では、JAC Recruitment(以下、JAC)のコンサルタントが、デジタルエンジニアの年収相場や求められるスキル・経験を解説します。

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デジタルエンジニアの転職動向

JACの実績に基づき、以下の3つの視点から解説します。

技術領域の拡大と専門性の深化

デジタルエンジニアの転職市場では、AI・IoT・クラウドをはじめとする先端技術の進化にともない、専門領域が急速に広がっています。また、求人票には「デジタルエンジニアリング」「シミュレーション技術」「電子デバイス開発」などのキーワードが並び、製造業からIT、コンサルティングまで幅広い業界で需要が高まっています

採用背景に見る企業の成長戦略

企業が「デジタルのプロ」を求める背景には、新規事業立ち上げやグローバル展開、社内DX推進といった戦略的な要素があります。こうした戦略を支えるために、海外拠点との連携やグローバルプロジェクトへの対応力を重視し、社内外のデジタルスペシャリストを積極的に採用する動きが強まっています。 

求められる人物像の変化

採用理由としては、技術革新や製品開発の高度化に加え、ビジネス価値創出への貢献が挙げられます。企業は、単なるITスキルにとどまらず戦略性や事業視点を兼ね備えたスペシャリストを求める傾向が強く、その結果、デジタルエンジニアはDX時代を牽引するキーパーソンとして注目されています。

デジタルエンジニアで求められるスキル・経験・マインド

デジタルエンジニアの転職市場では、以下のようなスキル・経験・マインドが求められます。

・CAE・MBD・IoT・AIなど最先端技術スキル

・プログラミングなどのITスキル

・材料・デバイス関連知識

・英語力

・実務経験・プロジェクト遂行能力

ここから、それぞれ解説します。

CAE・MBD・IoT・AIなど最先端技術スキル

デジタルエンジニアの転職市場では、CAE、MBD、IoT、AIなどの活用経験が求められます。これらは業務効率化や新サービス創出、品質向上に直結するため、設計や開発現場での活用実績が重視されます。​​

プログラミングなどのITスキル

PythonやMATLABなどのプログラミング言語の実務経験も、デジタルエンジニアには必須です。また、クラウド関連技術(AWS、Azureなど)との連携や、データ解析・自動化のスキルも重要であり、複雑なシステムを支える技術力が現場で強く求められています。​​

材料・デバイス関連知識

デジタルエンジニアは、半導体や電子部品、機械材料への理解も必要です。設計・開発だけでなく、新素材や先端デバイスの実装・評価を担うケースも多く、業務の幅を広げる材料知識の深さが求められます。さらに、最新トレンドや業界動向へのアンテナも重要です。​​

英語力

近年、デジタルエンジニアは、海外拠点との連携やグローバルプロジェクトへの参画機会が増加しており、ビジネスレベルの英語力が必須条件となる求人が多い傾向です。技術的な議論や交渉を推進できる語学力が、エンジニアとしての市場価値向上やキャリアアップに直結しています。​​

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実務経験・プロジェクト遂行能力

デジタルエンジニアの転職市場では、特定領域で3年以上の実務経験やプロジェクトでのリーダーシップ経験は高く評価されます。例えば、新しい技術を現場で応用し成果を出す経験、複数分野を横断したプロジェクト推進力など、単なる知識だけではなく実績に裏打ちされた経験が必要です。

デジタルエンジニアの想定平均年収は871.7万円

JACの実績※では、デジタルエンジニアの平均年収は約871.7万円です。年収のボリュームゾーンは700万円~900万円となっています。また、これまでのご経験によって、30代・40代で年収1,000万円以上のケースもあります。

役職平均年収
メンバークラス757.3万円
管理職1,062.3万円
企業タイプ平均年収
日系企業927.8万円
外資系企業838.0万円

※当社実績(2023年1月~2025年9月、想定年収)より

なお、一般的な転職市場におけるデジタルエンジニアの平均年収は450万円〜550万円前後です。専門性や管理職、AI関連分野では700万〜1,200万円超の事例も見られます。

デジタルエンジニア最新求人情報

本章では、デジタルエンジニアの最新転職・求人情報を紹介します。

大手証券:デジタル企画推進(AI/DXエンジニア)

株式会社トプコン:【スマートインフラ】データ分析~東証プライム上場・測量機器メーカー~

プライムプラネットエナジー&ソリューションズ株式会社:デジタルエンジニア

大手機械メーカー:AIエンジニア、データサイエンティスト【AI戦略部】

ソニーデジタルネットワークアプリケーションズ株式会社:クラウド開発エンジニア

非公開:DX推進/ITエンジニア/デジタルマーケティング(マネージャー候補)

プライムシステムインテグレーター企業:エンジニアオープンポジション【WLBの整ったデジタルマーケティング支援企業】

JACでは取り扱う求人の約7割が非公開求人であり、本章で紹介している求人は、JACが取り扱う求人の一部です。非公開求人も含め自身の適性やキャリアビジョンに合う求人の紹介を受けたい方は、ぜひJACにご登録ください。転職支援のプロであるコンサルタントが、丁寧なヒアリングを通じて適性やご希望に沿う求人をご紹介いたします。

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デジタルエンジニアへの転職で有利となる資格

デジタルエンジニアの転職市場では、以下の資格を取得しておくと有利です。

・PMP(Project Management Professional)

・AWS認定ソリューションアーキテクト–アソシエイト

・G検定

・Python3エンジニア認定基礎試験

・TOEIC

ここから、各資格について解説します。

PMP(Project Management Professional)

PMPは、プロジェクトマネジメント領域で国際的に通用する資格です。転職での重要度は非常に高く、グローバル企業や大手SIerなどで優遇されるケースが多くみられます。取得には3年以上のPM経験が必要で、難易度も高めです。学習期間は数カ月〜半年で、100時間以上の学習が目安といわれています。

参照:一般社団法人 PMI日本支部「PMP資格について」

AWS認定ソリューションアーキテクト–アソシエイト

AWS認定ソリューションアーキテクトは、AWSのクラウド設計・運用の能力を認定する資格で、クラウドエンジニア転職市場で強みとなります。実務経験が求められ、基礎的なクラウド知識から応用力まで問われます。難易度は中級レベルで、学習期間は50〜80時間程度が一般的です。

参照:AWS「AWS認定」

G検定

JDLA主催のG検定は、AI・ディープラーニングに関する基礎知識を証明できる資格です。AI・DX系職種やデジタル分野での転職で評価される傾向がみられます。難易度は初級〜中級レベルで、勉強期間は20〜40時間が目安です。

参照:一般社団法人 日本ディープラーニング協会「G検定とは」

Python3エンジニア認定基礎試験

Python3エンジニア認定基礎試験は、Python言語力の基礎を証明できる資格で、IT・DX分野での業務領域拡大や転職時のスキルアピールに有効です。難易度はそれほど高くなく、40時間程度の学習で合格可能です。開発実務経験があると、より有利でしょう。

参照:PyQ「Python3エンジニア認定基礎試験」

TOEIC

ビジネスレベルの英語力を示すTOEICは、860点以上のスコアで外資系やグローバル案件における強みをアピールできます。デジタルエンジニアの転職市場でも高評価で、コミュニケーション力の証明につながります。TOEICの860点は、英検準1級〜1級レベルの実力が必要で、学習期間は半年〜1年以上が一般的です。

参照:IIBC「TOEIC」

デジタルエンジニアのキャリアパス

デジタルエンジニアは、技術力と専門性を活かしながら多様なキャリアパスを描くことができます。データ分析やAI開発、プロジェクト推進、コンサルティング、クラウド設計など、個人の志向やスキルに応じて選択肢が広がっているのが特徴です。ここでは、5つのキャリアパスをご紹介します。​

データサイエンティスト

データサイエンティストは統計学やデータ分析、AI技術を活用しビジネス課題を解決する職種です。データ解釈力や論理的思考に興味のある方が適しています。

まずはPythonなどのプログラミングや統計学の基礎、データ分析ツールの実践経験を積み、データエンジニアや分析担当などのポジションからキャリアをスタートさせます。そのうえで、徐々に実務実績と専門知識を深めていくのが、一般的なステップです。

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AIエンジニア

AIエンジニアは機械学習や深層学習アルゴリズムの実装・運用を担う職種です。新しい技術への好奇心や自己学習意欲が高い方に適しています。

数学やプログラミング(Pythonなど)の基礎を身につけ、AIプロジェクトのアシスタントや開発担当として経験を積むことで、より高度なAIシステムの開発に携わるキャリアパスを歩めるようになります。

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プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーは、複雑なITプロジェクト全体の推進やチーム統括を担当します。マネジメントや調整力、コミュニケーション力を伸ばしたい方に適した職種です。

はじめにエンジニアやサブリーダーとしてプロジェクト遂行経験を重ね、段階的にリーダーシップ能力やPL・PM業務を担当することで、最終的にプロジェクトマネジメントにキャリアアップできます。

ITコンサルタント

ITコンサルタントは、顧客企業のシステム課題解決やIT戦略策定をサポートします。課題抽出力や論理的思考力、経営視点に関心がある方におすすめです。

システム開発やITインフラ経験からスタートし、その後コンサルティング業務にかんする知識・スキルを習得して、コンサルタントアシスタント・アナリストなどの業務経験を経てステップアップする道筋が一般的です。

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クラウドアーキテクト

クラウドアーキテクトは、AWSやAzureなどクラウドサービスの設計・運用設計に携わる職種です。最先端インフラ技術への関心やサービス設計に挑戦したい方が適しています。

まずはインフラエンジニアやWebエンジニアからスタートし、クラウド設計資格の取得や現場経験を重ねてスキルアップします。最終的には、クラウド全体を設計できるスペシャリストを目指す流れとなります。

デジタルエンジニアの転職を成功させる5つのポイント

デジタルエンジニアの転職成功率を上げるためには、以下のポイントを押さえることが重要です。

・ポートフォリオやGitHubで技術を“見える化”

・クラウド・AI・IoTなどのプロジェクト経験を整理

・最新技術の資格・学習歴・発信力を証明

・更新型キャリア(継続スキル更新と適応力)を言語化

・転職エージェントの活用

ここから、各ポイントについて解説します。

ポートフォリオやGitHubで技術を“見える化”

デジタルエンジニアの転職では、単なるスキル記載だけでなく、AI・IoT・アプリ開発・データ分析などの自作成果物や開発実績を、GitHubやポートフォリオで具体的に公開することが重要です。

単なる「できます」ではなく、設計書、ソースコード、アウトプット例まで明確に示すことで、技術の本質的な理解・応用力・完成度がリアルに伝わり、面接での説得力やオファー獲得につながります。

クラウド・AI・IoTなどのプロジェクト経験を整理

DX推進やデジタル業務変革に携わった具体的なプロジェクト内容、AI導入、クラウド移行、IoTデバイス連携など、「デジタル社会」の最先端課題にどうアプローチしてきたかを整理しましょう。

それぞれの技術要素やビジネスインパクト、現場の課題解決ストーリーを示すことで、変革型エンジニアとしての姿勢を強くアピールできます。​

最新技術の資格・学習歴・発信力を証明

AWSやG検定、Pythonなどの資格取得はもちろん、オンラインでの学習、ハッカソンへの参加、Qiitaやブログでの技術発信も評価されます。

企業は「新技術を継続的に学べるか」を重視します。学習履歴やアウトプット、SNSでの技術発信を整理して示すことで、“学び続けるエンジニア”として評価を高めることが可能です。

更新型キャリア(継続スキル更新と適応力)を言語化

デジタル領域は技術進化が速く、数年ごとに求められるスキルが変化します。

そのため、従来の職務経歴の蓄積だけでなく、「自身がどう変化の波に適応してきたか」「新技術・ツールを現場でどう導入したか」「旧システムの刷新や自動化推進をどのように行ったか」といった点まで、具体的に表現しましょう。

転職エージェントの活用

IT・デジタルに特化した転職エージェントは、非公開求人の紹介や技術選考の傾向把握、最新動向の共有などを通じて、独自のネットワークを生かし、転職活動を有利に進めてくれます。自分の志向や得意分野を伝えることで、要望に近い案件やポジションを紹介してもらえるため、積極的な相談・アドバイス依頼が転職成功につながります。​

デジタルエンジニアの転職事例

ここからは、JACを活用してデジタルエンジニアへ転職した事例をご紹介します。

Mさん(40代後半/男性)

業種職種年収
転職前総合系コンサルティングファーム(外資系)SAPコンサルタント1,000万円
転職後総合系コンサルティングファーム(BIG4系)デジタルエンジニア1,000万円

Mさんは、基幹システムの導入・運用に長年携わってきたエンジニアであり、人事や販売などの業務基盤領域におけるシステム構築に豊富な経験をおもちです。要件定義から開発・運用まで一貫して対応し、業務効率化や運用の安定化に貢献してきました。現場感覚を大切にしながら、顧客視点で課題解決に取り組む姿勢に定評があります。

JACのコンサルタントは、Mさんの「培ったスキルを活かしながら、より安定した環境で長く働きたい」という希望を重視しました。そのうえで、ハードワーク中心の環境から、実装フェーズに腰を据えてかかわれる職場をご提案しました。結果として、これまでの専門性を活かしつつ、柔軟な働き方と新たな成長機会を得られる転職を実現しました。

デジタルエンジニアへの転職なら、JAC Recruitmentへ

JACは、高い専門性と提案力を誇る転職エージェントです。業界・職種ごとに専門チーム体制を確立し、専任コンサルタントが企業の経営層や現場責任者と継続的にコミュニケーションをとることで、求人票だけでは分からないプロジェクトや組織の情報、求められる技術要件を深く把握しています。

また、非公開求人や新規ポジションの創出といった独自のネットワークを活かし、希望にフィットしたキャリアアップ提案が可能です。特に、DX・AI・クラウド領域など変化の早いデジタル分野においても最新動向を敏感にキャッチし、転職希望者一人ひとりに「長期的な活躍を見据えたキャリア設計」を提案できる点が特長です。キャリアチェンジやハイクラス転職、グローバルポジションを含めた幅広い案件を扱い、書類や面接準備、入社後の定着サポートまで一貫して支援しているのも大きな強みです。

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この記事の筆者

株式会社JAC Recruitment

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