ベンチャーキャピタル(VC)業界は、スタートアップ支援やイノベーション創出の最前線で活躍するプロフェッショナルが集う領域です。近年では、AIやライフサイエンス、ディープテック領域への投資が加速し、VCで培われた高度な専門性や戦略的思考力が、これまで以上に高く評価されています。VCの年収状況もそれに呼応するように、他業界と比較しても相対的に高い水準で推移しています。
本記事では、JAC Recruitmentの転職支援実績をもとに、ベンチャーキャピタル業界の平均年収や年代別・役職別・企業別の年収相場、年収アップを目指す転職戦略や成功事例についても詳しくご紹介します。
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ベンチャーキャピタルの平均年収は911.1万円、年代別年収も解説
JACの実績によるとベンチャーキャピタル業界の平均年収は911.1万円で、年収のボリュームゾーンは800万円〜1,200万円に集中しています。この水準は、同年代・同職位の事業会社や金融業界と比べても高く、VC業界が報酬面でも非常に魅力的なフィールドであることを示しています。
30代〜40代のマネジメント層や、海外スタートアップ投資、AI・バイオテックなど専門領域に関わるポジションでは、英語力や技術的知見を活かした業務が求められ、年収が1,500万円〜2,000万円台に達する事例も多く見られます。こうした職種は、VC業界の中でも特に高水準の報酬が提示される傾向があります。
また、外資系VCでは平均年収が1,410万円とさらに高く、グローバルな投資環境における競争力の高さも反映されています。

| メンバー(課長未満) | 789.8万円 |
| 管理職(課長以上) | 1,113.0万円 |
| 日系 | 850.8万円 |
| 外資 | 1,410.0万円 |
ベンチャーキャピタルの最新求人情報
JACではベンチャーキャピタルの求人を多数ご用意しています。ここではその一部をご案内します。
●ベンチャーキャピタル:EIR(客員起業家)
●ベンチャーキャピタル:ベンチャーキャピタリスト
●ベンチャーキャピタル:役員秘書・アシスタント
●大手生命保険会社:国内ベンチャーキャピタル・スタートアップへの国内戦略投資担当
●ベンチャーキャピタル:経営企画スタッフ
●大手日系銀行:ベンチャーデットファンドの投資担当者
●非公開:【リーダー候補】ファンド経理
※求人の募集が終了している場合もございます。ご了承ください。(2025年11月最新)
JACでは、上記以外にも多くの求人をお預かりしています。当社が取り扱う求人の約7割は、当社にご登録いただいている方だけにご紹介が可能な非公開求人です。
ベンチャーキャピタルで年収アップを目指すには?
ベンチャーキャピタル業界で年収アップを実現するには、企業が求めるスキルセットとキャリア戦略を的確に捉えることが不可欠です。特にハイクラス層においては、以下の3つの要素が報酬レンジを大きく左右します。
投資実績・EXIT経験の有無
IPOやM&AなどのEXITに導いた実績は、VC業界での市場価値を大きく高めます。実際、JACの実績では、EXIT経験をもつ方には年収2,000万円超の提示がなされるケースもあり、他社からのヘッドハントや報酬交渉において圧倒的に有利です。
業界横断的なネットワークと情報収集力
スタートアップ、事業会社、金融機関などとの広範なネットワークは、良質な投資案件の発掘やシンジケート形成に直結します。情報収集力と広い人脈は、VCとしての競争力を高め、年収交渉の大きな武器となります。
英語力、グローバル案件・海外投資の経験
海外スタートアップやクロスボーダー投資の経験は、外資系VCやCVCで高く評価されます。JACの実績では、英語力(TOEIC900以上)や異文化対応力を活かせるポジションでは、年収2,000万円〜2,300万円に達するケースも見受けられます。

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英語は転職で有利になる?英語力が求められる最新求人も紹介
転職活動をされている方々のなかには、「英語力を生かした仕事に就きたい」という転職に対する意欲は強く、企業側からも「英語ができる人を採用したい」という需要が常に高い傾向です。 本記事では、英語力が求められる最新求人・転職情… 続きを読む 英語は転職で有利になる?英語力が求められる最新求人も紹介
ベンチャーキャピタルの年収アップ転職成功事例
製薬メーカーの専門性を活かし、外資系ライフサイエンスVCのベンチャーパートナーへ
Sさん(50代前半/男性)
| 業種 | 職種 | 年収 | |
|---|---|---|---|
| 転職前 | 医薬品メーカー(バイオファーマ) | Medical Lead(メディカルリード) | 1,300万円 |
| 転職後 | ベンチャーキャピタル(VC) | ベンチャーパートナー | 1,450万円 |
Sさんは、製薬メーカー内において、新規事業や外部技術への投資検討に関与するなど、単なる開発業務に留まらない、事業評価の視点を持ち合わせており、臨床開発や創薬支援機器の研究開発、海外マーケティングなど、製薬業界で幅広い経験を積んできた方です。
特に、米国でのフェーズⅠ/Ⅱ試験の実務経験や海外CROとのプロジェクトマネジメント経験が豊富で、英語力もビジネスレベル(TOEIC850点相当)と高く、グローバル対応力が強みでした。
現職では、専門的領域の開発チームをリードしていましたが、社内でのマネジメントポジションへの昇格が難しい状況にあり、キャリアの次のステップとして「人材育成や組織運営に関わるポジション」を希望。JACでは、専門性と国際経験を丁寧に言語化し、非公開求人の中からライフサイエンス特化型VCのベンチャーパートナー職をご提案しました。
転職後は、投資先の技術評価やパイプライン分析を担うポジションで、これまでの臨床開発経験が高く評価されました。年収は1,300万円から1,450万円へとアップ。金額以上に、マネジメント経験を積める環境や専門領域でキャリアを継続できることが、本人にとって大きな成果となりました。
CVCでの分析力を武器に、外資系VCのファンドマネージャーへキャリアアップ
Yさん(40代前半/女性)
| 業種 | 職種 | 年収 | |
|---|---|---|---|
| 転職前 | コーポレート・ベンチャー・キャピタル(CVC) | リサーチアナリストアシスタント | 950万円 |
| 転職後 | 外資系ライフサイエンス特化型VC | ファンドマネージャー | 1,025万円 |
Yさんは、金融業界でのアナリスト支援業務を経て、CVCにてスタートアップ投資に関わってこられました。数字に対する厳密な姿勢や、投資判断におけるロジカルな分析力が強みで、PEファンドや本格的なファンド運用への関心が高まっていたタイミングでJACに登録。
現職では、事業会社との連携を前提とした投資活動が中心で、運用専門職としてのキャリア形成が難しい状況にあり、より専門性の高いファンド運営ポジションを希望。JACでは、金融リテラシーと資料作成力を活かせるポジションとして、外資系ライフサイエンスVCのファンドマネージャー職をご提案しました。
転職後は、投資先の技術評価やパイプライン分析、LP向け資料作成などを担当。年収は950万円から1,025万円へとアップし、専門性を活かしながら、次のステップへとキャリアアップを果たしました。
ベンチャーキャピタルの転職ならJAC
JAC には、ベンチャーキャピタル業界に精通したキャリアアドバイザーが在籍しており、業界特有のポジション構造や報酬体系、キャリアパスを深く理解したうえで、個々の志向や強みに合わせた最適な求人をご提案しています。
企業の採用背景や組織体制、カルチャーなど、求人票には載っていないリアルな情報も含めて提供できるのは、JACならではの強みです。転職活動の支援にとどまらず、入社後の長期的な活躍まで見据えたキャリア設計をサポートします。
ご自身の可能性を広げたいと考えている方は、ぜひJACにご相談ください。

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