20代で海外転職を目指すことは、今や珍しい選択ではありません。グローバル採用の拡大により、日本人の若手への需要は年々高まっています。また、語学力と専門スキルを軸に、未経験から挑戦できるポジションも増えています。特にアジア圏では営業、ITエンジニア、マーケティングなど幅広い職種で採用が活発化し、20代の海外転職市場は今後もさらなる成長が見込まれるでしょう。
本記事では、JAC Recruitment(以下、JAC)が保有するデータをもとに、20代の海外転職における転職動向や求められるスキル、年収傾向、成功事例を詳しく解説します。
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目次/Index
海外転職20代の現状と転職動向
20代の海外転職市場では、グローバル化の進展により、企業は若手にも早期から「海外拠点を担う人材」としての成長を期待する傾向が強まっています。
海外拠点の拡大・現地組織の強化
製造業を中心に、アジア・北米・中南米などで事業拡大が進み、「現地運営を担える若手」の確保が急務となっています。拠点増設・生産能力強化・工場改善など、現場を主体的に動かせるスペシャリストが求められている状況です。
若手リーダー層の育成を前提とした採用
長期駐在者の世代交代や、スペシャリストの早期グローバル配置を背景に、「20代の段階で海外ポストにアサイン」 する企業が増加傾向にあります。入社後1〜3年で責任あるポジションを任せるケースもあり、育成と実戦をセットで行う動きが目立ちます。
即戦力より「伸びしろ×現場推進力」を重視
多くの企業は即戦力よりも「現場で課題を解決できる実行力」や「将来的な成長余地」を重視しています。職種経験が浅くても、現地で課題解決に取り組む実行力が評価され、海外赴任が決まるケースが増えています。
特に20代は、語学力や業務経験だけでなく、「海外で挑戦する意思」や「現地で成果を出す推進力」も重視される世代です。企業は、若手を早期にグローバル戦力として育成し、将来的な海外拠点責任者・PM・事業管理者としての成長を期待しています。
海外転職20代で求められるスキル・経験・マインド
20代が海外転職を成功させるためには、以下のようなスキル・経験・マインドが求められます。
・実務で証明された専門スキル・職種適性
・語学力と異文化コミュニケーション力
・グローバル環境への適応力・チャレンジングなキャリア志向
ここから、上記の経験・スキルについて解説します。
実務で証明された専門スキル・職種適性
20代の海外転職で特に重視されるのは、実務に裏打ちされた専門スキルです。海外拠点でのエンジニアリング、製造業向けの品質管理、IT・IoT関連プロジェクト、海外営業・国際物流など、各職種で重視される実務経験や技術領域が明確になっている点が特徴です。
20代の海外転職では、「年数」よりも「どのフィールドで、何を任され、どう成果につなげたか」が評価されます。例えば、製造業であれば、海外工場との量産立ち上げ、コストダウン(VAVE)や品質改善プロジェクト、サプライヤー・顧客との技術折衝といった経験が、海外拠点でも即戦力として期待されるポイントです。IT・デジタル領域では、IoTやAI関連のシステム導入、業務プロセスのデジタル化、データ活用の実務経験があると、グローバル企業のDX案件にも乗りやすくなります。
また、営業・マーケティング系では、単に内勤のサポートではなく、「海外顧客・代理店とのコミュニケーション」「売上・利益目標を意識した提案」「各国の商習慣・規制を踏まえた提案調整」など、ビジネスの最前線に関わった経験が重視される傾向です。20代のうちから、担当製品・担当エリアで「プロジェクトオーナー」のような役割を担ってきた実績は、若手でもリーダー候補として評価されやすい要素になります。
語学力と異文化コミュニケーション力
20代海外転職市場では「語学力+異文化コミュニケーション力」も欠かせません。多くの企業において、TOEIC660〜800点レベルやビジネス英語力を前提としたポジションが目立ち、英語での会議・メール・資料作成が日常的に求められます。特に、海外営業や海外拠点での技術職では、顧客・サプライヤー・社内海外チームとのやり取りを英語で行う前提になっており、「読む・書く・話す」をバランス良く使えることが重要です。
ただし、単なる語学テストのスコア以上に「異なるバックグラウンドのメンバーと円滑に仕事を進める力」が重視されています。例えば、多国籍メンバーとのプロジェクト経験、海外出張・駐在での現地スタッフとの協働、現地慣習への配慮をしたコミュニケーションなどは評価ポイントです。グローバル企業は、語学力そのものよりも「英語を使い業務成果につなげられる能力」を評価する傾向があるため、語学力とコミュニケーション力を紐づけてアピールすることが、20代の海外転職では非常に有効になります。

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グローバル環境への適応力・チャレンジングなキャリア志向
グローバル環境への適応力やチャレンジングな志向性も重要です。当社が支援した事例においても、メキシコ・ベトナム・マレーシアなど新興国の工場や海外現地法人に身を置き、言語・生活習慣・労働環境の違いを乗り越えながら成果を上げている20代のケースが多く見られます。こうした環境での経験は、「変化に強く、自ら学び、現地に溶け込みながら結果を出せるスペシャリスト」として、高く評価されます。
また、若手の海外転職では、「なぜ日本ではなく海外なのか」「その国・地域で、どのような専門性やキャリアを築きたいのか」といったキャリアストーリーの明確さも重要です。
例えば「将来的に海外拠点のコアメンバーやマネージャーを担う意欲」「現地で長期的にキャリアを積む覚悟」「新しい技術・ビジネスモデルへの積極的なキャッチアップ」といった具体的な目標をもつことが大切です。
20代のうちから、「海外での専門性×リーダーシップ」を見据えて動いている人は、企業側からも投資対象としてポテンシャル採用されやすく、結果として海外転職のチャンスも広がります。

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海外転職20代の平均年収は526.2万円
■20代全体の平均年収
JACが支援した20代の海外転職事例を見てみると、海外転職者の平均年収はおおよそ530万円です。年収帯としては400〜600万円がボリュームゾーンですが、駐在手当や役職手当が加算されるケースでは、600万円台に到達する例もあります。
一方で、国内採用・現地採用モデルの場合は、日本国内と比較して年収水準が抑えられる傾向があるため、「駐在型か現地採用型か」によって年収の差が生まれやすい点が特徴です。
また20代後半であっても、購買・生産技術・工場管理などの専門性が評価される職種では、経験内容や専門性によっては、入社時点で年収600万円台が提示される例もあります。若手層でも経験内容と語学力の掛け合わせによって、年収レンジが大きく変動する市場といえるでしょう。
なお、一般的な転職市場における20代の海外転職者の平均年収は、国や職種によって大きく異なります。例えば、外資系IT企業や海外営業では700万~1,000万円超も可能ですが、一般的には500万円~800万円が相場です。アジア新興国での現地採用の場合は、150万~400万円程度と低めです。しかし、その場合は手当込みで日本よりも高待遇になるケースが多い傾向にあります。年収だけでなく、福利厚生や生活費も重要な指標といえるでしょう。
海外転職20代の転職を成功させる5つのポイント
20代が海外転職を成功させるためには、以下の5ポイントを押さえることが重要です。ここから、それぞれ解説します。
・キャリアの設計と早期可視化
・若さを生かした成長ポテンシャルの提示
・多文化環境への順応力・言語力の強化
・情報収集と若手ネットワークの活用
・エージェントを活用した戦略的転職活動
1.キャリアの設計と早期可視化
20代が海外転職を目指す場合、単に「海外に行きたい」という動機ではなく、どのような専門性を築きたいかといったキャリア軸を明確にすることが重要です。どの国・地域で、どの業界・職種で、どのような専門性を高めていきたいのかを言語化し、3年・5年・10年のスパンでキャリアのマイルストーンを描いておくと、選ぶべき国やポジション、必要なスキルが見えやすくなります。
また、なぜ日本ではなく海外なのか、海外でどのような価値提供をしたいのかといった「目的」と「理由」をセットで整理しておくと、面接時の説得力が一気に高まります。そのうえで、現在の自分の経験・スキルと理想とのギャップを洗い出し「まずは国内で専門性を高める」「英語ともう1言語を伸ばす」「グローバル案件に関わる」といった短期・中期の行動計画に落とし込むことが、20代のうちにできる最大の投資になります。
キャリアの設計図を早期に可視化できている人ほど、求人選びや国選びでブレにくく、採用側からも「将来のリーダー候補」として評価されやすくなるでしょう。
2.若さを生かした成長ポテンシャルの提示
20代は実績の量で30代・40代と競うのではなく「成長のスピード」と「変化への適応力」で勝負する世代です。そのため、面接や書類では過去の実績だけでなく「短期間でどれだけ伸びたか」「未知の環境でどう行動したか」といったプロセスも含めて語ることが重要になります。
例えば、入社1年目から新規プロジェクトに手を挙げた経験、部署を越えて業務改善に取り組んだ事例、語学や専門資格を数カ月単位で集中的に伸ばした取り組みなどは、ポテンシャル採用に直結するエピソードです。
また、失敗からの学びを具体的に話せることも、若手の成長余地を示すうえで有効です。「なぜその行動を選び、どんな課題に直面し、どう改善したのか」を筋道立てて説明できると、採用企業は「任せた仕事を自走して成長してくれる人」と評価されるでしょう。
若さを前面に出すのではなく「若さ×主体的な行動×学習習慣」のセットでアピールすることが、海外転職の場では信頼獲得につながります。
3.多文化環境への順応力・言語力の強化
海外で働くうえでは、語学力と同じくらい「異なる価値観を受け入れながら成果を出す力」が問われます。20代のうちから、国籍・バックグラウンドの異なる人と協働する経験を意識的に増やすことで、多文化環境への耐性と対応力を高めることができます。
具体的には、グローバル案件への参加、海外拠点とのオンラインミーティング、国際的な学生団体や社会人コミュニティへの参加など、日常的に異文化コミュニケーションを行う場に身を置くのがおすすめです。
語学面では、英語に加えて現地語を最低限でも習得しておくと、ローカルスタッフとの信頼関係構築がスムーズになり、任せてもらえる仕事の幅も広がります。単にテストスコアを示すだけでなく「英語で会議ファシリテーションをした」「現地顧客と交渉した」など、言語を使って成果を出した経験として語れるようにしておくと強みになります。
また、日本的なやり方に固執せず、働き方やコミュニケーションスタイルの違いを前提として受け止められるメンタリティも、多文化環境で評価される20代の特徴です。
4.情報収集と若手ネットワークの活用
20代の海外転職では「どれだけ現地のリアルな情報にアクセスできているか」が成功確率を大きく左右します。Webサイトや求人票だけでは分からない、現地の労働環境・キャリアパス・生活コスト・ビザ事情などは、実際にその国で働いている日本人や現地スタッフとのネットワークから得られることが多い傾向です。
LinkedInやX、専門コミュニティ、オンラインサロンなどを活用して「海外で働く20代・30代」の発信をフォローし、気になる人には丁寧にメッセージを送って情報交換を依頼する姿勢が重要です。
また、留学経験者コミュニティ、海外駐在員のOB・OG会、現地で活躍する若手社会人のイベントなどに継続的に参加することで、自分の志向に近いキャリアモデルを見つけやすくなります。こうしたつながりは、単なる情報源にとどまらず、将来的な推薦や社内紹介、転職の相談相手になることも多く、20代のうちに築くほど長期のキャリア資産として機能します。
情報収集やネットワーク形成は継続することで精度が高まり、キャリア判断にも役立ちます。
5.エージェントを活用した戦略的転職活動
海外転職は、国ごとのビザ要件や語学・職務経験の基準、現地採用と駐在員採用の違いなど、把握すべき条件が多く、個人だけでは抜け漏れが生じやすい領域です。20代のうちから海外転職やグローバル案件に強いエージェントに相談することで、自分の市場価値の客観的な評価と、どの国・ポジションなら現実的にチャンスがあるのかを早期に把握できます。
さらに、英文レジュメや職務経歴書の書き方、海外企業が重視するポイント、面接でよく聞かれる質問など、実務的なノウハウもセットで得られるため、初めての海外転職でも準備不足になりにくくなります。
転職エージェントは求人紹介だけでなく「今すぐ海外に出るべきか」「一度国内で経験を積むべきか」など、中長期のキャリア戦略の相談相手としても活用できます。自分の希望や価値観を理解してくれるコンサルタントを見つけ、定期的に情報交換しながら選択肢を広げていくと、20代ならではのポテンシャルを最大限に活かした海外転職プランを描きやすくなるでしょう。
海外転職20代の転職成功事例
ここからは、JACを活用した20代の海外転職事例をご紹介します。
Aさん(男性/20代後半)
| 業種 | 職種 | 年収 | |
|---|---|---|---|
| 転職前 | 輸送用機器 | 生産技術エンジニア | 500万円 |
| 転職後 | 電気機器 | 購買マネージャー | 600万円 |
国内大手メーカーで生産技術エンジニアとしてキャリアを築いてきたAさんは、工場改善・設備レイアウト設計・新規ラインの立ち上げといった幅広い業務に携わり、海外工場の立ち上げも経験するなどグローバル志向の技術者でした。また、英語に加えスペイン語も使用できる語学力をもち、将来的に海外で働くことを明確なキャリアビジョンとして描いていました。
Aさんとの面談後、JACのコンサルタントは、Aさんの工場改善スキルや海外就業志向、そして語学力を最大限に生かせる環境を検討。海外拠点での製造系ポジションをご提案しました。
結果として、海外工場の拡大フェーズに携わる技術系ポジションで採用が決定し、年収も上昇。現場改善力と語学力が評価され、海外駐在を前提としたキャリアアップにつながりました。
海外転職や専門性を生かす転職ならJAC Recruitment
20代の海外転職では「語学力×専門スキル」を軸に、年収レンジやキャリアの広がりが大きい一方で、国・雇用形態・職種によって条件が大きく変わるのが特徴です。 特にアジアや北米では、製造業の生産技術・営業・IT・マーケティングなどで若手のニーズが高く、将来の海外拠点リーダー候補としての育成前提で採用されるケースが増えています。こうしたダイナミックな市場環境のなかで、自力だけで情報収集・企業選定・条件交渉まで行うのは難易度が高く、専門性のある転職エージェントを活用することが実務的にも効率面でも重要になります。
JACは、海外求人・グローバルポジションを多数扱い、業界別・職種別に専門チームをもつことで、20代の段階から中長期のキャリア形成を見据えた提案ができる点が大きな強みです。コンサルタントは企業側とも深い関係性を築いており、求人票だけでは分からない組織の課題感や求められる人物像、海外拠点の実情を把握しているため、候補者の強みや志向性を踏まえた紹介がしやすくなっています。
また、英文レジュメのブラッシュアップや英語面接対策、海外でキャリアを伸ばすうえでの年収・待遇の考え方まで、多面的なサポートを提供している点も20代にとって心強いポイントです。 これから海外でのキャリアを本格的に検討したい読者は、情報収集の一歩としてJACに相談し、自身の可能性や選択肢を具体化する機会としてご活用ください。

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