顧客の要求に応じて適したシステム開発を行うSE(システムエンジニア)。広義に使われる言葉であるがゆえに、どのような業務範囲でどのような役割を担うのか、明確に理解しておく必要があります。
本記事では、SEの種類別の仕事内容や転職先候補をJAC Recruitmentが解説いたします。
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目次/Index
SEの種類と仕事内容
SEとは、システムエンジニア(System Engineer)の略称であり、ITシステムの設計から開発、運用、保守に至るまで、主にシステム開発における幅広い工程を担う技術者を指します。
SEの仕事は、IT技術の進展とともに多様化しており、その種類は、多岐にわたります。仕事内容も種類によって違うため、必要なスキル、知識、経験も異なり、働き方にもそれぞれ特徴があります。
SE転職で後悔しないためには、それぞれの業務領域や求められるスキル・能力を理解することが不可欠です。例えば、アプリ開発志望であればJavaやJavaScriptなどの言語習熟を、インフラ志望であればLinuxやクラウド環境の資格取得を通じて、自身のSE職への適性をアピールすることが効果的です。
ここでは、SEに代表される、次の13種の職種について、役割や具体的な仕事内容について解説します。
- ●アプリケーションエンジニア
- ●インフラエンジニア
- ●データベースエンジニア
- ●DevOpsエンジニア
- ●ネットワークエンジニア
- ●サーバーエンジニア
- ●セキュリティエンジニア
- ●組み込みエンジニア
- ●メインフレームエンジニア
- ●基幹システムエンジニア
- ●社内SE
- ●ブリッジSE
- ●セールスエンジニア
アプリケーションエンジニア
アプリケーションエンジニアは、ユーザーの業務やニーズに合わせたソフトウェアの設計・開発を担う職種です。要件定義から設計、実装、テスト、保守まで、システム開発の一連工程に関わることが多く、業界・業種を問わず多様な分野において高いニーズがあります。
アプリケーションエンジニアには、JavaやPython、C#などの言語スキルのほか、フレームワークやクラウド環境への理解も求められます。近年ではUI/UX設計の視点も求められており、単なる開発スキルにとどまらない包括的な視野が必須となります。利用部門との折衝やヒアリングも多いため、コミュニケーション力も評価の対象になることがあります。

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インフラエンジニア
インフラエンジニアは、企業のIT基盤を支えるサーバーやネットワーク、ストレージなどの設計・構築・運用・保守を専門に担います。運用アプリケーションが24時間365日、安定的かつ安全に稼働するよう、業務システムの可用性・安定性・セキュリティを支えます。
近年では、オンプレミスからクラウドへの移行が進むなか、AWSやGCP、Azureなどのクラウド技術への知見も不可欠になりつつあります。加えて、運用・保守にとどまらず、構成管理や自動化、障害対応に関するスキルを持ち合わせていると、企業からの評価は高くなるでしょう。特に障害発生時には、冷静な判断と迅速な復旧対応が求められる場面が多く、技術力だけに限らず対応スピードや論理的な分析力も問われる領域です。

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データベースエンジニア
データベースエンジニアは、業務システムやWebアプリケーションなどで利用されるデータベースの設計・構築・運用・保守を担う専門職です。取り扱うDBMSとしては、Oracle Database、MySQL、PostgreSQL、SQL Serverなどが一般的ですが、近年ではAmazon AuroraやMongoDBなどのクラウド型・NoSQL系も含めた知識が求められる局面が増えつつあります。
膨大なデータを安全かつ高速に処理するためのパフォーマンスチューニングやバックアップ設計に関する知見も求められるため、技術の進展に合わせた知識のアップデートが必須となります。

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DevOpsエンジニア
DevOpsエンジニアは、開発(Development)と運用(Operations)を統合し、システムの高速なリリースと安定運用を実現する役割を担います。CI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)パイプラインの構築・自動化に関するスキルや、インフラのコード化(IaC)を進める技術スタックへの理解が求められます。使用される代表的なツールには、Jenkins、Docker、Kubernetes、Terraformなどがあり、各ツールを組み合わせた効率的な運用体制の設計が主要な職務となります。開発チームと運用チームを横断してコミュニケーションを取りながらプロセスを最適化するスキルも重視されるため、エンジニアリングとマネジメントの両面をカバーする柔軟な対応力が求められます。
ネットワークエンジニア
ネットワークエンジニアは、企業の通信インフラを支えるルーターやスイッチ、ファイアウォールなどのネットワーク機器を設計・構築・運用する専門職です。ルーターやスイッチといったネットワーク機器を設定し、安全かつ快適な通信環境を実現することが主な職務です。
Cisco製品やJuniper製品に関する知識をはじめ、L2/L3プロトコルの理解や冗長構成に対応した設計知識が必須となります。また、近年ではSD-WANやゼロトラストネットワークといった新たなアーキテクチャへの対応も求められており、常に最新技術をキャッチアップする姿勢が不可欠です。トラフィックの可視化や障害時の迅速な対応も業務の一部に含まれることがあるため、論理的思考力と根気強さも求められる領域です。

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サーバーエンジニア
サーバーエンジニアは、業務アプリケーションやWebサービスが稼働するサーバー環境を設計・構築・運用する職種です。オンプレミス・仮想環境・クラウド環境など、サーバー構成は多様化しており、Windows ServerやLinux、仮想化ソフト、さらにはAWSやAzureといったクラウド基盤への理解も求められています。高い可用性とスケーラビリティを備えた設計ができるかどうかがサーバーエンジニアとしての評価を左右する指標となるほか、監視・バックアップ・セキュリティなどへの理解も欠かせません。トラブル発生時の対応力やドキュメンテーションの正確性も求められるため、慎重さとスピードのバランスが問われます。

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セキュリティエンジニア
セキュリティエンジニアは、情報システムに対するサイバー攻撃や内部不正などの脅威から企業を守る専門職です。ファイアウォールやIDS/IPSなどの機器運用に加え、ログ監視や脆弱性診断、インシデント対応、セキュリティポリシー策定など幅広い業務に携わります。近年ではゼロトラストやEDR(Endpoint Detection and Response)といった先進的な概念にも対応が求められており、高度な専門知識と実務経験が問われます。
企業の機密情報を扱うという性質上、正確性と倫理観も必須となります。また、システム部門だけでなく、経営層との連携が必要な場面も多く、説明力や調整力も重視されます。

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組み込みエンジニア
組み込みエンジニアは、家電や自動車、医療機器、産業機器など、特定のハードウェア上で動作する制御用ソフトウェアを開発する専門職です。C言語やC++などの低レイヤー言語に精通していることが多く、リアルタイムOSやマイコン制御、センサーデバイスとのインターフェース設計にも対応する必要があります。加えて、ハードウェアの仕様を踏まえた設計が求められるため、電気電子の基礎知識や回路図の読解力も重視されます。
製品の高機能化・IoT化が進む昨今においては、通信モジュールやエッジAIなどの知識が求められる局面も増えており、職域は年々拡大傾向にあります。

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メインフレームエンジニア
メインフレームエンジニアは、銀行や保険会社、公共機関などの基幹業務を支える大型汎用機(メインフレーム)上で動作するシステムの設計・開発・運用を行う職種であり、主にCOBOL、PL/I、JCLなどのレガシー言語を扱う点が特徴です。クラウド化が進むなかでも、長年の運用実績があるメインフレームは依然として根強い需要があり、レガシー環境とオープン系環境の橋渡し役としても注目されています。
実務においては、システムの安定性確保と継続的な保守が最優先されるため、仕様理解力と慎重に作業へ取り組む姿勢が求められます。
基幹システムエンジニア
基幹システムエンジニアは、企業の中核業務を支える会計・人事・生産・販売管理などのシステム設計・運用を担います。SAP、Oracle EBSなどのERP導入・カスタマイズ・保守運用に関与するケースも多く、業務プロセスに対する理解と現場課題をシステムに反映させる能力が求められます。
そのため、経理・人事・SCMなどの実務経験をもつエンジニアは特に重宝され、利用部門との折衝や要件定義の場で高い価値を発揮します。大規模なプロジェクトに関与する機会も多く、チームマネジメントやベンダーコントロール経験も評価対象になることがあります。
社内SE
社内SEは、自社内の情報システム全般に関わる業務を担当するポジションを指し、ITインフラの整備からアプリケーションの導入・運用、ヘルプデスク対応、情報セキュリティ管理まで、多岐にわたる業務に対応します。ユーザーに最も近い立場にあるため、現場の業務課題をシステム面からどう解決するかという視点が問われます。
特に、業務部門と協業して要件を整理し、実現可能なシステム要件へ落とし込んだ実績や経験があれば、転職市場で高く評価される可能性が期待できます。中小企業では少数精鋭の体制で、大企業ではプロジェクト推進役として求められることが多いため、自身の関与範囲と工夫した取り組みを明確にすることが、採用担当者への訴求力を高めます。

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社内SEへの転職は未経験でも可能?最新求人や年代別転職事情を解説
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ブリッジSE
ブリッジSEは、主に海外の開発拠点と日本企業をつなぐ役割を担うエンジニアを指し、オフショア開発のプロジェクトにおいて仕様調整・進捗管理・品質管理・課題対応などを行います。ビジネスレベルの語学力、開発業務に対する理解、異文化コミュニケーション力が求められる高度なSE職です。
現地チームと連携し、開発を円滑に進めるだけでなく、日本側の要件を正確に伝える橋渡し役としての責任も大きいため、論理的思考力とファシリテーションスキルも求められます。転職活動においては、関わったプロジェクト規模、対応言語、開発国、成果物の納品状況などを具体的に明記することがポイントであり、対応範囲や業務遂行力を適切にアピールすることが重要です。
セールスエンジニア
セールスエンジニアは、技術的知見を生かして営業活動を支援・推進する職種であり、製品やサービスの提案時に技術的な裏付けやデモンストレーションを行うことで、顧客の信頼獲得に貢献します。IT製品・産業機器・電子部品など幅広い商材に対応するため、営業力と技術力の両面が問われます。
顧客の課題を正確にヒアリングし、最適な構成や導入方法を提示するコンサルティング要素も強く、論理的な提案とわかりやすく説明する力が求められます。また、商談後の導入支援やトラブル対応までを担当することもあるため、プロジェクト管理能力も問われることがあります。
未経験からSEに転職できるのか
IT業界における技術者の数は常に不足状態にあることから、未経験からSEへの転職も十分に可能であり、特にアプリケーション開発や社内SE、テスター業務などは、未経験者にも門戸が開かれている職種として知られています。20代の若手層であれば、現時点でのスキルや経験以上にポテンシャルが重視される場合が多く、未経験者を対象とした求人に応募することで、育成を前提に採用に至るケースもあります。
ただし、単に若さやポテンシャルだけで採用に至ることはありません。採用選考では、論理的思考能力や問題解決能力など、SEとしての素養が問われます。また、なぜIT業界でSEとして働きたいのかという、意志と熱意も見極められるでしょう。採用選考を突破するには、SEとしての素養や成長意欲を示す必要があります。そのため、未経験者枠に応募する際は、若さやポテンシャルだけのアピールに終始せず、自主的にプログラミング学習に取り組む、ITパスポートや基本情報技術者などの資格を取得する、ポートフォリオを用意するなど、意欲や熱意、素養を示せる準備が必須となります。
一方、技術習得の難易度が高い分野や即戦力が求められるプロジェクトでは、未経験からの転職難易度は格段に高まります。システム全体の安全性を守るセキュリティエンジニアは、脆弱性診断や暗号技術などの専門知識が求められるほか、最新の攻撃手法・法規制・セキュリティツールの使い方など、幅広い知識が必須になります。そのため、実務未経験から採用されることはまれであり、通常は関連領域からステップアップするケースが一般的です。また、組み込みエンジニアもデバイス制御や電気・電子工学の知識など、多岐にわたる専門知識が必須になることから、未経験から育成するにはコストがかかるため、経験者が優先的に採用される傾向があります。
未経験からSEへの転職を目指す際は、未経験者に対して門戸を広く設けている企業・ポジションを選ぶことが必須です。学習意欲と主体性が高く評価され、成長可能性を感じてもらうことができれば、未経験であっても転職は十分に可能といえます。
SEの転職先候補
ここでは、SEが求められる、次の3つの転職先候補について解説します。
- ●システム開発会社(SIer)
- ●事業会社の情報システム部(社内SE)
- ●客先常駐型SE
システム開発会社(SIer)
システム開発会社、通称SIer(エスアイヤー)は、企業のITシステムを企画・設計し、開発・運用まで一貫して請け負う企業を指します。SEは中核的な存在として、顧客との要件定義、システムの設計・構築、ベンダーとの折衝、進捗管理など幅広い工程を担います。業務内容はプロジェクトのフェーズによって異なりますが、全体像を俯瞰して管理する能力が求められる点が特徴です。特に大手SIerでは、金融や流通、製造など顧客の業界に関する専門知識が求められることもあり、業務知識とITスキルの双方を駆使する機会が多くなります。一方、中小のSIerでは、より実務的な開発業務を担当するケースが多く、プログラミング経験を重ねたい方に適しています。
SIerにおけるSE職は、チームワークや顧客との調整力、システムの構造理解など多面的なスキルが求められるため、未経験からでも着実に経験を積んでキャリアを形成したいと考える方にとって魅力的な選択肢となるでしょう。近年は、クラウドやAI、セキュリティ分野のプロジェクトも増えており、最新技術に触れるチャンスも多い環境です。

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SIerの転職事情|年収相場や求められるスキル・経験を解説
クライアント企業の業務を分析し、課題解決に適したシステムの設計や開発、運用、保守を一貫して担う企業をSIerといいます。最近では、クラウドサービスの普及にともない、プラットフォームによるインフラ構築サービスの提供が開始さ… 続きを読む SIerの転職事情|年収相場や求められるスキル・経験を解説
事業会社の情報システム部(社内SE)
社内SEは、事業会社の情報システム部門に所属し、自社のIT環境を維持・改善する役割を担います。業務は、基幹システムや業務アプリケーションの運用保守、PCやネットワークの管理、セキュリティ対策、ベンダーとの調整、ヘルプデスク対応まで多岐にわたります。
SIerが社外の顧客を相手にするのに対し、社内SEは、自社の従業員がエンドユーザーとなる点が特徴です。そのため、自社内の業務課題をITの力で解決するという、自社ビジネスに主眼を置いた視点が求められます。また、利用者が社内の社員であるため、技術的なスキルだけでなく、業務フローの理解力やコミュニケーション力も重視されます。
業界によって導入されているシステムの種類や役割が異なるため、転職の際は応募先企業の事業内容やIT戦略の方向性を把握しておくことが重要です。ほかのSE職が求められる業態と比較して、ワークライフバランスが整いやすい点も特徴であり、安定した環境で働きたい方や長期的に企業内のIT戦略に関与したい方にとって、有望な転職先候補といえます。

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社内SEへの転職は未経験でも可能?最新求人や年代別転職事情を解説
「自身のキャリアをもとに、社内SEへの転職を検討したい」という方もいるのではないでしょうか。 本記事では、社内SEの最新求人や年代別転職事情などをJAC Recruitment(以下、JAC)が解説いたします。 業界のプ… 続きを読む 社内SEへの転職は未経験でも可能?最新求人や年代別転職事情を解説
客先常駐型SE
客先常駐型SEは、IT企業の正社員として採用され、顧客企業に常駐してプロジェクトに参画する働き方を指します。業務内容は参画するプロジェクトによって異なりますが、システムの開発、運用保守、インフラ構築、テスト・評価など、専門性に応じたタスクを担当します。幅広い業界・技術に触れる機会が多く、短期間で多様な経験を積める点がメリットとして挙げられます。一方で、勤務先が自社ではなくなるため、キャリアマネジメントや帰属意識の面で課題を感じるケースもあります。
ただ、未経験者の受け入れ間口は広いため、SEとしてのキャリア基盤を固めるには最適な転職先候補といえます。注意すべき点として、担当工程や職場環境がプロジェクトごとに変わるため、自らのキャリアビジョンと企業の方針が一致しているかを事前に確認しておくことが不可欠です。
【年代別】SE転職を成功させるポイント
本章では、年代別にSE転職を成功させるポイントを解説します。
20代でSE転職を成功させるポイント
20代のSE転職では、ポテンシャルと成長性が重視されます。実務経験が浅い場合でも、IT業界への強い関心や学習意欲、主体性を示すことができれば、選考通過の可能性が高まる場合があります。特に未経験からの転職を目指す場合は、ITスクールに通った経歴や関連資格を取得した実績が評価されやすい傾向にあり、習得したスキルをどのように業務に生かしたいかを具体的に語れるよう、準備しておくことが大切です。
また、20代は柔軟な働き方に適応しやすいため、将来の成長を見越して若手を育成したいと考える企業のニーズとも一致しやすい側面があります。そのため採用選考では、現職の経験がITに直結しない場合でも、業務改善の提案や論理的な思考を発揮した場面を挙げて説明するなど、適性を印象づけることを意識しましょう。20代は選択肢が広く、入社後に得られる経験も多様であるため、自身の強みと将来像を明確にしたうえで、適切な企業選びと面接対策を行うことがポイントです。
30代でSE転職を成功させるポイント
30代のSE転職では、即戦力としての期待が高まる一方で、業務経験の有無やマネジメント素養が問われる傾向が強くなります。すでにIT業界で一定の実務経験がある場合は、担当領域や工程を整理して実務経験を定量的に示すことがポイントです。また、進捗管理・後輩育成・顧客対応などの経験も評価の対象になるため、チームマネジメントの経験があれば、応募ポジションに求められる能力を意識しながら各経験をアピールしましょう。
一方で、未経験からのSE転職を検討している30代は、企業の受け入れ可否を確認しましょう。30代になると、未経験からの受け入れが限定的になるため、前職の業界知見や業務経験を生かせる領域に絞り込むことが大切です。また、30代はライフイベントとキャリアの転換期が重なりやすく、待遇面や働き方も重要な検討材料となります。福利厚生や制度面も含めた職場選びが結果として定着率や満足度につながる点にも留意しましょう。
40代でSE転職を成功させるポイント
40代でSE職に転職する場合、技術力に加えて管理能力や業務知識、部門を超えた調整力といった周辺スキルの高さが問われるようになります。企業は40代の転職希望者に対して、プロジェクト全体を俯瞰して主導できる立場を期待するため、上流工程の経験やマネジメント実績を具体的に伝える必要があります。また、顧客折衝やベンダーコントロール、部門間の調整などの領域で成果を残した経験も問われることから、整然と語れるよう丁寧にこれまでの職歴を棚卸ししておくことがポイントです。
また、40代のSE転職では、特定の領域に特化したスキルや最新トレンドへの対応力が差別化要素となるため、クラウドやセキュリティ、モダン言語の習得状況などを積極的に伝えることが望まれます。年齢による懸念を払拭するためには、自身の能力や経験が応募先企業でも再現できる旨を印象づけることが必須となります。そのため、採用選考では変化への柔軟性や即戦力性への期待、企業への貢献度を、過去のエピソードと絡めながら具体的に示すことを意識しましょう。
50代でSE転職を成功させるポイント
50代でSE転職を目指す場合、これまでに培った業務経験とマネジメント実績が最大の強みとなります。特に大規模プロジェクトの推進や、部門横断的な調整業務を担った経験があれば、システム導入の意思決定支援や業務改善提案といった上流工程での活躍が期待できます。現場の技術実装を第一線で担う求人は減少するものの、部門のIT戦略立案やプロジェクトマネジメント、ITコンサルティングなどの領域におけるニーズが高まるため、応募に際してはどのような役割が求められているかを正確に把握することが大切です。
また、50代は、柔軟性や知識・技術のアップデート意欲が評価を左右することもあります。そのため、採用選考では、柔軟性や協調性、継続的に学習を重ねてきた姿勢をアピールすることも意識しましょう。
育成支援に積極的な姿勢、高度な専門性、新しい組織に馴染もうとする柔軟性や協調性を示すことができれば、年齢に対する不安を払拭し、信頼獲得につながる可能性を高められます。
SE業界の転職事例
JACが転職をサポートし、SE業界へ入社された方々の事例をご紹介します。
製造業のDX推進から、経営直下のDX戦略部長への転職事例
Rさん(男性/40代後半)
| 業種 | 職種 | 年収 | |
|---|---|---|---|
| 転職前 | EMC | デジタル開発管理職 | 950万円 |
| 転職後 | EMC | DX戦略管理職 | 1,650万円 |
Rさんは、製造業にて画像処理アルゴリズムや検査設備の開発、新工場立ち上げ、工程の自動化などに従事。その後、シミュレーション技術の研究開発課長として15名をマネジメントし、AIやデータ連携による設計効率化を推進。直近では、設計〜開発フェーズのDXを統括する部長として、グローバル連携やスパコン導入などをリードされていました。
よりDX投資に積極的な企業で、自身の知見をさらに活かしたいとのご意向から、当社にご相談をいただきました。
当社では、Rさんの豊富なDX推進経験とマネジメント力を活かせるポジションとして、大手企業の「DX戦略部長(将来のCDXO候補)」職をご紹介。企業側も即戦力として高く評価し、双方合意のもと、入社が決定しました。
金融系SEからグローバルメーカーの社内SEへ転職事例
Jさん(女性/30代後半)
| 業種 | 職種 | 年収 | |
|---|---|---|---|
| 転職前 | 金融 | システムエンジニア | 430万円 |
| 転職後 | EMC | 社内SE | 910万円 |
Jさんは、金融機関向けのWebコンテンツ運用からキャリアをスタートし、自ら希望して開発部門へ異動。JavaやC言語を用いたアプリ開発に従事し、業務フロー改善プロジェクトでは主担当として設計やベンダーコントロールも経験されました。
将来的に英語を活かせる環境で働きたいという想いから、現職を退職し留学を経て、当社にご相談をいただきました。
当社では、Jさんの開発スキルと上流工程の経験を活かせるポジションとして、グローバル展開するメーカーの「ファイナンスシステム開発担当」職をご紹介。企業側も高く評価し、入社が決定しました。
インフラPMから社内インフラSEへの転職事例
Kさん(男性/30代後半)
| 業種 | 職種 | 年収 | |
|---|---|---|---|
| 転職前 | IT | インフラPM | 500万円 |
| 転職後 | WEB/ゲーム | 社内SE | 1,000万円 |
Kさんは、SIerにてAWSを中心としたインフラ構築・運用に従事し、PM・PLとしても活躍。大手企業のプロジェクトにおいて、要件定義からリリースまでの全工程を経験。現在は30名規模のチームをマネジメントしながら、コンテナ技術やPythonによるスクリプト開発にも精通されています。
社内のCCoE組織で最新技術を活用しながら、IT企画から実装、そしてビジネス変化までを見届けられる環境を求めて、当社にご相談をいただきました。
当社では、Kさんのクラウド技術とマネジメント経験を活かせるポジションとして、エンタメ系企業の「社内インフラSE」職をご紹介。企業側も即戦力として高く評価し、入社が決定しました。
SEへの転職なら、JAC Recruitment
SE領域への転職では、開発経験やプログラミングスキルだけでなく、上流工程への関与実績や業務理解力、マネジメント素養などが評価対象となることから、応募ポジションとこれまでの経歴の接点を丁寧に整理することが必須となります。そのため、自身の経験やスキルを客観的に評価し、的確なアドバイスやキャリアを提案してくれる転職エージェントの活用が不可欠です。
その点、JACには、技術トレンドや各企業の開発環境に対する理解が深いIT業界出身のコンサルタントが多数在籍しており、書類添削や面接対策においても的確なアドバイスを受けることができます。さらに、外資系企業やプライムベンダーなど、高年収帯・ハイキャリアに属する非公開求人も取り扱っているため、年収アップやキャリアアップを目指す方にとって選択肢が広がる提案を受けられる可能性が期待できます。
SE職への転職を検討している方は、ぜひJACにご相談ください。

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IT業界の転職ならJAC Recruitment
JAC Recruitmentはロンドン発祥の転職エージェントでイギリスとドイツ、アメリカ、アジアなど11カ国、34拠点に広がる独自のグローバルネットワークを背景として、IT系企業への転職支援でも豊富な実績を重ねてきまし… 続きを読む IT業界の転職ならJAC Recruitment



