物流業界から転職したい方へ|主な転職先や評価されやすい経験を解説

  1. サービス/物流/商社
  2. 転職マーケット×サービス/物流/商社

公開日:2025/07/24 / 最終更新日: 2025/07/24

物流業界は、社会インフラを支える重要な役割を担っており、現場でのオペレーションからサプライチェーン全体の管理まで、幅広い業務経験を積むことができます。一方で、業界特有の労働環境やキャリアの選択肢に課題を感じ、「これまでの経験を活かしながら、より成長できる環境に身を置きたい」と考える方も少なくありません。

では、物流業界で培ったスキルや知見は、他業界でどのように評価されるのでしょうか?また、実際に転職を果たした方々は、どのような業界・職種に進まれているのでしょうか。

本記事では、物流業界からの転職を検討されている方に向けて、JAC Recruitment(以下、JAC)がこれまでの支援実績をもとに、主な転職先や評価されやすい経験、転職活動のポイントについて詳しく解説します

業界のプロがあなたにあった転職支援を行います

今現在、

  • 経験を活かして異業界への転職を検討している
  • 業界内でより自分にあった企業へ転職したい
  • より年収を上げたい

上記のようなお困りごとがございましたら、私たちJACへ相談してみませんか?

登録してプロの転職支援を受ける

業界のプロがあなたにあった転職支援を行います

今現在、

  • 経験を活かして異業界への転職を検討している
  • 業界内でより自分にあった企業へ転職したい
  • より年収を上げたい

上記のようなお困りごとがございましたら、私たちJACへ相談してみませんか?

登録してプロの転職支援を受ける

物流業界出身者の主な転職先


物流業界出身者の主な転職先を5つご紹介します。

・流通業界
・EMC(電気・機械・化学)業界
・消費財業界
・IT業界
・メディカル業界

JACのサポート事例では、物流業界出身者の約半数が流通業界に転職しています。特に、流通業界の中でも「通販・EC」の分野に転職する方が目立ちます。流通業界に転職された方の職種を見ると、SCM、設備保全・メンテナンス、エリアマネージャー、スーパーバイザーなどが多くなっています。

物流業界と流通業界は密接に関わっているため、流通業界に転職する際には、SCMなどの知識を存分に活かすことができるでしょう。

>> 流通業界の転職市場動向

EMC業界では、インターネット技術の普及にともない、IoT関連製品の開発、半導体製造装置の開発などが積極的に進められています。また、環境に配慮した高性能のバッテリーやカーボンニュートラルに関連する技術開発も進められており、転職市場も活発化しています。そのため、物流業界出身者の中にもEMC業界へ転職するケースが多く見られます。

JACの事例を見ると、設備保全やメンテナンス、技術マネジメント、物流・生産管理、営業などの職に転職するケースが多いようです。物流業界で培ったSCMや設備・施設の管理経験は、EMC業界でも活用することができると考えられます。

>> 化学メーカー転職情報

>> 半導体業界のエンジニア・スペシャリストの転職はJAC Recruitment

食品や飲料メーカーなど、消費財業界も物流業界からの転職者が多い業種です。消費財が消費者の手元に届くまでには、必ず原材料の調達過程と物流センター・小売店などへ製品を運ぶ過程で物流業界と関わることになります。そのため、消費財業界と物流業界の親和性は高く、営業や購買・物流・生産管理などの職種で経験を活かせる可能性が高くなります。

>> 消費財(コンシューマー)業界転職情報

IT業界も物流業界出身者が活躍できる可能性が高い業界です。特に、サプライチェーンを管理するシステムの開発に関わった経験などは、IT業界でも高く評価されます。そのため、物流業界からIT業界へ転職された方は、システムインテグレーターやソフトウェア開発企業へ進むケースが多く見られます。

また、職種を見ると、ITコンサルタントやオープン系SE、IT営業、IT系プロダクトマネージャーなど、ITに関する技術や知識を活かせる職種が中心となっています。

>> IT業界の転職ならJAC Recruitment

メディカル業界も物流業界の経験を活かすことができる業界です。JACの事例を見ると、特に医薬品や医療機器の営業担当者であるMRや、医薬品の生産技術や品質保証、物流などに関わる職種が多くなっています。

物流業界での営業職は、法人を対象とした提案営業であり、法人営業の経験は、医療従事者への提案が求められるMRや医療機器営業にも生かすことができます。また、前職で医薬品などの物流に関わった経験がある方も、メディカル業界で活躍しやすいでしょう。

>> 医療業界転職情報

物流業界からの転職で評価される経験・スキル


JACが取り扱っている求人情報を見ると、物流業界出身者が転職する際には、次のような経験やスキルが評価される傾向にあります。

・法人営業の経験や折衝・調整経験
・英語や中国語などの語学力
・システム開発の経験やITスキル

物流業界の営業経験者は、あらゆる業界に対して提案営業を行います。クライアントの課題を解決する物流サービスを提案するためには、クライアントの現状とニーズを正しく把握する能力が求められます。また、さまざまな関係者との折衝や調整も必要になり、これらの物流業界の営業活動で培ったスキルは、あらゆる業界において役立つものであり、転職時の大きな強みとなり得るものです。

物流業界は、国内における物流に関わるだけでなく、国際物流にも関わります。そのため、物流業界出身者には英語などの語学スキルを保有している方が多く、転職においても語学力を強みに転職を成功させるケースが多くみられます。求められる英語力の程度はさまざまですが、ビジネスシーンで英語を活用した経験がある場合などは、積極的にアピールすると転職活動を有利に進められる可能性が高くなります。

物流業界では、業務効率の向上などを目的に、急速にDX化が進められています。また、他業界においても、DX化による生産効率の向上は喫緊の課題となっています。そのため、配車管理や倉庫内作業の自動化など、物流業界のデジタル化やオートメーション化などに関わった経験は、他業界においても高く評価される経験といえるでしょう。

【年代別】物流業界からの転職事情


物流業界出身者の転職事情を年代別に分けてご説明します。

JACのサポート事例を見ると、20代の物流業界出身者は、購買・物流・生産管理の職に転職するケースが多くなっています。20代は将来性のある年齢であることから、未経験の業種や職種にも転職しやすい傾向にあります。

しかし、物流業界出身者の転職状況を見ると、物流業界での経験を活かし、堅実にキャリアを重ねたいと考える方が多いと考えられます。

30代になると、即戦力として活躍できる方が優遇される傾向が強くなります。言い換えれば、これまで培ってきた経験を活かすことで、より良い条件で転職できるとも言えるでしょう。

さらに、30代後半になると、一般職ではなく、管理職のポジションで転職する方が増加します。マネジメント経験の有無も年収に大きく影響するため、年収アップを転職の目的にする場合には、マネジメントに関わる経験を積む必要があるでしょう。

40代の転職では、30代以上に実務経験が重視される傾向にあります。また、30代以上にマネジメント経験をもつ方を求める企業が増加しており、JACの事例を見ても、40代になるとマネジメントのポジションで転職を決定される方の割合が急速に高まっています。

一方で、マネジメントの経験がなくても高額の年収提示を受けるケースも見られます。それは、専門性の高い知識やスキルを保有している場合です。専門分野を極めたエキスパートの場合は、マネジメント経験の有無にかかわらず、高年収での転職を期待できます。

50代になると、経験を存分に活かし、組織を牽引できる方を求める傾向がさらに強くなり、部長や本部長などのポジションでの転職が増加します。しかし、一般的には経験が豊富になるほど、思考の柔軟性や変化への対応力が低下すると見なされがちです。

そのため、50代で転職する際には、採用後に自社の文化に馴染める方であるか、部署のメンバーと良好な関係を築けるかどうかも重視される傾向がある点に注意が必要です。

物流業界からの転職を成功させるためのポイント


物流業界出身者が転職を成功させるために重要となる3つのポイントをご紹介します。

・業務効率改善・品質改善に関わった実績をアピールする
・ロボットの活用やAIの導入などの知識・経験は高く評価されるポイントに
・物流業界出身者の転職サポートに強いエージェントの活用

物流業界は、業務効率の改善、輸送品質の向上を目的にDX化の推進に注力している業界の一つとされています。物流業界がDX化を推進する理由は、深刻な労働力不足です。

今後、あらゆる業界において労働力不足の問題は深刻化していくと推測されている中、物流業界出身者が保有する業務効率改善・品質改善につながるノウハウを求める企業は少なくありません。業務効率の改善や品質改善に関わった実績は、転職時に大きなアドバンテージとなります。

物流業界では、DX化にともない、物流倉庫内での荷物の仕分けや最適な配送ルートの選定、正確な到着時刻の予測などにロボットやAIなどの最新技術が活用されています。これらの開発に携わった経験はもちろん、導入や運用に関わった経験も、DX化の推進に力を入れている他業界でも活かすことが可能です。

転職の際には、具体的にどのような工程で関わったのかを示し、導入や開発、運用時の工夫点や導入後の成果などを具体的にアピールすることが大切です。

物流業界出身者の転職支援実績が豊富にあるエージェントを活用すると、転職活動を効率的に進められます。転職を成功させるためには、自身の転職目的に沿って、理想のキャリアを実現できる就業先を見つけることも大切ですが、自身のスキルや経験を最大限に評価してくれる企業に出会うことも重要です。

物流業界出身者の転職サポート実績が豊富にあるエージェントの場合、物流業界出身者だからこその強みも把握しているため、より実績を活かせる企業の紹介を受けられる可能性があります。転職の成功率を高めるためにも、転職エージェントを上手に活用することをおすすめします。

>>JACコンサルタント一覧(物流業界)

物流業界からの転職事例


実際にJACが転職をサポートし、物流業界からの転職に成功された方の事例を3件ご紹介します。

Gさん(女性/30代後半)

業種職種年収
転職前物流業界営業企画770万円
転職後消費財メーカー経営企画900万円

大手物流会社で、新卒採用や営業企画、経営戦略、営業プロセス管理など幅広い業務に携わった経験をもつGさんは、MBAの取得を目指しており、さらに経営に近い業務に携わりたいとの意向から当社にご相談をいただきました。

当社では、Gさんの意向を尊重し、消費財メーカーの経営企画部の業務をご紹介しました。当初、この求人は、同じ業界の経験者のみを対象としたものだったため、物流業界での経験のみをもつGさんの経歴は、かならずしも応募先企業の希望を満たすものではありませんでした。しかしながら、事業計画や経営戦略の策定に関わった経験、MBA取得を目指すGさんの高い成長意欲が高く評価され、異業種での経験ではあるものの、見事に採用を勝ち取られたのです。

Hさん(男性/30代後半)

業種職種年収
転職前物流業界経営企画620万円
転職後コンサルティング企業コンサルタント740万円

Hさんは、物流会社において、BIツール、RPA、WMSの導入など、DX化に関わる多数のプロジェクトに関わった後、経営企画部に異動された経験をもつ方です。DXに欠かせないデジタルテクノロジーについての知見、業務効率改善のために必要な要件定義の経験、関係各所との豊富な折衝経験が高く評価され、経営コンサルティング会社のコンサルタントに転職を決定されました。

すでに、Hさんはコンサルタントとして活躍されており、これまで経験したことのなかった、クライアントの課題解決に貢献できているという点に大きなやりがいを感じているとのことです。

Iさん(男性/20代後半)

業種職種年収
転職前物流業界インフラエンジニア400万円
転職後化学メーカー社内SE580万円

Iさんは、物流業界において社内インフラの運用、保守の業務に従事されてきた経験をもつ方です。技術的な知識が必要となるエンジニア業務だけでなく、予算管理や新人の育成などにも携わってこられました。しかし、インフラエンジニアとしてだけでなく、より幅広い業務の経験を積みたいと考えられ、転職を決意されたという経緯があります。

当社では、クライアントPCや周辺機器の導入・運用・管理、ネットワークやクラウドサービスの企画・運用・管理など、より幅広い業務を担当する社内SEの職をご紹介しました。Iさんの経験はもちろん、実直な人柄も評価され、面接後はすぐに採用が決定し、Iさんも新たな環境でさらなるスキルアップを目指し、入社を快諾されました。

実際、物流業界出身者はどのような業種/職種に転職している?


JACが転職をサポートした物流業界出身者は、どのような業種や職種に転職しているのでしょうか。物流業界出身者の転職先の業種と職種のトップ10を以下の表にまとめました。

業種を見ると「流通」が51.1%と非常に多くなっています。多くの方が、物流業界での経験を活かせる流通分野に転職されていることが分かります。また、流通の内訳をみると「通販・EC」が圧倒的に多く、「運輸・物流・倉庫」業への転職も一定数見られます。

順位業種割合(%)
1流通51.1%
2EMC21.8%
3消費財5.9%
4IT・通信4.3%
5メディカル・バイオ3.5%
6建設・不動産3.0%
7商社2.7%
8コンサルティング・シンクタンク・事務所2.2%
8WEB2.2%
10金融1.9%

物流業界出身者が転職した職種は、営業が最も多く、21.5%を占めています。また、購買・物流・生産管理が20.3%と同程度の割合で続き、技術系も多くなっています。これらのデータから、物流業界で培った技術を活かして転職されるケースが多いことが分かります。

順位業種割合(%)
1営業21.5%
2購買・物流・生産管理20.3%
3技術系17.8%
4経営・事業企画9.5%
5マーケティング・商品開発7.5%
6IT6.7%
7人事・労務5.6%
8建築系3.3%
9総務・広報2.8%
10経理・財務2.5%

物流業界からの転職なら、JAC Recruitmentへ


物流業界からの転職を目指す場合には、物流業界出身者の転職サポート実績を豊富にもつJACにご相談ください。物流業界で培った経験の中には、別の業界で活かせるスキルやノウハウが多くあります。JACには、物流業界に詳しいコンサルタントが在籍しており、これまでの経験や今後の希望をしっかりお伺いしたうえで、一人ひとりに最適な求人をご紹介しています。

また、当社が取り扱う求人の多くは非公開求人であり、WEBサイトに掲載している求人以外にも多数の求人を取り扱っています。豊富な求人の中から、より理想に近いキャリアを実現できる求人のご提案することが可能です。

物流業界での経験と知識を活かし、新たなキャリアの実現に向け、転職を希望される場合には、ぜひJACにお任せください。専任コンサルタントが応募書類の添削や面接時の対応法まできめ細やかなアドバイスを行い、納得できる形で転職を成功できるよう、力強くサポートいたします。

  • サービス/物流/商社転職情報

    サービス(HR・教育研修/商社・海運/リテール・フードサービス)の転職市場においても、JAC Recruitmentは多くの方々の転職を成功させてきました。当社のコンサルティングは1人のコンサルタントがご登録者と企業の両… 続きを読む サービス/物流/商社転職情報


物流業界に特化した専任コンサルタントが、あなたの転職をサポート。
業界における市場価値や、レジュメ、面接対策、企業傾向などJACのコンサルタントにご相談ください。
外資系企業の英語選考もしっかりサポートします。


この記事の筆者

株式会社JAC Recruitment

 編集部 


当サイトを運営する、JACの編集部です。 日々、採用企業とコミュニケーションを取っているJACのコンサルタントや、最新の転職市場を分析しているJACのアナリストなどにインタビューし、皆様がキャリアを描く際に、また転職の際に役立つ情報をお届けしています。