CRAの転職Q&A-転職を成功させるためにすべきこととは?

  1. CRA(臨床開発モニター)

公開日:2022/06/08 / 最終更新日: 2024/04/24


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業界における市場価値はもちろん、レジュメの効果的な書き方、面接対策、企業傾向の情報収集など、
JACのコンサルタントにご相談ください。


Q.製薬メーカーのCRA求人はCROより少ないと聞きますが、実際はどうなのですか?


A.CRAの求人はメーカーが少なく、CROが多いのが事実です。タイミングにもよりますが、メーカーの募集が数社のみ出ているのに対し、CROはほぼすべての会社が募集しているような状況です。

メーカーは治験をCROへ委託するケースが増え、CRO側では受託案件が増えているためです。

メーカーへの転職を希望する方は、自身の経験・希望条件に合う求人が出てくるまで、中長期スパンで情報収集を続けることをお勧めします。

メーカーに応募して不採用となった場合、「何が足りなかったか」についてコンサルタントからフィードバックをお伝えします。現職で足りない部分を強化したうえで、再度メーカーの求人にチャレンジし、転職を実現する方もいらっしゃいます。必要な経験を現職で積むことが難しい場合は、その経験ができるCROに転職し、次の転職でメーカーを目指す手もあるでしょう。メーカーを目指すためにどのルートを選べばよいか、年齢も考慮した判断が必要ですので、コンサルタントにご相談ください。

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Q.40代でCRAとして転職する場合、どういった点が重視されますか?


A.40代では、CRAとしての実務経験の他、モニタリングリーダー経験や英語力、後輩育成経験などの経験が求められます。また、グローバル治験の経験、オンコロジー領域の経験、高い英語力などをお持ちの方は、採用されるチャンスが高まります。

CROではCRAが不足しているため、以前に比べて採用要件を緩和する企業も見られます。

これまでの自身のやり方に固執せず、柔軟性を持って対応していく姿勢がある方でしたら、受け入れられる可能性があるでしょう。

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Q.CRAにはどのようなキャリアプランの可能性がありますか?


A.CRAとして経験を積んだ先には、次のようなステップアップの可能性があります。

・試験のマネジメントを行うスタディマネジャーを経て、プロジェクトを横断的にコントロールするプロジェクトマネジャーへ

・CRAをマネジメントするラインマネジャーを経て、ダイレクターへ

理系修士・博士などサイエンスのバックグラウンドを持つ方は、製薬メーカーの「クリニカルサイエンティスト」として治験の企画・立案といった上流工程を担うほか、メディカルサイエンスリエゾン(MSL)へのキャリアチェンジの道もあります。日系CROであれば、PV・ファーマコビジランスといった安全性領域、メディカルライティング、レギュラトリーアフェアーズ、薬事、監査、DMなどのポジションも可能性があります。

Q.CRAの転職で、年収アップは可能でしょうか?


A. 可能です。

目安として、CROからメーカーに移った場合は年収5%程度アップとなるケースが多く見られます(年収500万円であれば525万円程度)。日系CROから外資系CROに移れば、年収10%程度アップも実現しやすくなります(年収500万円であれば550万円程度)。

CRA(臨床開発モニター)の転職関連情報


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この記事の筆者

株式会社JAC Recruitment 編集部

株式会社JAC Recruitment

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