Sさん(男性/50代前半)
成長の可能性がある企業で、経験・スキルを生かしたい
銀行・ベンチャーキャピタルを経験後、上場ベンチャー企業のCFOを経験。その会社ではポートフォリオの多様化を課題として、M&A施策を策定・実行してきました。買収を終え一段落ついたので、次のキャリアの選択肢を探るため、JAC Recruitmentに相談しました。
前職では業績が悪化し、どちらかといえば「止血」的な役割を担ったのですが、「次の会社では、成長フェーズを支えたい」と考えるように。JACのコンサルタントからはさまざまな業種のCFO・管理部長の求人を紹介されましたが、その中で興味を持ったのが企業向けサービスを手がけるX社です。
「社長の人物像」について、コンサルタントから情報を入手
X社はプライム上場まで果たしているものの、成長の踊り場。次の成長に向けてアクセルを踏むため、M&AやCVCなどを検討しているとのことでした。私は前職でM&Aを経験し、前々職のベンチャーキャピタルでは投資を経験しています。自身の経験・スキルが生かせるポイントが多そうだと考えました。
経営状態や今後の計画についてはIR資料を見れば分かりますが、私が気になったのは「社長はどのような方なのか」でした。CFOとして会社の成長を牽引していくには、社長の考え方や価値観に共感できるか否かが重要だからです。その点、社長と直接対話をしているJACのコンサルタントの方から情報を得られたので、お会いしてみることにしました。
面談の結果、「この人となら一緒に仕事ができる」と判断したため、入社を決意したのです。
コンサルタントの目線:面談では「社長からしか聞けない情報」を引き出し、判断材料に
SさんがX社社長との面談に臨むにあたり、2つのアドバイスをさせていただきました。一つは「情報収集」です。社長からは、企業のウェブサイトやIRだけではつかめない情報を引き出すことができます。自身が次のフィールドとして選ぶ価値がある企業なのか――それを判断するために必要な情報収集のポイントをお伝えしました。たとえばX社の「本当の課題」「社員の力量」などです。
もう一つのアドバイスは「コミュニケーション」です。聞かれたことに対し、なるべくシンプルに、かつ的確に自身の情報を提供していただくようお伝えしました。
X社からのオファーは、現年収より下がりましたが「経験・スキルを生かして成長に貢献すること」を重視し、また「貢献することで年収を上げられる」と考えていたため、受け入れて入社されました。実際、転職から数年後には取締役ポジションまで昇格され、年収も元の水準に戻しています。
※事実をもとにしておりますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないように内容を一部変更しています。