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転職に有利なTOEICのスコアは何点から?
保有スコア別の評価を解説

  1. ハイクラス
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公開日:2022/07/22 / 最終更新日: 2024/04/01

転職活動を優位に進めるものの一つとして「資格取得」の有無があります。たとえば、経理事務であれば「簿記」、IT系エンジニアであれば「オラクルマスター」や「基本情報技術者試験」、「応用情報技術者試験」といった資格などを保有しているかどうかによって、書類選考が通りやすくなったり、面接で他の候補者より一歩抜きんでた存在になれたりする場合があります。なかでも、外資系企業への転職や、英語を使用する機会もあるグローバル企業への転職において、「TOEICテスト」での高スコアは大きな武器になります。

今回はTOEICのスコアが外資系企業への転職活動においてどのような効果をもたらすのか、希望する業界で必要となるTOEICスコアの目安はどれくらいなのか?といった点について見ていきたいと思います。

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【結論】転職にTOEICは有利


TOEICのスコアが高いということは外資系企業の転職市場において、基本的には有利に働きます。TOEICは合格・不合格が出るテストではなく、取得スコアが重要なテスト。外資系企業によっては一定のTOEICスコア基準を上回らないと求人案件に応募ができないといったこともあります。

一方、TOEICのスコアはあくまで「英語ができる人物(だろう)」ということを証明する一つのツールにすぎません。社会人として何年かに渡り企業勤めをしてきた方であれば、ご自身の業務実績を示したうえで英語力があることをアピールすることはできますが、業務実績が乏しいのに、TOEICスコアが高いだけで転職活動をうまく乗り切れるのか、というと難しいのが現状です。

多くの外資系企業で欲しい人材とは、あくまで自社が求める職種において業務を的確にこなせる人物であり、英語だけを巧みに操れる人材ではありません(通訳や翻訳業務の場合は除きます)。よって、TOEICのスコアを転職活動に活かそうと思ったら、まずは現在の仕事での実績を積み重ねながら、補完的に英語力を身に付けることが重要となります。

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TOEICとは


では、ここで改めてTOEICとはどのような資格試験なのかをおさらいしましょう。

TOEICとは「Test Of English for International Communication」の略。日本国内では一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)によってテストの運営が行われています。公式サイトの情報によると、2021年度にてTOEIC® Programの総受験者数は約230万人に上っています。このうち、履歴書等に記載するTOEICスコアとして認知されているテスト「TOEIC Listening &Reading Test」の受験者数は213万人で、TOEIC受験者のおよそ9割以上を占めています。

TOEICはリスニング495点、リーディング495点の合計990点満点(最低点10点)となっており、試験時間は120分(リスニング45分、リーディング75分)、Part1からPart7まで全問マークシートの200問にて構成。2022年5月29日に行われた第295回TOEICの平均スコアは「602.4」点となっています。

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入社後にどれくらいTOEICは重要視されるのか?


外資系企業の採用基準を満たし、無事転職活動に成功した場合TOEICのスコアはその後どれくらい重要視されるものなのでしょう?これは外資系企業によりますが、年に1~2回TOEICを社内で受けさせる企業の場合、昇進や海外赴任を目指す社員の指標となる場合があります。また実際の英語力の評価についてですが、面接時に「TOEIC○○○点」「会話はビジネス英語レベル」という人材だから採用してみたものの、企業の求める英語力に達していないといったレベルの人もいます。特に会話レベルに関しては「TOEIC Listening &Reading Test」だけでは評価が難しいこともあり、スピーキングやライティングを測る「TOEIC Speaking & Writing Tests」を重要視する企業もあるようです。

しかし前述したように、TOEICで測る英語力よりも、まずは業務を問題なく遂行できるか否かを企業は重要視していますので、万が一、転職活動中に企業の求めるレベルに達していなかったとしても、入社後、本人の努力でリカバリーできるようなら、問題ないでしょう。

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【年代別】TOEICが転職で有利になる理由


TOEICのスコアは海外部門であるかに関わらず、転職活動を行ううえで有利になるとされています。
企業が従業員に対して英語のスキルを求めていることがその理由として挙げられます。
英語活用実態調査を参考にすると、企業が考える重要なスキルの上位3つは以下の通りです。

1位:英語(82.6%)
2位:コミュニケーションスキル(80.7%)
3位:問題解決力(72.3%)

ほかのスキルを抑えて、英語力が求められているとわかります。
次に、年代ごとのTOEICの必要性について解説していきますので、詳しく見ていきましょう。

・20代
20代の転職希望者は、第二新卒として扱われるため、経験の豊富さや保有スキルよりもポテンシャルが評価される傾向にあります。
ポテンシャルを推し量るときの材料としてTOEICのスコアをチェックすることが多いようです。
その傾向は、応募者が多い企業において顕著にあり、書類選考の時点で面接する人を絞り込むためにTOEICのスコアを採用基準にしていることもあります。
理由として、企業側が転職希望者の英語力を相対的に比較しやすい材料として使いやすいためです。

・30代
30代は同じ企業に新卒から勤めていると、出世する人・伸び悩む人と明確に分かれてきます。その中でも海外事業部がある企業では、海外へ出張・赴任する機会も少なくありません。
また、海外に着任した経験の有無が出世につながることも十分あり得ます。海外への勤務を選抜する際、TOEICのスコアを要件もしくは参考にしている企業が多いようです。
要件・参考とする場合のTOEICの平均スコアについては、海外出張が620点・海外赴任者が635点となっており、海外への出張・着任を望む場合、700点以上のスコアがあると有利に働きます。

・40代
40代は昇進・昇格の選抜時にTOEICのスコアが関係する場合があります。英語活用実態調査を参考にすると、昇進時にTOEICのスコアを要件・参考にする可能性があると回答した企業は、約36%あるとの結果です。
40代はこれまで重ねてきた経験やキャリアもあるため、英語力は自然と高まる傾向にあります。そのため、目指すべきスコアとしては700〜750点を目安にすると、周囲の人と差別化を図れるかもしれません。
いずれにしても転職・出世にTOEICのスコアが関係するとわかれば、積極的に取り組みたいところです。

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転職に有利なTOEICのスコアとは


ここからは、転職に有利となるTOEICスコアを職種別に見ていきます。自分の在籍している業界と転職希望する業界・職種を見比べてみたり参考にしてみたりすると、現在の自分の市場価値が見えてきます。

TOEICスコアが600~700点の転職

TOEICスコアが600点以上あれば、履歴書に書いても問題ないスコアと言われています。しかし、現実にはこのスコアレベルでは、英語に関わる業務を遂行するには難しいかもしれません。そのため、勉強をしていくことで英語力を少し高めれば、今よりも転職の幅を広げることが可能といえます。もう一段上の700点以上のTOEICスコアを取得したのちに、外資系企業への転職活動を行った方がベターでしょう。

TOEICスコアが700~800点の転職

大手企業の場合、海外赴任可能な国際部門への配属が可能となるレベル(TOEIC730点以上)です。外資系企業への転職も、この700点以上であれば現実味を帯びてきます。しかし、TOEICにおいて700点から800点へのスコアアップは、600点から700点へのアップを目指すのとはレベルがかなり異なりますので、英語力をさらに高めたうえで転職活動を行おうとするよりも、現在のスコアで転職可能な外資系企業に入社してからステップアップするのが良いでしょう。

TOEICスコアが800~900点の転職

一般社員と比べても、かなり英語力が高いと称されるレベルにあります。しかしながら、業種・職種によってはTOEICスコアが800点でもスキル不足を指摘されることがありますので、転職希望する企業や業界の求める英語力に見合ったスキルを持ち得ているかどうかが転職成功のカギになります。

TOEICスコアが900点以上の転職

英語における意思疎通に、ほぼ困ることがないといわれているレベルです。しかしながら、TOEICスコアが良くても、英語を使った実務の経験がなければ、「英語を使って仕事ができます」とは言い切れないのも事実です。そのため、外資系企業への転職では、実践的な英語力を持っていることが重要です。


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TOEICが転職で活かされるポイント


実際にTOEICの高スコアを取得することは、外資系企業への転職活動にどう活きてくるのでしょうか?ここでは3つほど紹介していきます。

勤務地(海外含む)の選択肢が広がる

TOEICのスコアが高いということは、外国人との英語におけるビジネス上の意思疎通ができることを示しています。大手企業などでは、一定のTOEICスコアをクリアした場合に海外赴任が可能となる基準が設けられている場合があります。つまり、TOEICの高スコアを取得していることで国内業務だけにとどまらず、海外赴任のチャンスを得られる点は大きなメリットです。

キャリアの選択肢が広がる

TOEICは英語スキルを測る試験ではありますが、ビジネススキルの高さを測る試験でもあります。200問という問題を時間内にこなすだけのスピード、高スコアを取得するためのテスト戦略、正しい選択肢を選べる判断力など、ビジネスにおいての能力の高さも必要となります。つまり、英語力だけでなく業務遂行能力を判断するのにもTOEICスコアは重要視されることがあるのです。よって、「TOEICスコアが高い=仕事をそつなくこなせる人材」ということで、外資系企業やグローバル企業のように英語を日常的に使用するような企業だけでなく、英語を使用しない日系企業でも高ポジションを獲得するチャンスを得られるなど、キャリア選択肢の幅は広がります。

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転職までにTOEICスコアや英語力を上げるには


では、現在TOEICスコアがそれほど高くない方の場合、どのようにして英語力を高めればよいのでしょうか。英語を効果的に学ぶ方法を解説します。

転職活動の成功のための学習スケジュール設定
転職を考えるとき、目標設定は非常に重要です。1〜2ヶ月で転職を目指している場合、集中的な学習スケジュールが必要です。日常生活の中で学習に使える時間を見つけ、スケジュールを立てる必要があります。
長期的な転職を考慮している場合、毎日少しずつ学習するのも効果的です。スケジュールを作る際は、無駄な時間を見直しましょう。

週末だけの勉強は非効率
週末だけの勉強は、理解や記憶の定着が難しく、特に英語の習得には適していません。日常的な習慣で英語に触れることが、効果的なスキルアップにつながります。

継続的な学習時間の確保
IIBC「英語活用実態調査2019」によると、TOEIC L&Rで800点以上を取得している人は、週平均で6時間以上学習しています。これは、1日当たり約50分の学習時間を確保していることを意味します。
ただし、この学習はテキストブックだけでなく、通勤中や休憩時間に英語の音声を聞いたり、英語の記事を読むことも含まれます。これにより、日常生活に無理なく英語学習を取り入れることができます。

スキマ時間の有効活用
多くのビジネスパーソンにとって、英語学習での最大のネックは時間の確保ではないでしょうか。スキマ時間を活用することが、英語学習の効率を大いに高める鍵です。忙しい平日でも、通勤や昼休みを使って単語帳を見たり、英語のポッドキャストを聞いたりすることが可能です。
特にスキマ学習では、単語帳や参考書だけでなく、ポッドキャストやYouTubeの動画もおすすめです。これにより、楽しみながら効率的に学習を進められます。

TOEIC対策の参考書で勉強
TOEIC対策に最も効果的な学習方法は「TOEIC公式問題集」と言われています。公式問題集はTOEICテストの開発機関であるETSが、実際のテストと同じプロセスで作成された問題を収録していますので、より本番試験に則した問題が掲載されている点がポイントです。この公式問題集を上手に活用しながら、弱い部分を個別に対策するなど効率的に勉強するのが賢明です。TOEICのスコアは高くなればなるほど上がりにくくなりますので、時間をかけてじっくり勉強していきましょう。

スピーキング力も重要
TOEICの高得点だけでは、全ての英語スキルが完璧であるわけではありません。特にスピーキングと対話能力は、ビジネスシーンで非常に重要です。
そのため、真の英語力を磨くには、話す機会を増やし、ビジネスでのコミュニケーションスキルも向上させることが大切です。

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社会人のTOEIC対策に特化した授業を受講


社会人向けのTOEIC対策講座などを受講し、短期間で高スコアを目指すのも良いでしょう。

ただし対策講座の場合には、TOEICのスコアアップが目的となるケースも多く、本来の英語力よりもテクニックに走る危険性もあります。TOEICスコアはアップし外資系企業への転職活動に成功したものの、「実際の英語力が伴わず、働くのが辛い」といったことにならないよう、使える英語力は身に付けておきましょう。

外資系企業や海外赴任を希望するなら、英語面接対策を

外資系企業への転職や日系グローバル企業への転職の場合、レジュメ作成や面接は英語で行われる場合があります。転職活動が初めての方や、日系企業への転職は経験あるものの外資系企業への転職は初めて、といった方の場合、英語での面接対策はしておきたいものです。もし外資系企業や日系グローバル企業への転職に強い転職エージェントに登録している場合には、コンサルタントによるレジュメ添削や面接対策が受けられますので、ぜひ効果的に活用しましょう。

以上のようなTOEIC対策や英語面接対策をしっかり行えば、外資系企業や日系グローバル企業などの英語力を必要とする企業への転職可能性は高まります。しかし先ほどもお伝えしているように、「英語力がある=仕事ができる」わけではありません。「仕事ができる+英語もできる」という部分が転職市場で求められる人材です。どんなにTOEICが高スコアであっても、「マネジメント経験がない」「誇れる実績や業績がない」ということでは、外資系企業への転職活動は困難ですので注意しましょう。

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この記事の筆者

株式会社JAC Recruitment 編集部

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当サイトを運営する、JACの編集部です。 日々、採用企業とコミュニケーションを取っているJACのコンサルタントや、最新の転職市場を分析しているJACのアナリストなどにインタビューし、皆様がキャリアを描く際に、また転職の際に役立つ情報をお届けしています。




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