転職回数が多くて、次の転職に躊躇している方はいらっしゃいませんか?または、面接の際に、転職の理由をポジティブに伝える方法を悩んでいる方は、いかがでしょうか。
一般的に、転職回数が多いと日系企業では敬遠される傾向、外資系企業は問題視しない傾向にあります。また、アピール方法によっては高評価につながる場合もあります。つまり、転職回数が多いというだけで高評価になることはありませんが、その理由や伝え方が大切なのです。
そこで今回は、外資系企業と転職回数の関係性や転職回数を重ねたからこそアピールできるポイントを解説していきます。
外資系企業と転職回数の関係性
求人へ応募する前に知っておくべき外資系企業と転職回数の関係性として、主に以下2つが挙げられます。
- 転職回数への感覚は国内と外資系企業で異なる
- 理想的な転職回数の目安は30代半ば以降で、0~3回である
書類や面接で転職理由の伝え方を間違えないために、それぞれの詳細を確認していきましょう。
転職回数への感覚は国内と外資系企業で異なる
企業文化の違いにより、転職回数の捉え方には差があります。一般的に日系企業では長期雇用を前提とした働き方が多く、同一企業での勤務期間が長い傾向があります。一方で外資系企業では、キャリア形成の一環として転職を重ねること自体が珍しくなく、転職回数そのものよりも、その経験を通じてどのようなスキルや実績を積み上げてきたかが重視されます。
そのため、転職回数が多い場合でも、キャリアの一貫性や成長意図を明確に説明できれば、評価につながる可能性があります。重要なのは回数ではなく、各転職がどのような目的と成果をもっているかを整理し、次のキャリアへどうつながっているかを示すことです。
転職回数の目安は30代半ば以降で0~3回
外資系企業では転職回数そのものよりも、経験や実績、専門性が重視される傾向があります。そのため、転職回数が多いことだけを理由に選考で不利になるとは限りません。
実際に、JACの外資系企業への転職実績(2025年1月~2026年5月)を見ると、30代後半では転職回数0回~3回までの転職成功者が全体の約88%を占めています。また、40代前半でも転職回数2回(21.0%)や3回(19.2%)の転職成功者が一定数存在しており、複数回の転職経験があっても外資系企業への転職を実現しているケースが見られます。
一方で、転職回数が多い場合は、面接で転職理由やキャリアの一貫性について確認されることがあります。そのため、転職ごとの目的や得られた経験を整理し、自身のキャリア形成とのつながりを説明できるよう準備しておくことが重要です。
【JAC Recruitment実績】外資系企業への転職成功者の転職回数
| 転職回数 | 30代後半 | 40代前半 |
|---|---|---|
| 0回 | 25.6% | 18.2% |
| 1回 | 24.6% | 19.3% |
| 2回 | 23.4% | 21.0% |
| 3回 | 14.1% | 19.2% |
外資系で不利になりがちな転職・職務経歴の例
転職回数を問題視しない傾向にある外資系企業ですが、不利になる転職の仕方や職務経歴があるのも事実です。それは、外資系企業は基本的に成果主義で、専門性などを重視する傾向にあるためです。つまり、これまでに勤めた企業で十分な経験を積んだり、転職してスキルをさらに向上させたりという事例が重要となります。
例を挙げると、メーカーに3年、コンサルに2年、飲食に2年といったそれぞれの業務の関連性を見いだしにくい職務経歴は、評価されない可能性があります。
裏を返せば、複数回の転職をしている場合は、転職した理由や転職したことで得られた強みを的確にアピールする必要があります。また、転職回数が多くても、一貫性のあるキャリアプランやスキルアップが明確な転職をしている場合は、それが評価の対象となるでしょう。
なお、外資系企業は専門性が重視されるため、仕事をこなせるスキルがないのに転職してしまうと、必要以上に転職回数を増やしてしまう恐れがあります。リスクが気になる方は、応募先の企業の内情に詳しい転職エージェントのコンサルタントから、情報を集めておく、話を聞いておくことがおすすめです。
転職回数を重ねたからこそ強みとしてアピールできること
転職回数が複数回あるからこそアピールできる強みは、複数あります。代表的なものは以下の3つです。
- コミュニケーション・適応力の高さ
- チャレンジ精神
- スキルアップや知見の幅
転職回数は正確に申告していないと内定取り消しなどにつながるため、複数回転職をしている場合でも回数は正直に伝え、強みとして伝えることを考えなければいけません。 各ポイントの詳細を解説していくので、書類や面接でアピールできるようにしていきましょう。
コミュニケーション・適応力の高さ
コミュニケーション能力や適応力は、複数企業での就業経験ら得られる代表的な強みです。職場が変われば人間関係や企業文化、業務プロセスなどが大きく変わるため、仕事をこなすうえで自然と磨かれるスキルだからです。
求人を出している外資系企業は、自社に定着して継続的に利益をもたらしてくれる方を求めています。新しい環境でも活躍できる根拠として、コミュニケーション能力や適応能力を発揮したエピソードを伝えてください。
チャレンジ精神
規模の大きな仕事や、異業種へのチャレンジなどを理由に転職回数を増やしているなら、チャレンジ精神をアピールすることも可能です。応募先の企業で前向きに働いてくれると評価してもらえる可能性が出てきます。また、リーダーとしてチームを率いて新規事業などを成功させた経験があるといった場合は、チャレンジ精神をアピールできる材料になるでしょう。
なおチャレンジ精神をアピールすると、応募先の企業で何をしたいかを質問される場合も多々あります。応募先の外資系企業で求められていることを理解したうえで、チャレンジ精神をどう活かすかを話す必要があります。
スキルアップや知見の幅
明確なキャリアプランに基づいて転職回数を増やしてきており、求人情報と関連のあるスキルや知見の幅を広げてこられているなら、高評価してもらえる可能性があります。30代や40代での転職なら、専門性はもちろんマネジメント経験などもアピールしたいところです。
自社の人材を育てても得られない業界外の経験やノウハウを有している場合は、より評価される可能性もあります。応募先の外資系企業の内情や求人を出した経緯を知っている人材エージェントのコンサルタントの話を聞いておくと良いでしょう。
転職回数を前向きに伝えて希望の外資系企業へ
国内企業だと転職回数が多いと敬遠されがちですが、外資系企業ではかえって高評価につながる場合もあります。重要なのは、複数回の転職を経て何を得てきて、応募先の企業でどう活かせるかです。事前にキャリアの棚卸しやキャリアプランの再確認などをしておく必要があります。
外資系に強い転職エージェントを探すならJACへ
転職の面接時やレジュメ(職務経歴書)等で、応募先の外資系企業で評価されないことをアピールしてしまうと、マイナス評価につながってしまいます。求人の詳細や外資系企業の内情を知っている企業内部の方や転職エージェントのコンサルタントに話を聞いておくと良いでしょう。もちろん、外資系企業の転職に強い転職エージェントを活用する必要があります。
JAC Recruitmentは、ロンドン発祥の日系人材紹介会社で、独自のグローバルネットワークを有しています。転職を検討されている方は、ぜひご相談ください。
業界における市場価値はもちろん、レジュメの効果的な書き方、面接対策、
企業傾向の情報収集など、JACのコンサルタントにご相談ください。
