採用企業インタビュー
オムロンの注力事業を担うオムロン ソーシアルソリューションズ
技術と社会貢献を実感できる、“家庭用蓄電池トップシェア”の職場環境
オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社
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- オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社 エネルギーソリューション事業本部 エネルギーシステム本部
本部長
可須水 昭宏 氏
2004年、オムロンに新卒入社。新規事業部門の営業として約5年、社外への出向2年を経て、エネルギー部門に配属。中国に5年間駐在して省エネ機器の拡販を手がけ、帰任後は太陽光発電システム用パワーコンディショナ、蓄電池など現在の事業に取り組む。
- オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社 エネルギーソリューション事業本部 エネルギーシステム本部
再生可能エネルギーに関連する事業を手がけ、太陽光発電用パワーコンディショナ、家庭用蓄電池の分野でトップシェアを誇るオムロン ソーシアルソリューションズ(以下、OSS)。
蓄電池市場が急成長を遂げる中、事業範囲を拡大すべく、パワーエレクトロニクス、メカ、ソフトなどのエンジニア採用を強化しています。
事業の展望、求める人材像、エンジニアのキャリアパス、風土の魅力などについて、エネルギーソリューション事業本部 エネルギーシステム本部 本部長の可須水昭宏氏にお話を伺いました。
トップシェアメーカーの基盤を生かしながら、新たなサービスや市場を開拓
―― オムロンにおけるエネルギーソリューション事業の位置付けと、今後の展望についてお聞かせください。
オムロンは2025年11月、5カ年のロードマップを発表しました。13の注力事業を選定し、その一つに「蓄電システム」があります。この領域の市場拡大を担うのがOSSのエネルギーソリューション事業です。
太陽光発電は、FIT(固定価格買取)制度の導入によって普及し、市場が拡大しました。そして現在はその太陽光で発電した電気を貯める「蓄電池」の市場が急速に伸びています。過去10年ほどを振り返っても継続的に成長しており、2030年までに年平均成長率10%以上という非常に高い成長が見込まれています。中長期にわたり成長が続くこの市場において、当社も事業範囲を拡大していきます。
―― OSSの競合優位性とは、どこにあるのでしょうか。
当社の商品は大きく分けて二つあります。一つは太陽光で発電した電力を変換するパワーコンディショナ、もう一つは蓄電システムです。パワーコンディショナについては、国内市場において非常に高いSOMを維持しており、安定しています。
家庭用蓄電システムの市場においては10年間、業界No.1シェアを維持してきました。「おうちdeソーラー」という、太陽光発電設備&蓄電池をお客さまの自宅の屋根に初期投資ゼロ・最小限のランニング費用で設置し、発電された電気をリーズナブルな価格設定でご利用いただくサービスを展開し、好評をいただいています。
これまで、商品開発力、オムロンのブランド力、協力会社さまとのパートナーシップで事業拡大をさせて頂き、これからもこのやり方が我々の基本になります。ただし、今後の蓄電池の市場成長にともない、国内企業同士の競争だけでなく、近年は外資系企業の参入も始まっており、数年後には価格競争の激化も予測されます。
そこで、強いハードウェアに加えて、サービスの領域まで事業を広げようと考えています。この分野のメーカーで、サービス領域まで展開している企業はあまりありません。サービス展開には、日本固有の制度への対応と既存顧客の基盤が重要になります。日本の仕組みに適応しながら顧客を獲得していかなければならない外資系と比較すると、私たちはすでに多くのお客さまを有していることが大きな強みです。この優位性を生かし、お客様に更に満足して頂くことで我々自身も成長していきます。
「マネジメント」も「専門職」も、志向に応じてキャリア選択が可能
―― 事業の拡大を進めていくにあたり、どのようなエンジニアが活躍できるのでしょうか。入社後のキャリアパスについてもお聞かせください。
「パワーエレクトロニクス」「組み込みソフト」「システムテスト」のエンジニアを特に求めています。強いハードを作ることやサービスの付加が、短・中・長期的に競合との差別化となりますが、その際にこれらの3分野のエンジニアのスキルを生かしていただけます。
キャリアパスとしては、当社には「マネジャー」と「専門職」のコースがあります。開発組織のマネジメントを担うだけでなく、専門性を極めながらOSSが認定する「マイスター」としてキャリアアップしていくなど、個々の志向に応じて選ぶことが可能です。いずれのコースも報酬体系に差がなく、レベルに応じて上がっていく制度設計となっています。どちらを選ぶかは、20代のうちに決めることも可能です。
評価については、毎年「パフォーマンス」と「組織 への貢献」の2軸で目標を設定し、達成状況を評価します。課長・部長・組織全体と段階的に評定を確認するため、個人の主観が影響することなく、公平性が担保されています。
実際、キャリア入社者から評価への不満を聞いたことはなく、事業成長にともない報酬も年々上がっています。
―― 育成については、どのような体制をとっているのでしょうか。
職種領域ごとに専門スキルマップとキャリアパスのロールモデルを提示し、自己採点と第三者の評価を組み合わせて、伸ばすべき部分をマネジャーと本人で議論します。スキルマップシートをもとに、「自分は何が、どのレベルまでできているか」をチェックしながら進めていくため、抜け漏れなく技術を磨いていけるのです。マネジャーからは、「○○を伸ばしていくため、この役割を担ってはどうか」といった提案や、自己啓発のためにすると良いことなどのアドバイスをしています。約2年スパンで取り組んでおり、社員からも好評です。
―― OSSでキャリアを積むメリット・魅力についてお聞かせください。
先ほども触れたとおり、この市場は大きく伸びています我々はこの成長市場ですでに高いシェアを獲得しており、今後もそれを維持し、トップランナーであり続ける。そういった環境でキャリアを積んでいけるのは、非常に面白いと思います。
また、商品ごとにプロジェクトチームがあり、さまざまなチームと協業するため、例えばパワーエレクトロニクスの技術を軸にしながら、メカやソフトなど他の技術にも触れられる機会が多くあります。一つの専門技術を極めることもできる一方で、技術の幅を広げることも可能なのです。
再生可能エネルギー事業は社会課題の解決に直結します。事業として利益を挙げながらも、社会への貢献を感じられるという点で、働きがいがあります。町を歩けば、自社の製品が住宅に設置されているのを目にします。そうしたとき、人や社会の役に立っていることを実感できる……と、社員たちからはそのような声も聞こえてきます。
キャリア入社者も若手も自由に発言できるフラットな風土
―― OSSの風土面の魅力とはどのようなものでしょうか。
プロジェクトチームが一つの商品を作り上げる過程で、外部から口出しをされることがほとんどありません。裁量権をもって、自由な発想で作っていける雰囲気があると思います。
会議では、一人ひとりが発言する機会・量が多いですね。一般的にはリーダーやマネジャーが一方的に話し、メンバーはただ聞くだけ、というような会議や職場もあるようですが、当社では若手を含む全員に発言機会があり、上下関係を気にせずフラットに意見をいえるのです。
キャリア入社した方々からは「前の職場では、こんなことはいえなかった」「上長の指示に対して反対意見を述べられるなんて、前職では考えられなかった」といわれることも多いですよ。
―― 滋賀県野洲市の事業所での、社員の皆さんの働き方、暮らしについてもお聞かせください。
地名だけ聞くと「通勤しにくい」という印象をもたれることもあるのですが、実は意外と便利なのです。メーカーの開発拠点といえば、マイカー通勤しかできない立地であることも多いのですが、当事業所はJR野洲駅のすぐそばです。JR野洲駅は、新快速の停車駅かつ始発駅であり、京都・大阪方面からのアクセスが良好です。草津駅から約10分、大津から約20分、京都からは約30分ほどです。
また、チームの状況やその日の業務内容に応じて、出社と在宅勤務を組み合わせた柔軟な働き方が可能です。
野洲市は暮らすエリアとしても、さまざまな魅力があります。琵琶湖に面しており、「近江富士」と呼ばれる山や川などの自然に囲まれた立地。湖畔の散歩やサイクリングのほか、広大な公園もあり、フィールドアスレチック、BBQ、キャンプなど、家族でアクティビティを楽しめます。ショッピングモール、スーパー、市役所、病院、小中学校、図書館などがコンパクトにまとまっていて、生活動線が便利な地域でもあります。行政による育児サポートが手厚いのも魅力です。
―― OSSへの応募・入社を検討する方々にメッセージをお願いいたします。
私自身、過去には事業の縮小・撤退を経験しました。だからこそ、今こうして成長する市場で、自分たちも成長できる環境に身を置き、さらにそれが社会的にも意義のあるものだと確信できていることは、本当に幸せなことだと感じています。この幸せな環境にぜひ加わっていただき、一緒に挑戦していきたいと思っています。
少し大きな視点で将来の話をすると、これまで当社は日本企業との競合を前提に、スペック向上、コンパクト化、価格低減といった開発に注力してきました。その戦い方で、実際に成果を上げてきました。しかしこの先、海外勢との競争が本格化する中で、新しい発想での取り組みが必要でしょう。これから一緒に働く開発者の皆さんには、従来の日本型開発の枠を越え、飛躍した発想で新しい価値を生み出すことにチャレンジしていただきたいと考えています。
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