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エンジニアファーストの企業文化から生まれるイノベーション
――あらゆる業界のDXを牽引するシンプレクス

シンプレクス株式会社

※このインタビューは2025年4月に実施しました。なお、所属・肩書は当時のものとなります。

赤本 大輔氏
シンプレクス株式会社 執行役員 赤本 大輔 氏

金融領域で培った高い技術力を武器に、今や幅広い業界でDX支援を展開するシンプレクス。従来の強みである金融領域の枠を超え、製造、流通、小売、メディアなど多様な業界でその技術力を発揮し、成長を続けています

その背景には「ビジネス×テクノロジー」のハイブリッドなスキルをもつ人材と、変化を恐れない企業文化があります。シンプレクスの非金融領域を管掌する執行役員の赤本大輔氏に、同社の事業戦略と求めるスキルについて伺いました。

金融テクノロジーを超えて:新たな成長フィールドへの挑戦

―― まず、貴社の事業と今後の展望について教えてください。

当社では、金融機関が収益最大化のために戦略的なIT投資を行う分野を「金融フロンティア領域」と定義し、創業以来この領域を中心に事業を展開してきました。一般の投資家が利用するインターネット取引システムや金融機関のプロのトレーダーの方が扱うミッションクリティカルな金融システム構築で培った技術力が、当社の強みです。現在は長期成長戦略である『Vision1000』のもと、2030年代初頭までに売上収益1000億円を目指しています。そのドライバーとなるのが、これまで強みにしてきた金融以外のお客様に向けた事業の展開です。

―― 金融以外の領域へ事業を展開する理由は何でしょうか?

これまで金融領域で培った技術力と知見は、ほかの業界でも十分に通用すると確信しているためです。DX推進における大きな課題の一つとして、顧客企業側におけるDX推進に必要な人材やノウハウの不足がありますが、これは金融業界に限らずどの業界においても起きている課題だと考えています。実際、現在は製造、流通、小売、メディアなどさまざまな業界のお客様にサービスを提供していますが、複雑な業務要件の理解や高い技術力を求められる金融領域で培った私たちの技術力と経験を生かし、お客様のビジネス変革を支援することで新たな価値を提供できると考えています

―― 具体的にどのような事例があるのでしょうか?

大手化粧品会社様向けのプロジェクトでは、全国の店舗での接客の履歴や購買データを活用した、顧客満足度と収益性向上のご支援をしました。データ活用のための基盤の構築だけでなく、販売員が利用したくなるようなUI/UXデザイン、そして、要件や機能の追加に迅速に対応できるようアジャイル開発型でご支援を行いました。(プレスリリース:https://www.simplex.inc/news/2025/3193/

また、オークションのプラットフォームを提供されている事業者様のプロジェクトでは、レガシーシステムのモダナイゼーションの支援事例もあります。決して止めてはならないシステムを、データセンターからクラウドへ移行する取り組みです。ミッションクリティカルなシステム構築の知見があったからこそ、お客様の基幹システムという重要な基盤の刷新をお任せいただけた事例です。

―― 今後視野に入れている分野はありますか?

さまざまな業界のお客様をご支援していきたいと考えております。最近では、中央省庁様や自治体様などの公共領域のお客様へのご支援実績も増えてきています。デジタル庁様を中心とした行政のDX推進においては、UI/UXデザインや、AI・クラウドのような新しい技術活用が求められる上に、堅牢で品質の高いシステムが求められます。当社の高い技術力と自社完結モデルで、先端技術の活用や品質とスピードの両立を実現し、この分野でも貢献していきたいと考えています。

挑戦と成長を支える企業文化

赤本大輔氏

―― シンプレクスの企業文化について、特徴的な点を教えてください。

「新しいことへの挑戦」が歓迎される文化だと考えています。私自身も入社後、さまざまなキャリアチェンジを経験してきました。新卒で入社した際はシステム開発からはじまり、プロジェクトマネジャー(PM)を経験した後、クラウド技術のスペシャリストへとキャリアチェンジしました。自らクラウドインテグレーション事業の立ち上げにも挑戦しました。長年クラウド領域で技術を軸にしたお客様をご支援してきましたが、現在はクラウド領域でのご支援に加え、金融以外の領域における事業責任者としてビジネス面でも新しい役割を担っています。

当社では、このような挑戦を積極的に後押しする文化があります。新しい領域に挑戦することで、個人の成長と共に会社も成長していくという考え方です。失敗を恐れずチャレンジすることを重視し、それをフォローする体制も整っています

―― 具体的に、キャリアチェンジはどのように実現したのでしょうか?

私の場合は、入社してまずは金融システムの開発を担当し、その後プロジェクトマネジャーとしてシステム更改プロジェクトを担当しました。ちょうどAWSなどのクラウド技術が話題になり始めた時期で、会社の成長戦略においてもクラウド技術の活用が必要と考え、技術投資する分野と位置付けられました。私自身もこの分野に身を置くためPMのキャリアを一度リセットして、クラウド技術のスペシャリストとしてキャリアチェンジしました。

キャリアチェンジ後は、金融システムでのクラウド活用を進め、その後、大手流通会社様に対して、クラウドを活用したDX支援を行う案件の成功をきっかけに、金融で培ってきた当社の技術が金融以外の領域のお客様に対しても十分に通用するという手応えを感じました。この経験から、クラウド活用支援というビジネスの可能性を見出し、社内で新しくクラウド技術を活用したDX支援の事業の立ち上げを担当することになったという流れです。

会社としてもビジネス環境の変化に合わせて新しい分野に挑戦することを奨励しておりますし、個人のキャリアチェンジを支援する文化があると感じています

―― その文化を支える背景は何でしょうか?

創業メンバーを含め、経営陣にもエンジニア出身のメンバーが数多く在籍しており、技術への理解が深く、新しい技術やサービスへの投資に積極的なためだと考えています。例えば、生成AIの活用に関しても、経営陣自らが最新の技術動向を抑えていたこともあり、現場からの提案に対し即時に予算が確保され、全社で活用する取り組みが開始されるなど、新しい技術への投資を惜しまない文化が根付いています。

経営陣も日々の業務に深く関わっています。執行役員も組織マネジメントだけでなく、お客様の課題解決や事業施策の推進に直接コミットしています。代表も含めた経営陣が細かい技術的な議論に参加することもあり、そうした姿勢が『エンジニアファースト』の文化を作っていると思います。

―― 興味深いことに、一度退職した社員が戻ってくるケースも多いと伺いました。

他社で経営を経験した社員や、当社の競合となるようなコンサルティングファームやSIer、事業会社などさまざまな企業から戻ってきた社員が多数います。戻ってきた理由をヒアリングしてみると、「他社を経験して初めてシンプレクスの自由度の高さがわかった」「挑戦できる環境の価値を再認識した」という理由が多いようです。他社で経験を積んだ後、あらためてシンプレクスの魅力を再認識して戻ってきてくれるのは非常にありがたいですね。

DX推進のプロフェッショナルとして顧客に伴走する

―― 従来のSIerと異なる点はどこにあるのでしょうか?

お客様との関係性が異なります。単に要件を受けて開発するだけでなく、お客様の課題解決のために一緒に考え、提案し、実行までサポートしていきます。例えば、要件定義まで別の会社に発注していたお客様が、その内容に疑問を感じて当社に相談してきたケースがありました。私たちはその要件定義を見直し、本当にそのシステムが高いコストをかけて作る価値があるのか、その他にも効果的な方法がないのかを一緒に検討させていただき、実行に至るまで支援しました。

また、私たちは「ビジネス×テクノロジー」のハイブリッドな能力を重視しています。お客様のビジネスを理解した上で最適なソリューションを提供できる専門家集団です。このアプローチが高い利益率の源泉にもなっています。

―― 従来のコンサルティングファームとの違いはどのような点にありますか?

コンサルティングファームと比較すると、当社はコンサルティングから実装までをシームレスに提供できる点が大きな違いです

当社の場合、戦略策定フェーズ、実際にものづくりをする実装フェーズ、使っていただきながら改善を図る運用フェーズまでを一気通貫で提供できます。また、技術的なバックグラウンドをもったコンサルタントが多いため、机上の空論ではない、実現可能性を踏まえた現実的な提案ができます。コンサルティングと実装を分けることなく、シームレスにサポートできる点が高く評価されているのだと思います。

お客様からは、『シンプレクスは実行につなげてくれる』という安心感をいただいています。これは当社の強みであり、市場からの評価につながっていると感じています。

―― 先ほどお話にあった、利益率の高さの秘訣は何でしょうか?

三点あります。一点目は、自社完結型の開発体制です。外部へのアウトソースを行わず、自社内で開発を完結させることで効率性を高めています。二点目は、システム著作権を留保している点です。ノウハウ提供型のコンサルティングにより、システム著作権を留保することでSimplex Libraryとして高度な技術を要するシステムを他の顧客へ再利用することが可能です。三点目は、ビジネスとテクノロジーの両方に精通したスペシャリストの存在です。幅広い範囲をカバーできるため、少ない人数で高い付加価値を提供できています。並行して、生成AIを開発プロセスに組み込むなど、常に生産性向上を意識し、開発生産性を高める取り組みも積極的に行っています。

シンプレクスが求める才能と挑戦のフィールド

―― 貴社では、どのような方を求めていますか?

新しいことに好奇心をもち、変化を楽しめる方を求めています。技術力はもちろん大切ですが、それ以上に新しいことへのチャレンジ精神を重視しています

当社が関わる業務システムは、お客様の収益に直接関わるものが中心です。祖業である金融領域の事業においては、トレーディングシステムといったお客様の収益に直結するシステムを開発してきました。こういった領域では、システムの品質がお客様の収益に直結しているため、モダンな技術要素を用いて競争優位性を確保し、高い品質のシステムを提供することが求められます。金融以外の領域においてもそれは変わりません。お客様にとって最適な提案をするために、時代の変化に合わせて常に新しい技術やサービスを取り入れていく必要があります。そのため、新しいことへの挑戦を楽しめる方が、当社でご活躍いただけるのではないかと思います。

―― 具体的にはどのようなポジションを募集していますか?

現在募集しているポジションは、ビジネスアーキテクトやソフトウェア開発、クラウド、AI関連のポジションです。ビジネスを理解した上で技術を活用できるスペシャリスト、あるいはそうした方向を目指したい方に来ていただきたいと思います

―― 具体的にどのようなスキルや経験が求められますか?

もちろん技術力は重要ですが、それ以上に重視するのはお客様のビジネスを理解する力と課題解決能力です。お客様のビジネスをお客様以上に理解し、その課題に対して適切な技術やソリューションを提案できる方が理想です。また、当社ではさまざまな専門性をもったスペシャリストが活躍しています。クラウドアーキテクトや、データサイエンティスト、ビジネスコンサルタントなど、多様なスキルセットをもったメンバーが一つのチームとなって課題解決に当たります。そのため、自分の専門領域だけでなく、他の専門性をもったメンバーと互いに尊重し合い、協働できるコミュニケーション能力も重要です。さまざまな専門家がお互いを尊重し合いながら、フラットな形で連携できる環境が当社の強みです。

―― エンジニアにとっての働きやすさという点ではいかがでしょうか?

エンジニアが技術に集中できる環境づくりを重視しています。例えば、全席デュアルディスプレイが提供され、全メンバーにiPhoneとノートPCを貸与しています。ノートPCは、Windows/Macbook Proから選択可能です。オフィス内には、業務時間中に利用が可能なマッサージルームを完備しています。ワークスタイルについては、週1回以上の出社を原則として、プロジェクト状況、個々人の状況に合わせてリモートワークの利用が可能です。なにより、技術力を高めるための投資は惜しまず、GitHub Copilotの導入や社内で利用できるAzure OpenAIなども生成AIが話題になり始めた当初から社内検証し、導入しています。

また、当社はプライムでの受注を原則としているため、お客様と直接コミュニケーションを取りながら仕事ができる点も魅力だと思います。単に言われた通りに作業するのではなく、お客様と直接相対しながら自社で開発することにこだわっているからこそ、お客様の課題解決に向けて一緒に考え、提案する機会が多くあります。机上の空論ではなく、地に足のついた提案を行うことができる環境だと考えています。

さらに、当社では入社年次は一切関係なく仕事を任せる文化があります。もちろん1on1での相談機会やシニアなメンバーのアサインなどサポート体制はしっかりしていますが、新しいチャレンジへの機会が多くあることで、成長スピードも速いと思います

―― 最後に、応募を検討している人へのメッセージをお願いします。

これまで面接や面談で候補者の方にお会いする中で、よく「シンプレクスはハードルが高そう」と伺うことがあります。しかし、私たちが重視するのは新しいことへのチャレンジ精神です。あくまでお客様のあるべき姿に向けて、新しい知見や知識を楽しみながらキャッチアップしていくことが大切だと考えています。最初から完璧である必要はなく、さまざまな経験を積みながら成長していける環境がありますので、新しい挑戦をしたい方には最適な環境だと思います。

新しい技術や領域にチャレンジしたくても、なかなかその機会に恵まれない方も多いのではないでしょうか。当社ではそうした方々に幅広い活躍の場を提供したいと考えています。また本格的に技術力を磨きたい、より大規模なプロジェクトに携わりたいという思いをお持ちの方もいるでしょう。当社はそうした方々の期待にも応えられる環境があります。

当社は常に挑戦し続ける企業です。「変化を楽しめる自由度と挑戦のフィールド」を提供できる環境があります。技術者として成長したい方、ビジネスと技術の両面で活躍したい方、ぜひ一緒に新しい価値を創造していきましょう。

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