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「化学の無限の可能性」を信じ、独自の技術・ノウハウをもって
社会の求める機能を形に変えて、生活の豊かさを提供する。

株式会社ダイセル

※このインタビューは2013年10月に実施しました。なお、所属・肩書は当時のものとなります。
  • 代表取締役 専務執行役員

    事業支援センター長
    福田 眞澄 氏
福田 眞澄氏
代表取締役 専務執行役員
事業支援センター長
福田 眞澄氏

セルロイドを出発点に、セルロース化学、有機合成化学、高分子化学、火薬工学をコア技術にもつ化学メーカー、株式会社ダイセル。私たちの身近なところでは、液晶光学フィルム、たばこのフィルター、ポリエステル、航空機搭乗員緊急脱出装置など、様々な分野にその技術は活かされ、自動車のエアバッグ用インフレータ(エアバッグを膨らませるためのガス発生装置)においては、世界二位のシェアを誇る。
化学工業の枠を超えて、事業領域を拡大している同社の今後のビジョンや、人材採用について、代表取締役 専務執行役員 事業支援センター長の福田眞澄氏に伺いました。

――御社の事業計画では、来年は新たなステージへ移行されるタイミングですが、中長期の計画についてお聞かせください。

われわれは、ベストソリューション実現企業を目指した『Grand Vision 2020』という10年間の長期計画を「3D-Ⅰ」、「3D-Ⅱ」、「3D-Ⅲ」の 3つに分けています。
「3D-Ⅰ」は新規事業創出やコア事業の更なる強化など、「3D-Ⅱ」はベストソリューションの具現化と新規事業ユニットへの展開、「3D-Ⅲ」はベストソリューションの実現企業の完成で、来年から「3D-Ⅱ」に移行します。
2020年には、事業規模100億円×5新規事業を創出したいというのが目標です。

――コア事業の現状と、今後の展開を具体的にお聞かせください。

これまで、4つのコア事業を展開し、時代の変化に柔軟に対応しながら、各事業を拡大してきました。

「合成樹脂事業」のプラスチックは、アメリカのセラニーズ社とのジョイントビジネスで立ち上げた子会社のポリプラスチックス株式会社が、グローバル事業の展開も好調で、自動車部品やパソコンのコネクターなどのプラスチック製品で順調に売上を伸ばしています。

福田 眞澄氏

「セルロース事業」の、たばこ用フィルタートウも大きく伸びています。日本や欧米でのたばこの販売数は落ちていますが、中国や東欧などは増加しており、全世界でみれば、まだまだ、たばこの生産本数は伸びている。当社は、たばこ用フィルター原料メーカーであり、世界シェアはトップクラス。フィルタートウ販売の8割が輸出であり、円安の効果も受けてこのセグメントは好調です。
「有機合成事業」は、日本で唯一の製造メーカーである酢酸を中心に酢酸エチルなどの溶剤類やLED、半導体向けのエポキシ製品など国内外に販売していますが、M&Aなども積極的に展開していきたいと考えています。
「火工品事業」は、自動車のエアバッグ用インフレータを作っている部門ですが、自動車の生産台数と比例し、需要は拡大しています。日本車のエアバッグには、ほぼ当社の製品が使われており、国内シェアはトップ、世界シェアは二位。日系カーメーカーが海外でも好調で、生産台数も伸びていることもあり、非常に好調と言えますね。

これらのコア事業の強化だけではなく、5つ目のコアとなる新しい事業を創出し、グローバル展開も加速させながら、さらに大きく飛躍したいと考えています。

――新規事業の創出に対して、どのような課題がありますか?

新規事業の創出は、当社の技術に立脚したやり方もあるでしょうし、当社にない技術をもっている企業とM&Aを行い、それを当社の技術と融合していくやり方もある。事業の伸ばし方には色々な方法がありますが、新事業の芽を伸ばすには時間がかかるため、今ある技術を買収し、融合していく方が現実的だと捉えています。新規事業に関しては、企画・提案・実行力のある人材採用が課題です。

――M&Aも念頭に入れながら、新たな事業戦略を組み立てられるような方が必要ですね。もうひとつ重要視されている、グローバル展開については、今後どのようにお考えですか?

福田 眞澄氏

例えば火工品事業に関しては、自動車メーカーが世界各国に進出している中で、私たちも海外に複数拠点を展開していますが、中南米などの拠点がない地域での事業展開も視野に入っています。
また、事業をグローバルに拡大していくとなると、日本で海外駐在員候補を採用するだけでなく、現地の人材採用も必要です。現地の法務、経理、人事も必要ですが、日本から現地へ行き、体制や仕組みを整える人材も欲しい。技術系でいえば、日本で持っている技術を世界各地の工場で指導する、現地の技術関係のマネジメントも必要です。
今後、さまざまな部門で、グローバル人材の採用を強化していきます。

――中途採用で入社される方も多いと思いますが、どのような方が活躍されていますか?

当社は、中途入社のハンデが全くありません。評価制度に新卒も中途も関係ない、フェアな会社です。仕事のことを真面目に考えている方、家族も含めて責任をもっている方は定着しています。経験者で入社された方も、新卒もほとんど辞めていない。この会社で一生働き続けたいと言っています。
いつも上司が気にかけているし、上司が見逃しても周りが気にかけてくれている。働きやすい環境だと思います。

――新卒・中途の垣根なく評価される制度が整っていて、非常に働きやすい環境づくりをされているのですね。最後に、どのような方にご入社いただきたいかをお聞かせください。

失敗を恐れず積極的に仕事に取り組み、失敗しても、それを力にして活かし、次にまた何かにチャレンジし続ける人。もちろんバックアップはしますので、明るく、元気に、何ごとにも積極的にチャレンジすることが大切です。当社のグループシンボルにも込められた「情熱、意志、チャレンジ精神」を持っている人と一緒にダイセルを盛り上げていきたいですね。

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