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マイクロソフト テクノロジーを武器に、アバナードが実現するデータ起点の世界

アバナード株式会社

※このインタビューは2025年11月に実施しました。なお、所属・肩書は当時のものとなります。

小西 崇典氏 枝吉 範尚氏

写真右から

アバナード株式会社 Intelligent Data Platform ディレクター 小西 崇典 氏
アバナード株式会社 Intelligent Data Platform グループマネージャー 枝吉 範尚 氏

マイクロソフトとアクセンチュアのジョイント ベンチャーとして設立されたアバナード。同社は「人とマイクロソフト テクノロジーの力で世界を前進させる」というミッションのもと、マイクロソフト テクノロジーに特化したITコンサルティングおよびエンジニアリング サービスを展開しています。

今回は、データとAI領域を担うIntelligent Data Platformを率いるディレクターの小西崇典氏と、グループマネージャーの枝吉範尚氏に、組織のミッション、人材育成への取り組み、そして求める人物像について伺いました。

マイクロソフト特化が生む独自の強み

── アバナードのミッションについて教えてください。

小西氏:当社の経営理念として掲げているメッセージは、「人とマイクロソフト テクノロジーの力で世界を前進させる」というものです。アクセンチュアという世界最大級の総合コンサルティングファームのナレッジを継承しつつ、マイクロソフト テクノロジーに特化している点が当社の大きな特徴です。他社がなかなか提供できないような、先進的なマイクロソフト ソリューションを最適な形でお客さまに届けることが、当社の存在意義でありミッションだと考えています。

―― 親会社であるアクセンチュアとアバナードの違いについて教えてください。

小西氏:アクセンチュアと当社の最も大きな違いは、マイクロソフトに特化しているか否かという点です。アクセンチュアは総合型のコンサルティングファームとして、幅広いテクノロジーとさまざまな業種業態のお客さまに対応しています。一方、当社はマイクロソフト テクノロジーに特化したITコンサルティングあるいはエンジニアリングサービスを提供しています。60,000以上のマイクロソフト認定資格を有する、多くのマイクロソフト テクノロジー エキスパートが在籍しています

アクセンチュアとはパートナーとして同じ案件を推進することもありますが、弊社がビジネスコンサルからITコンサルティング、エンジニアリングサービスまで一気通貫で全て行うこともあります。

いわゆる下流の仕事だけを担当するということはまったくなく、上流から下流まで全ての領域をアバナードもアクセンチュアも担当しています。一緒に仕事をする際に、アバナードとアクセンチュアのどちらがプライムになるかはお客さまと案件によりますが、両社がそれぞれプライムになることがあります。当社の仕事にアクセンチュアの方に入っていただくこともありますし、アクセンチュアの仕事に当社が入ることもあります。

私はこの会社に約18年在籍しており、10年ほどアクセンチュアのプライム案件に参画していました。その中で、会社同士の関係性によって意思決定や発言を制限されたり、意見が通らなかったりしたことは一度もありません。あくまでアクセンチュアとアバナードで作る共同のプロジェクトの体制上の上下関係はもちろんありますが、親会社・子会社という関係性によって何かが制約されることはないのです。

枝吉氏:私も2008年入社なので、もう17年ほどになりますが、仕事の進め方や上下関係のようなところは入社当時から変わっていません。お互い対等な立場で、言いたいことを言わせてもらう関係でやらせていただいています。アクセンチュアもマイクロソフト ビジネスを盛り上げていこうと言ってくれていますし、そのときには必ずアバナードに声をかけてくれます。グローバルの関係性とは別に、日本法人は対等な日本法人同士の関係ですので、お互いのパートナーという位置づけです。

データ起点でビジネスを動かす──四つの専門性が織りなす未来

小西 崇典氏

―― お二人が所属されているIntelligent Data Platform(以下、IDP)は、アバナード内でどのような立ち位置にあるのでしょうか。

小西氏:アバナードの中には、「Practice」と呼ばれる組織グループがいくつかあります。各Practiceは技術領域別に分かれており、ビジネスを動かす力を意味する「ケイパビリティ」を提供します。その中の「データとAI」という組織のサブグループとして、データに関するビジネスを牽引するケイパビリティをもった組織がIDPです。

この組織のミッションとしては、冒頭の言葉で言うと「人とマイクロソフト テクノロジーの力」という話ですが、IDPは、人とデータとマイクロソフト テクノロジーの力でお客さまのビジネスを推進支援することが大きなミッションになっています

具体的には、データの戦略設計やガバナンスといったご支援から、実際にお客さまがデータを利活用するため、あるいはAIを活用するためのデータ プラットフォームを構築する支援などをカバーしています。

さらに、最近よくいわれる「データの民主化」というテーマがあります。データがあり、それを利活用するツールがあったとしても、それを渡されただけでは、業務部門が主体的に使いこなすのは難しいものです。そういったデータの利活用や、分析・可視化を支援するソリューションも提供しています。加えて、お客さまにデータを分析してもらうのではなく、当社の優れた分析力をもったデータ サイエンティストが、AIやマシン ラーニングの力も活用しながらデータを分析し、その結果がお客さまの業務経営やビジネスに何が役に立つのかを提案するソリューションも提供しています。

そのために四つの、それぞれ役割をもったスタッフの区分があります。一人で全てやれと言ってもデータの領域もなかなか広いので、それぞれ主となるケイパビリティが決まっています。

データ プラットフォームを作る「データ エンジニアリング」というロールと、データの利活用、すなわちお客さまのデータ利活用を支援する「アナリティクス エクスペリエンス」、それと「アドバンスド アナリティクス」というサイエンスの領域のロール、そして最後に、データをどのように戦略的に設計してそれをプラン化した上で、先ほど言った三つのロールと連動しながら、データの活用と競争力を高めていく「アナリティクス アーキテクチャ」。この四つのロールを組織の中で定義して、それぞれ必要となる主要なスキルをトレーニングや実践プロジェクト経験を通じて磨くことで、当社に求められているビジネスに必要なケイパビリティを会社やお客さまに対して提供しています

―― 今後の展望について教えてください。

小西氏:現在、データは副次的な要素として扱われることが多いと考えます。まずデータを生み出すモノがあり次にそれを活用しようということです。しかし、今後はデータがビジネスの起点になる時代が来ると考えています。データ起点でビジネスを動かし、意思決定を行う世界を実現していきたいです。そのためには、お客さまの課題解決からテクノロジーの実装まで、一気通貫で対応できるプロフェッショナルの育成が不可欠です

マイクロソフトが提供する製品群は非常に幅広く、ソフトウェアだけでも800以上、それに付随する無数のソリューションが存在します。これらを組み合わせながら、お客さまのビジネス変革を支援していくことが、当社の目指す姿です。

平均在籍10年超 ──技術者を支え、育てる充実の制度と文化

―― 人材育成について、どのような取り組みをされていますか。

枝吉氏:当社には、キャリア アドバイザー制度という仕組みがあります。これは、組織内のマネージャーがキャリア アドバイザーとして、メンバーのキャリア形成を支援する制度です。重要なのは、キャリア アドバイザーが組織内から選ばれているという点です。IDPでは適切な評価とサポートを行うために、極力同じ組織内からキャリア アドバイザーを選んでいます

また、トレーニング環境も充実しています。月に一度、有志で全社的な勉強会を開催していますし、データ&AI領域では、Power BIのトレーニングを開催したり、マイクロソフト主催の最新テクノロジーのトレーニングに参加していたりします。例えば、Microsoft Fabricのような最新サービスについても、実践的に学べる機会を提供しています。

小西氏:IDPの特徴として、CAを担当するマネージャー以上のメンバーの平均在籍年数が長いことが挙げられます。私自身も18年、枝吉も2008年入社で約17年在籍しています。ほかのマネージャー陣あわせても平均で10年以上在籍しています。

これは、IDPのカルチャーとして、技術に精通したスペシャリストが長期にわたって組織をつくり上げてきたことの表れです。顔見知りのメンバーが多いため、組織間の連動もスムーズに行えます。データ起点でビジネスを動かすという世界観を実現するには、各領域のスペシャリストが連携することが不可欠ですが、長期在籍者が多いからこそ、自然とそのような協業カルチャーが醸成されています

―― 御社は日系企業から外資系企業へ初めて転職される方が多いとお聞きしますが、社内でのサポート体制はどのようなものがあるのでしょうか。

枝吉氏:私は、日系企業から社会人3年目でアバナードに転職しました。入社当初は仕事のスピード感や技術力の高さに驚き、戸惑いもありましたが、自身のキャリア アドバイザーの方をはじめとした先輩社員の方のサポートなどもありついていけました。当社では、入社当初ついていけない部分はあったとしても、こういうことをキャッチ アップすれば良い、という形での技術的な支援があります

もちろん入社していただいた後、プロジェクトにアサインできる範囲は、そのプロジェクトが求める技術に依存しますが、キャッチ アップの必要がある領域はキャリア アドバイザー制度やロール毎に取得すべき資格のガイドラインやトレーニングでカバーしています。手取り足取りではありませんが、社内の支援制度をうまく活用し、ご自身のマインドセットの切り替えも含めて前向きに取り組めば、馴染んでいけるのではないかと思います。

求めるのは、技術にわくわくし、貪欲に学び続ける人

―― どのような方に入社してほしいとお考えですか。

枝吉氏:やりたいという意欲だけでなく、実際にできる人かどうかを面接で見させていただきます。技術に対して貪欲であり、自分でキャッチ アップしながらわくわくし続けられる方と一緒に仕事をしたいと考えています。トレーニング環境や勉強会は充実していますが、それらを物怖じせず活用し、やったことがない領域でも「自分はこれをやりたいから実践的に取り組んでいく」という姿勢をもった方を歓迎します。

また、信頼関係を築くことも非常に重要です。お客さまやチームメンバーとの信頼関係がなければ、良い仕事はできません。自分たちの仲間に飛び込んでいけるような積極性をもち、信頼関係を築きながら良い仕事を作り上げていける方と一緒に働きたいと思っています

小西氏:当社はマイクロソフト テクノロジーに特化してキャリアを歩む会社ですので、マイクロソフト テクノロジーが大好きな方、あるいはマイクロソフト テクノロジーに特化したキャリアを歩みたいという方にぜひ来ていただきたいですね。私自身もマイクロソフト テクノロジーが好きでこの会社に入りましたし、その情熱が今日まで私を支えてきました。マイクロソフトの製品群は非常に幅広く、常に進化し続けています。その変化を楽しみ、新しい技術にわくわくしながら学び続けられる方であれば、当社で充実したキャリアを築いていけるはずです。

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