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アビームコンサルティング女性マネージャー5名に聞く「プロモーションで得たもの」

アビームコンサルティング株式会社

※このインタビューは2023年9月に実施しました。なお、所属・肩書は当時のものとなります。
女性マネージャー5名


個のスキルを際立たせて、しのぎを削るイメージの強いコンサルティング業界。ワークライフバランスの観点からマネージャーへのプロモーション(昇進)をためらう人は少なくありません。一方、アビームコンサルティング(以下、アビーム)では多くの女性がマネージャーとして活躍しており、全社員における女性比率は約28%、女性管理職は約15%と年々増加しています。その背景には同社の社風と文化が強く影響しています。

アビームでデジタル変革を支援するDigital Tech Leapグループのシニアマネージャーおよびマネージャーの5名に、どのような理由で管理者になる選択をしたのか、プロモーションによって仕事や働き方がどのように変わったかをお聞きしました。

写真左から

Digital Tech Leapグループ X realization エキスパート 渡辺 史子 氏
中途入社でアビームに入社。スクラッチ開発経験から大規模基幹刷新プロジェクトを担当。結婚、出産後はスクラッチシステムの標準化やクロス業務に従事する。
2016年からローコードツールであるOutSystemsに携わり、社内第一人者としてPoC、OutSystems大規模基幹刷新プロジェクトの経験を経てエキスパートとなる。
Digital Tech Leapグループ design X architect マネージャー 成清 紗矢香 氏
新卒でSIerに入社し、SEとしてサーバのファームウェア開発や金融系のシステム再構築案件などを経験。2016年に中途でアビームに入社。
入社後は前職経験を生かしたシステム導入プロジェクトにはじまり、その後は導入期~成長期のRPA導入や、XR・画像解析・3Dプリンタなど先端技術の活用も含めたDX推進を大手から中小企業まで幅広いクライアント向けに支援。業務領域へ深く入り込み、BPR×デジタル活用による業務効率化をはじめ新規事業開発などにも取り組んでいる。
Digital Tech Leapグループ X realization マネージャー 川村 美鈴 氏
新卒で家電メーカーに入社し、ソフトウェアエンジニアとして開発・研究を経験した後、ソフトウェア会社に転職。クライアントのアプリ開発支援を担当。 子供が2歳の時に2022年中途でアビームに入社。現在は、クライアント(小売業)のユーザ向けアプリ開発のPMOに従事している。
Digital Tech Leapグループ X realization シニアマネージャー 松井 理絵 氏
新卒でSIerに入社し、2010年中途でアビームに入社。金融業、情報通信業、製造業、建設業など、さまざまな業界の導入プロジェクトを経てプジェクトマネジメントを経験。
現在は自動車メーカーIoTサービス支援のプロジェクトマネージャーとして従事している。
Digital Tech Leapグループ X strategy &management マネージャー 岡田 彩 氏
新卒でアビームに入社。クロス領域(移行・テスト)をメインとして、商社/エネルギー/化学など、複数業界のクライアントにおけるシステム導入案件に携わる。その他、若手メンバーのキャリアアップに向けた人材育成に関する活動を行っている。

アビームの面接で伝わってきた「人を大切にする」カルチャー

―最近ご入社の川村様にお聞きします。他のファームでも内定が出ていた中でアビームコンサルティングを選ばれたとうかがっています。どういった点が決め手でしたか。

川村氏:私は家電メーカーでのソフトウェアエンジニア、ソフトウェアベンダーのコンサルティング部門を経て、2022年12月にアビームへマネージャーとして転職しました。
アビームを選んだ決め手は、アビームの「チームワークで戦う」「人を育てる」という文化や「人を大切にする」という社風が、面接時の雰囲気からも感じ取ることができ、自分のスタイルにフィットしていると感じたからです。

コンサルタントは個の力を問われるイメージがありますが、アビームはチームワークで戦うという話をされたことが印象深く、自分に合うファームなのではないかと思いました。
私は1社目から2社目に転職した時、仕事内容が大きく変わり大変な思いをしたので、次に新しい環境でチャレンジする時には「人を育てる」カルチャーがある会社がいいと思っていました。それを面接時の説明や、面接官の雰囲気からも感じたため、アビームを選んだのです。

また、面接ではバリバリ働くことも、自分のペースで働くことも、働き方を自身の裁量で選ぶことができると事例を交えてお話しいただきました。
今は子育て真っ盛りなので子どもと過ごす時間もきちんと取りたいのですが、子育てが落ち着いたら仕事の比重をあげて働きたいと考えている私にとって、自分の志向やライフステージに合わせて働き方を選びやすそうだと感じることもできましたし、入社後の働き方をイメージすることもできました。


松井氏:私が2010年にアビームへ転職した時も他のファームを受けましたが、面接官の印象は社風とイコールだと思いましたし、判断材料にしていました。アビームの面接は基本的に「その人を深く知ろう」という気持ちで話をしていると思います。

アビームでの昇進。葛藤を乗り越えるきっかけになった「問い」

松井 理絵 氏
アビームコンサルティング X realization シニアマネージャー
松井 理絵 氏

―松井様がシニアマネージャーにプロモーションしようと思ったのはどういったきっかけでしたか。

松井氏:私は2022年にプロモーションしてシニアマネージャーになりましたが、そこまでには葛藤がありました。「職位が上がれば、これまで以上にチームビルディング力が求められる」と躊躇していたのです。

ですが、あるとき上司から「メンバーに『成長しているか』とたずねているが、自分は成長しているの?」と言われたときに、ハッとしました。
「プロモーションも成長の1つの形なのに、どうしてしないのか」と問われたわけですね。

それまでは、「別にシニアマネージャーにならなくても成長もできるし、楽しいし」と思っていたのですが、その問いが心に刺さったのと同時に、これから先、私自身が成長している背中を見せないとメンバーがついて来ないと思ったことがきっかけになりました。

―実際にシニアマネージャーになってみていかがですか。

松井氏:マネージャーになり、さらにシニアマネージャーになって、その度にビジネスに対して視座が上がりました。会社の経営課題、業界全体の課題に目がいきやすくなりますし、情報に対する感度も高まったと思います。それまで知らなかった仕事や働き方を知り、新たな面白味を得られました。私自身の成長を実感しています。

また、管理職になると時間労働ではなく成果主義になるので、結果が問われるようになります。これを厳しいと感じるかもしれませんが、自分が裁量を持って指示を出せる側に回るほうが、より柔軟に、より自由に働けるという側面もあります。
私は全社活動としてダイバーシティ&インクルージョンのイニシアチブにも入っていますが、そこで一緒に活動しているマネージャーにも「時間のコントロールがしやすくなった」という方が多くいます。

―マネージャーになると現場と距離ができてしまうことについて、どう捉えていますか。

松井氏:現場の方が楽しいことも多々あります。マネージャーは現場の細部にまでは踏み込まず、メンバーに任せるケースが多くなりますし、お客様との会話の機会も少なくなりがちです。
ただ、「どこまで現場に踏み込むか」についても、私自身の裁量でコントロールできるので、私の場合は、完全に現場からフェードアウトするのではなく、現場とは一定の接点を持ち続けることで、お客様との会話の機会を維持するようにしています。

アビームのマネージャーだからこそ実感できるコンサルティングの面白さ

―マネージャーになったからこそできた仕事にはどのようなものがありますか。

成清氏:中途採用の面接を担当していると、「アビームはITの会社ですよね」「他のことはできないのですか」とよく質問をされますが、マネージャーになれば自分の裁量で仕事をITに閉じた世界ではなく様々な領域へも広げていくことができると考えています。

私は2016年にアビームへ中途入社し、当初は大規模プロジェクトに関与していましたが、現在は1〜2名で動くような小規模案件をリードしています。これから企業で広く使われそうだと思う先端技術にも着目し、お客様の課題解決や新規事業開発において適合しそうなシーンがあれば積極的に導入を提案してプロジェクト化するような動きをしています。

先端技術の知識をインプットする上で、調査したり展示会に行ったりすることももちろん大事ですが、やはり実際に使ってみること、現場のフィードバックを得ることが重要です。お客様の課題を解決する先端技術を用いたコンサルティング業務を通じて価値提供しながら、私もお客様の生の現場を使って様々な検証の機会を得られ、そこから新しい知識や気づきを得ることができる。結果、提案内容にも磨きがかかっていく。これは双方にとって、とても良い関係性だと思っています。

―例えばどのようなプロジェクトを進められたのでしょうか。

成清氏:2年ほど前から建設業界のお客様を支援させていただいています。建設業界は現場の技術者が高齢化しており、近い将来の労働力不足の深刻化が危惧され、それに伴うさまざまな課題を抱えています。私が支援させていただいている企業では、少人数のスペシャリストが全国を飛び回って中古の建設機械の査定業務を行っているのですが、移動時間や交通費もかかりますし査定できる機械の台数も限られます。

私はそこに、XR技術を用いる提案をしました。例えば遠隔地にいる専門知識を持たない営業スタッフの方にスマートグラスをかけてもらい、現地の機械の状態をリアルタイムで映像共有しながら、リモートで査定業務に必要な指示を出せるようにし、査定結果も紙への記入からアプリ上への入力に切り替え、それもリアルタイムで共有し合えるようにしました。

これにより、査定できる台数が増えますし、時間やコストの削減にもなります。さらに、リモートで指示を受けている営業スタッフも徐々に技術が身につくので、将来的な技術者不足を解消する一助にもなります。このような実証実験を実施した結果、既存業務を見直す良いきっかけとなり、先ずは費用対効果が見合う領域から、本格的な導入が決まりました。

チャレンジングなプロジェクトでしたが、業界の抱えている課題に自分の裁量で目を向け、先端技術活用して複数の問題解決の一助になるソリューションとして形にすることができたので、大きなやりがいを感じました。Digital Tech Leapグループでは、基幹システム刷新等のITプロジェクトのみでなく、先端技術を用いた新規事業開発やDXプロジェクトにも力を入れており、今後益々案件も増えていくと思います。

「周りに助けを求めていい」というアビームの空気感とチーム力

渡辺 史子 氏
アビームコンサルティング X realization エキスパート
渡辺 史子 氏

―渡辺様は、マネージャーになってみていかがですか。

渡辺氏:私は、専門性を重視したスペシャリスト職としてキャリアを積んでおり、その中でマネージャー相当である「エキスパート」というポジションで仕事をしています。

エキスパートへのクラスアップに挑戦するか悩んだ時期はありましたが、ある本で女性のコラムニストが「機会があるなら管理職は経験したほうがいい」と書いていたのを読み、「長い人生の中でやったことがないことをやってみるのはいいかもしれない」とプロモーションの道を選びました。

私はスペシャリスト職なので、エキスパートにクラスアップした後も管理一辺倒ではなく、案件に深く入り込むことも多くあります。自分で手も動かすこともあり、メンバーへの技術サポートや、自ら部品を作成するなど、楽しみながらやっています。

また、私はローコード開発ツールを基盤とする高速開発サービスの立上げを2016年から行ってきました。当初は私と1人のマネージャーの2人だけで進めており、多くのクライアントにデモを見せながら提案活動をしたり、社内にツールを扱える人材を増やそうとセミナーを開いたりしていました。これらの活動もエキスパートになったことで、これまで以上に発信をしやすくなりました。今ではローコード開発ツールや私たちの取り組みの社内認知度が上がり、とても誇らしく感じています。

また、タイムマネジメントがしやすくなりました。私は2人の子どもを育てており、学校の予定などで中抜けしなければならないことがありますが、融通を利かせやすくなったと感じています。

―アビーム独自の強みだと思うのは、どのようなところでしょうか。

渡辺氏:社内では「孤独になりにくい」という話をよく聞きます。アビームは「みんなに頼っていいよ」という空気感がすごくあるんですよね。転職したてのマネージャーが「自分でやり遂げなくては」と抱え込みがちになる場面をたまに目にしますが、そういうときは既存のメンバーが自然に「もっと助けを求めていいよ」という空気を醸成しているように思います。

岡田氏:建前やお題目ではなく、チーム力を大事にしている会社だというのは強みだろうと思います。それは私が新卒で入社した時の面接でも感じたことで、入社の決め手にもなりました。

アビームではコンサルタント一人一人に担当カウンセラーがつきます。ただ、カウンセラーが男性だと、どうしても女性特有の相談はしにくかったりするんですね。そういった時に、社内の人はちょっとした顔見知り程度の関係でも気軽に相談に乗ってくれて、場合によっては問題の解決に向けて動いてくれたり、人につないでくれたりします。

育休や、資格取得、留学など自己研鑽のための休みなども取りやすくなりました。相談して嫌な顔をする人は少なくとも私の周りにはいないですし、むしろ背中を押してくれるような空気を感じますね。

渡辺氏:自分がエッジを立てるとか他者よりも抜きん出ることよりも、お客様のミッションを成功させることに熱量を注ぐ人がアビームには多い気がします。皆がそこを目指しているから、自分の知識を他者に渡すことを惜しまないですし、ミッションの成功を一緒に嬉しいと感じるのだと思います。

一人一人の「やりたいこと」を踏まえた挑戦の機会がアビームにはある

―岡田様は新卒入社からストレートでマネージャーまで上がってきたということですが、どのような点が評価されたとお考えですか。

岡田氏:一番大きいのは、メンバーがどういうことをやりたいかを踏まえて、そのために必要と思われる一段階上の挑戦の機会やポジションを用意してくれるところだと思います。そしてハードルを乗り越えられれば、正しく評価してもらえる環境があると思います。

順当にプロモーションしているというと聞こえがいいのですが、正直なところ若手の頃は常に評価が良かったわけではありません。あるとき、仕事を上手く進められずに気落ちしている私に、プリンシパルが「お客さんの顔、見えているか?」と問いかけてくれました。

お客様の顔が見えるということは、「お客様のため」を考えて仕事ができるということです。当時の私はなかなか越えられないハードルを前に、とにかく目の前のことをこなすので精一杯でしたが、視野を広げ、視点を変えて進めることで仕事の質も変化し、信頼や評価に繋がるということを教えてくれたのだと思っています。

職位が上がるにつれて求められるものが変わり、その水準も上がります。その都度、次の職位で求められる素養や、自分のやりたいことに対してどのようなプロジェクトで、どういうポジションを経験するとそれが実現できるかを、上司やカウンセラー含めて組織として一緒に考え、挑戦させてくれました。その結果、自身が成長することができ、マネージャーにクラスアップすることができたのだと思います。

アビームでは、自分の「軸」を持ちながら多様な人々と協働できる人を歓迎

―最後に、どのような方に入社してほしいか、どのような方がアビームで活躍できるかをお聞きしたいと思います。

渡辺氏:自分の「やりたいこと」をはっきり言える方という意味で、「素直な」方がよいですね。会社に引き上げてもらうのを待つのではなく、能動的に「自分が会社を使って実現するんだ」くらいの心持ちで取り組める人であれば、アビームで活躍できると思います。



岡田氏:面接官をする時は、主語が「自分」ばかりに偏っていないかどうかを気にしています。お客様や社内の人と一緒に仕事をする上で、気持ちよく接することができる人に来てほしいですね。過去のキャリアも大事ですが、一緒に仕事をしたいと思うのはそういう人だと思います。



成清氏:「今」持っている知識やスキルではなく、「今後」新しいことを取り込むことに対して前向きな方がいいなと思っています。事業会社をいくつか渡り歩いた人でさえ、持ち合わせている知識はある意味局所的です。コンサルタントとしてやっていく上では、絶対に新しい知識が必要になります。それを吸収するモチベーションを持っている方であれば、育てられると思いますし、自ら育っていただけると思っています。



川村氏:今ではどの会社も「ダイバーシティ」と言っていますが、私はアビームで働くようになって、「ダイバーシティってこういうことなんだ」と実感しています。現在私が入っているプロジェクトは、ITではない業界出身の転職者の方も多くいて、皆さん多様なバックグラウンドをお持ちです。そのような中で、個性を生かしつつチームとして仕事を楽しめる方、自分を高められる方がアビームにはフィットするのではないかと思います。



松井氏:仕事を通じて成長したいという気持ちがある方と一緒に働きたいと思っています。成長というのは、自分自身のスキルアップだけでなく、チームの成長も意識できる方が嬉しいです。
アビームには、さまざまな強みを持った方が集まっています。それぞれの強みを持ち寄り、おたがいを補い合いながら、難しい課題にチームで挑み、解決させています。 チームが強くなると、たくさんの気づきを得ることができます。私も上位者はもちろん、メンバーからも日々たくさんの気づきをもらっています。その気づきを自分の中に取り込むことで、自身の成長につなげていただけると思います。



女性マネージャー5名

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