パレクセル・インターナショナル株式会社採用情報
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採用企業インタビュー世界をリードするCROパレクセルには“臨床開発を極める”というトップの信念があった  パレクセル・インターナショナル株式会社 代表取締役 中森 省吾 氏

世界の医薬品市場においてCROとしてトップ3のポジションにあるパレクセル・インターナショナル。2011年アメリカのCROクオリティ・ベンチマーキング・レポートにおいては、最高位を獲得。サービスの質と顧客ロイヤリティの高さが世界で認められています。最重要市場に位置づけられている日本では1995年にサービスを開始し、1997年に設立された日本法人は、東京・大阪・神戸の3拠点、4オフィスを軸に、グローバル企業の強みを存分に発揮し、高品質のサービスで成長を続けています。
医薬品開発におけるクオリティを重視する姿勢は、社内教育制度の充実、ゆとりある勤務環境づくりにも表れています。同社の代表取締役の中森省吾氏に、CROビジネスの現状や今後の展望、同社の戦略や必要とされる人材まで、JAC Recruitment 代表取締役社長の松園健がお聞きしました。

日本で20年を迎えたCROビジネスとは

写真:中森 省吾 氏
パレクセル・インターナショナル
代表取締役  中森 省吾 氏

松  園 :パレクセルさんは日本でサービスを開始して20年目を迎えられたそうですね。おめでとうございます。

中森氏:ありがとうございます。今年2015年は、パレクセル日本法人の20周年を記念したシンポジウムなども開催しています。

松  園 :今回は、御社のお話はもちろん、日本CRO協会の専務理事でもある中森社長ですので、今や製薬業界で重要な位置を占めるCROの歴史から、未来を見据えたお話までお伺いできると楽しみにしています。まずはCROの成り立ちからお話いただけますか。

中森氏:日本のCROビジネスは、日本のパレクセルの歴史とほぼ同じく20年ほど前から始まりました。元々製薬会社には開発部門があり、開発に携わる人間を沢山抱えていたのですが、開発は定期的なものではなく、立ち上げ時には人数を必要としますが、メンテナンスには人数を必要としないこともあり、フレキシブルに外部に委託してはどうかという経営側の判断から始まりました。

写真:松園 健
JAC Recruitment
代表取締役社長  松園 健

しかし最初は風当たりも強く、うまくいかなかった。実は当時、私は製薬会社の開発部門にいて、現場で「大事な開発部門を外注化するなんて、うまくいくはずがない」と言っていた側だったのですが(笑)、この20年で状況は一変。CROは医薬品開発に欠かせない存在になったといっていいでしょう。

CROのサービス領域は、プロジェクトごとのモニタリングやデータマネジメントから始まり、企画支援、安全性情報、薬事申請、非臨床試験など、広範囲です。日本のCROビジネスが始まってから10年ほど経つ頃には理解も進み、製薬会社とCROの連携がとれてWin-Winの関係に。そのうち治療領域全部を請け負う例も出てきました。例えば循環器すべての開発を1つのCRO企業が担当するというビジネスモデルです。グローバルでは、大きな製薬会社がCROとパートナーシップを結んで、開発ポートフォリオやCROのリソースを開示しあうことも多いですね。それがCROビジネスの大きな流れです。会社によって請負分野はさまざまですが、今では多くの製薬メーカーの重要な開発業務を、私たちCRO企業が担っています。

また、この2~3年前からの新たな流れとして、製薬会社から「パッケージで委託するのではなく、使いたいサービスだけを選びたい」という要望も増えてきました。我々CROが、さまざまなサービスを提示して、その中から製薬会社がいくつかを選んで契約するということです。今までは、「幕の内弁当」で提供していたものを、今度は「アラカルト」で選んでいただくといった感じですね。今後、そういったサービスに対応できないと、生き残れないかもしれないという予感があります。

群雄割拠のCRO業界の現状とパレクセルのこだわり

写真:中森 省吾 氏

松  園 :従来のように、製薬メーカーが全部自前で、大量のコストをかけて開発していた時代から、機能分化する時代への変化を背景にCROビジネスが誕生し、この20年で一般化して、今はさらに、次のフェーズを迎えているのですね。年間6~7%の成長が見込まれる成長産業でもありますよね。
さらに御社のように規模、資金力、ナレッジなどを含めて、グローバルで圧倒的な強みをもつ企業の他にも、日系企業など多くのCROがありますが、どのように棲み分けが行われているのでしょう。 

中森氏:現状のCRO業界は、当社のように世界51カ国に展開するグローバル企業もあれば、内資の100人規模の会社まで、両方存在する珍しい業界だと思います。普通だったら、淘汰されると思いませんか?しかし、お客様のニーズが多種多様なのです。開発の仕事は上流から下流まで沢山あり、複雑に分かれていて、製薬会社がCROに任せるとなれば細分化する必要がある。そこで全部を外注化できる会社もあれば、ある部分だけという会社も出てくる。そのために多様なニーズに応えるCROが存在していて、同じCROといってもサービスラインが全然違うこともあります。ただ利益率に関しては、大手と小規模な会社では、かなり差があるのではないでしょうか。

松  園 :なるほど。また、企業によって経営のノウハウやマネジメント力の差も大きいのではないかと思います。御社のようにグローバル企業であり、しかも領域、疾患のラインナップが充実していて、案件も多いとなると、働く立場からすると、とても成長できる環境だと思いますが、パレクセルさんならではの優位性は、どこにあるとお考えですか。

中森氏:ビジネスのチャネルがグローバル規模なので、日系企業とのフィールドの違いは大きいと思います。グローバルの混成チームがあり、そこで働く大きな醍醐味を味わうことができます。
今はどこの企業も、一生懸命に良いサービスを提供するために切磋琢磨しているので、圧倒的な差別化を図りにくいのが現状です。ただ、私たちの会社にはこだわりがあります。

写真:松園 健

パレクセルは、臨床開発に特化して「ワンストップ」でサービスを提供するという哲学を貫いています。これは会長の信念です。私自身が会長と話をして、その熱い想いに非常に魅力を感じた部分でもあります。最初の開発から、最後の販売に至るまでワンストップ。日本でも世界でも、どこでも同じサービスが提供できるように取り組んでいます。
クライアントの意向や薬事規制の変更によって新しいサービスが必要になれば、そのサービス事業を得意とする企業を傘下に入れるなどして、自社に組み込むようにします。そのかわりMR、SMO、工場などはやりません。
当社は基本のサービスであるモニタリングとデータマネジメントをキープしながら、臨床開発のためのITソリューションやコンサルティング等の周辺サービスを充実させていき、毎年10~15%の増収をしています。お客様にはいつも、「私共ならワンストップで、開発戦略立案から薬価交渉の支援までできます」という話をしています。

松  園 :臨床開発だけで勝負。まさに選択と集中ですね。臨床開発を目指す人にとっては開発の最初から最後まで携われるチャンスがあり、いろいろな治験が経験できる可能性があるということ。そして会長をはじめ、経営方針の軸がしっかりしていて、ぶれないというのは働く立場にとっては、やはり安心です。

世界からみた日本のCRO市場と展望

松  園 :一方、将来に目を向けると、日本の人口減やグローバル化、そして政治の影響なども無視できない製薬業界で、今のCROビジネスを取り囲む状況、そして今後の展望については、どのようにお考えですか。

中森氏:日本は市場が大きいので、昔からグローバルの中でも優遇されてきました。でも、今はシェアが10%前後に下がってきています。それに比べて、例えば中国。治験が国内で停滞している感がありますが、今後は大きな市場になるかもしれない。かつて製薬は日本、ヨーロッパ、アメリカの3極で展開してきましたが、各国の市場が成長して7極、8極になろうとしています。そうなると、グローバルで資源を共有しながら、なるべく早く薬を出すという流れになってくる。当社はグローバルで展開しているので、その波が来ていることが、ひしひしと感じられます。
例えば今までは日本には必ず新薬が入ってきていましたが、最近はアジア全体には入っても、日本は後まわしになることさえある。日本の製薬業界の独自性がグローバルのスピードに追い付いていないと世界に判断されている面があるからです。

現在、治験に関するCRO協会の統計によると、日本一国で実施する治験と、それ以外を分けた場合、その比率は半々。しかし私は今後、40対60とか、35対65の比率になり、大部分がグローバルやアジアスタディになっていくだろうと考えます。今後は、それに耐えられる体制があるかどうかが問われるでしょう。ジェネリック医薬品と新薬に関する政府の姿勢も、今後のビジネスを考えると注視していく必要があります。

これからを見据えたパレクセルの戦略

松  園 :やはり、グローバルの影響力は強まっていくという流れなのですね。そんな中で、御社が今後を見据えて特に注力していることはありますか。

写真:中森 省吾 氏/松園 健

中森氏:当社は臨床開発に特化し、クリニカルオペレーションから市販後の部門までありますが、大きな強みとして、製薬メーカーが開発戦略をどう立てるかを相談することができるコンサルテーション部門をもっています。これは他の日系CROにはないサービスです。
PMDA(医薬品医療機器総合機構)への薬事戦略相談もサポート可能で、メインにプレゼンするといった支援もできる。日本でのサポートを必要としているバイオベンチャーなどと早期に良好な関係が作れれば、次のフェーズはついてきます。
5年ほど前からパレクセルは本格的に取り組んでいて、アメリカではFDA(アメリカ食品医薬品局)の元査察官などのレビュアーが在籍していて、ヨーロッパでもEMAの元査察官などを擁して展開しています。日本でも、元PMDAの人に加わっていただこうかと考えています。

松  園 :御社の強みである上流の臨床開発の中でも、開発戦略のコンサルティングをさらに強化してサービスに付加価値をつけていくという方向性ですね。

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