position
position

英国(イギリス)/欧州の現地生活・就労許可証(ビザ)情報

  1. 海外
  2. 転職マーケット×海外勤務

公開日:2021/10/15 / 最終更新日: 2024/03/18

イギリスで働く

イギリスでの就労には、就労可能なビザの保有(結婚など)、もしくは、就労ビザを企業にサポートしてもらうことが必要になります。イギリス政府は、イギリスでの労働許可を取得するにあたり、ポイントベースシステムを採用しています。就労およびビジネスに関わる形態や目的によって、Tier1~5のカテゴリに分けられた様々なタイプの労働許可証があります。
詳しくは下記UK Border Agency(イギリス国境庁)ウェブサイトをご覧下さい。
http://www.bia.homeoffice.gov.uk/workingintheuk/

労働許可証を得るには?

いずれの労働許可を得る場合にも、現在のイギリス内経済および就労事情が、イギリス民・またイギリスで自由に就労可能な国籍者(EU諸国など)以外の国籍者の就労可能性に大きく影響します。まずはイギリス国民、続いてEU国籍者への雇用機会が行き渡り、社会が安定して経済が潤うことが、現在のイギリス政府の大きな課題となっているからです。 この状況下で、あえてそれ以外の国籍者に雇用機会を与えるVISAを発行するには、その許可を受ける人材において、イギリス内で既に就労可能な人材ではカバーできない、またイギリス社会・経済が豊かになることに貢献できる能力があることが前提となります。

Tier2 General: (企業申請)

雇用主(企業)がイギリス現地にて申請。個人申請は不可。
申請にあたっては、企業側のスポンサー登録・経営状況の審査(監査済み会計報告書、年次報告書の提出)なども必要。
UK/EU国民の雇用だけではまかなえない分野・職種のポジション(UKBAに指定職種一覧有り)に発給されるため、企業側は「イギリス国内で求人広告など求人活動(28日間、証明要)を行ったが、適任者が見つからなかったため、日本人労働者を雇用する必要がある理由」を明示、その他学歴および経歴の証明書(CV)を提出する。

以下の基本条件を満たしていることが申請の目安
1.大学学部卒業以上の学位
2.無期雇用(いわゆる正社員)としての職務経験(3~5年以上)
3.英語力、ほかマネジメント経験、ビザ申請ポジションの職務内容に通じる専門性など

申請条件を満たしていても必ず許可がおりるとは限らず、企業側にとっても時間とコストがかかる上にリスクが高いので、イギリス内では既に現地で働けるビザをお持ちの方を優先的に採用することが主流です。

ロンドンで暮らす

一般的にロンドンの物価は高いと言われています。住居についても東京のワンルームマンションとほぼ同額の家賃で、 他人と共同生活をするフラットシェアの形態を選択している方も大勢いらっしゃいます。地下鉄・バス料金や公共料金は、最近数年毎年10%前後の値上がりが続いています。 20~40%となる高額な所得税も考慮すると決して「楽な暮らし」ができるわけではありません。
その反面、6ヶ月以上滞在する方は、公共の医療機関NHSが利用できるため医療費が無料になります。(*日本語が通じる有料の医療機関をご利用の方も多くいらっしゃいますが、現地の無料医療を利用されている方も同じく大勢いらっしゃいます。)また、博物館や美術館が基本的に入場無料であるなど、文化的な生活が安価に楽しめます。 東京都心部のスーパーの商品価格と比べるとほとんど同じような物価ですが、物によってはロンドンの方が幾分か安い場合もあります。

住居

賃貸物件に滞在する場合、カウンシルタックスと呼ばれる住民税や光熱費などは個人が払います。一般的に不動産会社への礼金は不要ですが、1ヶ月~3ヶ月の敷金(Deposit)が必要です。 Depositは退去時にクリーニング費用などを差し引かれた後、残金が返還されます。

交通

ゾーン1&2内の地下鉄の片道料金は4.90ポンド(2018年12月)。プリペイド式のOyster Card(発行料金5ポンド:デポジット)やクレジットカードなど、キャッシュレスを利用すると2.90ポンド(ピーク時)、2.40ポンド(オフ・ピーク時)になります。週末は主要路線では24時間運行しています。
バスはロンドン全域で1回乗車1.50ポンド。バスはキャッシュでは乗車できません。深夜でもナイトバスがロンドン全域の要所を網羅しており、タクシーに頼らず帰宅することが可能です。

食費

ランチ、ディナーを問わずレストランなどで主菜8ポンド前後から。サンドイッチは2ポンド前後から。 パブでラガービール1杯(1パイント=約568ml)は4ポンド程度。ロンドンには日本食レストランや日本食料品店(特に北部・西部)が多いという便利さもあります。ここ数年の日本食ブームもあり、 街中のいたる所に日本食/ジャパニーズフュージョンレストランがあります。

この記事の筆者

株式会社JAC Recruitment 編集部

株式会社JAC Recruitment

 編集部 


当サイトを運営する、JACの編集部です。 日々、採用企業とコミュニケーションを取っているJACのコンサルタントや、最新の転職市場を分析しているJACのアナリストなどにインタビューし、皆様がキャリアを描く際に、また転職の際に役立つ情報をお届けしています。