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グローバル転職マーケット

【グローバル転職マーケット】国内の景気・雇用は引き続き急速に改善

6月に入り国内の景気・雇用は引き続き急速に改善(2011/07)
年後半から、長期的に成長していくことが見込まれる日本経済。今月の最新のデータもその見込みを裏付ける結果となっています。急速に改善していく景気の中で、採用マーケットは今後、どのような動きになるのでしょうか。転職をお考えの方はご注意ください。
Global
米景気の回復は鈍化した状況にあり、6月の米雇用者数は+1.8万人となり、前月に引き続き市場予想(10.5万人)を大きく下回る数値となりました。また、6月の米失業率は9.2%と3ヵ月連続での悪化となりました。但し、先行きを悲観する必要は現時点ではないでしょう。

他の各国の雇用状況はPick up Dataのとおり、やや改善傾向にあります。

一方、気がかりなのは、欧州におけるギリシャ金融危機等の不安定要因です。ただ、当面、それによって雇用が大きく悪化することはないと思われます。

総じて言えば、Globalの求人動向は、欧米の景気に不安要素を抱えるものの、安定した方向にあるといっていいでしょう。

ただし、欧米の景気が低迷した場合、東日本大震災ではすまないレベルのダメージがあることは、2008年末に世界同時不況で経験したとおりですので、注意が必要です。その意味では、転職等の行動は、早目に行うのが安全と言えるでしょう。
Japan
≪景気≫
5月の景気動向指数は前月比+2.4の106.0と引き続き回復しました。
6月の景気ウォッチャー調査の結果も、雇用の現状判断DIは前月比+16.8の53.4と、急激に改善が進んでいます。先行判断DIについても、前月比+7.7の57.0と、さらに改善しています。

東日本大震災に伴うサプライチェーン問題については、急速に回復しました。

点検入りの原発の再開が不確実になってきているため、節電の影響範囲は全国に広まる気配を見せています。一方、東京電力管内では、電力に余裕が生じているようです。

消費自粛・原発の海外評判などの影響は、今後も続くと思われます。

≪採用マーケット≫
景気は急速に回復していますが、元々あまり低下していないコア人材の採用に関しては、大きな影響はないでしょう。

コア人材の採用同様に回収期間の長い投資である、設備投資、新卒採用等も、強気の動向が出ています。一部のメーカーに関しては、東日本大震災による採用の停滞が発生していますが、全体としてはほとんど影響はありません。

一般の採用市場に関しては、前月わずかに低下した有効求人倍率(0.61)が横ばいになっています。
求人広告掲載件数は、前年同月比+11.8%と引き続き増加しています。

コア人材の採用動向は、震災前から横ばいの傾向が続くと思われます。
◆筆者 黒澤 敏浩(くろざわ・としひろ)
ジェイ エイ シー リクルートメント フェロー。グローバル転職マーケット分析の第一人者。同社における豊富なコンサルティング現場の声と、データに基づいた分かりやすいアドバイスには定評がある。同社においてコンサルタントの後、人事・事業企画などを担当し、現職。中小企業診断士。日本証券アナリスト協会検定会員。CCE,Inc.認定GCDF-Japanキャリアカウンセラー。日経経済知力テスト(NIKKEI TEST)で全国1位の記録を持つ。東京大学卒。

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