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グローバル転職マーケット

【グローバル転職マーケット】コア人材採用は震災前から横ばい

5月に入り国内景気・雇用は上向きに反転。コア人材の採用は震災前から横ばい (2011/06)
震災による景況の低下は5月に入り反転しています。雇用に関しても同様です。日本経済は年後半から長期的に成長が継続するでしょう。
中途のコア人材の採用については、非正規雇用等と異なり、震災による採用の低下は小規模に抑えられています。転職活動は躊躇せず油断せず進めるのが適切です。
Global
5月の米雇用者数は市場予想を大きく下回る数値となりました。また、5月の米失業率は2ヵ月連続での悪化となりました。米景気の回復は鈍化した状況にあると言えます。ただし、先行きを悲観する必要は現時点ではないでしょう。

他の各国の雇用状況はまだら模様になっています。

リビア戦争含むアラブの動乱、ポルトガル金融危機等の不安定要因はありますが、当面、それによって大きく悪化することはないと思われます。

総じて言えば、Globalの求人動向は、世界経済の安定成長を背景に、安定した方向にあるといっていいでしょう。
Japan
最初に、今回の震災で被災された方に、心よりお見舞い申し上げます。

≪景気≫
4月の景気動向指数は回復に転じました。ただし、3月の「外れ値刈り込み無し」の落ち込みを勘案すると、引き続き低い値と考えるのが妥当ともいえます。(第一生命経済研究所新家義貴主席エコノミスト

計画停電・消費自粛・サプライチェーン停滞・原発の海外評判などの影響は、今後も続くと思われます。

一方、5月については、景気ウォッチャー調査を見ると、大きく改善しています。また、2-3ヵ月後の先行きの見方も大きく改善しています。

≪採用マーケット≫
コア人材の採用に関しては、大きな影響はないでしょう。それは、もともと、企業戦略に不可欠な部分の採用(欠員補充・戦略部門)に絞られており、減少する要素が少ないからです。

コア人材の採用同様に回収期間の長い投資である、設備投資、新卒採用等も、強気の動向が出ています。一部のメーカーに関しては、採用の停滞が発生していますが、全体としてはほとんど影響はありません。

一般の採用市場に関しては、有効求人倍率が17ヶ月ぶりに下がる展開となりました。求人広告掲載件数は、被災者のために無料で掲載している求人なども含まれますが、増加しています。

以上のとおり、景気動向により、採用意欲に多少影響が発生していますが、 コア人材の採用動向自体には大きな変化はなく、横ばいの傾向が続くと思われます。
◆筆者 黒澤 敏浩(くろざわ・としひろ)
ジェイ エイ シー リクルートメント フェロー。グローバル転職マーケット分析の第一人者。同社における豊富なコンサルティング現場の声と、データに基づいた分かりやすいアドバイスには定評がある。同社においてコンサルタントの後、人事・事業企画などを担当し、現職。中小企業診断士。日本証券アナリスト協会検定会員。CCE,Inc.認定GCDF-Japanキャリアカウンセラー。日経経済知力テスト(NIKKEI TEST)で全国1位の記録を持つ。東京大学卒。

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