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グローバル転職マーケット

【グローバル転職マーケット】景気の落ち込み続くも、コア人材の採用横ばい (2011/03)

景気の落ち込み続くも、コア人材の採用は横ばい傾向 (2011/05)
震災により、景況は予想通り一時急低下しています。しかし、リーマンショック後に比べれば、景況感が良いと感じている企業も多いのが特徴です。日本の経済成長は一時停滞しますが、年後半からの長期的な成長は継続するでしょう。中途のコア人材の採用については、非正規雇用等と異なり、採用自体の低下は小規模に抑えられています。転職活動は躊躇することなく進めるのが適切です。
Global
4月の米雇用者数(農業部門除く)は、前年同月比+24.4万人と、市場予想を大きく上回りました。
4月の失業率は9.0%と、前月比+0.2ポイントと8ヶ月ぶりに悪化しました。

リビア戦争含むアラブの動乱、ポルトガル金融危機、日本からのサプライチェーン、報復テロ等の不安定要因はありますが、当面、それによって大きく悪化することはないと思われます。
総じて言えば、Globalの求人動向は、世界経済の安定成長を背景に、基本的に良くなる方向にあるといっていいでしょう。
Japan
最初に、今回の震災で被災された方に、心よりお見舞い申し上げます。

≪景気≫
3月の景気動向指数は-3.2の103.6と落ち込みましたが、外れ値刈り込みの影響が大きく、実際は-9.6ポイント(の97.2)で、100を割り、マイナスの方向になっているとのことです。
(第一生命経済研究所 新家義貴主席エコノミスト)

また、計画停電・消費自粛・サプライチェーン停滞・原発の海外評判などの損害で、4月も低迷が続くと思われます。

一方で、個別企業による違いが大きいのも特徴です。
景気ウォッチャー調査(4月)では、現状判断DIについて、「良くなっている」「やや良くなっている」との前向きの回答が、前月よりは減ったものの全体の約9%を占めており、リーマンショック後の2008年11月調査の3.2%に比べても、圧倒的に高い比率であることが分かります。

≪採用マーケット≫
コア人材の採用に関しては、大きな影響はないでしょう。それは、もともと、企業戦略に不可欠な部分の採用(欠員補充・戦略部門)に絞られており、減少する要素が少ないからです。

一部のメーカーに関しては、採用の停滞が発生していますが、全体としてはほとんど影響はありません。

4月の景気ウォッチャー調査でも、雇用の現状判断DIを「悪くなっている」としている回答例は、ほとんどが非正規雇用や、ハローワーク、新卒の採用延期などのことを指しています。

外資系の国内・海外退避問題は、4月に基本的に解決しました。現在ではほぼ問題はありません。

以上のとおり、景気動向の停滞により、採用意欲に多少影響が発生していますが、採用動向自体には大きな変化はなく、横ばいの傾向が続くと思われます。
◆筆者 黒澤 敏浩(くろざわ・としひろ)
ジェイ エイ シー リクルートメント フェロー。グローバル転職マーケット分析の第一人者。同社における豊富なコンサルティング現場の声と、データに基づいた分かりやすいアドバイスには定評がある。同社においてコンサルタントの後、人事・事業企画などを担当し、現職。中小企業診断士。日本証券アナリスト協会検定会員。CCE,Inc.認定GCDF-Japanキャリアカウンセラー。日経経済知力テスト(NIKKEI TEST)で全国1位の記録を持つ。東京大学卒。

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