公開日:2021/10/18 / 最終更新日: 2021/12/07

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銀行業界におけるコンプライアンスポジションの採用動向

コンプライアンス態勢強化の背景


銀行の健全性を確保する上での重要なファクターの一つに、コンプライアンス態勢の確立があります。個人情報保護・反社会的勢力との取引防止・マネーローンダリング防止など、各種法令やルールを厳格に遵守する事が求められており、それにともなう当局の規制も一層厳しくなってきているのが現状です。
日本の当局である金融庁が提示する、業務の適切性に係る条項は、実に12個もの条項があり、更にその中に細かな対応が義務づけられています。

また海外に進出するメガバンク等は、上記に加えてFRBが定めるボルカー・ルールやバーゼル規制等、各国毎の規制・コンプライアンスルールを順守する事を求められており、そのための態勢強化が不可欠となっています。
そのため国ごとに異なる、当局の規制・コンプライアンスルールを順守すべく、各社毎に様々なコンプライアンス態勢の見直し、変革を行っています。
とりわけ、数多くの海外現地法人や拠点を有するメガバンク3行は、更なる強化が急務であり、多くの企業で組織強化にともなうポジションニーズが発生しています。

主な募集内容


銀行のコンプライアンス部門は、主に
①公正な貸出・販売
②個人情報保護
③マネーローンダリング防止
④当局対応
⑤組織内のルール制定・教育/トレーニング
⑥海外を含む各種部門毎のルール・規制対応
など、役割毎に組織が分かれていますが、特に現在採用が活発化している業務としては、①公正な貸出・販売・③マネーローンダリング防止・⑥海外を含む各種部門毎のルール・規制対応が中心です。

①公正な貸出・販売については、昨今話題となっている反社会的勢力との取引禁止や、政府からの要請により中小企業への貸出を増やすことなどに即した、社内ルールの改正や支店・営業店への浸透などを行います。

③マネーローンダリング防止については、資金洗浄を防止するための態勢整備、グローバルで管理態勢の強化のためのシステム構築・改修などを行います。

⑥海外を含む各種部門ごとのルール・規制対応については、事業毎に本店(日本)にてルールを策定し、海外へ浸透させるとともに、各国ごとの規制に即したルールのカスタマイズとその指導・育成を行います。

求める経験、人物像


上記の背景・募集内容から、基本的には銀行での同業務経験者、あるいはコンサルティングファームにおける銀行向けコンプライアンスプロジェクトへの参画者が求められています。

しかしながら、銀行コンプライアンス部門は、一般的に営業現場を経験した後に配属されるケースが多い事、更には同分野が重要視されてきたのが直近10~15年である事などから、人材の層が限られており、転職マーケットにあまり多くないのが現状です。
そのため、企業によっては銀行での勤務経験があり、且つ英語力のある方などを、ポテンシャルにて採用しようとする動きもあります。また証券会社など、他の金融機関でのコンプライアンス業務経験者も積極的に受け入れようとしています。

上記の通り、信用力を重視する銀行だからこそ、コンプライアンス態勢の強化はなくてはならない重要なファクターであり、当局からの要請も大変強く、組織強化のために多くの銀行がコンプライアンス人員の増員をはかっています。

(2015/12/3)

この記事の著者

山岡

山岡

銀行 チーム

【得意分野】

業種 : 銀行・リース・カード

職種 : フロント/即戦力採用

企業タイプ : 外資、日系問わず


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