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【2024年】40代エネルギー業界の転職動向

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公開日:2021/10/27 / 最終更新日: 2024/01/09

FIT(再生可能エネルギーの固定価格買取制度)導入や、バイオマス、陸上、風力、洋上風力などの再生可能エネルギーの拡大…。変化が著しいエネルギー業界は、国のインフラを支えるという目的から、常に転職市場が活況な業界の一つです。近年では、電力やガス小売の自由化によって、新規参入する企業も急増し、業界外の経験やノウハウを求める傾向も顕著です。

そういった状況のなかで、40代以降のミドルクラスの人材は、組織をリードする中核人材として期待される存在です。しかし、転職を成功させるためには業界の動向を把握し、自分が活躍できるポジションがどこにあるかを見極める必要があります。

「競争が激しい業界で活躍できる人材になるには?」
「もうすぐ40代。安定した業界で、自分の経験やノウハウはいかせるだろうか…」
「エネルギー業界にチャレンジしてみたいが、どういう状況か情報収集したい」

そのように考えている方々は、エネルギー業界の「今」について抑えておきましょう。


エネルギー業界に特化した専任コンサルタントが、あなたの転職をサポートします。
業界における市場価値はもちろん、レジュメの効果的な書き方、面接対策、企業傾向の情報収集など、
JACのコンサルタントにご相談ください。


エネルギー業界における40代の転職動向


2000年代以降のエネルギー業界は、再生可能エネルギーの普及拡大や電力小売・都市ガス自由化などの背景から新規参入する企業が増加。現在もカーボンニュートラルに向けて採用においても同業界・異業界を問わず安定的に募集があります。

業界経験者へのニーズと年収の目安

エネルギー企業最大手など老舗の大手企業では、業界経験者の管理職採用のニーズは根強く、40代・50代で電力・エネルギー業界の経験者であれば、年収1200万円程度のポジションも珍しくありません。
また、参入が相次いでいる外資系企業は比較的年収が高く、専門職(スペシャリスト)採用の30代前半で1000万円以上のオファーが出ることもあります。


他業界からの採用ニーズの概要

大手も新規事業への投資に意欲的ですが、新しい分野に精通した人材は業界内には限られているため、エネルギー業界外からの採用が活発です。
例を挙げると、洋上風力発電に参入する企業が増加したことにともない、同事業の開発に関連する人材採用の募集も増加傾向にあります。しかし、洋上風力発電所の多くは北欧にあり、国内で立ち上げに携わった経験者は皆無に等しい状況です。そのため、海上プラントの立ち上げ経験などの、関連性が高いと思われるスキルや経験を持つ方に対象範囲を広げて採用活動を進めています。

エネルギー業界では、経験豊富であれば年代問わずニーズがある


国のインフラを支えるという目的に加え、エネルギーミックスやカーボンニュートラルなど10年後、20年後を見据えた変革を求められているという側面から、若手からミドル、ベテランにいたるまで、採用の需要が落ちることはありません。

40代が年収アップで採用されるポイント

40代はプレイヤーとしての経験が十分にあり、チームをまとめる役割が見込める年齢層であることから、スキルと経験がマッチするポジションであれば業界外からの転職であっても年収アップが見込めます。マネジメント経験がある方は採用でも高評価で、人事評価経験があるのが好ましいです。

ベンチャー企業の傾向

新たな政策の影響を受けて2000年以降に新規参入した企業やベンチャー企業では、老舗の大手エネルギー会社出身で発電所の立ち上げ経験者や売電事業のベテランは重宝される傾向にあります。古い人事制度が根強い老舗企業は60歳に到達すると、3分の1程度の年収で有期雇用契約に切り替わるケースが未だにあります。しかし、ベンチャーなど若い企業の場合は有期雇用契約の切り替えがないケースもあります。
大企業並みの待遇や福利厚生はありませんが、ある程度の収入を確保しながらこれまでの経験を生かして事業を自らの手で成長させるチャンスがあります。


 

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エネルギー業界外の方は新規事業で活躍するチャンス


エネルギー業界内のミドル・ベテラン層の需要もさることながら、業界内には無い知見やスキルを求めて、エネルギー業界外からの採用が活発です。
また、カーボンニュートラルの機運の高まりから、エネルギー業界の経験を持つ方が他業界のエネルギービジネスの立ち上げ責任者として活躍する機会も増えております。

未経験者は即戦力採用が基本

先にも述べたように差別化にしにくいビジネスモデルで生き残るために、各社とも独自の新規事業に積極的に投資を進めています。その多くはこれまでのエネルギー事業とは直接関係のない事業も多く、そのため外部から即戦力を採用する傾向が顕著です。
例えばモビリティサービスであれば自動車業界から、スマートコミュニティなど街づくり分野ではカーシェアリング業界や不動産業界など、エネルギー業界外からの転職実績も当社で増えている傾向にあります。
またカーボンニュートラルなど、ビジネスにおける歴史が浅く、先行きが不透明な領域については、エンタープライズ向けの製造業など関連する技術や経験を持つ人材を幅広く採用する傾向もあります。

ベンチャーマインドもアピールポイントの一つ

新規事業分野で活躍する方に共通しているのは、企業の規模を問わずベンチャーマインドが豊かでバイタリティがある方や、アイデアマンで行動力がある方です。職務経験も重要ですが、企業やチームの文化やマインドとの親和性が高ければ採用の可能性も上がります。
転換期にあるエネルギー業界で新しい事業の立ち上げにチャレンジしたい方は、ぜひJACリクルートメントにご相談ください。

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40代のエネルギー業界への転職を有利にすすめるには


エネルギー業界で40代のビジネスパーソンが転職を成功させるには、いくつかのポイントがあります。なかでも、自らの専門性を見つけて磨いておくことが重要といえます。
ここで指す専門性とは、単に一つの職種を長く経験してきたことではありません。その職種の中で具体的にどういった成果や経験を積んだのかが問われるのです。
ではいくつかの具体例を見ていきましょう。

営業職の場合

「一つの業界で20年間、営業を担当してきた」こと自体は、専門性には繋がりません。「法人向けのITソフトウェア業界で基幹システムのパッケージソフトウェアやSaaSの営業を担当し、年間10社の新規開拓を行ってきた」などの具体性と実績が求められます。

日系企業勤務の方の場合

日系企業であればジョブローテーションとして、数年ごとに異なる職種に異動し、専門性が磨きにくいという側面もあります。しかし、40代以降のビジネスパーソンの場合、ジョブローテーションで複数の仕事ができるのではなく、複数の仕事を経験した中で何ができるのかをアピールすべきです。


例えば、異なる部門との調整・交渉が必要な業務は、さまざまなポジションで発生しますが、プロジェクトにおけるリーダーシップや交渉スキルは転職活動において評価されるスキルの一つです。
「社外コンサルタントと連携して新しい人事評価制度を全社に導入。そのプロジェクトリーダーを担当した」 「小売業で社内のIT化プロジェクトを担当し、東日本50店舗のシステムを統合。リアルタイムの在庫状況の可視化、業務効率化に貢献」
といったように、自分のスキルをいかした貢献を蓄積することで、ローテーションが起きる環境下でも自分の強みを伸ばすことができます。

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将来のキャリア形成の方法


前述のような専門性は「何ができるか」に加えて、「自分が今後やりたいこと」と「業界の方向性」を見据えることも重要です。
前者はこれまでの経歴を棚卸しすることで、これまでの成果から整理することができるでしょう。また、後者は転職エージェントを通じて情報収集するのがもっとも効率的です。
業界に特化したコンサルタントは、国内外の企業担当者から業界動向や人材ニーズを日々ヒアリングし、経済紙や業界紙よりも詳しく的を射た情報を提供できます。


業界動向と人材ニーズの把握がカギ

電力小売業界で営業職としてキャリアを形成する場合、同業他社が非常に多い業界なので、単純な電力小売だけでは差別化できません。そのため、各社とも電気、ガス、インターネットなど複数の支払いを一本化できるようにして割引を提案したり、ポイント還元をしたりといった工夫をこらしています。さらに言えば、そうした工夫ですら当たり前になりつつあるので、蓄電池とセットのプランを提案するなど、ソリューション型営業の難易度はさらに上がっていく傾向にあります。

JACリクルートメントではこうした業界動向と求められる人材のニーズを常にリサーチし、相談に来られた方に合わせた情報提供と今後のキャリアパスをご提案しています。転職活動前の情報収集や自分の市場価値の把握に、転職エージェントを活用してみましょう。


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転職の失敗を回避する方法は?


無事に転職活動を終えて、気持ちを新たに入社したのに「失敗したかもしれない」という状況に陥る…。転職後に「こんなはずじゃなかった」と後悔するケースは誰にでも起きうることです。

「年収アップを見込んで転職したのに、思うような結果が出ずに年収が変わらない」
「業界を変えて新しい仕事でステップアップを目指したが、勉強不足で周りについていけない」
「転職先の社風に馴染めず、責任も重い状況で精神的に辛い」

こうした失敗をしないためには、どうすれば良いでしょうか。
その答えは「徹底して情報収集をする」ことに尽きます。入社後に経験する失敗や後悔の原因は、事前の情報不足が大半です。最近ではインターネット上の口コミ情報サイトを参考にする方も多いのですが、偏った情報や信ぴょう性の低い情報も混ざっているため信頼性に欠けます。

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転職エージェントを活用するメリット


転職エージェントは各担当者が企業担当者から直接ヒアリングするだけでなく、これまで支援した方から入社後のギャップや、他の転職エージェントを使った際の失敗談など、あらゆるルートで生きた情報を収集しています。もし、気になる企業について3社のエージェントに質問した際、同じ回答が得られたり、共通項があったりした場合には、非常に信ぴょう性が高いといえるでしょう。
さらに、転職エージェントを活用するメリット2点をまとめてみました。

①企業の人事担当者が持っていない情報も得られる

企業の人事担当に会社や配属予定部門の印象や、業界におけるポジションニングなどを質問することもできますが、総じて他社の情報には詳しくないため十分な回答が得られません。企業間の情報や転職に関する各社の動向は、公になっていないものが多く、ブラックボックス化しています。転職する方に向けて生きた情報を収集する転職エージェントを美味く活用することは、転職に失敗しない有効策になります。気になったことは積極的にコンサルタントに質問しましょう。

②オンライン面接による失敗を回避

JACリクルートメントでは、企業の担当者と直接コミュニケーションを取っているコンサルタントが、転職希望者様の転職をサポートしています。特に昨今はオンライン面接が増えたことで、人間性や雰囲気が企業に伝わりづらく、企業に直接応募された方が面接で苦戦する傾向にあります。しかし当社は、コンサルタントがご転職希望者と企業の間に入り、面接同席やカジュアル面談をアレンジするなど、オンライン転職活動時代に応じた転職サポートを提供しています。

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ミドル世代の転職は信頼できるコンサルタントを味方につけよう


転職の相談に来られる40代以降の方のなかには「これを最後の転職としたい」とおっしゃる方もいます。
ここで知っておいていただきたいのは、転職エージェントは転職したい時に利用するだけでなく、定期的に自分のキャリアパスを確認するパートナーとして活用してほしいということです。

コンサルタントはあなたのライフパートナー

欧米でよくあるように弊社の御登録者様も中長期的なキャリアプランに対する意識が高いビジネスパーソンが多く、転職を検討していない時期でもコンサルタントに業界動向や市場価値について情報交換することが珍しくありません。
ライフプランを相談し、保険や金融商品の見直しをするファイナンシャルプランナーのように、キャリアの相談において、コンサルタントと転職エージェントを利用しているのです。

日頃からコンサルタントとコミュニケーションを

これまでお伝えしたように、キャリアパスという観点から見た業界動向を把握するには、その業界に特化したコンサルタントを多数抱える転職エージェントがもっとも適しています。
コンサルタントは年齢を問わず、さまざまなビジネスパーソンの転職をサポートしています。変化が激しく先行きが見えない時代だからこそ、日頃から相談できる転職エージェントをうまく利用しましょう。

JACリクルートメントは1200名以上のコンサルタントが在籍する管理職・技術/専門職転職のエキスパート集団です。まずは情報収集として、今後のキャリア相談をするだけでも結構です。信頼できるエージェントとコンサルタントを味方につけて、ベストな転職を実現させましょう。

※本稿は執筆者の個人的見解であり、ジェイエイシーリクルートメントの公式見解を示すものではありません。

この記事を監修した転職コンサルタント

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須藤

エナジー&インフラストラクチャーディビジョン マネージャー

【得意分野】

業種 : CN(カーボンニュートラル)領域
職種 : 事業開発、設計・建設プロジェクトマネージャー、調達、O&M、プロジェクトファイナンス、AM
企業タイプ :中小~大手まで幅広く対応                



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