公開日:2022/07/28 / 最終更新日: 2022/08/08

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経験豊富なエグゼクティブ層に「ラテラルシンキング」はなぜ必要か?

常識にとらわれない新しいアイデアが求められる昨今、あなたはどのような対応をしていますか?

論理的な積み上げによる「ロジカルシンキング」や、客観的な視点で事実や仮設を検証していく「クリティカルシンキング」を活用している方は多いことでしょう。この2つは企業の人事研修でも採用されている思考法ですが、近年注目されているのが「ラテラルシンキング」です。

では、現状を打開するための全く新しいアイデアを生み出す思考法「ラテラルシンキング」について、見ていきましょう。

ラテラルシンキングとは?


ラテラルシンキングは水平思考とも呼ばれ、前提や既成概念にとらわれずに可能性を広げて答えを導き出す思考法です。そのため、新しいアイデアやユニークな発想を生み出す際に向いています。

では、ここで1つ問題です。

目の前に10個のオレンジがあります。このオレンジを3人で均等に分けてください

この問いに対して多くの人が10÷3=3.333…という計算をし、「3個ずつ分けて最後の1つを3等分する」と回答するのではないでしょうか。

ラテラルシンキングでは、前提や既成概念にとらわれずに考えるので、「目の前のオレンジをそのままの状態で均等に分ける」という前提を取り払い考えてみましょう。

  • ・オレンジをすべてジュースにして、3等分する
  • ・3等分して残った1個の種をまき、実った段階で3等分する

などが考えられます。

前者は「オレンジは個体である」、後者は「今すぐ均等に分ける」という前提を取り払い自由な発想から答えを導き出しています。ビジネスにおいても、無意識に「こうすべき」という前提から考えていないか確認しておきましょう。

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ラテラルシンキングの課題解決事例


ラテラルシンキングを提唱したエドワード・デ・ボノ氏自身が、ラテラルシンキングを使い、大きな課題を解決した「1984年のロス五輪」の事例をご紹介します。

ロス五輪以前のオリンピックでは、営利団体がオリンピックのスポンサーとして入ることが認められていなかったため、開催都市が費用をすべて負担することになっており、「オリンピックを開催した都市という名誉」だけがメリットでした。1976年のモントリオールオリンピックは、当時の金額にして約10億ドルもの巨額な赤字を出したことが報告されたこともあり、受け入れ側の負担が非常に大きく、開催都市に手を挙げる都市が目に見えて減っていました。

そこで、エドワード・デ・ボノ氏は講演会で「オリンピックに営利団体をスポンサーとして入れ、オリンピック開催都市が豊かになるようにしよう」と提案。結果、ロス五輪は2億ドル超の黒字で終わり、その後開催のオリンピックでは民間企業のスポンサーが入ることが主流となり、サッカーワールドカップなどほかの国際大会にも拡大したのです。

これまでの常識では考えられなかったラテラルシンキングの好例といえるでしょう。

ラテラルシンキングのメリットは、このように、常識にとらわれない柔軟な発想が得られるだけではありません。アイデアの論理性や客観的な正しさを検証する必要がなく、課題解決に直結するか否かを判断すれば良いので、結論を早期に導き出し、実行スピードを高めることができます。


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ビジネスパーソンがラテラルシンキングを活かせる場面は今後増える


これまでラテラルシンキングを中心に紹介してきましたが、ロジカルシンキングやクリティカルシンキングが有効ではなくなったということではありません。

むしろ、この3つの思考法を使い分けることによって、論理性が求められる場面と創造性が求められる場面の両方で的確な提案ができる人材を企業は今後強く求めるでしょう。

世界で最初にライドシェアサービスを発案したUberはスマートフォンとGPSを活用して、タクシーを利用する手間を大幅に縮小しました。Appleはボタンの無い携帯電話を目指した結果、スマートフォンを発明し携帯端末の歴史にイノベーションを起こしています。

こうしたイノベーティブなアイデアを量産することはできませんが、足元の小さな課題を解決できる場面は多くのビジネスシーンで存在しています。その小さな課題を解決し続けた経験が蓄積されることで、より大きなイノベーションを起こせる力が備わります。

経験豊富なエグゼクティブ層こそ身につけたいスキル

若手のアイデアをジャッジするエグゼクティブ層も、ラテラルシンキングを知ることは重要です。前例主義が根強く結果として大きな停滞を招いてきた日本経済において、前例や既成概念にとらわれないアイデアを採用する勇気や決断力を持ったリーダーは非常に希少価値の高い存在です。新規事業関連の中途採用では、候補者のキャリアを確認する際に、過去に失敗した経験から、どのようなことを学び、その後のキャリアに活かしたかをチェックする企業も少なくありません。

不透明な環境下だからといって失敗を恐れ、前例に固執し、新しいアイデアに批判的な意見を述べるだけでは、状況は打開できません。むしろ後退するかもしれません。ラテラルシンキングから小さな課題解決につながるアイデアが自由に飛び交うような場にマネージメントすることは、次世代のエグゼクティブ層に必要なスキルになっていくでしょう。

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ご自身では想像もつかないキャリアパスをご提案


これまでのキャリア・ご自身の志向性・人柄などを組み合わせて、キャリアチェンジを成功させる方は数多くいらっしゃいます。

一方で、ご自身で考えているだけではこれまでの枠を超えた新しいキャリアパスを発想することは難しいものです。業界と市場動向に精通し、多くのビジネスパーソンの転職を支援してきたプロのコンサルタントに相談することで、あなたにとってベストなキャリアパスを発見できる可能性も高まります。

実際にご相談いただき、異業界転職をされ年収アップに成功された事例をご紹介します。

現職のスキルが高評価、40代での異業界転職で年収アップ

T.T.さん
(男性/40代)

業 種
半導体メーカー
電機メーカー
職種
開発・FAE
購買戦略
年 収
950万円
1,100万円

自分では考えもしない企業、異なった角度からの求人紹介

これまで半導体メーカーでFAEとして勤めてきたので、どの転職エージェントからも半導体メーカーの求人を紹介されました。しかし、JACからはある電機メーカーの購買戦略のポジションを紹介してもらいました。

コンサルタントの方からは「半導体の部品選定に課題があり、半導体メーカーでの知見と回路設計の経験を活かせます」というアドバイスをいただきました。異業界で本当に自身の経験が活きるのか、正直なところ当初は不安でした。しかし、企業の課題や内部の体制など、求人票には記載されていない詳細な情報を伺い、自分の経験が活かせることが具体的にイメージすることができました。

コンサルタントの目線:現職の競合でないと年収が上がらないわけではない

今回は現職のお客様先の業界への転職で年収アップを実現されました。必ずしも同業界の競合転職でないと年収アップしないというわけではありません。昨今の製造業では、半導体の供給不足や次世代半導体の台頭から、半導体業界のプロを購買組織に置くケースが増えております。もちろん開発やFAEに強いこだわりを持つ方にはお勧めしませんが、自身のこれまでのエンジニアとしての知見を活かして、戦略・企画系職種だけでなく、購買や営業職など幅広いポジションをご提案することも可能です。

※事実をもとにしておりますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないように内容を一部変更しています。

各業界に特化した専任コンサルタントがサポート

上記の転職例は、製造業界での成功例ですが、JACには各業界職種に特化した140の専門チームがあり、専任コンサルタントがあなたの転職をサポートいたします。

まずはご自身のキャリアを棚卸し、現在の市場環境や人材ニーズを把握するところから転職活動はスタートします。具体的な退職時期が決まっていない方や情報収集中の方もお気軽にご相談ください。

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ラテラルシンキングを養う問題例


ラテラルシンキングには、さまざまな定番問題があります。皆様も同僚やプロジェクトチームのアイスブレイクに使ってみてはいかがでしょうか。

問題1.
ある夫婦の間に、同年同月同日同時刻に生まれた二人の息子がいた。しかし彼らは双子ではない。なぜか。

問題2. 
あるビルの10階に住んでいる男性がいる。彼は外出する際にエレベーターで1階まで降りる。しかし、帰りはエレベーターで7階まで行き、階段を上って10階の自分の部屋に着く。彼は歩くのが嫌いなのに、なぜそうするのだろうか?

回答例
問題1.の回答例 
彼らは双子ではなく三つ子であるため。

問題2.の回答例 
この男性は背が低いので(または幼い子供なので)、エレベーター内の1階のボタンは押せるが、10階のボタンが押せないため。


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