外資系ファッション業界の転職・採用動向

チーム】
【得意分野】
業種 : ラグジュアリーブランド
職種 : 営業、マーケティング、ロジスティクスなど
企業タイプ : 外資系・日系アパレル
- ■外資系アパレル業界の最新動向
- 外資系アパレル業界は、高価格商材を扱っているハイエンド層向けラグジュアリーブランドと、低価格商材でより広いマーケット層をターゲットとしているファストファッションの台頭により二極化してきています。5、6年前からその二極化が顕著になり、次々と新しいファストファッションブランドが日本に上陸しては売上、店舗数を拡大し、世間の注目を集めるようになりました。リーマンショックの影響もあり、個人の消費が低迷し、一方でラグジュアリーブランドから顧客離れが目立ち各ブランドが苦戦を強いられてきました。
- ここ1、2年景気が回復傾向にあり、ラグジュアリーブランドも顧客を取り戻しつつありますが、消費者の価値観が多様化しているため、どのように顧客を誘致し、売上を伸ばしていけば良いかのが各ブランドの課題となっています。
- そんな中、一昨年よりビジネスを好転させるため、または、ブランド再建のためのトップの交代という人事が目立っています。新しいトップを迎えたブランドの今後のビジネス展開が期待されます。
- ■管理職クラスの求人が増加傾向、異業種からの採用も積極的
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前述のようにトップが交代することにより組織改革が行われ、コンフィデンシャルな求人ニーズが増えています。例えばセールスやマーケティング職では、マネージャーからディレクタークラスなどの案件も出始めています。
また、ブランド再建に向けて、日本マーケットに合わせた商品選定ができるマーチャンダイズの責任者、消化率を上げていくインベントリーコントロールや、プランニング/アナリストのポジションなども出てきています。
採用の傾向の変化として、インベントリーコントロールやプランニング/アナリストのポジションは、これまで商材の経験が必須でしたが、新しいノウハウを取り入れるため、異業界からの採用も受け入れられ始めています。 - 異業種からの転職をお考えの方(例えば、金融業界からファッション業界への転身など)、当サイト掲載求人の詳細に興味がある方は是非、お問い合わせ下さい。
- ■これまで以上に求められる語学力
- 採用の傾向として、語学力への要求がこれまで以上に高くなっています。例えば、営業職の場合、日々の実務上で英語をほとんど使用しないため、これまでは語学条件が緩和されることも多かったのですが、ここ最近では、「最低でもメールのやり取りが可能な英語力を持っていること」という条件が増えています。それだけ、それぞれの部署が日本のマーケットを本国に伝えていくことが重要視されています。
- ■転職者へのアドバイス
- 求人ニーズは以前よりは増えているものの、基本的にはポジションが空くタイミングで求人が発生しますので、人気のある職種は倍率がとても高くなります。加えて、企業側の選考基準も上がっていますので、語学力アップなどを心がけていただくことをお勧めします。