中途採用の面接は新卒時とここが違う。効率的な転職対策とは?

転職を検討しているものの、面接は新卒時の経験しかなく、中途採用面接はどのようなものかと悩んでいる方は多くいらっしゃいます。
中途採用で企業が求めるものは、新卒採用時より具体的で、事前準備や努力が結果に結びつきやすいといえるでしょう。また企業の求めるものが具体的である分、応募者が企業との相性を測る場にもなります。ゆえに面接は、キャリアプランが明確なほど、転職の満足度を上げる場にできるといえます。
特に30代後半から50代の方の初めての転職については、十分なスキルと実績があっても準備が必要ですので、JAC Recruitment(以下JAC)のコンサルタントにご相談ください。

ここでは、新卒と中途採用面接の違いや具体的に準備しておくべきことを解説していきますので、ぜひ満足のいく転職につなげてください。


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新卒採用と中途採用の面接で企業が確認したいことは明確に異なり、転職を成功させるにはその違いを具体的に知っておく必要があります。そして、その違いとは即戦力になり得るかどうかです。

新卒採用では社会人経験のない応募者の将来性を評価せざるを得ません。第二新卒者の転職もほぼ同様です。しかし、中途採用の応募者には豊富な社会人経験があるため、自社に利益をもたらしてくれる能力があるかを企業は確認します。応募者がこれまでに取ってきた行動や努力、発想などを確認し、自社とのマッチ度を知ることが中途採用面接の目的といえます。

目的が具体的であるため、中途採用面接で聞かれることも以下のように具体的です。

  • 前職での仕事内容と成果(具体的な数値とともに)
  • 問題解決の手段と、それにまつわるエピソード
  • 身についた技能や考え方(具体的な実績とともに)
  • 退職理由

自己PRと志望動機が聞かれるのは新卒採用時と同じです。ただし、上記の質問への回答と同じく、企業が求める人物像と合致して即戦力になる人材であることをアピールすることが重要です。

新卒と中途の面接の違いを知った上でやるべきことは、「企業研究」「面接準備」「面接の練習」です。

企業研究を行う方法として「企業の公式ホームページ」や「新聞・業界誌」などが挙げられます。また志望する企業の採用情報が新卒採用ページや求人情報サイトに掲載されている場合は、そちらもぜひチェックしておきたいところです。具体的な内容については、以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてください。
企業研究

スキル・キャリアの棚卸しや自己分析をしつつ、企業が中途面接でよく聞く質問とその意図を理解し、答えをまとめておきましょう。

自己分析などは転職活動の目的そのものになります。転職で実現したいことや優先事項などを明確にしておく必要があります。自己分析などをとおして、以下の項目の優先順位を事前につけなければいけません。

  • 仕事のやりがい
  • 職務内容
  • 年収
  • 労働時間
  • 勤務地
  • 福利厚生の充実度

自己分析は新卒時と同様に書籍の活用や知人、家族に見てもらうなど、多角的にやるのがポイントです。社会人経験が豊富な場合は、面接用にスキルの棚卸しなども同時に行っているJACを活用するのもおすすめです。

中途面接でよく聞かれる質問は、以下の記事に詳しくまとめています。なお、回答をまとめるには、自己分析などの完了が前提となります。

転職面接でよく聞かれる20の質問一覧と回答例

自己分析などを経てよくされる質問への回答を作るだけでなく、面接練習をしておくのも重要です。面接には、キーパーソンを見抜くといったポイントがあり、シーンごとに求められるマナーがあります。また、当たり前ですが、求める人物像などは企業ごとに異なります。

面接の練習は、面接の練習は、頭の中でのシミュレーションや面接を受ける企業に知人がいるなら協力してもらって実施しましょう。さらに、誰かに協力してもらえない場合はスマホ動画を自撮りしたり、録音したりして、自分の姿を客観的に見てみることも大切です。
企業の内情に詳しく、求人の紹介やアピールすべき経験のアドバイスなども行っているJACの利用も検討してみてください。

転職面接力を鍛える練習方法を解説


新卒時と異なり、中途採用の面接で確認されることは具体的であり、社会人経験が長いほど準備なしで挑むのは無謀といえます。一方で、事前の準備を入念にして臨めば、中途面接は企業とのマッチ度を測れる有用な場にできます。客観的な強みの分析やスキルの棚卸しなどを確実にして、面接を有益な時間にしてください。

なお、入念な準備をしていても練習をしていないと、満足のいく成果は得づらくなってしまいます。優れたプレゼン資料やトークスクリプトを作っただけでは、最高の成果を得られないのと同様です。転職を希望する企業の内情に詳しい、JACのコンサルタントと、面接の練習を忘れずに行ってください。

この記事の筆者

株式会社JAC Recruitment 編集部

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