施工管理（建築系）職の経験やスキルを活かした仕事に就いている方、または就きたい方から寄せられる、現職や転職に関する不安や疑問に、Q&Aでお答えいたします。

Q. 転職するのに、有利な時期はありますか？

A.ありません。施工管理職は企業利益に貢献できる業務のため、多くの場合、通年、採用をしております。そのため、有利な時期というよりも、採用側の企業様に有利に展開できる転職エージェントと組むということの方が重要です。

Q.転職活動には、どのくらいの期間を見ておくべきでしょうか？

A.企業規模によるところが大きく、期間は企業様によりけりです。１回の面接で終わる場合もあり、最短2週間～最長3カ月の選考期間とお考えください。大切なことは、転職活動の完了を、現在の現場竣工に合わせないことです。

Q.アフターコロナと言われる今、転職活動はスタートするべきでしょうか？

A.結論は今だからこそのプラスもあります。業界がコロナ禍で得た教訓を活かしているためです。多忙な施工管理者を獲得すべく、オンライン面接は建設業界では実は根付いている企業が増えました。一方で、やはり対面面接を主張する企業も出始めています。その為、忙しさを考えると今だからこそとも言えます。

Q.会社の業績不振により、君はまだ若いからと、会社をリストラされました。転職活動ではマイナスイメージになりますか？

A.会社経営都合の場合は特に影響ございませんので、ご安心ください。

Q.40代でも転職できるのか不安

A.不安を抱く必要はございません。施工管理職の転職は、40代が優位に働くことも多い職種です。
若手の方にはまだ任せられない案件を、対応していただくことになります。それらが、企業にとってのノウハウの蓄積となると企業は見ています。そのため、40代での転職は非常に可能性があります。

Q.50代でも転職できるのか不安

A.不安を抱く必要はございません。施工管理職の転職は、50代が優位に働く事も多い職種です。
若手の方にはないご経験と実績は、今の業務だけでなく、企業内にノウハウとして蓄積されていくので、企業の成長に繋がります。そのため、50代での転職は非常に可能性があります。

Q.転職回数が多いことは、不利なのでしょうか？

A.他の職務とは異なり、企業規模を選択することにより、転職回数の多さという一般的な不利状況を防げる場合が多いです。また施工管理という職務上「回数が多いとマイナスのイメージ」というよりも、転職の理由や就業期間を注視される傾向にあります。

Q.今の会社を辞めてから転職活動をする場合、現職ではないということが不利に働きますか？

A.不利になる場合が多い印象です。職務の多忙さから一度離職しての転職活動は、業務調整能力や計画性が弱いと見られることがあるので、不利になる可能性はございます。

Q.年収アップの転職をするためのコツを教えてください。

A.先ずは施工管理職で役立つ資格を取得することです。もしくは、スピード重視で年収だけに重きを置くのであれば、施工管理職の経験が活かして、施工会社に発注する側の企業が良いかもしれません。
ただし、非常に大切なことが説明されていない場合が多いです。つまり、発注側に就くということは「技術キャリアは止まるということ」と、お考えください。発注側に就業しても、継続して技術キャリアに就業しても、日進月歩の施工管理業界の技術は、携わった方のみが獲得し、成長できます。異業種に転職して短期的に年収を上げるか、同業界に転職し、長期的にしっかりと資格と経験を得るか。この2種類の方法が、年収を上げるコツになります。

Q.希望年収は現年収からアップさせたいですが、可能でしょうか。

A.現在のご年収が、市場の相場との差異がある場合は、年収アップの可能性があります。ぜひキャリアコンサルタントにご相談いただければと思います。

Q.外資系企業に応募する時、気をつけるポイントはありますか？

A.外資系企業の場合、社内書類やミーティングが英語で運用されている可能性があります。TOEICなどの資格スコアよりも、実務として読み書き会話ができるかが重要となります。また決裁権が何処にあるのかは、選考において重要なポイントになります。

Q.未経験職種にチェレンジしようとしています。転職を成功させるには何が必要ですか？

A.最も成功確率を上げるには、施工管理職から異なる職種に挑む際に、ご自身の経験を少しでも活かせる職を選ぶことです。施工管理経験を活かし、営業や設計などの他職種に進む方もいらっしゃいます。これは、社会人経歴や業界経験がある前提のお話です。

Q.未経験入社の場合、給与は、求人広告や企業のウェブサイトに提示されている最低給与額からのスタートになりますか？

A.求人票はあくまで目安の年収になります。給与額の決定はご経験、現在年収、面接評価により決定いたします。

Q.未経験で応募する場合、書類の書き方にポイントはありますか？

A.企業が、”あなたを採用すべき理由”を考えやすいような内容にしましょう。仮に面接で好印象でも、採用には理由があるので、そこに結び付けられる経験を表現することが大切になります。

Q.一貫性のない転職をしてきた場合、書類上どのようにアピールすればよいのでしょうか？

A.一貫性が無く技能や業務に関連性がつけにくい場合でも、個人の成長という部分では繋がるものもあるかもしれません。そのため、先ずは個社ごとの業務内容を記載し、コンサルタントにご相談ください。

Q.資格は転職に有利になりますか？

A.業務関連資格は、転職および内定条件で有利になります。企業によっては、公的資格が就業条件となっている場合もあるので、資格を取得することで業務の拡幅だけでなく、良い転職先の確保に繋がる可能性はあります。

Q.複数の職種を企業が募集している場合、同一企業に複数職種応募することは可能ですか？

A.志望が業務でなく企業にある場合の例かと思われますが、企業の中では経験を重視するので可能といえば可能です。しかし、採用確率が上がることには繋がりません。

Q.前回、内定を辞退した会社に、再応募することは可能ですか？

A.内定辞退の方法と期間によっては可能ですので、その時の状況含め、コンサルタントにご相談ください。