国内市場の飽和状態、新規企業の参入による競争激化で一層市場環境が厳しいコスメ業界では、海外進出の動きを加速させている一方で、国内市場の建て直し、再構築に対する動きも進めています。
その1つとして独自ECの立ち上げ、既存ECモールとの連携強化など、EC分野への注力が目立つようになりました。
ECを消費者とのダイレクトコミュニケーション手段と捉え、新たな収益チャネルとして期待すると共に、マーケティングデータの取得、販売店の支援なども目的として、真剣にECを取り組もうとしています。
これらの求人では、化粧品という商品特性を考え、同業の化粧品ECサイト経験者、もしくは比較的近い商品特性を持つ食品のEC経験者が求められる傾向があります。また、広告代理店などでECサイトのマーケティングを経験していた方よりも「自社EC担当」経験者が重宝されることが多いため、自社EC担当経験を持ち、更にECの経験を積みたい方にはキャリアアップ、年収アップのチャンスです。
なお、ドクターズコスメ、通販コスメ業界では、当初からEC主体のビジネスモデルを構築してきた会社も多いため、新しいWebマーケティング手法を次々と取り入れ、EC業界でも参考にされる会社が多く存在します。
このような会社でもEC部門の人材需要は引き続き堅調です。
ファッション業界では比較的早い時期からECへ注力してきましたが、発展期を迎え、比例するように人材需要が高まっています。
例えば、109系ファッション業界では以前からモバイルECに積極的に取り組んできましたが、今後更なる進化の兆しが見え始めました。
ファッションショーなどリアルイベントとのコラボレーションで大成功を収めるなど、モバイルというデバイスの特性を生かした新たな取り組みに積極的です。このような企業では、Web経験1~2年であっても積極的に採用しており、EC、ファッション分野で経験を積み、キャリアを築いて行こうと考えていらっしゃる方にとっては、数少ない参入の機会になります。
また、ECモールに出展するファッションブランドの多くは、モールからの誘致でECを始めた場合も多く、MD(マーチャンダイザー)がEC担当を兼ねている場合もありましたが、ECでの販売が伸びるにつれて専任の担当者を置く企業が増えてきました。主にECモール企業への窓口や商品管理を担当する場合が多いですが、MD(マーチャンダイジング)とWebマーケティングの両方の経験を積むことができ、ECの基礎力を付けるには適したポジションです。
さらにファッション業界でSNS運用の専任担当者を置く企業が出始めました。
ECと直接関係がある訳ではないものの、最新情報を発信し続け、ユーザーとの関係性強化を担う仕事です。
SNSマーケティング領域は、ユーザーコミュニケーションによる販売機会増大という新たな可能性を秘めており、多くの企業が注目する一方で経験者がほとんどいないのが現状です。他業界、他職種においてもユーザーコミュニケーションのスキルを持つ方には、全く新しいキャリアへ挑戦するチャンスです。
ファッション・ブランドコスメ業界は、WEB系ポジションの年収が比較的高い特徴が見られます。中でも英語力に自信のある方は、英語に自信の無い方と比較してキャリアの選択肢が3倍程度まで拡がります。
特に外資系ブランドは全体的に年収も高く、ダイレクタークラスでは1,000万円を超える例も珍しくありません。
比較的年収の上限が低いと見られがちなWebマーケティング職種にあって、高い年収が実現できる可能性があります。企業が人材獲得へと動いている今、ぜひ積極的にチャレンジしてください。