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  • 日本人の就労事情
  • 日本留学経験者の就労事情
  • 経済・生活状況

写真:JAC Thailandのオフィスがあるビル近年好調な経済成長を遂げてきたタイも、2008年後半から世界的な景気減速の影響を受け始めている。特に電子部品などのエレクトロニクス産業や、自動車業界での冷え込みが大きい。その他の業界も2009年は厳しい状況になると見込んでいる。

日本人に対する転職市場は昨年と比べると全体的な需要は減りつつあるものの、景気減速を受けて日本人駐在員を削減し、新たに現地採用スタッフを代わりに採用するという企業が増えてきている。

また、欧米系、タイ系企業でも日本人に対する採用意欲は継続的にあり、これは業績悪化を日系マーケットの取り込みで食い止めようとする意向によるものである。

日本人に求められるスキル

殆どの企業で英語かタイ語のスキルが求められる。

  • 英語力・・・タイにおける日系企業・タイ企業においてはTOEIC600点程度でビジネスレベルとされる。タイ人とのコミュニケーション、英語でのメールやり取りが出来れば可、という求人が多い。文法が完璧でなくても、とにかく話そうとする姿勢があれば良し、とされる。しかし秘書、コーディネーターなどの求人の場合はTOEIC750点以上のスコアが求められる。
  • タイ語力・・・一般的にタイ語の能力は求められない場合が多い。工場勤務の技術者案件などでは英語よりタイ語が重要視される。読み書きの必要は殆どなく、日常会話中級レベル(納期確認、指示など)のコミュニケーションが取れれば可、という求人が多い。秘書、コーディネーターの求人では英語、タイ語ともに上級が求められる場合もある。

望ましい実践経験

  • 少なくとも日本において2年以上の職務経験を持っている事が望ましい。20代であれば経験内容よりも人柄、意欲で合否が決まる場合が多い。
  • また、日本人としてのマナーや礼儀などは当然求められ、アシスタント職の場合は、PC操作能力(Word、Excel、PowerPointなど)も必須。

一般的な待遇

給与例(タイバーツ)

職種 給与平均 勤務地
製造業関連の営業
(スタッフ~マネージャー)
4-25万 バンコク郊外
サービス業の営業
(IT、出版社など)
3-8万 市内及び郊外
サポート業務
(事務・秘書・コーディネーター)
4-6万 市内及び郊外
工場勤務
(スタッフレベル:生産管理・購買など)
4-6万 バンコク郊外・地方工業団地
工場勤務
(管理職:工場長、General Managerなど)
6-15万 バンコク郊外・地方工業団地

ボーナス

ボーナス:0~6ヶ月(企業業績により格差あり)

諸手当

  • 住宅手当や交通費は給与に含まれる場合が多い。また、工場勤務の場合には社用車(乗用車乗合や会社の交通手段)での送迎が行われる場合が多い。
  • 営業職の場合は、営業車両が支給される場合が多く、通勤での使用が可能な場合が多い。
  • 基本的に交通費、住宅手当、健康保険などの各種手当は、企業により異なるため、企業毎に確認が必要。

税金

  • タイの所得税は1-12月の暦年計算。税率は年間所得によって0~37%。
  • 納税者は、税務当局から送付される納税申告書に、会社が発行する給与証明書を添えて申告する。

就労ビザ Working Visa

ノン・イミグラント・ビザ B

  • タイへの入国目的が労働であり、入国後労働許可証を申請する場合は、このビザをタイ国外で取得している必要がある。通常2日かかる。
    しかし観光ビザ、留学ビザなどの滞在残日数が21日以上の場合は国内でのBビザへの切り替えが可能な場合もある。
  • 労働許可証取得後は、特例として入国日より最長1年の滞在許可の延長が可能。

労働許可証

  • ノン・イミグラント・ビザを得たら、タイ国内にて申請手続きをする。通常会社がおこなう。

※ビザ、労働許可証の取得に関する手続き等は頻繁に改正されるため、随時当局への確認が必要。

タイでの主な求人

給与(タイバーツ)

業種 職種 仕事の内容
求められる能力
給与
(バーツ)
欧米系メーカー 営業マネージャー 顧客との関係維持・構築、プロジェクトマネジメント、本社へのレポートなど。英語力上級。 150,000~250,000
大手日系メーカー ジェネラルマネージャー候補 工場における、財務・経理面や会社全体のバックオフィスの管理。
※現地化を進めるため、2,3年後にGMへ昇進の可能性あり。英語ビジネスレベル。
60,000~100,000
精密機器メーカー コーディネーター 日本人社員のサポート業務。売り上げ、利益、コスト情報の管理、グラフを使った資料作成、簡単な翻訳(タイ語⇒日本語)、販促資料の作成など。タイ語読み書き必須。英語要。 40,000~50,000
部品メーカー 工場管理 工場における生産マネジメント。工場業務経験者は歓迎だが、未経験の方もやる気があれば応募可能。 45,000~70,000

ジャパニーズスピーカーの就労状況

タイには日系企業が推定7000社程進出しており、日本人商工会議所の会員数も1300社と多いです。

この日系企業のほとんどで、日本人とローカルスタッフの橋渡し役、日本人の顧客窓口、本社との連絡窓口としてジャパニーズスピーカーが求められています。

バンコクエリアのみでなく、日系企業の多くは郊外の工業団地に進出しており、工業団地での勤務が可能な方は特に需要が高くなっています。

職種は、通訳のみでなく、日本語を活用できる、コーディネーション業務・秘書・輸出入・調達・営業・製造・エンジニア・品質・ITと多岐にわたります。

求められるスキル

日本語能力 日本語検定2級以上(日本留学経験者の場合)
英語能力 諸外国とビジネスのやり取りが出来るレベル、TOEIC700以上

一般的な待遇

給与

新卒・日本留学経験あり 1万8千~2万5千バーツ
社会人経験者(2~3年経験) 2万5千~3万5千バーツ
社会人経験者(3~7年経験) 3万~5万バーツ
管理職レベル 4万~8万バーツ

ボーナス

企業によりますが、1~3ヶ月が平均。

その他諸手当

企業によって、基本給の他に交通費・ポジション手当て・日本語手当て・自家用を営業に使用する際の手当てがあります。
工業団地の場合、通勤には、バンコクから会社の通勤バスがある企業が多いです。

経済状況・近況と概要

写真:バンコク市内2009年のタイ経済に対する各機関の予測は、最終四半期にはプラス成長に転ずる見通しで一致している。通年の経済成長率はマイナス3%~マイナス2%となる予測であるため、経済閣僚は、2010-2012年の間に、総額1兆4,000億バーツを中期経済刺激策として投入することを決定した。GDPの成長を後押しするだけでなく、3年間に約160万人の雇用を創出する計画である。

また、インフラは周辺アジア諸国に比べて比較的整っている。近年のスワンナプーム国際空港の開港により航空輸送能力が飛躍的な上がり、またバンコク高架電車BTSのシーロム線延伸区間が2009年5月15日から運行を開始された。2009年12月には、バンコク都内とスワンナプーム国際空港を結ぶエアポート・レイル・リンクが開業する予定もあり、世界的に有名な交通渋滞の解消にも一役買うと見込まれている。このようなインフラ整備、観光産業も含めた内需拡大から、タイが最も強い輸出産業に波及することを期待したい。

生活情報

事前準備 タイ入国後、長期滞在して就職活動をするならば、ある程度の準備資金は必要。入社決定後のビザや労働許可証申請に必要な書類(英文卒業証明書、在職証明書など)を事前に入手しておく。その他、健康保険、国民保険、生命保険、失業保険などの確認。
気候 熱帯圏に属する。平均気温28.5℃。北部はこれより涼しい。暑季(3月~5月)、雨季(6月~10月)、涼季(11月~2月)と3シーズン
言語 公用語はタイ語。ビジネスシーンで英語が使われつつある
住居 駐在員向きのコンドミニアム(プール、ジム、セキュリティー、など設備が整っている)から、一般に日本でいうアパートまでさまざま。家賃は月当りB3,500(ワンルーム、エアコン付で郊外のタイ人向け)からB20,000以上 (都心のバスタブ付の部屋)。電気代B500~B2,000位だが、エアコンの使用で倍以上になる。家賃としては現地採用の場合、単身だと男性は7000バーツ前後、女性は10,000バーツ前後が平均。
交通 エアコン無しの赤バスでB7。タクシー初乗り基本料金B35。
食 一人分一食、クーポン食堂で日本食 B35位から高級日本料理B1,000と幅広い。
医療 バンコクには大手総合病院が複数あり、高いレベルの医療やサービスを提供している。この様な病院には日本語通訳者が常駐しており、日本での留学経験のある医師も多く日本語での受診も可能。なお、タイで使用される薬は欧米製が主流で、日本の薬は手に入りにくい。入手できてもかなり強い薬もあるので常用の薬は日本から持って行くほうが良い。
海外旅行傷害保険に企業加入する求人は殆どなく、殆どが民間保険(医療・傷害保険など。病院にいくと一回あたり500~1,000バーツ支給)団体加入か、タイ政府のsocial security fundのみ。また、個人で民間保険(保険内容は団体と同様)への加入も可能。。

JAC Thailand コンサルタントより

タイで働く良さは?

『2008年は空港の閉鎖などでタイにおける政治の混乱が大きく報道されましたが、暴動などが起こっている場所は非常に限定的であり、市民は至って平穏な、これまでと変わらない生活を送っています。

タイでの就職は、日本にいるよりも、やりがいのある仕事を任せてもらえます。たとえば、女性でも実力があれば認めてもらえますし、日本より会社の規模が小さいので仕事の幅が広く、権限も大きいです。また、広告代理店など日本では就職が難しい人気職種へ未経験でも就職できたり、大手総合商社などの難関企業に就職できるチャンスも広がっています。仕事以外の部分でも、充実したライフスタイルを送ることが出来ます。日本に比べてレジャーが格安ですし、タイ国内に観光地が多く、また近隣諸国にも気軽に遊びに行くことができます。』

『最近は製造業で将来的に駐在員や海外営業を目指すという若手の方のタイ転職も増えてきました。実際にタイで現地採用として働いていた経験を国際性がある、と評価され、日本採用かつタイ駐在員として転職し、着実にキャリアアップされた方もいらっしゃいます。生活しやすく、活気があるタイで仕事をしてみたい方、タイという環境で自分の力を試してみたい方、ぜひ挑戦してみてください。お待ちしています。』

JAC Recruitment Thailand IRC担当 齋藤 /萬玉/土山

写真:バンコクの町で頭上を走るBTS(モノレール)

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