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| 企業名 | グロービア インターナショナル株式会社 |
|---|---|
| 事業開始 | 1999年6月 |
| 代表者 | 代表取締役社長 中須 祐二 | 従業員数 | 263名(全世界)※2006年9月現在 |
| 所在地 | 〒105-0011東京都港区芝公園1-2-6 ランドマーク芝公園 2・6F |
義永洋士(よしながひろし)。昭和34年生まれ。ロータス社で広くマーケティング、製品戦略に関わり、その後某ASP事業の営業譲渡を受け、ティー・ワイ・ソリューションズを創立、代表取締役社長に。さらに2008年8月、グロービア インターナショナルの代表取締役副社長に就任し、現在に至る。
数回の転職の後、自らの会社を立ち上げ創業社長となったにも関わらず、さらなるキャリアを求めてグロービア インターナショナル副社長に就任した義永 洋士氏。彼は転職についてどのような哲学を持ち、どのようなモチベーションで今回の転職に踏み切ったのか。エグゼクティブならではの視点から、義永氏の転職の経験談とエージェントとの関わりについて聞いた。
私が新卒で入社した最初の会社は、いわゆる典型的な日本の製造業というべき会社で、しかもまだ「転職」だの「外資」だのという時代ではありませんでした。私自身もどちらかと言えば転職に対して否定的でした。6年間勤めた後、たまたま先輩が設立したベンチャーに誘われて転職したのが最初で、その後外資系ソフトウェアベンダーに入社してから転職に対する考えが徐々に肯定的に変わっていきましたね。
10年ほど勤める間に、幅広い経験を積むなか、外部から人材を迎え入れて新たな事業を組み立てたりしました。そうした経験により、転職により新しい環境で視野を広げ、自分の考えでキャリアを築くのも良いと思えるようになったのです。
勤務先が大手外資系コンピュータメーカーに買収されることとなり、せっかく事業構築のノウハウを身につけたものの、自分の意見を持ち得ない環境となってしまい、次の会社に転職。さらにそこで会計ASP事業の営業譲渡を受け、自分の会社であるティー・ワイ・ソリューションズの経営者になったのです。しかし、IT企業としてある程度の規模を備えないと、なかなか先進的なことはやれないことを実感。もう一度別の組織に所属して仕事をしてみたいというのが今回の転職動機でした。
これまでの転職で、パッケージ系、ネットワーク系、コンサル系、開発系など、狭い世界から次第に幅広い領域に対応してきたこともあり、今までに経験していない経験やスキルを身に付けられるようになりました。そういう意味では、自分自身でも転職することがキャリアのプラスにできましたし、ソフトウエア業界そのものがそれを実現できる環境になってきたと感じています。
やはり私くらいの年齢なり、ポジションになってくると、いくつか譲れない最低限守るべきものがあります。まず何より家庭の安定です。どんなに魅力的な会社でも、明日倒産するかも知れないような会社には入れません。それにある程度の収入が維持できることと勤務地が遠隔地ではないこと。そして、ポジションも大事です。
今回の場合、私は自分の会社を持っていたわけですから、それなりのポジションは条件として考えました。例えば、ITを単なる道具としてしか考えていないような企業のマネジャークラスではNGです。これらを最低限満たす転職をと考えていたのですが、実際転職活動をしてみて、スペック面とは全く違う要素が、実は最も大切だということが分かってきたのです。
それは「会社のトップとのコミュニケーション」です。これはエグゼクティブの転職ならではの観点だと思います。つまり一般的な社員の転職では、上司とのコミュニケーションの相性が合わなくても、部署の人間関係が良ければ、あるいは部署が変わることで、この部分はあまり問題にはなりませんが、エグゼクティブの場合、トップとの相性が悪ければ、これは入社したあとに修復することはかなり難しいからです。
今回の転職では、私自身、この部分が結局決め手となり入社を決断しました。トップとの面接は、聞く側、聞かれる側というコミュニケーションではなく、会話のキャッチボールができました。入社後の経営のあり方についても、その時既に具体的な意見交換までできました。つくづく、エグゼクティブの転職はスペックよりも人間関係が大切だと実感しましたね。
確かに転職にはリスクはつきものです。新しい環境、人間関係の中でパフォーマンスを発揮するには、膨大な体力、知力を使います。しかしその反面、違うカルチャーで自分自身のマンネリを打破し、視野を広げるメリットも魅力的です。
そうした自分の知らない世界を紹介してくれるのが、エージェントの役割なのではないでしょうか。自分の人脈の中で転職を考えても、結局独断的なものになってしまいます。その点エージェントは、明らかに自分の世界とは違う、広い視点から案件を紹介してくれます。場合によっては、世界観をも変えてくれる存在です。転職をより光り輝くメリットの大きなものにするためにも、エージェントの存在は必要不可欠だと考えます。私の場合は、6~7社に登録しましたが、JACはその中でもトップクラスだと思います。常に担当者と情報のキャッチボールをしながら、継続的な関係を築くことができたからです。ここまで完成度の高いエージェントは珍しいと思います。
長期的なキャリアについては、特に具体的に考えていませんね。キャリアは積み重ねるもので、自分の軸と考える分野で局面ごとに一所懸命やれば結果的にキャリアアップとなると思っています。ただ1つだけ確実に言えるのは、健康さえ許せば70歳、あるいは75歳くらいまでは仕事をしているだろうということ。どう間違ってもあと10年で仕事を辞めることはないだろうと思っています。どこで働いているかはわかりませんが、これまでのキャリアを70歳くらいまでは活かしていけるのではないかということです。それだけ仕事が楽しいということなのでしょう。時代も変化していきますし、また新しいことにチャレンジできれば良いと考えています。
転職者へのメッセージとしては、まずは1つの会社にきちんと長く勤めることを伝えたいですね。それもベンチャーよりは、それなりのマーケットを持って長く事業を営んでいる一般的な会社で経験を積んで、それから転職を考えた方が、転職を含めてトータルな意味で、良いキャリアが積めるのではないかと思います。
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