ログアウト

ログアウトしますか?

ログアウト

閉じる

進化する“ジャパンクオリティ”でグローバルでも勝ちにいく
アジア発のグローバルコンサルティングファーム

  • JAC Recruitment

    代表取締役社長
    松園 健
  • アビームコンサルティング株式会社

    代表取締役社長
    岩澤 俊典 氏

アビームコンサルティングは1981年の創立以来、日本、アジア、欧州、北米の各国に事業拠点を広げる総合系コンサルティングファーム。日系大手企業を数多くクライアントに持ち、あらゆる業界にて経営戦略立案、業務コンサルティング、さらにはIT導入・運用までの一連のコンサルティングサービスを提供。特にソフトウェアメーカーSAPとのソリューションが広く知られています。連結売上高は年々増加し2016年3月期 には660億円を計上。グローバル化の時代、外資系企業がひしめき合うこの業界で、日系企業を中心にサポートする日系コンサルティングファームはどう成長していくのか。その鍵を握る代表取締役社長の岩澤俊典氏にJAC Recruitment代表取締役社長の松園健がインタビュー。業界の現状をふまえた今後の戦略から、求める人物像までお聞きしました。

日系企業のグローバル展開まできめ細かく支援するノウハウ

写真:岩澤 俊典 氏
アビームコンサルティング
株式会社
代表取締役社長  岩澤 俊典 氏

松 園: まずは御社を取り巻くコンサルティング業界についてお伺いしたいのですが、デジタルマーケティングの成長やグローバル展開など、岩澤さんは業界のトレンドをどのように見ていらっしゃいますか。

岩澤氏: コンサルティングファームは、いわゆるコンサルティング事業だけではなく、様々な業務を担うBTO(Build To Order)事業に変化してきています。そんな中、いままでは入り込めなかったフロント側、いわゆるCIO、COOのバジェットではない大きな領域に参入。広告代理店を買収するなど、業界全体が動いています。いままでニッチな領域に強いコンサルティング会社は沢山ありましたが、それをどんどん取り込む方向です。外資系企業ではアクセンチュアさんなどITサービスを提供する大手企業があり、一方歴史あるマッキンゼーさんやボストンコンサルティンググループさんの存在感もある、という図式ですね。近年はどの企業も巨大化競争になっている感があります。やはりこの業界は、皆さん狩猟民族なので(笑)。

松 園: なるほど(笑)。グローバルのトレンドや、御社のクライアントのトレンド、企業ニーズの変化も感じますか。

松園 健
JAC Recruitment
代表取締役社長  松園 健

岩澤氏: 我々は日本発のグローバルコンサルティングファームとして、多くの企業様とお付き合いがあります。業種や業界、ステージがそれぞれ異なるので一概には言えませんが、当社の場合、お客様の8~9割は日系企業。日系企業は日本のマーケットだけでは成長しきれず、海外に活路を求めるという面があり、グローバル化は大きなトレンドになっています。もちろん、これまでも海外進出はしていましたが、最近ではグローバル全体で経営する方向に大きく舵を切っています。それを支えるインフラや経営基盤を整えようと注力しているのが現状のトレンドです。

松 園: 最近よく聞くのは、日系企業がグローバル展開をする際に、これまで人事などはローカルに任せていたところを、特にここ数年あたりからガバナンスを効かせるというフェーズにきているという話ですが、例えばそういったことでしょうか。

岩澤氏: まさにそうです。我々も十数年、そのニーズにお応えして成長しています。ですからグローバルでの業務やシステムの標準化を、全世界で展開していくというノウハウは、日本企業の中で一番であると自負しています。

日本発アビームコンサルティングの強み

岩澤 俊典 氏

松 園: 日系企業のニーズと、御社の強みがしっかりと合致しながら成長しているということですね。もともと御社はSAPを用いたコンサルティングサービスについて圧倒的な実績をお持ちですが、現在の御社の強みについて、もう少し詳しくお聞かせください。

岩澤氏: SAPコンサルティングサービスは、当社の大きな強みではありますが、実際の売り上げにすると半分程度。むしろ、お客様の変革のためのプログラムマネジメントや、プロジェクトマネジメントのソリューション業務に大きな比重があります。我々の方法論をもってお客様の変革を支えていく、お客様の立場に立ってプログラムを推進するPMO(Project Management Office)に大きな強みをもっています。かなり幅広い業種業態を網羅しており、業務の範囲も広い。ですから一番の強みは総合力、すべての業務に関わることができるということです。 もうひとつ当社の大きな特長は、経営理念にも掲げていますが、お客様の「Real Partner」であるということです。例えば外資系のコンサルティングファームでは、グローバルで作られたノウハウや新しい考え方を翻訳して使っている場合が多いと思います。対して私たちは、実際に自分たちで企業様と作り上げてきた方法論を提供しています。誰かが作ったものの焼き直しではありません。だからリアリティがあり、経験、実績に基づいたサービスを提供できます。事業会社での実体験を踏まえたコンサルティングができる者も多くいます。

松 園: 確かに、企業によってはグローバルスタンダードがあって、同業種のクライアントは同じパッケージにしてしまうという話も聞きます。御社の場合は、お客様がリアルに必要としていることに応えているのですね。

岩澤氏: はい。多くの同業他社も “クライアントセントリック” を掲げていますが、我々はまさしく、それを実践している会社です。常にお客様からのマーケットインで考えて、お客様に必要なものを引き出してソリューションを提供しています。外資系企業のように決まったノウハウがない分、お客様からニーズを引き出すというアプローチが我々の大きな強みになっています。
それを可能にしているのが、あくまでもお客様と一緒に取り組む姿勢。アウトサイダーとして「こうなので、こうしてください」ではなく、自分たちもクライアント先の社員のようなスタイルで仕事をする。お客様に「あなたはウチの社員じゃなかったのね」と言われることが勲章のひとつだと考えています。よく「契約上の責任範囲は明確にしなさい」と言いますよね。我々は、もちろん責任範囲は明確にしますが、実際には場合によって踏み込んでいくこともあります。杓子定規でガチガチにやっていては、きめ細かい仕事はできません。

松 園: コンサルティングファームといえば、アウトサイダーでクライアントの指南役というイメージが強いですが、御社の場合はクライアントの中に踏み込んで一緒にやっていくと。働く側にとっても、それは仕事の大きな醍醐味ですね。ところで御社は、デジタルマーケティングの分野でもIoT(Internet of Things)、フィンテック(FinTech)などの新分野を強化されているとか。どのような取り組みをしていますか。

岩澤氏: 「ABeam Digital」というブランドを作って、サービスを立ち上げています。デジタルを冠にする部門は外資系コンサルには既にありますが、日系コンサルでは先駆けだと思います。我々は、グローバルスタンダードの波は必ず掴んでいくというカルチャーを持っています。エポックメイキングでイノベーティブなものをジャンプしてやるというよりは、これまでのナレッジを活かしてその上に積み重ねていき、ひとつずつ実績を出すというスタンスです。例えばIoTでいうと、「エプソンのスマートチャージ」というサービスのビジネス基盤の実現を支援しています。IoTと名付けることで、ひとつひとつ進めていくというのが我々のやり方。IoTモバイルソリューションもそうです。

もうひとつの波としては、その前にきていたクラウドですが、日本企業への定着はまだまだこれから。我々はいち早く取り組み、日本企業への導入を進めてきました。これまでのERP(Enterprise Resource Planning)は、経営者の感覚でいうとスピード感が足りずコストは高い。それをすべて解決するセクションを作り、成果を出していくソリューションを開発しました。従来のやり方ではまったく到達できないところにERPの領域でジャンプしていくという段階に来ています。

加えてコンサルタントとしての強みはBI(Business Intelligence)の領域。データ分析は企業が最もやりたいが、どうしたら良いかわからないという部分。そこを担うデータアナリストとして、日本の中で我々はナンバーワンだと思います。またデジタルマーケティングに関しては、実務面からコンサルティングできる体制をとっています。そのために専門分野のスペシャリストを迎えてコンサルティングのレベルを上げ、社内でも育てています。

加速する海外展開と2020年の目標とは

松園 健

松 園: 今後を見据えて、課題などがあれば教えてください。

岩澤氏: やはりグローバル化は急務です。先ほどもお話しした通り、我々は日系企業のグローバル化を支援するということに本気で取り組んでいます。お客様のニーズに応える我々自身が、グローバル化を進めなければいけない立場。しかしグローバル力はまだ不充分なので、投資やM&Aなども視野に入れて取り組んでいきます。
具体的な計画としては、日本から社員を海外へ派遣します。2020年には1,000人単位での派遣を考えています。もちろん海外のローカルのスタッフも増やしますが、日本からもグローバルで活躍したい人を募り、成長の機会を提供しようと思います。

その背景として、お客様の変化があります。海外で事業を行っている日系企業でも、これまで海外駐在はしていませんでしたが、最近では海外に駐在しています。企業の立場からすると、スピード感をもって海外進出を進めなければならない。しかし実際には不安や戸惑いがあります。そこでコンサルティングファームを使うことになりますが、これまで一緒に仕事をしたことが無く、独自のカルチャーを持つ海外のコンサルティングファームを、自らコントロールするのは不安なお客様が多い。だから我々がカウンターにいて、後ろにローカルの人がいるという体制であれば、安心感を持って仕事をしていただける。今後はその強いニーズにお応えする体制を整えていきます。

松 園: なるほど。我々JACも海外進出支援がひとつの強みですが、例えば中国では、キーになる日本人のグローバル人材を紹介して欲しいというご要望が多い。それは今おっしゃったことと重なりますが、日本人が海外でもコアな部分を握ることが重要で、単にローカル化するだけの簡単な話ではないということですね。
ところで、いま御社はアジアに注力していらっしゃいますが、拠点はヨーロッパ各国やアメリカなどにもありますね。今後の海外展開を教えてください。

岩澤氏: 我々のいまのステージは、アジアフォーカスです。今後も日系企業のグローバル化をサポートすることに注力しながら、我々もグローバル化を進め、その先には欧米大手の企業にどれだけ入っていけるかがテーマです。我々自身が入っていくことは難しくても、アメリカやヨーロッパのクライアントをおさえている企業との提携や買収も含めて考えています。グローバル化への次のステージとして目指していきます。

あなたのスキルを活かせる求人&あなたと近しいスキルの方の
「転職成功の傾向」

はじめに、あなたが
スキルを活かしたい
「ご経験業種」
お選びください

まずは新規登録(無料)
求人詳細を知る・求人のオファーを受け取る

個人情報取り扱いおよびサービス利用規約 プライバシーマーク