元気企業特集!! 時代の潮流に乗り、成長を続けるボルカノ ボルカノ株式会社

【写真】ボルカノ株式会社 代表取締役社長 沖原正章氏
ボルカノ株式会社
代表取締役社長
沖原正章氏

バーナやボイラー、燃焼設備などを製造するメーカーとして80年以上の歴史を誇るボルカノ株式会社。日本で初めて低圧重油バーナを開発して以来、燃焼に関する技術力で世界中から高い評価を受け続けている。その成長の秘密と、そこで働く魅力について、同社の代表取締役社長である沖原正章氏に聞いた。

時代の潮流に乗り、成長を続けるボルカノ

― 現在、国内産大型船の50%にボルカノ製のバーナが搭載されているなど、船舶用バーナ製造の分野では不動の地位を確立していますが、そこに至るまでの歴史をお聞かせください。

ボルカノは船舶用バーナで事業を拡大してきましたが、創業当初は船舶用の製品を扱っていたわけではないんです。

【写真】ボルカノ株式会社 代表取締役社長 沖原正章氏

戦前、石炭から重油へというエネルギー転換があった時代ですが、その頃に創業者である私の祖父が重油バーナを開発して、上手く燃料転換の波に載ったのが初めです。当時のバーナは工場等で使われていたわけです。それから、戦後の1950年代、60年代、国が「鉄は国家なり」と呼ばれ、時代と上手く噛み合って更に成長することができました。同じ頃、燃焼技術の先端を行っていたイギリスの会社と技術提携をして、日本版に焼きなおした。そこから本格的に船舶用バーナに進出しました。造船王国日本と呼ばれていた時代です。当時の船舶の推進用動力は重油炊きボイラによるスチームタービンが主流でしたが、国内では誰もやっていなかったので、シェアを独占することができました。性能面でも評価を受けるようになり、日本建造船舶の全てのバーナがボルカノ製に置き換わっていく時期があったんです。当時の勢いは相当なものでした。

現在、推進用の動力はディーゼルエンジンが主流になっていますが、LNG船主機用バーナ、荷揚等に使われる補助ボイラ用バーナ、また機関室設置型廃油焼却炉として、ボルカノの製品が使われています。

― 現在、国内産大型船の50%にボルカノ製のバーナが搭載されているなど、船舶用バーナ製造の分野では不動の地位を確立していますが、そこに至るまでの歴史をお聞かせください。

陸舶ボイラ用のバーナは確かに良く売れたんですけど、別の柱も必要だということで、炉用のバーナを製造するための事業部を別に立ち上げたんですね。ただ、これはずっと採算面で厳しかったです。ところが、2000年代に入ろうとするあたりからダイオキシン問題等、環境面での規制が大きく全面に出はじめました。そこから一気に需要が高まりました。これからも省エネで低環境負荷の各種開発を進めていきます。

サービスの強化で不況を乗り切る

【写真】重油ガスコンビネーションバーナ

― 世界同時不況以降、事業を取り巻く環境はいかがでしょうか。また、不況を乗り越えるための取り組みについてお聞かせください。

お陰さまで、昨年は増収増益で会社史上最高の売上高を計上しましたが、今年はそこから15%は落ち込む見込みです。扱っている商品は計画・受注から納入まで足も比較的長く、今年の9月までは、ある程度目処は立っています。問題はそこから先ですね。

お客さんから新しい仕事の依頼もあるんですが、やはり引き合い件数は少なくなっていますので、その分アフターサービスの面ではきちっと対応するようにしています。船舶分野のサービスでいうと、弊社でしか取り扱いが出来ないと言う事もあり、注文を待つという受動態が多かったのですが、CSの観点からもそれではだめだということで、4、5年前からは、こちらから積極的に働きかけるようにしていきました。今、その成果は着実に出て来ています。

自由な社風と自律する社員

【写真】流動床焼却炉用バーナ

― ボルカノではたらく魅力についてお聞かせください。

プラントの部門になると、設計から引渡しまで一貫して関わることができるので、そこは技術者にとっては面白いと思いますね。やっぱり最初から最後まで見てみたいと思う人は多いでしょうから。

あと、社員は中途採用も結構多いんですが、彼らの声としてよく聞くのが「ボルカノはすごく自由ですね」というもの。そんなに極端にやっているつもりはないんですけど、前職が比較的管理された環境だった場合にはそう感じるんでしょう。なので、ルーズな人よりは、自分を律することの出来る人が着実に信頼を得ていきますね。だんだん箍がはずれて丁度いい感じに収まっていくというか。逆に元からルーズな環境にいた人はうちに来てきっちりした人になることはないかもしれません(笑)

― 最後に、技術者の方に対するメッセージをお願いします。

絶対あきらめない、夢を持ってチャレンジし続けること。培ってきたこれまでの技術や経験に誇りを持ち、それを今の仕事にどれだけ活かしていけるか、ですね。

会社概要

社名 ボルカノ株式会社
本社所在地 大阪市淀川区野中北1丁目3番38号
代表者 代表取締役社長:沖原 正章
設立 1928年9月3日
事業内容
【舶用機械部門】
船舶用ボイラ向けバーナー(主機用、補機用)、船舶用焼却炉、燃料油廃油処理装置、海洋汚染防止装置等の製造販売。
【産業機械部門】
産業ボイラー用バーナーの製造・販売、その他改造業務。
【環境機械部門】
都市ゴミ焼却炉用バーナー、下水汚泥焼却用バーナー、乾燥設備用バーナー、熱風発生炉、低カロリーバーナー等の製造・販売。
【環境装置部門】
廃液焼却装置、廃ガス焼却装置、加熱濃縮装置の製造販売。
資本金 1億8,480万円(授権資本金) 4,620万円(払込済資本金)
従業員数 120名
ホームページ http://www.volcano.co.jp/

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