- 株式会社ニクニ
- 代表取締役社長
- 大崎荘一郎氏
- 大学卒業後、大手ポンプ商社でポンプ市場を学び、昭和56年にニクニ入社。平成9年に社長就任後はニクニポンプを小型産業用ポンプのメジャー商品に育てる。人生の目標は「渦流ターボミキサを水処理業界の世界標準にすること。」
生活文化が変われば必然的にポンプも変わる。
ハイテク産業を下支えするニクニの技術。
「大量生産よりもニッチな市場を攻めるのが好きなんですよ。価格勝負になる大きな市場に手を出すよりは、ニッチな市場で困ってるお客様のためにポンプを作り続けていく。その方がお客様から感謝されますしね。だからこれからもウチの技術を活用したいと思っている企業のために、製品を提供していきたいですね。」
そう語るのは、株式会社ニクニの代表取締役社長を務める大崎荘一郎氏である。同社は産業用ポンプと、光学機器や半導体製造装置の精密部品加工の2本柱でビジネスを展開している。特に産業用渦流タービンポンプにおいてはトップシェアを誇り、今では半導体や液晶などの先端産業から環境、食品、医療に至るまで様々な分野で同社の製品は取り入れられている。大崎氏は続ける。
「ポンプは多種多様な製品の中に入ってます。なので、当然生活文化が変われば、その時のマーケットニーズに合わせたポンプが必要になる。
だからこそ、お客様のニーズをすぐに製品に反映できる体制が重要なんです。その点はニクニの強みだと思いますよ。」
水は人間の生活から切り離せない。それがポンプを作り始めたきっかけ。
「もともとウチはカメラの精密部品の加工をしていました。それが、昭和23年に当時の従業員が家にあったポンプを持ってきて修理をしたんです。それからポンプを扱うようになりまして…。でも、カメラの加工技術とポンプは技術領域が全く異なるんですよ。だから最初は苦労しました。ポンプなのに水を吸い上げなかったりね(笑)でも、その頃から培った“なんでもやってみよう“という精神は、今に通じるニクニの原点となっています。」
国内7割のシェアを獲得している渦流タービンポンプも、この“なんでもやってみよう”の精神で開発されたと大崎氏は語る。
また、この渦流タービンポンプの技術を応用して温泉施設用に開発されたホワイトイオンバス(超微細気泡風呂)は、浴槽内のお湯を循環しながら、空気を圧力によって超微細気泡に変え、お風呂のお湯を乳白色に変えることができるという。すでに多くの温泉施設に導入され好評を得ている。
「今後はポンプを基軸として、その周辺技術を活用したビジネスの展開を考えています。ウチは技術転用がしやすいですからね。問題は“どう売るか”という点ですかね。」
もう感謝されるだけではダメ。
今、採用したいのは“儲けるための仕組みを考えられる人”
「現在、ウチの売上の中での海外比率は5%程度。今後は、もっと積極的に海外にも拡販していきたいと思ってます。
ただ、日本ではポンプにモーターや周辺装置も併せて販売をしていますが、海外ではポンプ単体で販売をすることが多い。そうなるとどうしても単価が安くなってしまう…。
その中でどう拡販していくかが重要なんです。だから、今求めているのは“儲けるための仕組み”を一緒に考えられる人なんです。」
同社では、長年培った技術力を背景に、ポンプや周辺装置における多くの製品やノウハウがある。それを示すように、海外からの同社の製品に関する問い合わせもたくさん届いているという。拡販していく体制は整いつつある。あと残るは“儲けるための仕組み”。続けて大崎氏は語る。
「ポンプはあらゆる産業の基幹商品です。我々の領域はニッチとはいえ、まだまだ国内外で伸びしろがある。だからこそ売り方が重要なんです。10年後に“あんなに儲かる会社があるんだ”と言われるようになりたいですね。」

会社概要
| 社名 | 株式会社ニクニ |
|---|---|
| 本社所在地 | 神奈川県川崎市高津区久地843-5 |
| 代表者 | 代表取締役社長:大崎荘一郎 |
| 設立 | 1946(昭和21)年8月31日 |
| 事業内容 | 各種産業用ポンプ、ポンプ応用装置、環境関連装置、半導体製造装置、光学機器等の製造・販売 |
| 資本金 | 8000万円 |
| 従業員数 | 340名 |
| ホームページ | http://www.nikuni.co.jp/ |


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